Medical Bioのバックナンバー
2007/10/22発売号 (11月号)

Medical Bio

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■Medical Bioの目次

◆【特集】Special Issue
がんの光イメージング

<記事概要>
近年,光学や計測分析,化学合成などの技術がいちじるしく発達し,がん研究分野においても光イメージング技術の実用化が急速に進みつつある。がんを治療するためには,がん組織を可視化してその大きさや性質,転移の状態を知ることが重要となる。また,がんを抑制する薬剤を開発するためには,細胞・分子レベルでがんがどのように振る舞い,どのような生理的特異性をもっているかを調べることが必要となる。本特集では,がんの診断,治療,研究を可能とする光イメージング技術のいまと,これからの可能性を探る。(クリックすると消えます)


(1)がんイメージング技術の現状と課題
 …今村健志:財団法人癌研究会 癌研究所 生化学部

<記事概要>
近年,種々の病態や複雑な生物学を研究する手段として光イメージングが注目されている。がん研究においても,蛍光や発光を用いて生きている細胞や動物のなかでがん細胞や分子の挙動や機能を可視化する研究手法が急速に普及しつつある。(クリックすると消えます)


(2)「環境標的」としてのがんの微小環
 …近藤科江 田中正太郎 平岡眞寛:京都大学 大学院医学研究科

<記事概要>
放射線遺伝子やタンパク質分子が「分子標的」として応用されている。「より小さいもの,より特異性の高い標的へ」という流れのなかで,マクロの雑多な細胞集団で構成される特殊な環境を,「環境標的」として,研究対象としする。(クリックすると消えます)


(3)がん転移のin vivo 光イメージング
 …今村健志 羽生亜紀:財団法人癌研究会 癌研究所 生化学部

<記事概要>
生物が生きた状態のままで,外部から生体内での細胞や分子の挙動を観察することが研究室レベル可能になりつつある。がん転移研究におけるin vivo光イメージングについて,最近のデータを紹介する。(クリックすると消えます)


(4)光イメージングによるがんのRNAi治療法の開発
 …外岩戸尚美 竹下文隆 落谷孝広:国立がんセンター研究所 がん転移研究室

<記事概要>
現在RNAiは,標的遺伝子を抑制するための一手段として定着しているが,核酸医薬として利用する研究も進んでいる。ここではRNAiを利用したがんの治療法の開発や,その評価の手段として重要な光イメージングについて述べる(クリックすると消えます)


(5)ナノバイオ・ウイルス製剤のがん診断への応用
 …藤原俊義:岡山大学 医学部・歯学部附属病院 遺伝子・細胞治療センター

<記事概要>
多くのがん細胞で活性の上昇がみられるテロメラーゼのプロモーターを搭載したウイルス製剤TelomeScanは,がん細胞で選択的に増殖して蛍光を発する。このウイルス製剤で,がん組織を特異的に可視化することができる。(クリックすると消えます)


(6)スマートプローブの精密設計にもとづく高S/Nがん蛍光イメージングの実現
 …浦野泰照:東京大学 大学院薬学系研究科/JSTさきがけ

<記事概要>
従来のPETやMRIでは,mmオーダーのがんを高感度に発見することは困難で,新たなイメージング手法が求められている。ここでは,筆者らがごく最近確立した蛍光がん診断手法について紹介する。(クリックすると消えます)


(7)細胞内シグナル伝達のFRETプローブによる可視化
 …中村岳史 松田道行:京都大学 大学院生命科学研究科

<記事概要>
蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)の原理にもとづく分子プローブを使えば,シグナル伝達のネットワークを構成する特定の分子が,いつ,どこで活性化しているかというダイナミックな変化を画像としてとらえることができる。(クリックすると消えます)


(8)量子ドットを用いたがん細胞の分子ナノイメージング
 …樋口秀男:東北大学先進医工学研究機構 ナノメディシン分野

大内憲明:東北大学 大学院医学系研究科 第2 外科

<記事概要>
近年の材料開発と顕微鏡技術の進歩によって,生細胞内で1分子の動きを追うことが可能となってきている。この手法はin vivo におけるがん細胞内の分子の挙動の検出にも応用されている。(クリックすると消えます)



◆【解説1】Mining Column 01
遺伝子操作蚊によるマラリア伝播制御
 …吉田栄人:自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門

<記事概要>
熱帯・亜熱帯地域を中心に全世界で年間150万~270万人の死者が報告される恐ろしい感染症「マラリア」。昆虫の遺伝子操作(GM)技術を応用して,マラリア原虫媒介蚊をコントロールしようとする試みが現実味を帯びてきた。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
T細胞の正の選択の新しいメカニズム
 …村田茂穂:東京都臨床総合研究所 先端研究センター

<記事概要>
未熟なT 細胞は,胸腺で,非自己と反応しうる有用な細胞を選別する「正の選択」と自己と反応する細胞を除去する「負の選択」をうける。このうち「正の選択」はこれまで,特別なメカニズムが存在するかどうかさえ不明であった。(クリックすると消えます)



◆【解説3】Mining Column 03
間葉系幹細胞の発生と分化
 …江良択実:熊本大学医学部附属病院 血液内科
高島康弘 西川伸一:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 幹細胞研究グループ

<記事概要>
間葉系幹細胞は,骨,軟骨,脂肪細胞などの間葉系細胞系列のほか,神経細胞や肝細胞など間葉系以外の細胞にも分化する能力をもった幹細胞だ。しかし,その分化経路や起源などは謎につつまれていた。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<神経科学・発生学>
左右の手足の使い分けを可能にする神経回路形成のしくみ
 …岩里琢治:理化学研究所 脳科学総合研究センター 行動遺伝学技術開発チーム

<免疫学>
成人の喘息は免疫細胞が悪玉化しておこる
 …林 伸樹・中西憲司:兵庫医科大学 免疫学・医動物学

<免疫学>
重症アトピーをともなう難病の原因遺伝子をついに発見
 …峯岸克行・烏山 一:東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 免疫アレルギー学

<イベント・展示会報告>
『Bio Japan 2007』フランスセミナー
 …三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【技術コラム】Technology Column
プローブ先端を直接ドライブできる,磁気励振AFM
 …小森研治:アジレント・テクノロジー株式会社

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
評判の悪い脂肪細胞
 …牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
アセトアミノフェンの謎
 …石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
脊髄損傷という足かせから解き放たれる日へ(3)
 …東嶋和子:科学ジャーナリスト

メーカーインタビュー 明日のバイオを探る!
協和発酵工業株式会社 バイオフロンティア研究所

中西 聡 所長

マウスを使って実験をしよう
系統について知ろう
 …高橋阿貴:国立遺伝学研究所 マウス開発研究室

プレカーサー(先駆者)
俣野哲朗氏(東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター教授)
 …斉藤勝司:サイエンスライター

科学研究者になるためのサイドメニュー
「判断」と「勇気」
 …和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
イオンチャネルの秘密追い,志半ばに倒れる 沼 正作
 …内村直之:ジャーナリスト

◆【社会との接点】Social Impact

(1)海外ヘッドライン de ライフサイエンス
脳画像技術が招き寄せる“ 嘘ナシ”社会?
 …粥川準二:科学ジャーナリスト

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
中国で創薬をおこなうジーエヌアイが東証マザーズに上場
 …木元ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
がん対策基本法
 …NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
リタリンって何に効くの?/がんを予防するワクチンがあるってホント?

【書評】Book Shelf
『最初のヒト』『ヒトは食べられて進化した』『生命-進化する分子ネットワーク』『脳科学と倫理と法』



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