美術手帖のバックナンバー
2005/10/17発売号
(2005年11月号)
2005年11月号

- 出版社:美術出版社
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■美術手帖の目次
特集
いま、ジャーマン・アートがおもしろい!
◆◆◆ ドイツの現代美術 ◆◆◆
ゲルハルト・リヒター、ジグマー・ポルケら世界的な巨匠の拠点となっているケルン。アート・マーケットから、にわかに関心を集めている旧東独のライプツィヒ。そしてベルリン・・・。1989年秋の東西ドイツ統一から16年を経てなお大きな変化の余波が感じられるドイツ。いま「ドイツの美術」が旬だ。「日本におけるドイツ2005/2006」にあわせて注目の展覧会も数多く開催されている。写真、絵画、彫刻など様々な角度からジャーマン・アートの「今」に迫る!
◆◆ ドイツ写真の現在 ~ かわりゆく「現実」と向かいあうために ◆◆
「ベッヒャー派」と呼ばれるデュッセルドルフ美術アカデミー出身の作家から旧東ドイツ出身の注目の若手作家まで、「精密に世界を分析する」ことで評価されているドイツ写真。東西ドイツの統一以降「現実」に対して様々なアプローチを試みる10人の作家を、東京国立近代美術館で開催の展覧会から紹介する。
◇ハイディ・シュペッカー
◇リカルダ・ロッガン
◇ベアテ・グーチョウ
◇ロレッタ・ルックス
◇ハンス=クリスティアン・シルク
◇ヴァルフガング・ティルマンス
◇トーマス・デマンド
◇アンドレアス・グルスキー
◇ミヒャエル・シュミット
◇ベルント&ヒラ・ベッヒャー
◇ジャーマン・フォトグラファーズ・ファイル
◆◆ ゲルハルト・リヒター ◆◆
2002年のMoMAでの回顧展をはじめ、今年前半にはドイツのほかスイスやデンマークでも大規模な展覧会が開催されるなど美術界での高い評価を得ている画家、ゲルハルト・リヒター。日本でもその画業を総合的に紹介する展覧会が開催中だ。写真、ペインティング、鏡、ガラスなど多彩な要素を含む作品群を、金沢21世紀美術館での展示風景と、近作図版によって紹介する。
◇金沢21世紀美術館 展示風景 & 新作図版
◇リヒターを観るためのキーワード
リヒターってどんな人? / 絵画と写真:イメージの変容 / リフレクション / マルチプル
◆◆ シュテファン・バルケンホール ◆◆
人物や動物をモチーフにして、粗く削られた木に彩色をほどこして作られた彫像たち。「普通であって普通に見えない」その魅力はどこのあるのだろう。不思議な雰囲気を醸す作品群と、本人へのインタビューからその秘密を解き明かす。
◇作品紹介
◇インタビュー ”マテリアルとの対話”
具象彫刻とミニマリズム / マテリアルとの対話 / 作品に与える大きさ
◆◆ ジグマー・ポルケ ◆◆
リヒターと双璧をなすドイツ・アートの巨匠ジグマー・ポルケ。1960年代、「資本主義リアリズム」を掲げて活動を開始し、以後、写真やポップアートの成果を導入しながら、網点絵画、プリント生地や半透明な支持体の絵画など、多義的なイメージが織り重なる作品を制作しつづけてきた。日常生活から神話、童話、歴史、戦争、錬金術・・・溢れ出る夢幻的世界―。伝説のマイスターの素顔は、痛快なウィットと不屈の知性みなぎる「大人」と、率直でやんちゃな[子供」が同居した人物だった。
◇作品紹介
◇インタビュー ”「作品の中には豊かなフォルムが潜在しています。多くは目に見えません。レントゲン撮影でもしたら、その『本当の意味』が現れてくるでしょう・・・」”
アンチ・フォトジェニック / 政治・履歴・記憶 ― 多義性による結合術 / 制作とクリティーク
◆ ライプツィヒのアートシーンから ◆
「ライプツィヒはニューヨーク、ロンドン、パリに次ぐ世界で4番目のアートのホットスポットだ」、「絵は、完成前にもう売れている」などなど、様々なうわさが飛びかい、ますますヒートアップするライプツィヒのアートシーン。その源流と現状を、絵画の伝統、アートスクール、画廊ビジネスなど様々な角度から追う。
◇旧東独絵画の伝統 / アート・ビジネスの立役者たち / 「現代に望まれている美術」
◆ ケルンのアートシーンから ◆
中世から発達したドイツ第4の都市ケルン。リヒターやポルケといった巨匠アーティストの居城として、また、ドイツのアート市場の中心として知られている。国際的なギャラリーも軒を連ねるケルンのアートシーンをリポートする。
◇美術業界に広がる波紋 / ケルンのギャラリー事情
◆ インタビュー 2題 ◆
◇ヴィープケ・リェーパー
◇イェンツ・リープヒェン
◆ 「グローバル・プレイヤーズ」展に見る日独現代美術の「共通性」と「多様性」 by 市原研太郎
ドイツ美術の新しい展望 / 両国の表現の共通点と相違点 / コミュニケーションを探求すること
◆ 論考 2題 ◆
◇1999年以降のドイツ美術 by 山本和弘
「芸術荒野」の復興 / 東独第一世代から第二世代へ / 芸術スタンダードの一元化 / 芸術制作の勝利
◇ドイツ写真とグローバリズム by 大森俊克
写真の経済的優位性 / 巨大な写真の持つ「アウラ」 / ティルマンスの「アプロプリエーション」 / 自らをあばき出す「ドイツ写真」
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◆ ヤン・シュヴァンクマイエル ◆
ありふれた日常を幻想と怪奇の世界に変成する「映像の錬金術師」ヤン・シュヴァンクマイエル。彼はまた、おそらく最後の正統派シュルレアリストである。その作品群を一堂に開示する展覧会が神奈川県立近代美術館 葉山で開かれている。いま世界中のクリエイターや若者たちの尊敬を集める彼の「魔術」にせまる。
◇インタビュー ”「世界を変えるつもりがなければクリエイターは作業をやめたほうがいい」”
陰翳を失いつつある世界で / 映像とシュルレアリズム / 魔術的な音の秘密 「メディウム・ドローイング」 / 自己の内側から情報を引き出す
◇闇の消えゆく時代につける奇妙な薬 by 椿昇
◆ 篠原有司男 ~21世紀、ウシオは今日も爆走する! ◆
1950年代末から現在まで、鮮烈かつエネルギッシュに、独自のアート道を突っ走ってきた、「ギューチャン」こと篠原有司男。ボクシング・ペインティング、オートバイ型のダンボール彫刻、極彩蛍光色の強烈なペインティング・・・。鎌倉で開催中の久々の個展に合わせ、NYから来日した彼に突撃取材!
ワン・ラウンドの飛沫 / 梱包も前衛のうち / 買えないなら拾ってつくればいい / 曲解のお祭サバイバル
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◆ 「プーシキン美術館」展 ~ シチューキン・モロゾフ・コレクションをめぐる人びと ◆
収蔵作品50万点以上といわれるプーシキン美術館のなかに、世界的にも注目されているコレクションがある。「シチューキン・コレクション」と「モロゾフ・コレクション」である。両者に共通した大きな特徴は、印象派・後期印象派・マティス・ピカソといったフランス近代絵画の豊富さだ。19世紀末から20世紀初頭、炯眼のコレクターが収集した新しいフランス絵画は、そののちロシアの美術界に大きな影響をあたえ、新しい絵画のムーブメントをもたらした。
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◆ Around the Globe 海外のアートシーンから ◆
◇リヨン / 「リヨン・ビエンナーレ2005 時間、その持続」展
◇ベルリン+ポツダム+カプート / 「アインシュタイン・スペース」展
◇ロンドン+ブリストル / 「われわれが進歩と呼ぶのはこの嵐のこと」展、オリヴァー・ベイン&ニック・レルフ個展
◇ニューヨーク / マルセル・ザマ個展「擬人化された歴史のコース」、ロバート・スミッソン個展
◇ロサンジェルス / ローレン・ボン《Not A Cornfield(トウモロコシ畑ではなく)》、「アレクシス・ロチャス 空気の99/Aeromads」、ティム・ホーキンソン個展
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◆画家たちの美術史 34 李禹煥 生まれくる<余白>の響き
◆やっつけメーキング 23 髪の毛をやっつける by 田中偉一郎
◆40 × 40 project for BT 昭和40年会 vol.11
◆子供と美術 6 村のチェロ弾き ~ 子どもの物語性を引き出す想像の世界
◆アクリリックス・ワールド 30 笠原梨絵子
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