第32回 小悪魔ageha(小悪魔アゲハ) 編集長 中條寿子さん

- キャバ嬢のバイブルともいわれた雑誌ですが、実は若い女性の心をさまざまにくすぐる個性的なギャル雑誌、ファッション雑誌というべきかもしれません。ヘア&メイクのみならず、読み物にもキラリと光るものが多いですよ。
―「小悪魔ageha」はキャバ嬢の雑誌というより、もはやギャル雑誌、ファッション誌の1ジャンルにすらなった感があります。この雑誌ができてから、編集部のある神楽坂の風景が変わったともいわれますし。

編集部があるお洒落なビルの外観
そうですね。そんな風景をおもしろがる人が多いですね。テレビなんかでも紹介されたりするんですが、けっこういい意味でポジティブな取り上げ方をされているようです。
でも私は本当は歌舞伎町にあったほうがよかった(笑)。だってやっぱ不便ですからここは。特にうちのモデルの子は地方の子も多いんで、羽田や東京からのアクセスを考えても、ここは結構大変なんですよ。
―神楽坂の坂道をスーツケースをごろごろやってる女性を見かけます。
そうなんです。予算がないから撮影なんかもこのオフィスの前でやったりします。やはり昔の街なので近所になかなかうちのモデルに合う撮影スポットがない。タクシーも一方通行だし(笑)。
渋谷あたりにあったらすぐにセンター街で撮るとかできるのに、やっぱ場違いな感じなんですよ。目の前に100円ショップがあるので撮影用のちょっとした小物を買うのには便利ですけどね。
―でも歌舞伎町だとあまりにベタな気もしますが。

編集部員の机もなかなかユニーク

手前が編集部。意外にこじんまりしている
でも、そのほうが便利ですよ。女の子たちもそう言ってます。
この雑誌、創刊するとき、モデルのイメージは歌舞伎町の「ちょうちょ」だったんですよ。六本木でも銀座でも赤坂でもない、新宿・歌舞伎町。歌舞伎町って全国のキャバクラのシンボルみたいなものなんです。地方に行っても、銀座っぽいものは他にないけど歌舞伎町っぽいのはあるし通用する。夜の街のわかりやすさがあります。
創刊当初はうちのスタッフも歌舞伎町でキャバ嬢やってました。というのも、とにかく人もお金もかけられない状態で、私とバイトの子の2人で立ち上げたんです。バイト代も大して払えないので彼女はキャバ嬢やって生活費を稼いでたんです。この雑誌のためには勉強という側面もありましたが。
―最初は「ナッツ」の別冊でしたよね。

これが事実上の創刊号。いまとはかなり違いますね
はい。2005年10月に増刊ムック形式で出しました。きっかけは、まあ私がつくりたかったってことに尽きるんですが(笑)。
その前にもヘアメイクの別冊を出して成功させてましたから、上司としても、やりたいものがあるならやっていいぞって意外にすんなり企画が通って、やらせてもらった。プレゼンやって何回も会議してみたいなのは一切なしでしたね。
―これはいけると、確信犯的に思ってたんですよね。
ええ、こんな雑誌があれば売れるだろうって思ってました。だって、いままでなかったものだったし、自分もキャバ嬢で働く立場になれば必要だと思いましたから。
でも創刊時は出てくれるモデルのあてもなかったので、歌舞伎町のキャバクラに一軒一軒電話して、「この子モデルに使わせてもらえませんか」って交渉しました。
―飛込み営業からのスタートですね。
そうなんですよ。でも、お店としては出すメリットがないのでなかなかオーケーくれないんです。お店の宣伝になる、といっても、彼らは男のお客さんに来てもらってなんぼなわけですから、女性誌でそれもギャルでって言ってもダメでしたね。人海戦術でいろいろ人集めして、それは大変でした。
雑誌を出すうちにお店の方たちにも理解してもらえるようになりました。誌面ではその子のお店の名前を肩書きとして掲載させてもらうんです。そのほうがリアルなモデルの姿がわかるので。
いまは専属モデルが8人と読者モデルが約70人います。入れ替わりはしょっちゅうあります。ちょうど・・・(次頁へ続く)
- 1.美STORY(光文社)
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- 近年まれに見るヒットだと思いますよ。
- 2.Hana*chu(主婦の友社)
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- つくりの細かさがお手本になります。
- 3.バス&バブル ハンターチャンス(晋遊舎)
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- 変な雑誌だったんで思わず買ってしまいました。お風呂がテーマで変でした(笑)。
- 4.ソウルジャパン(ミリオン出版)
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- テーマがいい。自分が好きなタイプの男の人がたくさん載ってる(笑)。
- 5.I LOVE mama(インフォレスト)
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- 「小悪魔ageha」のママ・バージョンです。









