第38回 週刊朝日 編集長 山口一臣さん

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1922年創刊の週刊誌の老舗。数々のスクープや連載小説の名作を生み出してきました。一味違った視点でモノを見たり考えたりしたい人には、特にお勧めしたい雑誌です。
―週刊誌が元気ないと思っていたら、「週刊現代」などは30%以上伸びています(日本ABC協会の09年下半期のレポートより)。話題満載の「週刊朝日」も元気にみえますが、実際はどうなのでしょう。
いきなり部数ですか(笑)。いや、「週刊文春」「サンデー毎日」も微増してるなか、うちは微減。この実情を見よ、と部員にはメールしてるんですが。
「週刊朝日」の版元が朝日新聞から分社化して2年余り。なんとかそれでもうちの雑誌は一応2期連続で予算は達成できているんです。最初の年はコストカットと値上げ、09年度は運がよかった。政権交代がありましたからその前後は実に週刊誌が盛り上がりましたし、中だるみしそうなころに酒井法子と押尾学の事件があった、これも週刊誌ネタですよね。
そして2月は検察批判でなんとか凌いで、期末の3月は大学合格者特集。なんとこれは常に売れる企画なんですね。おかげで09年度はこのご時世に増収増益でした。。
―で、ついに5000号記念号も出せました。編集長が坂本龍馬に扮している駅張りのポスターも見ました。やはりいまは龍馬なんですかね(笑)。

編集長が龍馬になった5000号記念

地下鉄駅構内に貼られた記念ポスター
いや、あれ私は反対したんですよ。いくつか案があって、私が一番ありえないよな、と言ったのが採用された。通算5000号記念(3月26日号)といったって、別に読者には関係ないことじゃないですか。だからあまり大々的にやる気はなかった。
まあ、少し黒字を出せたし、私が検察に呼ばれたといった誤報もあったりして、注目されてるときでもあったので、じゃあやってみようと。宣伝担当者が安く誌面を仕入れるというので、それにのっただけで、本当に、私が望んだってわけじゃないんですよ。
―でも、山口さんの優れたセンスや広告塔としての露出が、いまの「週刊朝日」を面白い雑誌にしていることは確かだと思いますよ。
褒めても何も出ませんよ〜(笑)。でも、週刊誌の厳しい現状をみれば、いろいろ考えないとダメなのはあたりまえです。私はとにかく週刊誌単体で考えるのではなく、ここからいろんな派生商品が生まれていくようにと考えているんです。
たとえば単行本などはそのひとつですが、これだって書籍の編集部まかせにしておくだけだと場合によっては書籍化されないものもある。連載を他社に取られてしまうことだってありますよ。だからうちの編集部内で、もう本もつくっちゃうんです。限られた人員で確かにきついですが、意外に編集者は楽しんでつくってるみたいですよ。本って自分の作品として残りますからね。
―編集部は何人くらいいらっしゃるのですか。

やはり新聞社らしい編集部

編集長のデスクは意外にゆったりとして、眺めもいい
だいたい30人くらいです。うちは記者と編集者を分けてないんです。中には数人、編集オンリーの人もいますが、それは連載を多く担当している場合です。それでもまだまだ編集力は弱いと思っています。
記事を書くってすごいエネルギーが必要で、記者の仕事に軸足をおくと、どうしても編集のほうに時間が割けなくなる。難しいところです。でもこの規模の週刊誌としては本当に少ないスタッフでやっていますよ。
―webサイトもそのなかでつくっているのですか。
「談」というサイト(http://www.wa-dan.com/)ですが、これもほぼひとりがつくっている感じですよ。インタビューや記者ブログが中心ですので、まあ週刊誌をつくりながらやれないことはないのですが。
でも、webの世界は、紙の世界と・・・(次頁へ続く)
- 1.週刊現代(講談社)
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- 何と言ってもセックス特集が秀逸です(笑)。
- 2.週刊文春(文藝春秋)
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- それぞれの記事にやはり安定感がありますね。
- 3.週刊新潮(新潮社)
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- やはり独特の週刊新潮節があって、このイジワルな見方は常に見習いたい。
- 4.週刊ポスト(小学館)
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- 「SAPIO」の飯田さんが新編集長で、これからが楽しみ。
- 5.週刊ゴルフダイジェスト(ゴルフダイジェスト社)
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- 純粋にオフのために読みますが、編集力高しです ね。









