第68回 BRUTUS(ブルータス) 編集長 西田善太さん

- ファッション、アート、FOOD、トラベル、本、映画…、ブルータスの特集テーマには限りがありません。 新しく、かつ深い特集で、今の生活を楽しむ読者をリードしてゆきます!



- BRUTUS(ブルータス)
- 一冊定価:550円
- 発行間隔:月2回刊
- 発売日:毎月1,15日
- 出版社: マガジンハウス

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マガジンハウス
「BRUTUS(ブルータス)」編集長 西田善太さん 
- にしだぜんた 1963年生まれ。早稲田大学卒業。博報堂のコピーライター職を経て、1991年マガジンハウス入社。Casa BRUTUS副編集長を経て、2007年3月よりBRUTUS副編集長、2007年12月よりBRUTUS編集長。
―第2回雑誌大賞受賞おめでとうございます(2011年4月15日号「今日の糸井重里」http://zasshitaisho.com/award/magazineaward-grandprix.html)。コピーライターの糸井重里さんに密着取材されて、とても中味の濃い1冊です。

マガジンハウスの入口にも雑誌大賞受賞のニュースが
ありがとうございます。今の糸井重里さんは広告界を離れて、ウェブの「ほぼ日」(「ほぼ日刊イトイ新聞」http://www.1101.com/)で言葉や企画を読み手に届けていますが、コピーライター出身の僕にとっては十代の頃からの憧れの人です。編集者になってようやく会えて、一緒に仕事をできるのがうれしくてたまらない。「ブルータス」の編集長になってすぐの頃、「三谷幸喜特集」で三谷さんとの対談をしてもらったり、「読売巨人軍特集」や「吉本隆明特集」で、糸井さんや「ほぼ日の乗組員」たちと、定期的に交流し、本を一緒に作ってきました。
―実際、編集者を「ほぼ日」編集部に常駐させて、糸井さんの言葉を全部拾うようにしたとか。
人に「密着する」特集は「ブルータス」の得意とするところですが、本当に文字通り密着したのは糸井重里号が初めてかもしれません。青山の「ほぼ日」オフィスに机を用意してもらい、編集部員2人が2ヶ月以上常駐して、糸井さんのコトバを拾いました。
驚いたことに、糸井さんは、“絶大の信頼”を用意して僕らを迎えてくれました。我々が興味を持つコトには全て同席させてくれたんです。それこそ秘書のように、経営に関する会議にまで出席させてくれた。結果、我々の手元には膨大なコトバが残ります。
日々耳を傾けてきた編集者たちの実感を誌面に出すために、この特集では、糸井さんが日々生み出すコトバをセレクトして、時系列に並べています。あたかも読者が、そばにいて、糸井さんのコトバを聞いているような作りです。
―「ブルータス」って、特集を見てても、毎回振れ幅が大きいような気がしますが、一言でいうとどういう雑誌と言えばいいのですか。
一言でいうのは難しいのですが、ある人が「ブルータス」は「ポップカルチャーの総合誌」といってくれました。僕らのまわりに広がる興味を惹くヒト、モノ、コトの入り口を探す雑誌といいますか。少し先の興味の行き先を知っている、といえたらいいですね。マーケティングではない、おもしろがる勘を磨いている、というか。
―編集部の構成はどうなっているんですか。

編集長のデスクから見た編集部

編集部を囲む形で副編集長4人が座る
通常の雑誌は、たとえば月2回刊の場合は、5〜6人のチーム2つが交互に特集を作りますが、「ブルータス」にはチームがありません。特集ごとに人の組合せを変えるのが特徴です。担当の人数も2名が基本、多くても3人。人数が少ない代わりに、1冊あたり3ヶ月くらい時間をかけます。
「ブルータス」のような特集主義では、特集全体に1本通す考え方を作り手に行き渡らせないと、バラバラな本になってしまいがちです。・・・(次頁へ続く)
- 1.文藝春秋(文藝春秋社)
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- 父の書斎にいつもありました。大人になったらこういうの読むんだ…と思った雑誌の原点。
- 2.料理通信(料理通信社)
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- 真面目さがスゴイ。食の世界をよりよくしようとするひたむきさが大好きです。
- 3.en-taxi(扶桑社)
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- 文芸エンターテインメント。創刊の頃から、熟読したりチラ見したり。編集者の企みが覗けるので刺激的。
- 4.カーサ ブルータス(マガジンハウス)
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- 10年前の創刊当初から7年ほど関わりました。“建築”という新しい視点は今でも大事です。
- 5.家庭画報(世界文化社)
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- 婦人誌ってスゴイ。歴史、知、趣味の蓄積と編集力が先鋭化している。参考書です。






