第9回 ENGINE(エンジン) 編集長 鈴木正文さん

- クルマをとりまく環境が急激に変わってきています。クルマに乗らない人も増えています。しかし世の中がどう変わろうが、 クルマというものが 大好きな人はたくさんいるのです。そんな人に欠かせない一冊といえば、これでしょう。


- ENGINE(エンジン)
- 一冊定価:880円
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月26日
- 出版社: 新潮社

- 新潮社
「エンジン」編集長 鈴木正文さん 
- すずきまさふみ 1949年東京生まれ。英字紙記者を経て、二玄社に入社。自動車雑誌「NAVI」の創刊に参画 し、89年に編集長就任。99年に独立し翌年から男性ライフスタイル月刊誌「エンジン」(新潮社)を創刊。著書には 「マルクス」「走れ!ヨコグルマ」など。
…かっこいい車というのはヒーローの乗り物だったんです。ところがいわゆるセレブの所有物になった時から高価だけど普通のもの になり、これが金融不況以降よけいにダメになった。
――そうなると車雑誌や「エンジン」のようなライフスタイル誌の立ち位置も難しいと思 いますが、雑誌づくりで常に気をつけておられることは何でしょう。

意見を出し合う編集部風景
ライフスタイル誌である以上、やはり自分がいいというものを取り上げたいんです。もっとおもしろく、もっと知的にしたい。
これは自分自身が常にチャレンジしなければ仕方ないんです。
長いこと編集者をやっているとそれの答えが分かるようなことも多々あるんですが、答えが分かっていてそれに合わせてつくるので
は、やはりつまらない。マーケティングからものをつくるのではなく、知るための努力のプロセスがプロダクトにならないと。
「エンジン」というタイトルには、先に進もうとする意志、という意味を持たせてあるんです。常にその意志を持ち続けたい。そうでないと出す意味がありませ
ん。
――女性の目線も気にしてませんね(笑)。
気にしません(笑)。
「エンジン」は読者に女性を想定していないんです。もちろん読んでくれるなということではないですよ。アンケートをとると1割く
らいの女性読者はいます。男性と一緒に読んでいる方が多いようです。
読者の平均年齢が46歳。車情報にありがちな、女性にもてるワザといった類のものも一切ありません。頑なです。編集部には7,8人記者がいますが、皆男性
です。僕は、女性のことは仕事にしてはいけないのでは、とどこかで思っているんでしょうか。
――“スタイル”ということを本当に大切にされているようですね。そんな鈴木さん自身 のライフスタイルというか日常生活を教えてくださいますか。

編集部の片隅には自転車も
仕事してるだけですよ(笑)。
僕は7時頃起きてゆっくりお風呂に入り、車で昼頃出社です。それからずっと仕事。夜はお付き合いが多いので、酒を飲むことが多い
ですが、シャンペンとワインしか飲まないんです。もちろん飲むときは乗りません。愛車ですか?92年型の911カレラカブリオ
レ。中古で350万ほどで買ったものです。
毎週2,3日はジムに行って鍛えています。体型を崩したくないし、健康維持のためにも。
土日はジムに行って、買い物に行くことが多いかな。ブルックス・ブラザーズやラルフローレン、プラダなどがお気に入りのブランドですね。
この頃、自分がかなり健康的な暮らしをしているので、今後はこれを雑誌にも生かそうと思っているんです。自転車などが車とうまく
共存していけばいいな。
(2009年7月)




