第61回 婦人公論 編集長 三木哲男さん

- 美しく年を重ねている女性たちのために、豊かで艶めく生き方を提案します。結婚、離婚、仕事、出産、子育て、人づきあい、セックスといった独自の特集企画を中心に、旬の芸能人や著名人のことば、話題の作家の小説など中味の濃い雑誌です。
―隔月刊にリニューアルしてからもうかなり時間がたちますが、内容は変わりましたか。

リニューアル創刊号(左)から外面は変わっていないが
リニューアルが1998年で、もう13年たっています。雑誌の外面は変わってないのですが、そのころといまとでは読者の関心事が相当変わってきていますね。リニューアル当初は「家族」「嫁姑」「夫婦」「子育て」といったテーマが中心でした。コアな読者は主婦で、主婦として満たされているか、にスポットを当てた記事には人気がありました。ですから「家族の力を再生させる」とか「嫁姑の問題」などを様々なバリエーションで記事をつくって掲載していました。
それが2005年くらいから、これらのテーマが当たらなくなって、部数が伸び悩み、ついに赤字に転落してしまったのです。
読者が変化しているのに、それについていけてなかったんですね。そこで結構お金をかけて読者リサーチをしました。リサーチしてみた結果、見えてきた読者は「知的に学ぶ39歳の女性」だったんですよ。そこでそのターゲットに向けていろいろ手を変え品を変えトライをしたのですが、どういうわけか部数の落ち込みに拍車をかけるだけで、07年まで迷走が続くことになりました。
―読者についていけてないとは、苦しいですね。でもそういう自覚がないとまた変われないし。
そうなんです。「性の特集」「老後をひとりで生きる」「婚外恋愛」・・・あ、婚外恋愛って不倫のことですが(笑)、いろいろトライしました。でもそんななかで、ときどき売れるものが出てきたんです。
―希望の光が(笑)
ええ。「老後をひとりで生きる」「離婚しないでいる妻たちの本音」といったものが当たるようになりました。ぜんぜんダメなのが「いまから夫をいい男に変える」(笑)。
―なんとなくわかりますね(笑)
ですよね(笑)。妻は夫より通常長生きしますので、夫と共倒れするようなライフスタイルではなく、ひとりでもしっかり充実してやっていける女としての老後が大切であると。
以前のように、「主婦としての私の人生」というのはもう読者には刺さらない。主婦であろうが何であろうが、まずは「ひとりの女としての私の人生」なんですね。
「離婚しない妻たちの本音」なんかも、とてもリアルです。夫にはもう夢も希望もないのですが、離婚すると経済的に不利になる。だから離婚には踏み切らないけれど、あくまで主人公は自分ですよと(笑)。
こういうことが見えてくると手が打てるようになり、また部数が盛り返してきて09年、10年と黒字に戻せたんです。
―読者層には変化はありますか。

連載から生まれた単行本も豊富だ
いまの読者層はだいたい40〜50歳前半です。以前よりは若返っていますね。40代からの自分の人生といったことが主な関心事になってます。女性誌の多くが都市型なのにくらべて、・・・(次頁へ続く)
- 1.週刊文春(文藝春秋)
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- 昔、ここに書いてましたから。
- 2.週刊新潮(新潮社)
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- あのイジワルな見出しは参考になります。
- 3.STORY(ストーリィ)(光文社)
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- 40代女性のリアルな気持ちの引きだし方がうまいですね。
- 4.中央公論(中央公論新社)
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- 私の古巣です。
- 5.実話ナックルズ(大洋図書)
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- 雑誌ジャーナリズムの魂を感じます。









