第42回 MOTO NAVI 編集長 河西啓介さん

- 休刊発表した雑誌が新たに蘇りました。「もういちど、オートバイと暮らす」をテーマに豊かなライフスタイルを提案するユニークな中味をぜひご堪能ください。


- MOTO NAVI
- 一冊定価:1200円
- 発行間隔:隔月刊
- 発売日:偶数月24日
- 出版社: ボイス・パブリケーション


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ボイス・パブリケーション
「MOTO NAVI」編集長 河西啓介さん 
- かわにしけいすけ 1967年生まれ。早稲田大学を卒業後、広告代理店、編集プロダクション勤務を経て鞄玄社に入社。「NAVI」編集部勤務。2001年「MOTONAVI」を創刊。2003年より自「BICYCLENAVI」編集長を兼務する。ライフスタイル感溢れる誌面作りが読者の支持を得て、2010年独立。代表取締役として潟{イス・パブリケーションを設立。プライベートでは「ダイナマイトポップス」なる歌謡曲バンドのボーカルをつとめている。
―ユニークなオフィスですね。

車の修理工場跡に新編集部ができあがった

改造前はこんな場所でした、と編集
ええ。元は自動車修理工場だったところを改装したんです。建築家のアイディアでオレンジ色がアクセントになっています。
―へー、修理工場ですか、お洒落ですね。
やはり仕事柄駐車スペースがないとまずいんですね。以前勤めていた二玄社は自社ビルでしたからバイクや自転車の置き場には困らなかったのですが、いざ自分で借りるとなると大変で、本当にいい具合のところが見つかったと思っています。
最初は寂しい感じがしたんですよ。でもガレージ住宅に詳しい方に相談したら、ここありだよ、って推薦されて。大人の隠れ家っていうか、秘密基地みたいな感じで面白いでしょう。
やっぱり編集部は人が集まってきてくれてナンボというか、集まりやすい環境を用意することが大切だと思うんですよ。ここだと面白そうだからいろんな人が来てくれるんですよ。
下のフロアはちょっとしたイベント空間にもなりますし、実際、バイクなどを撮影するスタジオとして活躍しています(笑)。
―なるほど、いいスタジオになりそう。ますます進化しそうで楽しみな場所ですね。
「モトナビ」が二玄社で休刊になってから新会社で新創刊されるまでの経緯を簡単に教えていただけますか。
はい。昨年末に僕が編集長を務めていた「モトナビ」「バイシクルナビ」をはじめ、「NAVIシリーズ」の休刊を会社側(二玄社)から通告されました。われわれにとっては青天の霹靂でしたが、全体の部数減、広告減のなかで雑誌を維持していくのが難しいということだったのです。
さて、どうしようかといろいろ考えました。他社からは一部引き受けて出版しようかとの話もありましたが、僕ひとりだけ転職してもいままで通りやれるはずもなく、基本的には編集部が全員同じような体制でやれる方法を模索しました。
幸い協力者、出資者が現れて、何とか自分たちで会社をつくって出版を継続できることになったというのがことし1月〜2月の動きです。考えてみたら1月5日に休刊の正式発表があって、1月末には新会社で継続しようと決めていましたからね。
―休刊号をつくっているときに、継続できるメドが立ったそうですね。

「モトナビ」「バイシクルナビ」ともに新・創刊

奇しくも同じタイトルになった創刊号と休刊号
休刊号の校了近くになってです(笑)。ほんと土壇場の大逆転でした。ですから、休刊号は「さよならモトナビ」といったメッセージ満載なのですが、あとがきに僕が「継続できるようになりました」と書いてる(笑)。
―でも、それだけファンが多かったということですね。
いやぁ有難かったです。休刊発表が出たときから読者からいっぱい励ましのお便りをいただいてましたから、それに応えることができて本当にうれしかった。出資者も商売抜きで協力して下さる、広告クライアントもいままで通りお付き合いして下さる、そして読者は「われわれにできることは定期購読を予約することくらいですが・・・」と言って本を買って下さる。本当に編集者冥利につきるなと感動の数ヶ月でした。
でも、その後もハードルがあって、「NAVI」というタイトルを使うと商標権でひっかかってしまうことがわかったんです。そこで二玄社と粘り強く交渉して、その名前も使えるようにしたんです。
もうひとつラッキーだったのは、いままでは二玄社の別冊の形で出していた雑誌だったのですが、このたび正式に雑誌コードもとれまして、やっと一人前になれました(笑)。
―販売と広告の比率はどれくらいですか。
だいたい半々くらいです。僕以下7人のスタッフ(編集5人、営業2人)というコンパクトな組織でコストを抑えてやっているので十分ペイしますね。むしろいままでより・・・(次頁へ続く)
- 1.Free and Easy(イースト・コミュニケーションズ)

- 編集者のキャラクターを前面に出した誌面づくり、流行りを追いかけない大特集主義に編集者として勇気づけられる。
- 2.DIME(小学館)
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- 出張で新幹線や飛行機に乗るとき、駅や空港の売店でついつい手が伸びる。気軽に流行をウォッチできるので重宝。
- 3.BRUTUS(マガジンハウス)
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- 毎号、まったく異なるジャンルのネタを掘り下げる特集主義の本づくりは、編集者にとって大いなる興味と尊敬の対象。
- 4.Riders(アシェット・ライフスタイルメディア/伊)

- ファッションとモーターサイクルを融合させたイタリア版MOTO NAVI?(笑)ヨーロッパに行ったときは必ず購入。
- 5.GQ JAPAN(コンデナスト・ジャパン)
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- 紙ではなくデジタル版を読んでいる。動画などのリッチコンテンツの組み合わせ方、今後の雑誌の行方を示唆している。







