第49回 七緒 編集長 鈴木康子さん

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「着物は素敵なんだけど、ハードルが高い」と考えている方にはぜひお読みいただきたい一冊です。初心者の等身大の悩みにしっかり応えてくれながら、同時に着物ライフの楽しさについて、「いま」の視点で教えてくれますよ。

七緒 表紙

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七緒
一冊定価:1400円
発行間隔:季刊
発売日:3,6,9,12月の7日
出版社: プレジデント社
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編集長プロフィール
プレジデント社
「七緒」編集長  鈴木康子さん
編集長写真
すずきやすこ 1973年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後プレジデント社に入社。食のエンターテイメント誌『dancyu』の編集部に配属。2004年10月に『七緒』を創刊。
 

着物を着ると日本文化へのトビラがあちらこちらで開くんです

―いつも着物で出勤されるのですか。

いえ今日は撮影があるというので張り切って着てきました。普段は洋服で仕事をしています。仕事柄荷物を運んだり机を拭いたり雑務が多いので、そのほうが便利ですから。

でも着物が好きですので、週1、2回は着ています。とくに「着物ちょい飲み部」という編集部中心の飲み会を月一でやっていて、そのときばかりは雨が降ろうが槍が降ろうが全員着物で、神楽坂あたりに繰り出すと。

でも、ちょい飲みで終わらなくて・・・陰の名前が「がぶ飲み部」(笑)。

―植木等の歌みたい(笑)。もともと鈴木さんは着物好きだったんですか。

そういうわけではなかったんです。最初「dancyu」編集部で仕事をしていて、器好きが高じてお茶を習いにいったんです。そのとき出会った先輩がとてもチャーミングで、着物姿が本当に素敵だったんです。私も歳を重ねていくうちに、こんな人みたいになれたらいいなって思ったのがすべてのきっかけでした。そこで、リサイクルショップに連れて行ってもらって、アドバイスをもらいながら安い着物を買って、少しずつ自分なりに着物に接していったんです。

出会った最初からそうでしたが、こんな楽しいものが世の中にあったのか、というのが実感で、もちろんいくつかのハードルはあるのですが、もうはまってしまうと、こんな素敵なものはないというのが正直な思いなんです。ですから、「dancyu」でも、平日は流石に遠慮しましたが、休日出勤時などはたまに着物で出かけるようになりました。

―では、創刊はまだ「dancyu」におられたころですか。

そうですね。ことし創刊6年なんですが、1冊目は「dancyu」の片隅で編集していました。「KIMONO姫」という雑誌が結構流行っていて、若い人たちにちょっとした着物ブームみたいなものがありました。それはアンティークなものをファッショナブルに着こなすみたいな感じで、それはそれでお洒落なんですが、私はもっと自分に等身大のものがやってみたかったんですね。

ハガキや電話など読者からの反響も多く、好評でしたので、では続けてみろと言われていまに至っています。

―たしかに若い女性にとって着物は結構身近なものになっていますよね。

ええ、そうなんです。それに一度着てみると、本当にみんな好きになると思います。これって日本女子のDNAみないなものだと思うんです。以前はよりフォーマルな場所でしか着れなかったイメージがありますが、いまは結構いろんな場所で着ることができますよね。

地方ではまだまだ着ていく場所がないといった声も聞かれますが。

―それに比べて男子は保守的ですね。

そう思います。男の人も和服を着ると本当にかっこいいのにって思います。そんな場所がもっと増えるといいですよね。せっかくのいい文化なのに、着る機会が少ないのは残念です。実は、2010年12月号では男の着物を特集しているんですよ。初の試みなのですが、そろそろやってもいいかなと。

それにひとり男性編集部員が増えたので、彼に頑張ってもらえるかなと(笑)。

―編集部員は男性ひとり以外はすべて女性なんですか。

全員といっても4人編集部で、3人が女性ということです。いま季刊4冊と別冊2冊の計6冊ですから、まあそんなものでしょうか。

―和的スローライフを標榜するニュートラルな生活誌といった趣ですが。

ちょうど印刷所から上がってきた色校
ちょうど印刷所から上がってきた色校

そうですね。いわゆる着物雑誌といったテイストとはちょっと違いますし、上から目線ではないですね。近所の人たちと一緒に話している感じを大切にしています。着物好きの人に聞きに行って教えてもらうような部分を大切にしています。

読者の平均年齢は30代後半ですが、30,40,50代とバランスよく読まれています。男性読者も決して少なくないんです。

―でも男性目線は入ってないですよね。

こうすればモテる、みたいなことは話すこともあるんです(笑)。キャッチに少しそんなモテ路線の言葉を配してみたり。でもたとえば女性誌によくあるような・・・(次頁へ続く)

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