第1回 日経ヘルスプルミエ 編集長 西沢邦浩さん

- 美容と健康は誰にとっても関心の高いことですが、素敵に年をとった女性ならそれもお洒落にこなしましょう、というのがこの雑誌のテーマです。 成熟した女性の、上質なライフスタイル誌としても楽しめます。
――「日経ヘルスプルミエ」ってお洒落な名前ですが、創刊された経緯を教えてください。

夕方、編集部に人が戻ってくる
創刊が2008年の3月ですから、もう1年以上が過ぎました。あっという間でしたが、お蔭さまで読者やスポンサーの方々の評判もよく、われわれとしても創刊のかいがあったなと思っています。
この雑誌の前、私は「日経ヘルス」の編集をしていたのですが、ひとつうえの年齢層の美容・健康情報に対するニーズがかなり高いことを知りました。主なターゲットは
40代から50代の女性ですが、この世代は、学生時代にファッション誌やライフスタイル誌の洗礼をしっかり受けた世代で、とても雑誌リテラシーが高いんです。
にもかかわらず、この世代にぴったりフィットする、美容・健康配慮型のスタイルマガジンがなかった。
彼女たちはこのマーケットの担い手でもあります。そんな世代に正しい情報と、充実した生活のヒントを届けられれば、有意義な雑誌になるな、と思ったんですね。
――創刊時の謳い文句は「40代からのアンチエイジング・ライフスタイルマガジン」でしたね。

表紙が少しずつ出来上がる

何度も赤が入る校正紙
ええ。厳しい目をもった読者が多いわけですから、ホンモノをしっかり見せないと相手にされません。科学的な裏付けには相当配慮しています。
われわれの取材対象には医師が多いのですが、取材するスタッフにも、「話を聞くだけじゃなく、その医師と議論しろ」と言っています。
読者の感じている矛盾や不安をしっかり専門家にぶつけて、そこから有効なアイディアを引き出す。かなり専門的な知識も要求されるので、日々勉強しなければなりません。
編集者は7人いますが、みなそのあたりは肝に銘じています。
また、通常の雑誌よりも校正の回数が多いのも特徴で、薬事法にかかわることや美容情報のスペックなどは本当に細かいデータが多いので、校了時には徹夜の日が続きます。
ヘルス(健康)を扱う編集者が一番ヘルスから遠いところにいるのでは(笑)、といわれるほどです。
――そういえば心なしかお疲れのご様子ですが。

日経ヘルスプルミエの
記事が読めます。
presented by

3日間校了紙と格闘した直後なので(笑)。
それに、毎号大特集を組みますから、そのテーマに応じた取材のチェックをしながら、同時にスポンサーと共同でイベントをしたり、また講演や
司会などでかりだされたりもします。タフでなきゃやれないかな。
でも、やりがいはありますね。日々新しい発見があったりしておもしろいですよ。アンチエイジング、逆にいえば、人はなぜ老いるのかということを取材していると、人間の悠久の歴史を遡って、人類はそもそも何だったんだ、といった深淵なテーマにまで行きつきます。われわれの体のメカニズムってそれだけよくできているってことで
すよね、長い年月をかけて。
――編集長独自の健康法とかってあるのですか?
40度くらいの風呂に20分くらい入ることと、おなかがすくまで食べない、の2つです。
風呂で温まるとヒート・ショック・プロテイン(HSP)というタンパク質ができて、病気や老化の元になる異常タンパク(古くなるなどして機能不全になったタンパク質
)を追い出して新しいタンパク質の生まれ変わりを促進してくれます。1回の入浴でと2日はもつといわれています。
空腹がいいのは、おなかって減ると、鳴りますよね。それは腸壁の擦れる音。余分なものを排出するデトックスが始まったよっていう合図なんです。だから、おなかがすいて
、体が余分なものを排出しない前にまた食べると蓄積されてしまう。便秘になったり、太ったり(笑)。空腹時には同時に、長寿遺伝子が活性化したり、脳の海馬にいい刺激
を与えるホルモンが出たりもしてるんですよ。
ちなみに、僕は夜中まで酒を飲んでいたいので、本当におなかがすくまでは何も食べません。もちろん、これは間違った空腹との付き合い方ですが。
――これをやれば売れるといった、キラーコンテンツはあるのでしょうか?

キーワードが入った表紙
あれば教えてほしい(笑)。
でも、「下腹」「ゆがみ」というのは重要なキーワードですね。女性の関心が高いです。
それと切り口しだいで「代謝」も当たります。先ごろ、雑誌「ターザン」が「肩こり」を特集して好評でしたが、こういう突っ込みもありなんだなと思いました。ネット社会のストレスというのは目に見えない形でいろんな影響を与えているはずなんです。「肩こり」などもそのひとつだと推測されます。
――今後の方向性について教えてください。
われわれが扱っているマーケットは今後、ますます規模が拡大し、層の厚いものになると思われます。だから広く深くさまざまな展開を考えていきたいです。
メディアに関わっている友人たちのなかで、僕が一番デジタル度が低い気がする。これじゃあ乗りおくれちゃうな、ということで、弊誌もコミュニティに力を入れたり、
近い将来、弊社の女性誌をまとめたサイトを立ち上げていく予定です。アメリカでは大きな健康サイト(※)が3つあるのですが、特徴として、どこも強いコミュニティをもっ
ているんですよ。
さらに、携帯サイトなどの動向も注視したいと思っています。
(2009年5月)
※アメリカの健康サイト
(1)WebMD:http://www.webmd.com/
(2)Everyday Health:http://www.everydayhealth.com/
(3)Revolution Health:http://www.revolutionhealth.com/
- 1. COURRiER Japon(講談社)

- 切り口が魅力的なことが多い。もっと面白くなれる要素もいっぱい。
- 2. STORY(光文社)

- 40代女性の楽しませ方がうまい。
- 3. 日経サイエンス(日経サイエンス社)

- 一般人も読める科学雑誌では一番でしょう。
- 4. 散歩の達人(交通新聞社)

- 日常を楽しむ目線の低さがいい。つい買ってしまう。
- 5. 国文学解釈と鑑賞(ぎょうせい)

- 歌を詠み、江戸文化愛好家のわたしとしては、ぜひ入れたい一冊。
日経ヘルスプルミエの最新号
■最新号の目次
□ 2011/01/20発売号
▲2011年3月号 no.035
定価650円(税込み)1月20日発行・発売
■特集 キレイと元気をつくる朝の過ごし方
●若さをつかさどる、セロトニンタイム!
(012p)
●朝時間インタビュー (1)朝 × ランニング
藤原 美智子さん (ヘア ・ メイクアップ ・
アーティスト) 朝 × フルーツ 横森理香さん
(エッセイスト) (014p)
●朝起きたら、ベッドの上ですぐできる 柳瀬
けい子 式 「おはようヨガ」 (018p)
●朝が大切な理由は、若返りホルモン
「セロトニン」 が出るからです! (026p)
●1日中体がぽかぽかするおいしい朝食!
「朝ウコン」で、美肌 & 代謝アップ(030p)
● 「おはようヨガ & 朝ウコン」
を読者が試してみました! (038p)
●体内時計をリセットする朝ごはんの食べ方(040p)
●フライパン & 鍋だけで作れる
玄米粉パンで迎える、とっておきの朝(042p)
●たまには外で、ヘルシー朝ごはんはいかが?
(046p)
●朝時間インタビュー (2)朝 × 動物と自然
枝元 なほみさん (料理研究家) 朝 ×
しっかりごはん 藤原真理さん (チェリスト)
(048p)
●読者の 「朝活」 、公開します! (052p)
●朝時間インタビュー (3) 朝 × 掃除
川村妙慶さん (僧侶) (058p)
●川村妙慶さん直伝 朝の私を変える
23の言葉(060p)
■特集 40代からのフレグランス入門
●今年こそ、なりたい自分になるために(064p)
■特集 “美肌菌” を育てる、新 ・ 洗顔革命
● 「洗顔のしすぎ」
から肌を守ればきれいになれる(072p)
■特集 プルミエ世代の不調に のんですぐ効く漢方
●花粉症、風邪、不安、不眠 …… (081p)
■表紙のひとインタビュー
●風吹 ジュンさん 「私の愛する、朝時間」
(009p)
■楽しく役立つ、充実の連載
●Walk, Don’t Run 〜 急がば廻れ
〜 (9) 大平光代さん「人生を “生き直す”
チャンスをくれたのはダウン症の娘」 (096p)
●不安に答えるQ & A連載
「明るいメノポ相談室」
(31)「検診で乳がん発見。子どもや別居の親にも話すべきか?」「尿漏れが気になって頻繁にトイレに行くのは逆効果?」
(100p)
●明るい介護相談室 (11)
「一人暮らしで認知症になった母を施設に入れたいが
…… 」 (103p)
●桐島洋子とノエルの往復書簡 (22) from
洋子「未踏の分野はまだまだあるわ。今だって圧迫骨折で、6カ月の
“蟄居生活” を初体験中よ」 (105p)
●澤口俊之センセイ [脳科学者]
のキレイの決め手は幸せ脳
(3)「赤い服で気分が上がるって本当?」
(107p)
●仲間でごはん (35) こぐれひでこ
「友達の輪」 (108p)
●世界的パティシエ辻口博啓さんのおうちで作れるアンチエイジング
・ スイーツ (22)ゴボウショコラ(110p)
●トリプルグルメ極上の三品 (4) テーマ
「乾物のお味噌汁」乾燥大根葉、新潟産
打ち豆、しんちゃん手作り 有機米みそ(113p)
●漢方レッスン! (35) 邱 紅梅
もの忘れが増えてきたら
―クコの実とくるみのホットデザートスープ(115p)
●風吹 ジュンの人生日誌
「いつも、こたえは旅に」 (23)「奇跡を呼ぶ女
!? またもや強運を実感した出雲大社」
(125p)
■エンタメ ・ 新製品 ・ 読者の声を満載
●あなたの毎日を楽しくする!
プルミエジャム(116p)
●news
乳房再建をした19人の女性のヌード写真集 ―
ほか(116p)
●people
プルミエ世代注目の舞台女優インタビュー 安奈
淳さん(116p)
●book 『漢方キッチン
ムりなく、しぜんに、いいカラダ』
金原瑞人(116p)
●music 寒い季節も温かくなれる CD
(116p)
●cinema 『フード ・ インク』
(116p)
●from readers 「2011年の目標」
ほか(116p)
■
●コスメカレンダー(123p)
●今月号に登場したエキスパート(127p)
●次号のご案内 from
editors(128p)
●読者アンケート(129p)
●プレゼント(130p)
■読者レビュー
- 40代の不調に
- 投稿日 2009/04/25
- 投稿者 香りフェチ
- 会社員
- ★★★★★
- 創刊号から購入していますが、特集記事が毎回参考になることばかりで、年間購読しようかなと思っています。
- 創刊号から♪
- 投稿日 2009/03/13
- 投稿者 ☆☆さとっち☆☆
- 主婦
- ★★★★★
- 創刊号からのお付き合いとなりました。去年、ちょうど30代から40代になる世代の節目で出会ったこの雑誌に運命を感じ、毎月の楽しみとなりました。自分の年齢にあった気になる話題が満載でとても参考になります。モデルの方も同年代の方なので、自分も頑張って、綺麗な 40代を過ごそうと思わされる雑誌ですね。
- そうそう!これ!と思うもの
- 投稿日 2008/12/20
- 投稿者 くぅ
- 公務員
- ★★★★★
- 風邪をひいて行った病院で たまたま見かけ読みました。そうなんだ!と自分の年齢にあった内容があり、診察の順番が来ても読み続けたいと思いました。自分の健康を維持するのと美容に関する内容もあり、いいですね。









