第62回 ノジュール 編集長 竹地里加子さん

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<50代からの自分ライフを格好よく!リタイア前後の生き方を考える>のがこの雑誌「ノジュール」です。世代の共通の楽しみである「旅」を中心に、充実したライフスタイルの提案をしています。

ノジュール 表紙

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ノジュール
一冊定価:750円
発行間隔:月刊
発売日:毎月28日
出版社: JTBパブリッシング
編集長プロフィール
JTBパブリッシング
「ノジュール」編集長  竹地里加子さん
編集長写真
たけちりかこ 1970年岐阜県生まれ。大学卒業後、JTBに入社、出版事業局(現JTBパブリッシング)に配属となる。『旅』『るるぶじゃぱん』編集部を経て、’06年『ノジュール』の創刊から携わり、’08年4月より現職。趣味はもちろん旅。食べることと買いものも大好き。

リタイア前後の世代にもうひとつの自分を発見してもらいたい

―めずらしい名前の雑誌です。

創刊時にスタッフに配られたノジュール
創刊時にスタッフに配られたノジュール

ええ、「塊」という意味で、堺屋太一さんがネーミングしたといわれる「団塊世代」の語源と言われています。創刊が2006年ですから、その世代の人たちがちょうど定年を迎えるという頃でした。彼らの第2の人生にどういったライフスタイルが提案できるだろうか、といったことがコンセプトになっています。50代後半〜60代前半が読者ターゲットです。

創刊号を見るとわかるのですが、最初はいまのように特集主義をとらず、いろんなテーマで、どれが読者に刺さるかを模索しているような感じでした。

「ノジュール」に関わったスタッフには全員こんな塊(ノジュール)が配られたんですが(と、塊を見せる編集長)、この塊の中にはアンモナイトや三葉虫などの化石が入っていることがあるんです。これがこの雑誌のひとつの側面を表していて、塊を割ってみるともうひとつの姿が現れる。つまり、この雑誌でもうひとつの自分を発見して欲しい、そんな思いが込められているんです。。

―団塊世代のライフスタイル誌として創刊されたんですね。

ノジュールは2006年に創刊された
ノジュールは2006年に創刊された

そうなんです。団塊世代に好まれるライフスタイルを様々に提案していく、と。そこで始めてみて、アンケートなどをとっていくと、「旅」というテーマにやはり大きなニーズがあることがわかりました。JTBという名前の付いている出版社が出す雑誌なのに、なんで「旅」の要素が少ないんだ、といった声も非常に多かったんです。

そこでいまのスタイルのように、ふたつの特集を立てるようにして、旅をメインにし、サブでライフスタイル系の特集を入れる形に落ち着きました。

最初は男の本音マガジンといった趣で女優さんのグラビアとか入っていたんですよ(笑)。でも旅の要素を増やすにしたがって、奥様も読んでくださるようになって、だんだん夫婦で楽しんでもらえる媒体になっていったんです。いま購読男女比を見ると6対4で男性が多いのですが、ご主人の名前で購入される奥様もいらっしゃるので、だいたい男女半々の構成になっているかと思います。

―本屋さんでは売ってないんですね。

広告は新聞のみ
広告は新聞のみ

ええ、定期購読が中心です。単品販売を行っていませんので、普通の雑誌とはちょっと違ったものになっていると思います。広告も新聞広告が中心ですから、なかなか一般の方の目につきにくいといったところもあろうかと思います。

―旅の雑誌って数多くありますが。

そうですね。私どもはまず旅のプロであるという前提がありますので、情報の豊富さや旅を扱ってきた経験から、情報の正確さや内容の深みについては他の追従を許さないといった自負はあります。

それと、宿やレストランなどを単体で紹介するのではなく、ひとつの流れの中で紹介するように心がけています。こうしたモデルプランは旅行会社が出す雑誌らしいと人気なのですが、読者は、単体でぽつんと宿を見せられても、なかなかその情報をうまく活用できないんです。ですから、この場所にいったらこういうお店があってここからクルマでこちらに移動したらこの宿に泊まれるといったように、旅のプロが作り上げたプランを下地にして、全体の流れで捉えられるようにしてあるんです。

―JTBへの配慮はあるんですか。

特にはありません。われわれ独自の視点で宿も店も選びます。ですから、JTBのツアー用のパンフレットでもありません。JTBの広告が入るときはそれにあわせた記事をタイアップでつくりますが(笑)。

―東北を元気づけようといった内容の連載もあります。

巻頭で「元気になろう日本」という連載をやっています。この雑誌が「旅」を通じでできることはなんだろうか、と考えて・・・(次頁へ続く)

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