第30回 オレンジページ 編集長 杉森一広さん

- ことし創刊25周年を迎える元祖生活便利マガジン。料理のコツのみならず、暮らしに役立つ便利グッズや、知って得する豆情報まで、読み応え満載の隔週刊雑誌です。
―広いオフィスですが、全社員何人くらいいらっしゃるのですか。

広いフロアの一角を占める編集部
約160人です。7年前にこちらに引っ越してきました。ここはワンフロアに全員入れるところが便利ですね。
「オレンジページ」は25人の編集スタッフでつくっています。他にもムックなどの製作を含め、編集者の数は40人くらいですね。
―ことしが創刊25周年です。

大根1本、煙草1箱を基本に
定価200円が決まった創刊号
はい、6月が創刊でしたので、特集をやるつもりで動いています。「オレンジページ」は、もともとダイエーが顧客サービスの一環として出したものなんです。チラシ情報をより肉付けして雑誌化したものなんですね。
いまではわれわれはJR東日本グループに所属しているのですが、オレンジはダイエーのコーポレートカラーなんです。当時の主婦層に身近なテーマと商品を分かりやすく取り上げて見せた創刊号は3日で25万部完売したということです。
―基本的なコンセプトなどは、その頃から変わってないのでしょうか。

ムックもバラエティに富んでいる

ムックもバラエティに富んでいる2
時代の移り変わりとともにマイナーチェンジはありますが、基本はこの25年何も変わっていません。
この雑誌が伝えたいのは、毎日の暮らしをちょっと楽しく、ということで、暮らし全般を扱う情報誌ってことなんですね。料理雑誌と思われてる方もいらっしゃるようですが、暮らしの雑誌なんです。「おいしい楽しい実のある暮らし」というコピーをよく使うのですが、それがわれわれの提案したいことなのです。
編集方針としては、常に「半歩先」を心がけています。「オレンジページ」の特徴は、読んだらすぐに実行できる、料理ならすぐつくれる、ということが重要なんですよ。
―雑誌が売れないといわれていますが、その中でもかなり健闘されていますね。
そうですね、返品は比較的少ない雑誌だと思います。付録を付ける号はほぼ完売といっても過言ではありません。
不景気がむしろ追い風になっている部分も感じます。みんな外でお金を使わなくなって家の中のことに目がいくようになった。「うちめし」とか(笑)。
それに、読者の幅が広くなりました。さすがに25年もやっていると、最初の読者の方はもう50代です。新しい読者はひとり暮らしを始めたばかりの10代後半。この幅広い層の読者に、「うちめし」などの影響か男性も加わってきているのです。
―広告はどうですか。
よく健闘していると思います。やはり生活にリアルに直結したメディアなので、広告を出向してくださるスポンサーも結果が見えやすいんだと思うんです。それにタイアップ・ページも充実しています。
純粋に編集ページとしてつくったページより評判が良かったりするくらいです。もともとチラシが原型なので、広告との親和性は高いんでしょうね。読者にとっても広告が有用な情報になっているのだと思います。
―競合誌、併読誌は何になりますか。

オレンジページの記事が読めます。
presented by
競合は「レタスクラブ」(角川SSコミュニケーションズ)、併読は「エッセ」(扶桑社)「サンキュ!」(ベネッセ)あたりだと思います。「クロワッサン」(マガジンハウス)は全体にもう少し平均年齢が上だと思います。うちは平均をとると35歳の主婦という結果になりました。
掲載レシピをもっと増やせ、という意見もいただきましたが、隔週で出てる雑誌ですので・・・(次頁へ続く)
- 1.暮しの手帖(暮しの手帖社)
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- 歴史のある生活雑誌で、尊敬の念を込めて。
- 2.dancyu(プレジデント社)
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- うちとは違う側面ですが、「食」といえばこれ。力のある雑誌です。
- 3.BRUTUS(マガジンハウス)
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- 特集などが実に雑誌らしいと思います。
- 4.NAVI(二玄社)
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- 休刊が残念。雑誌の可能性を広げてくれた。
- 5.Newton(ニュートンプレス)
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- 気象予報士の資格をもつくらいの科学好きなので。
すごいなぁと感心しますね。









