第47回 PRESIDENT(プレジデント) 編集長 長坂嘉昭さん

- ビジネス誌の雄の登場です。難しい経営の前線で活躍するリーダーたちに熱いエールを送り続けています。男女を問わず管理職になったら、やはり目を通さずにはいられない一冊ですね。


- PRESIDENT(プレジデント)
- 一冊定価:690円
- 発行間隔:月2回
- 発売日:第2,4月曜日
- 出版社: プレジデント社


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プレジデント社
「PRESIDENT」編集長 長坂嘉昭さん 
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ながさかよしあき 1963年神奈川県生まれ。早稲田大学商学部卒。東洋経済新報社、扶桑社を経て、プレジデント社に入社。「プレジデント」編集部に配属され、98年同編集部副編集長、2003年同編集次長、2005年同編集長に就任。
―「プレジデント」というと管理職が読む雑誌といったイメージが強いですが。

別冊の種類も豊富で好評だ
そうですね。創刊されたのは1963年で、当初はアメリカの経営に学ぶといった要素が強かったようです。そのうちだんだんと歴史物や人物から学ぶといった要素が入ってきました。
2000年に前編集長の藤原が月2回刊にして、よりスピード感を出し、リアルな仕事の問題を解決するといったスタイルになり、それが私が編集長になったいまも続いています。とくに私は人にフォーカスする人間雑誌でありたいと思っています。
―企業にとってこの10年というのは、いままでになかったほどの激動期でもありました。
そうなんです。特に山一證券、長銀、ダイエーといった大企業の破綻以降顕著になりましたが、サラリーマンにとってかつてはあったはずの“約束の地”が企業内で保障されなくなりましたね。
それから小泉政権の構造改革による日本経済の体質改善の時期を経て、しばらく経済も一服感がありましたが、2008年にリーマンショックが起こり、世界の金融が激しく痙攣を起こして、世界的な大不況に突入です。本当にしんどい時代になりました。
昔の働き方のモデルが崩壊し、将来の年金も保証されないといった事態が訪れているわけです。昔は大手企業に就職すればなんとかなったものが、もはや会社には頼れない、もっと言えば国家にも頼れない時代になりました。ゆえに個人はひとりひとりが自分を磨いて自分の力で世界を切り開いていかねばならなくなっている現実があると思います。
―確かに厳しい時代に入っている実感があります。
もう国内の常識とか業界の横並び、横にらみの経営では明日はない、ということで企業は海外に目を向ける。輸出の割合が比較的少なかった食品産業などでも、英語重視、アジア重視の経営になっています。いわゆる日本スタンダードの経営はどうやら違うぞ、ということになってきています。
―そうすると、経営者向けの記事もかなり以前とは違ってきますね。
はい。この前扱った「戦略人間講座」みたいな企画が以前にも増して注目されるようになってきています。この大きな変化をチャンスとしてとらえて前向きに進んでいくような人へのメッセージですね。また、こんな時期だからこそ、そうあらねばと強く思うんです。
―女性読者も多いと聞いています。
弊誌は予約購読してくださるかたの平均年齢は50歳くらいなんですが、書店などで購入される方の平均は42歳というデータがでています。おっしゃるように経営層が中心ですが、そんななかでも女性読者が2割ほどいてくださるというのは、社会で女性の活躍されている面積が増えたという証だと思います。
でも、女性向きの企画というのは別段意識してつくってはいません。やはりビジネスの現場では男も女も共通の問題、悩みに直面します。そこにスポットを当てるようにしています。
―表紙の特集タイトルや、目次などに、かなり強い言葉が使われていますが、これも「いま」を象徴しているようです。

作成途中の新聞広告
おっしゃるとおり意識的に強い言葉を使っています。「エラくなる男、用済みになる男」とか。きついですね(笑)。
でも、人にフォーカスする人間雑誌、人間が人間に学ぶということを打ち出していますから、・・・(次頁へ続く)
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