第45回 プレジデントファミリー 編集長 鈴木勝彦さん

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家庭こそビジネスマンの基礎固め、心の拠りどころとしてますます重要な役割を担うようになっています。家庭を上手にマネジメントできる人が、やはり仕事もできる人であるようですね。

プレジデントファミリー 表紙

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プレジデントファミリー
一冊定価:780円
発行間隔:月刊
発売日:18日
出版社: プレジデント社
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編集長プロフィール
プレジデント社
「プレジデントファミリー」編集長  鈴木勝彦さん
編集長写真
すずきかつひこ 1968年静岡県生まれ。91年慶應義塾大学卒、プレジデント社入社。2003年よりビジネス誌「プレジデント」副編集長、「話し方革命」「数字のナゾ、お金のカラクリ」などの特集デスクを担当。06年「プレジデントFamily」創刊、編集長に着任。

父親に分かりやすく、母親にも新鮮に

―この雑誌は、もともと「プレジデント」誌の別冊でしたよね。

最初の2冊は「プレジデント」の別冊だった
最初の2冊は「プレジデント」の別冊だった

ええ、別冊で2冊出しました。それから2006年に月刊化し、私が編集長をつとめています。私は1994年から「プレジデント」誌の編集に携わっておりました。

そこでよく「学力と学歴」とか「金持ち家族、貧乏家族」といった特集をしたのですが、これが人気が高かったんですね。ですからその部分を切り出して、独立してやっていこうということになったんです。この雑誌が生まれたのはそんな経緯なんです。

―仕事をする男たちの家庭観がちょうど変わるころだったのでしょうか。

そうですね、それまでは正直、家庭を顧みないスタイルが主流だったと思います。90年代に職場が結構世知辛くなって、家庭をもっと大切にしなきゃといった風潮が生まれました。仕事と家庭は両輪、家庭は仕事の基礎固めの場所として見直されるようになりました。

そんな風潮の中、地位も上がり責任も重くなった、年齢で言うと40歳くらいで、小中学生の子供がいるような男たちに、この雑誌はメッセージを送ることになったんです。

―家庭をとりあげながら、目線は男性なんですね。

今と変わらない創刊号のスタイル
今と変わらない創刊号のスタイル

ええ、基本は「プレジデント」読者ですね。その目線で家庭や教育を取り上げてみたということです。そうしたら結構反響が大きくて(笑)。やはり、この世代はみんな家庭のこと、子供のこと、教育のことが一番の関心ごとだったんですね。でもアンケート取ってみると読者の6〜7割が女性だったんですよ。



―奥さんが買って旦那に読ませると。

そうですね。ですから、教育現場や様々なデータをしっかり見せて現状を把握してもらえるようなことにも気をつかっています。父親に分かりやすく、母親にも新鮮に、という配慮をしています。



―鈴木さんの考える「いいファミリー」というのは、どういう人になるのでしょう。

いいファミリーってなかなか一言では言えませんが、たとえば夫なら嫁さんの相談者になっているかどうか。これ重要だと思うんです。それをちゃんとするためには、常に自分の妻がどういう状況に置かれているかを気にかけていなければいけない。女性は往々にして共感を求めるものなので、それにちゃんと応えることが父の力で、これがないファミリーは難しいですよね。

また母親も、子供との距離をもっととるようにしないとまずいと思っています。やはりイライラしている母親って結構いるんです。雑誌でもイライラなどといった言葉を使うと反応が大きかったりします。父親もそれを感じていて、そんなタイトルの雑誌を母親に見せたがったりする。それで反響が大きくなるんです。

―鈴木さんの家庭はいかがなんですか。

私は修行の身ですから(笑)。自分の小さい頃を振り返って思うのは、母が教育ママで、テストで悪い点とったときに包丁持って追い回された記憶があるんです(笑)。こんなのはまずいだろうなって思うんですよ。

この前、東大生たちと話してて面白かったのは、彼らは間違いはラッキーだって言うんです。つまり間違うとそこで自分が何が分からなかったのかが分かると。だからそこを正していけばいいと。なるほどなって思って。で、同時に、そんな風に私も教育して欲しかったと思うんですよ(笑)。

間違ったら、じゃあどうしよう、どう解決していこう、といった発想につなげていけるような教育ができる家庭でありたいと思っていますね。

―いわゆる徳育などについては取り上げたりするんですか。

ええ、やりますよ。家庭教育の一環ですから。まあ定番は受験、教材もの、お金にまつわる話、食べ物の話などが中心で、 ・・・(次頁へ続く)

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