第22回 RYOMA 編集長 坂本龍馬さん

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本名が「坂本龍馬」というだけで充分にインパクトはありますが、その人が「RYOMA」という雑誌をつくるとなると、注目度より高し。福山雅治さんが気になる女性にはぜひ手にとってもらいたいですね。

RYOMA 表紙

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RYOMA表紙

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RYOMA
一冊定価:980円
発行間隔:季刊
出版社: 主婦の友社
編集長プロフィール
主婦の友社
「RYOMA」編集長  坂本龍馬さん
編集長写真
さかもとりょうま  1995年主婦の友社入社。カメラマンでもある父の命名。入社以来、販売部、広告部、雑誌編集などに関わり、岩崎弥太郎に関係する三菱商事との合同事業や、上海勤務など仕事上も「龍馬」の歴史に重なる。2009年帰国。「RYOMA」プロジェクトを始動。編集長、プロデューサーとして、ブログ運営から広告集め、販売戦略まですべてを司る。

…よく言われましたが、日本には同姓同名の方が6,7人いらっしゃるようですよ。それに、まあ、一回で名前を覚えてもらえますから便利ですよ(笑)。

―創刊が2010年1月29日になっていますね。

雑誌で取り上げたものを今後は本にしていく予定だ
雑誌で取り上げたものを今後は本にしていく予定だ

はい。創刊号の特集は「龍馬x言霊」で、有名な「日本を今一度洗濯いたし申し候」などといった彼の名言に迫ろうと思っています。ドラマ「龍馬伝」の出演者や著名人のインタビューなども満載して龍馬を満喫できる構成にします。

100ページの雑誌で、別冊付録として16ページの現地ガイドがつきます。1回目は高知で、広告タイアップで高知県の買い取りが決定しています。ちょうどいまスタッフが高知の取材中なんですよ。

続けて、2号は3月29日発行で、龍馬の人間力に迫ります。付録のガイドは長崎です。

以下、3号は6月発行で龍馬の交渉力、4号は12月発行で龍馬の革命力を考えています。

表紙はマンガでいこうと思っています。そのほうが個性的だし、ターゲット世代の女性が手に取りやすいのではと考えています。

―前評判は上々ですか。

お蔭様で広告もしっかりついてますし、コンビニなどからは納品数を増やすように要請が来ています。でもわれわれは5万部限定でいこうと思っているんです。市場に商品が足りないくらいの感じがちょうどいいなと思っているんです。

―坂本さんが主婦の友社の編集者になろうと思ったのはなぜですか。

twitterでもつぶやき始めた
twitterでもつぶやき始めた

大学が明治で近かったから(笑)。私はマスコミ希望ではありましたが、本当はテレビの製作をやりたかったんです。でも就職活動を始めたのが遅く、テレビは採用が終わっていて、それでこの会社に入れてもらったんです。

入社後も私はまず販売部で書店営業をやって、それから広告部で主に大阪担当をやって、新規事業部に移ってようやく雑誌の立ち上げなどに関与させてもらえるようにな りました。それから上海勤務です。上海では「mina」「S Cawaii」「Baby-mo」の編集をやりました。7割は日本版の翻訳ですが、3割は現地で編集をするんです。これが編集者としてのキャリアです。

でも、私は結構やりたいことを全部やらせてもらってるラッキーな人間だと思っています。その点では龍馬っぽいかな。広告部時代は東京以外を希望したら叶ったし、海外赴任も望んだことだったし、これで編集長もやらせてもらったんだから、この業界でもう後は何も思い残すことはないですよ(笑)。

(2009年12月)

取材後記
私の知り合いには小沢一郎という名前の編集者がいますが、さすがに龍馬や信長はいません。羽柴秀吉という人をテレビで見ましたが、本名ではないでしょうね。だから、「坂本龍馬です」と初対面で名刺を出されたときはさすがに驚きました。「せめて龍一くらいにならないでしょうか(笑)?」とつっこみたいのをおさえつつ、いろいろ話を聞かせて頂きました。
実物の坂本さんは、和服の似合いそうな武士然とした方です。海外業務にも精通しておられ、本人も言われていたように、編集という学者的な小宇宙よりも、本当は世界に羽ばたくようなビジネスのほうが向いているのかもしれません。でも、ことしは、「龍馬伝」の影響で確実に龍馬ブームは再燃するでしょう。それを独自のビジネスセンスで、うまく編集的に処理してもらいたいですね。
私自身は、坂本龍馬を武器商グラバーのスパイだったと思っているのですが、それでもこの人物が放つオーラの前には、変な噂は吹き飛んでしまいます。逆に日本の歴史には、このくらい痛快なスーパースターがいてくれないとつまらない。だから龍馬をネタにいろいろ楽しもうというのは、元気が乏しい時代であればあるほどよくわかりますね。この混迷の時代を龍馬ならどう生きるか---これは誰もが興味のあるところでしょう。
ちなみにお嬢さんの名前は「お竜(りょう)さん」らしいですよ。やりすぎ?

小西克博写真

インタビュアー:小西克博

大学卒業後に渡欧し編集と広告を学ぶ。共同通信社を経て中央公論社で「GQ」日本版の創刊に参画。 「リクウ」、「カイラス」創刊編集長などを歴任し、富士山マガジンサービス顧問・編集長。著書に「遊覧の極地」など。

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