第18回 Safari(サファリ) 編集長 榊原達弥さん

この雑誌
カリフォルニアのサーファーたちが好んだ「未知なる波を求めての旅」。それがこの雑誌の語源になっています。
西海岸のお洒落で新しいカルチャーやライフスタイルを求める人たちには、欠かせない1冊ですね。

Safari 表紙

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Safari(サファリ)
一冊定価:730円
発行間隔:月刊
発売日:毎月24日
出版社: 日之出出版
編集長プロフィール
日之出出版
「サファリ」編集長 榊原達弥さん
編集長写真
さかきばらたつや 青山学院大学英米文学科卒業後、日之出出版に入社。FINEBOYS編集長、Fine編集長などを経て、現在Safari編集長。湘南在住。
休日は波があればサーフィン。なければビーチ沿いを軽くジョギング。もし雨だったら家でギターかウクレレという生活。好きな作家はW.P.キンセラ、ポール・オースター、チャールズ・ブコウスキー、ラングストン・ヒュージ。好きなミュージシャンはローリング・ストーンズ、フェイセス、レッドベリー、ブラザー・ジャック・マクダフ、ジミー・マックグリフ、ミカバンド、チヨティア。

雑誌はその世界観に共鳴する人たちによって支えられていく

――創刊6年目ですね。創刊当初と何か変わってきていることはありますか。

「サファリ」は創刊時は外部プロダクションで作っていました。ですからいまのスタイルとはかなり違いました。最初は特集主義で車や酒などにフォーカスした企画をやっていたんですよ。

「ペン」や「ブルータス」にちょっと近かったと思います。

でも特集主義でやると毎回部数に増減が見られるので、1年たったときに私が編集長に就任し、変更しました。編集も内部で行うようにしたんです。

ただ絶対に変えないのは「海」というコンセプト。「いくつになっても海が大好きな大人」をターゲットにしたライフスタイル誌というスタンスですね。

――海が大好きな大人といってもさまざまですよね。

編集部には自転車も
編集部には自転車も

はい。単に海好きといっただけでは、釣り好きの人もいれば子供と海で潮干狩りするのが好きという人もいます。クルーザーやヨットが好きな人もいます。サーファーもいます。ですからこれをもう少し絞って考えました。

年齢は40歳前後、アラフォーですね。その年代で、カリフォルニアのマリブに代表されるようなLAのライフスタイルに憧れを抱いているような人たち、と定義したんです。

海が近くにあって、子供の頃からサーフィンをしていて、パーティが日常的に行われていて、ハリウッドも近いのでいわゆるセレブの友人もたくさんいて・・・みたいな環境から生み出されるカルチャーですね。そんなスタイルに憧れる人が結構いるんじゃないかと。そこにフォーカスしてみました。

ですから、記事も日本系のものはあえてやってないんです。LAの新しい店の紹介などでも、たとえいくら美味しくても日本料理店は外したりします。このへんは徹底していますね。

――競合する雑誌はあるのですか。

あえて挙げれば「レオン」「ウオモ」「オーシャンズ」といったところでしょうか。でも競合するというより各誌ちゃんと棲み分けされていると思います。

うちはサーフィンの記事があるからか、サーフィン誌と見られることもありますが、そういう立ち位置ではないですね。生活環境のなかで海が近くにあって、そこでのレジャースポーツとして自然にサーフィンがある、といった位置付けなんです。

また「サファリ」といったタイトルから、アフリカをイメージした冒険雑誌と勘違いされることもありますが、これは60〜70年代のサーファーが好んで使った言葉からとっているんです。

当時「未知なる波を探し求める旅」という意味で“Surfin’Safari”という言葉が流行ったんですよ。そこから、新しい世界を読者の皆さんとともに探しに出かけたい、といった意味を込めました。

――アイテムとしてデニムが必ず出てきます。

撮影するアイテムを保管する部屋も併設
撮影するアイテムを保管する部屋も併設

カジュアルウェアの代表といえば何と言ってもデニムですよね。特にうちのようにLAのライフスタイルを扱う場合は絶対欠かせません。

いわゆるセレブも、デニムにTシャツというスタイルが基本で、それにジャケットを羽織るというスタイルが中心です。

でも、そんなスタイルでも高い時計をしていたり、家がとてつもなく大きかったりするのがLAのアッパークラスの人々です。カリフォルニアのビーチ沿いに住むそんな人々にフォーカスしていて、そのライフスタイルを提案しています。

なので、トレンドファッションを扱う雑誌ではありませんから、モード的なアプローチはないです。

――リッチライフということになると「レオン」などとの共通点も感じますが。

そう思う方もいるかもしれません。ただ「レオン」のイメージはイタリアオヤジですよね。凝ったオシャレをして、パーティに出かけて、シガーなどをたしなむといったイメージ。

それに対してうちは同じお金持ちでもカリフォルニアのイージーゴーイングな雰囲気ということなんでしょうね。

トレンド最先端というより、昔から続いているものに少しだけトレンドを加えていく。ヴィンテージなども取り入れる。また、チャリティやオーガニックなどもしっかり扱っています。

雑誌のコンテンツとしてもそのほうが・・・(次頁へ続く)

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編集長の愛読誌

1.グライド(マリン企画)
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3.CREA TRAVELLER(文藝春秋)
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4.Tarzan(マガジンハウス)
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5.ザ・サーファーズ・ジャーナル(ザ・サーファーズ・ジャーナル社)
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