■無理なく着実に開発するためのEMC実践技術の紹介
日経エレクトロニクスの好評記事がデジタルで読める。着実に開発を進めるための設計と対策の手法についてわかりやすく解説
電子機器開発でよくトラブルになるのがEMC(electro-magnetic compatibility)という電磁雑音の問題。法規制や社内基準をクリアできず出荷直前に設計を大幅に変更する,無線機器の受信障害や性能劣化を解決できない,市場での抜き取り検査で回収命令をくらう,といったことが頻繁に発生しています。ここでは,着実に開発を進めるための設計と対策の手法について解説した最新記事を集めました。
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■無理なく着実に開発するためのEMC実践技術の目次

無理なく着実に開発するためのEMC実践技術
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2009/09/04発売号
(現在発売中の号)
入門●ゼロから始めるEMC
ゲーム機で理解するEMCの全体像と基礎
技術的に難しくなってきたEMCへの取り組みを強化しようとして,挫折する設計者が少なくありません。回路図では表されない,機器や部屋全体を流れる電流や電磁波を扱うので,幅広い視野と基礎力が求められます。EMC を考慮しながら自分の意図通りに回路を制御できるかどうかは,設計者の実力を測る試金石ともいわれます。今回のNE プラスではEMC をシンプルにとらえ,設計段階から着実に対処するための手順や基本技術を解説していきます。
EMC 設計/ 対策の実践手法●着実に開発を進める手法を工程ごとに解説
構想,設計から対策まで,EMC 技術の手順と勘所
「EMC設計」に取り組む開発担当者が増えている。しかしEMC には,設計段階では放射強度や耐量などを定量化しにくいという問題がある。設計者が,目標に向かって着実に進むことができる手順が必要になる。コモンモードや意図しないアンテナの発生を設計で防ぎ,検証/ 対策時はフィルタやシールドなどで対処する。構想設計から電気回路/ 構造設計,対策まで,EMC 技術を段階的に作り込んでいく手順とポイントを解説する。
ケーススタディー●事例で学ぶEMC 設計
車載機器の設計初期段階でEMC を作り込む
自動車は,EMC に関して最も厳しい環境といわれている。複雑な電磁環境の中で安全性を確保するため,デンソーは自動車内を3 階層にモデル化し,設計初期段階からEMC に取り組んでいる。電磁雑音発生の抑制と伝播系での減衰という方針で検討を積み重ね,要所でレビューを行う。レビューでは若手の実力アップも図る。車両/ 部品メーカーにまたがる,EMC に関する開発プロセスも解説する。
規格と対策の実際●外部の試験所をうまく利用する
EMC の法規制と測定や対策の進め方
機器開発者は,EMC の法規制/ 規格を必ずクリアしなければなりません。ただEMC にはたくさんの規格があり,理解するのも大変です。ここでは規格を分かりやすく分類し,その測定法の概略や,実際の測定を試験所で行うときのポイントについて解説します。さらに,静電気放電などのイミュニティを調べる試験の際に,機器全体にどのように電流が流れていくのかを解説します。
評価/ 測定技術●測定のトラブルシューティング事例
評価技術を通してEMC の理解を深める
EMC を難しいものにしている要因の一つが,評価/ 測定技術だろう。機器の動作や測定条件などによって,電磁雑音の放射強度はかなり変化する。EMI の規格では,測定値は常に「再現可能な最大値」でなければならないと規定しており,重大な見落としがあれば,その責任は自分にのしかかってくる。技術者が実際に陥りやすい問題事例を挙げながら,評価の目的や測定の基本技術を解説する。同時に,設計と評価の連携が重要になることを示す。
実力の高め方●技術者と品質をむしばむ病根を絶つ
EMC の実力向上策と組織の在り方を提示
EMC にかかわる技術者が,現場で認知されず苦しむことは少なくありません。最近,社内にEMC の試験所を設ける機器メーカーが増えていますが,品質を軽視した効率至上主義に技術者が悩まされるケースが目立ち始めました。原理原則に立ち返って,組織と技術者の役割を明確にしておくことが重要です。そうすれば技術者は生き生きと仕事ができ,実力も高められます。機器メーカーでEMC に長年従事してきた技術者が,キャリア形成や組織の在り方を提言します。
書籍●入門から基礎,最先端まで
製品開発に利用するEMC 関連技術を解説した書
EMC 設計技術は複数の専門領域にまたがっており,しっかり学ぶためには良書によるガイドが必要です。ただ,設計者にとっては領域が広すぎると感じる書籍が多く,選択に悩むことが少なくありません。ここでは,まずプリント基板設計やデジタル回路設計などを担当する設計者に向けた書籍について,自費出版の名著を交えながら紹介します。さらに,基本からしっかり身に付けられるEMC の専門書や雑誌を示します。
プリント基板におけるEMC適正化設計
前編:雑音予防設計は「転ばぬ先のつえ」,フロアプランでの検討が必須
後編:電源・接地への雑音漏洩を防ぐ,配置配線の勘所
複雑化するEMCへの対応
第1回:6Gビット/秒伝送時代の電磁雑音とはこう戦う
3Dディスプレイが実用化されるなど,映像のリッチ・コンテンツ化が進んでいる。伝送系がさらに高速になる中,シリアル・インタフェースの雑音対策はさらに難しくなる。今回は,高速シリアル・インタフェースでの雑音対策と,その後の光インタフェースの可能性を解説する。
第2回:雑音の側面から見た電力品質,電源の高調波対策は不可欠
家庭やオフィスで活躍する機器には,スイッチング電源やインバータが数多く使われている。効率を高くできる半面,高調波電流の発生源になり得る。EMC連載の今回は,電源関連メーカーの技術者にこのような高調波電流の発生原因や,対策に用いるPFCについて解説してもらう。
最終回:欧州新EMC指令への対応,2009年7月の移行期限が迫る
EU(欧州連合)へ電気機器を出荷する場合,EMC指令への適合が必要になることが多い。連載の最終回は,EMC試験など電気機器に対するさまざまな評価試験を手掛ける企業の技術者に,欧州のEMC指令の概要について説明してもらう。
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