ダカーポ<デジタル>のバックナンバー
2007/10/03発売号 (No.616)

ダカーポ

紙版をみる

 


ご購入はこちら

デジタル版 
2007/10/03発売号 価格: 320円


■ダカーポの目次

……………………………………………
□[ E D I T O R '' S E Y E ]□
……………………………………………

  □ 食&シングルモルトの新発見

いまどきウイスキーに「新発見」などないだろう? とお疑いの方もいるでし
ょう。わたしもついこのあいだまでそうでした。日本酒の吟醸ブームに乗り、
ワインブームに乗り、果ては焼酎というお決まりのコースをまんま踏襲する飲
酒人生を送って参りました。
それがあるきっかけで、シングルモルトのソーダ割り、しかもいちばん匂いの
嫌いだったラフロイグのソーダ割りを飲んでから、人生がちょこっと曲がりま
した。もともとシャンパン好きだったのですが、さすがに毎日これではバチが
あたるのでは?という小心者ゆえ、泡ものを広くとらえると、ウイスキーのソ
ーダ割りは、かなり汎用性が高いなと気がついたのです。
そこへ想定外の「痛風」に。プリン体対策からビールを止めました。ここから
俄然ウイスキーの登場が増えてきました。もう、こうなると、ウイスキーは2
軒目の締めの酒などではなく「食中酒」としての地位を獲得するようになりま
す。それからというもの、いろいろな食とのマリアージュを試み始め、さらに
今回の特集のように、たとえばフレンチのオーナーやソムリエにも食中酒とし
てのウイスキー、シングルモルトの開拓に挑戦していただき、これまでにない
食とのガチンコに発見、発見の連続。ラフロイグを蕎麦屋さんや沖縄料理店の
方々が以前から愛飲していた、など意外ながらもなっとくの情報も。
しかし、これは「論」ではなく、あくまでも体験です。え、こんなに合うのか、
というのを一度でも体験するとハマるのが「食&シングルモルト」。本特集を
参考に、ぜひともそのめくるめくマリアージュに遭遇してください!
                                ●大澤

  □ レストラン業界、最新トレンド

飲食店の最近の傾向を考えていくと、小さな店が元気がいい、ということが言
えます。それはただ単に店舗規模のことだけではなく、ここだけでしか味わえ
ない料理、ここにしかない食空間というものが大事にされている、ということ
かなと思います。
逆に言えば、チェーン店というのが飽きられているのです。大箱の居酒屋など
も苦戦している。立ち飲み屋は相変わらずどこも元気です。レストランは、小
さくても家庭的で、シェフやスタッフの気持ちが感じられるような、雰囲気の
ある店が人気です。業界では「空気感」と言うらしいのですが、美味しい料理
や酒ととともに、居心地のいい空気感がやはり大切なようです。オンリーワン
の店づくり、これがレストラン業界のキーワードになっていると思います。
特集は、銀座のマロニエゲート、丸の内のKUNIGIWAという二つの商業施設の
飲食店をリポートし、外食の風雲児と呼ばれるダイヤモンドダイニングの若き
社長、松村厚久さんのインタビューをしました。また、お取り寄せブームや食
の安全への意識の高まりから、国産の地方食材が注目されており、それが郷土
料理ブームとなっています。仕掛人の一人、エイチワイシステムの安田久社長
の話を聞きました。居酒屋戦争では、東の独立道場てっぺん、西の大阪笑売研
究所に注目、熱気ある個性派店のぶつかり合いは大手居酒屋チェーンを吹き飛
ばす勢いです。『ミシュランガイド東京』がいよいよ11月に発売、日本で初め
て生まれる三ツ星レストランを予測しています。また、イタリアン、フレンチ、
蕎麦屋など、個性派の名店が続々と増えている東銀座に大注目。マップ付きで
注目店を紹介しています。
                               ●國貞

  □ いま日本映画がすごい!

ここんとこ、日本映画が元気だ。映画好きの私から見ても、おもしろい映画が
目白押しだと思う。
そして、映画監督は、一度はやってみたい憧れの職業らしい。なぜ、そう思っ
たかと言うと、いろんな分野で成功した人が映画監督に挑戦することが多いか
らだ。ビートたけし、松本人志、桑田圭祐、村上龍、角川春樹……。ほとんど
人たちがお笑いだったり、音楽だったり、小説だったりと表現する仕事だ。映
画監督も同じ延長上の仕事だからと言うかもしれないが、私は絶対に違うと思
う。映画監督は、人間としての能力を一番求められる仕事だと思うのだ。映像
はもちろん、脚本、音楽なども分かっていないといけないが、何よりたくさん
の人を説得し、動かすコミュケーション力が必要だ。映画は必ず儲かる仕事で
はないので、時には騙してでもスタッフやキャストを動かす魅力がなくてはい
けない。また、映画製作はお金がかかるため、お金を集める才能も必要だ。も
ちろん、すべて自分がやるわけではないが、それらを替わりにやってくれる人
をたくさん持てる力がなくてはいけないのだ。
今回、6人の映画監督に会って話しを聞いた。6人とも、とてもおもしろかっ
た。どの人も、ある意味で話し上手。そして、頑固だが柔軟なのだ。とても頭
がいい。個性があって、魅力的でもある。たくさんの人を動かすだけの何かが
あるのだ。
三池監督、荻上監督、横浜監督が自分のことを「とても飽きっぽい」と表現し
た。ちょっと驚いた。でも、すぐに納得した。この人たちは、人間として能力
が高いから、ほとんどのことをすぐにマスターしてしまう。でも、映画監督だ
けは、飽きないだろう。それは、決してマスターすることができない仕事だか
らだ。そして、それゆえに、誰もがやってみたいと思う仕事なのだろう。
                                ● 勝屋

                              
■ ■ ■ ■ ■ ■


ダカーポもやっと25歳になりました。今後ともよろしくお付き合い下さい。


………………………………………………………
□ [ 編 集 長 の 小 部 屋 ] □ 
………………………………………………………


  □ 「早稲田大学の実力」

10月1日にダカーポ特別編集版として「早稲田大学の実力」が発売となりまし
た。ダカーポから出る久しぶりの別冊です。早稲田は、この10月で125周年。
開学の祖・大隈重信が「人の寿命は 125年」と唱えたということで、早稲田に
とっては100周年より重要な年と位置付けられています。記念事業として、理
工学部、文学部の再編などの学校改革が行われ、そして、また、タイミングを
あわせるように、斎藤祐樹くんの大活躍、小島よしおの大ブレイク!? 
この間、自民党総裁選を横目で見ながらの作業となりましたが、福田康夫も早
稲田。とにかく、この秋、早稲田は話題です。本書には「ワセダ異能のOB列伝」
「早稲田文学研究」「125年の125人」など、人物を扱う企画がありますが、さ
すがに魅力的な人物の宝庫、特に文化の担い手を多数輩出したといっていいで
しょう。
実は、我々メディアに占める早稲田出身者の比率も異常な高さです。一説によ
れば、早稲田の在野精神が、海のものとも山のものとも分からないマスコミと
いう業界に目を向けさせた、とも。ゴールドの表紙です。ダカーポ本誌ともど
も、ぜひ手にとって見てみてください。
                      ●高木幹太(タカギミキタカ)


………………………………………………………
□ [ オ バ バ 映 画 日 記 ] □
………………………………………………………

  □ 包帯クラブ

「包帯クラブ」の堤幸彦監督は、先日放映された「R30」というテレビの深夜
番組で、70年代後半にTBSでやっていた「ギンザNOW!」(月~金、17時
~)のADをやっていたと語っていた。堤監督は、あのテレビドラマの金字塔
「池袋ウエストゲートパーク」のディレクターでもある。専門学校卒の一介の
ADから、超話題テレビドラマのディレクターになり、超人気映画監督へ、な
んて、今のテレビ界ではほとんど考えられない。奇跡に近いと思う。つまり、
堤監督自身に、それだけ何か魅力のようなものがあるのだろう。「R30」では
自分よりうんと年下の司会、トキオの太一とV6のイノッチに対して、とても
謙虚に対等に接していた。決して、偉ぶらない。上から話さないのだ。今回の
日本映画特集で取材した三池崇史監督のことを思い出した。見た目はまったく
違うが、よく似ているのだ。柔軟で、頭がよく、とても魅力的。
「包帯クラブ」は、心に何かしら傷を持つ、高校生たちの話。石原さとみが
とても魅力的だ。高崎に1か月合宿して撮影したという。柳楽優弥くんが、少
し大人になって頑張ってます。透明感のある青春映画。9月28日(金)、午後
16時20分~、丸の内東映、1800円。平日の昼間のため、ガラガラ。でもシネコ
ンと違い、古いロードショー館なので気持がよかった。60歳以上が1000円のせ
いか、おじさん(おじいさん?)がチラホラ。
                              
■ ■ ■ ■ ■ ■

………………………………
□ More on ダカーポ □
………………………………

2 もしシングルモルトでフルコースを飲るとしたら
金子達仁×八塩圭子×北野和重

7 食&シングルモルトの新発見
Foods & Single Malt Whisky ▼幸福なる〈食×お酒〉の相性の基本は?▼〈食×お酒〉シングルモルト編▼”ファイヤー”が生み出す燃える関係▼シングルモルトと薫製はなぜ合うか?▼この肴があるからこの店に行く/TAKENAWA/煙事/BAR FOUR SEASONS/Speyside Way/BAR 緩木堂/RECOVER▼愛飲者を増やしている『白州』▼『白州』の個性をはぐくむ職人の技▼シングルモルトに合う超カンタン料理▼ふしぎにマッチする即席シングルモルトの友▼「バー フィンガル」直伝 美酒美食のモルトマリアージュ▼あらゆる料理をシングルモルトで

54 レストラン業界、最新トレンド
▼銀座初出店が並ぶ「マロニエダイニング」▼丸の内に出現した無国籍市場のにぎわい▼外食の風雲児が語る「業態開発」の極意▼47都道府県の「新郷土料理」を銀座から発信▼食で活性化する”美食の国”ニッポン▼元気印居酒屋、東京・大阪頂上決戦へ!▼東京の三ツ星レストランを予測する▼東銀座は飲食の穴場、個性派店が続々集結▼特選・東銀座グルメマップ

100 『めがね』『クローズZERO』『サウスバウンド』話題の監督たちが語る日本映画の今後

いま日本映画がすごい!
荻上直子/森田芳光/井筒和幸/木ざき(漢字が表示できないので、ひらがなで表示します)文智/三池崇史/横浜聡子 ▼話題作続々! 近々公開の日本映画

38 キーワード

地方新税、かぐや、年金流用禁止法案
40 キーパーソン

福田康夫、アン・リー(李安)、ウラジーミル・プーチン
42 メディア時評

斎藤貴男
44 語録&数字

46 ゴシップ&三面記事

48 新聞の社説&週刊誌の目次頻度

50 テレビ時評 豊ざき(漢字が表示できないので、ひらがなで表示します)由美

51 雑誌時評 武田篤典

52 強飯にごま塩!? 塩田真弓

72 サイボーグサラリーマン メカ★アフロくん 花くまゆうさく

「部長の黒いモノ」の巻
76 新ダカーポ探検隊

「”上場”芸能プロのオーディション(秘)事情」
78 Dacapo Book Store

人気ブランドは出版界でも強し。好調のブランド本/『神の棄てた裸体』『獣神演武』『銀漢の賦』『影響力の武器』●こんな本を読んできた…西山繭子『古季語と遊ぶ』『石の記憶 ヒロシマ・ナガサキ』『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策1』●Book マトリックス[地図付き]『映画篇』『インシテミル』『悪果』『追伸』
91 ことばのことばっかし 金田一秀穂

92 このくにのメルヒェン 池田香代子

94 財部誠一の経済最前線リポート

96 実践! マネーテクニック

浅川夏樹
99 information

117 ジャーナリスト入門

金平茂紀
122 次号予告

- ?dacapo forum?

124 Money 深野康彦

125 IT 吉田育代

126 Audio Visual 麻倉怜士

127 Car 金子浩久

128 Sports 相沢光一

129 Gulliver キム・ヘギョン

130 Gastronomy 君島佐和子

131 Alcohol 杉元淳平

132 Music 鮎貝健

133 Cinema 滝本誠

134 クイズ

………………………………………
□ [ 次 号 予 告 ] □
………………………………………

    次号617号のダカーポは、10月17日(水)に発売です。

  □ 男の身体検査!

  □ 30代の悩みと不安
  
  □ おごるな、公務員!

  □ 舛添要一、改革を語る

  □ 本で歩く京都

  大好評新連載シリーズ
  ・ ジャーナリスト入門 第21回 井田徹治
  ・ 財部誠一の経済最前線レポート
  ・ 池田香代子「嘘と真の このくにのメルヒェン」
  ・ 花くまゆうさく「メカ★アフロくん」

■ダカーポの掲載記事

掲載記事一覧



定期購読

バックナンバー

ダカーポの読者レビュー

  • 総合評価:★★★★
  • 投稿数:87
  • 総合評価  
  • 投稿日

読者レビューは他のお客様によって書かれたものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。

コンパクト&密度の濃さ
投稿日 2011/02/06
投稿者 のぶ爺さん
課長
★★★★

コンパクトで、密度が濃い。これが売りだと思います。それに「ポイントも押さている。」デジタル化された雑誌の必須要件=メリットを備えていると思います。保存して、折りにふれ見返すに価する雑誌だ。この良さに気付いた読者は、リピーターになるでしょう。

昔よく読んでいた雑誌です
投稿日 2010/12/12
投稿者 ブラックジャック
会社員
★★★★

学生のころよく読んでいたのに新しいものが発行されないのはすごく残念です。電車に乗る間際に買っていました。リーズナブルなのに内容も盛りだくさんで読み応えがあります。ぜひとも復活を望みたいと思います。

良質な内容です
投稿日 2008/12/22
投稿者 pukko
自営業
★★★★★

時流を得た内容で、とても参考になります。これからも読み続けたい雑誌です。

寂しいです。
投稿日 2008/05/29
投稿者 IKKYU
農家
★★★★★

大学時代から読んでいました。メキシコに住むようになってからも15年間OCSを通じて購入していました。メキシコでの90年代の情報は全てダカーポでした。ダカーポは私にとって青春そのもの いーえ 人生そのものでした。メキシコから帰ってくるときに、宝物としてダカーポを持って帰りました。今、日本の私の本棚の半分を占めています。時々適当に見てはその時代のことを思い出しています。長い間ありがとうございました。

感動しました。
投稿日 2008/03/05
投稿者 ぽこにゃん
無職
★★★★★

これまで数年間、ほぼ毎号購入させていただきました。世間で話題となっている事がこれ一冊で分かり、非常にありがたかったです。最終号という事で、非常に残念です。いつの日か、復活を期待しています。

あなたも投稿する
レビューを投稿してギフト券をGet!詳しくはこちら

[ダカーポ(2007/10/03発売号)のトップに戻る]