ZAITENのバックナンバー
2007/07/01発売号 (8月号)
2007年8月号

ZAITEN

刺激的な経済情報マガジン『ざいてん』

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■ZAITENの目次

■特集 東京「土地バブル」終焉
ひそかに逃げ出した海外ファンドマネー
三友システムアプレイザル代表取締役社長 井上明義
さまざまな顔をもつ富嶽(富士山)を描きだした葛飾北斎の「富嶽三十六景」。作品の中でも赤富
士の「害風快晴」と並び、有名なのが、「神奈川県沖浪裏」。北斎が72歳の時に描かれたもので、
その手法はゴッホら印象派の画家にも影響を与えたという。優れた遠近法を用い、霊峰富士を中心
に波頭と舟が描き出されている。その力強さは、さながら日本の土地バブルを取り巻く、あるいは
襲いかかる“巨大な力”を想像させる。国土交通省は拡大し続ける不動産の証券化商品に対し、鑑定の監視強化を図るとしている。土地バブルを煽った要因が、「不動産ファンド」であるといって憚らないが、その“巨大な力”は北斎の作品の波頭のごとく、最期はバブルとなって消えていく。

過熱「不動産ファンド」に訪れる“暴落の日”
ジャーナリスト 中村一城
地価高騰を煽った主原因は紛れもなくファンドである。その「ファンド・バブル」に危険信号が点
っている。もし不動産ファンドの破綻となれば、初めての経験だけにどれほどの混乱が起こるのか
、それだけは想像できない。

貸しビル不況到来「戦慄の2012年問題」
ディック・エンタープライズ専務取締役 増田富夫
東京ミッドタウンや新丸ビル。華々しくオープンしたのは記憶に新しい。高層で働きやすいきれい
な職場。人材確保の上からも企業にとっては重要視している点であるという。だが、それも5年後
には・・・。

すでに“臨界点”を突破している「都心マンションバブル」
ジャーナリスト 橋本淳司
バブル崩壊から15年余り、世はハリウッドスターがマンションを売る時代に突入した――。高付加
価値、高価格のマンションの販売が相次ぎ、住宅市況の勢いは続く。しかし、そこに死角はないの
か。

外資系金融(不動産担当)社員激白!「ハゲタカ? いえいえ坊主丸儲けだ」
外資系金融(不動産担当)社員 丸山哲人(仮名)
35歳から45歳。日本企業においてはバリバリに会社を牽引していく世代だが、外資系不動産会社の
この世代は、元金融機関に所属していたこともあり、優秀な人材も多い。そうした連中が織り成す
競争社会とは。

マル暴やブローカーが狙う“このビル”“あの物件”
ジャーナリスト 夏原 武
「せっかくの東京、儲けさせてもらうよ」・・・。放火に嫌がらせなど、お決まりの手法で社会問
題となったバブル時の「地上げ屋」。だが、それから15年以上経た今もアングラ筋は不動産を“シ
ノギ”として捉えている。

「不動産バブル」終焉を予言する副浩正氏の書店では買えない“幻の書籍”

いまや日本一の「高給取り」不動産ファンド業界の懐事情

「バブル拝金主義」が露呈した客を愚弄するマンション「1棟売り」

一等地での老後を取るか、子孫へ残すか―普及しない「定借権付マンション」事情

■企業解剖
新日鉄にも見放される神戸製鋼の苦悶
好業績の続くわが国の鉄鋼業界。だが、世界中で買収旋風を巻き起こすミタルスチールの恰好の標
的でもある。新日鉄、住友金属、神戸製鋼の3社は株式持ち合いや提携強化の防衛策も採る。しか
し、新日鉄がミタルに対抗して大同団結を目指す時には、神戸製鋼はその構想に組み込まれていな
い――。

■シリーズ 同族・世襲経営の“明暗”第5回
アサヒビールに“経営統合”かカゴメ「創業家」100年支配の終焉
ジャーナリスト 舘澤貢次
「カゴメ」といえば、わが国のトマトの歴史そのものだ。1899年、創業者・蟹江一太郎氏が日本で
初めて植えたトマトの種が発芽した。この年がカゴメの創業の年。以来、百余年続いたカゴメの創
業家支配が、いま、終わろうとしている。

■企業
“一流航空会社”への道は険し
「好事魔多し」全日空に忍び寄る“慢心”
ジャーナリスト 布目駿一郎
存亡の危機にある日本航空とは対照的に、初の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に輝いた全日空
。しかし、胴体着陸事故やシステム障害など不祥事が続く。かつての“野武士集団”は絶好調に慢
心してはいないか。

「優先株」を握るゴールドマンの“独り勝ち”
稼げど稼げト・・・ゼネコン「フジタ」の逃れられぬ“ファンドの罠”
ジャーナリスト 伊藤歩
金融支援から2年、業績を順調に回復させているフジタ。しかし、株価はいまなお低迷が続く。そ
の元凶こそ、2005年のゴールドマン・サックスの支援だった。誰がために、フジタは働き続けるの
か――。

焦点は「マルエツ株」の争奪
丸紅・イオン“疑心暗鬼”で宙に浮く「ダイエー再建」
ジャーナリスト 田中幾太郎
食品スーパー「マルエツ」の筆頭株主の座を狙うイオンは、ダイエー再建でタッグを組む丸紅と、
水面下で激しいバトルを繰り広げている。懐刀まで送り込んだ岡田元也社長としては一歩もあとに
は引けない。

■金融
新長官は内定したものの・・・
金融庁が頭を抱える「山本大臣」と「田村政務官」の行状
ジャーナリスト 青木龍彦
長期の在任で「天皇」とまで呼ばれた五味長官が勇退、佐藤監督局長の昇格が内定して、金融庁幹
部たちは一様に安堵の色。だが、心配事はまだある、という。金融担当大臣と金融担当政務官のこ
とだ。いったい、何が心配されているのか。

猪瀬直樹・新副知事も参戦か!
“設立”がそもそも間違いだった「新銀行東京」解体の暗中模索
ジャーナリスト 垂水宏
“石原慎太郎銀行”は設立2年で547億円の大赤字。トップ交代とリストラ策で再建を模索するが
、前途は不透明。解体、撤収を含め、着地が難しい。

「暫定政権」がいつの間にか「長期政権」へ
「公的資金返済」とともに去らずりそな・細谷会長の“終わりなき駐留”
ジャーナリスト 原口勝彦
2003年の公的資金債注入とともに、りそなホールディングス会長に就任した細谷英二氏。果断な手
腕は評価されるところだが、どうやら、再建に道筋が見えた後もなお、“駐留”し続けるという。

■経済
混迷する次世代無線通信「WiMAX」争奪戦
軒先借りて母屋狙うソフトバンク・孫社長の“狡知”
ジャーナリスト 芦田幾一郎
混沌とする次世代無線通信「WiMAX」の事業化の行方――。水面下でソフトバンクが進めた共同イ
ンフラ構想も不発に終わりそうだが、その裏には“次”を狙う孫正義社長の思惑が見え隠れする。

『ゴーン家の家訓』は売れ行き好調だが・・・
日産も頭を痛めるゴーン夫人経営飲食店の「お家事情」
ジャーナリスト 島田四郎
日本的経営にメスを入れる“黒船”の象徴的存在だった日産のカルロス・ゴーン氏。同社がV字回
復を果たした後、業績の伸び悩みが伝えられるなか、「ゴーン家」の足元でも良からぬ評判が立っ
ている。

ソニーはおびえ、裏ロム屋はほくそ笑む
スイカとパスモの爆発的ヒットで“電子スリ”大流行の危険な兆候
ジャーナリスト 西田健
駅改札口やコンビニの支払いでおなじみとなった電子マネーカードはすべて、
ソニーが開発した非接触型ICチップ「フェリカ」に基づいている。
かつての磁気カードより格段に安全性は高いはずだが・・・。

■ゴルフ
資産隠し疑惑 追及第2弾
民事再生の「総武都市開発」小宮山一族の居直りに会員側が反撃開始
フリーライター 天野隆介
本誌6月号で追及した「総武都市開発」の“疑惑”の民事再生法申請問題。対抗する会員側は「守
る会」を結成、会社更生による再建を提案した。“集めたカネ”の行方とともに、その成り行きが
注目される。

■政治・経済
「総連本部事件の闇」絡め取られたエリート
緒方公安庁長官の「名義貸しビジネス」の蹉跌
ジャーナリスト 伊藤博敏
北朝鮮をめぐる国際情勢が抜き差しならないままで浮上した、今回の総連ビル売却騒動。かつての
バブル紳士が陰の主役として、これに法曹界の大物2人が関わったのも、緒方重威氏の“肩書”が
ビジネスに重用されたからだ。

司法当局も注目
松岡農相“自殺”前日に運ばれた巨額現金の謎
ジャーナリスト 岡好美
5月27日早朝、松岡農相本人の指示で、東京から地元・熊本へ巨額の現金が運ばれた。その翌日
、松岡農相は首を吊って自殺した。「剛腕」といわれた現職閣僚は、何かに追われていたのだろう
か。

■兜町裏話
「整理ポスト入り銘柄」を推奨したマネー雑誌の“罪”

西岡進・菱和ライフクリエイト元社長も登場するアライヴコミュニティの“内紛劇”
ノンフィックションライター 相楽 総一

「ハンカチ」の次は「ハニカミ」にまとわりついて・・・
「お伺い」質問しかできないスポーツジャーナリズムの“情けなさ”
ジャーナリスト 三上柊
「勝敗のポイントは?」「調子はどう?」「打った球の球種は?」――。本来記者自身が見極めな
ければならない問題点を、「お伺い」をたてるように選手に尋ねるスポーツ記者。これを指してサ
ッカー日本代表監督は「日本にはスポーツジャーナリストは存在しない」と言い切った。

「笑って許して」では済まされない
コンプライアンスなき芸能プロに株式上場の資格なし
ジャーナリスト 黒川誠一
所属タレントの不祥事から、プロダクションのお家騒動まで。未上場であればいざ知らず、上場企
業であるにもかかわらずこの体たらく。説明責任もあやふやなその場しのぎの対応に株主からは「
呆れる」の声も聞こえる。

「ダイエーショック」で資金調達悪化
ついに大手ホールも破綻したパチンコ業界「存亡の危機」
ライター POKKA吉田
業界6位の大手パチンコ企業・ダイエーが破たんして2カ月余。5月中の倒産件数は過去最高に。
パチンコ業界は「バブル崩壊」へと突入した。

『ドラクエ』再奪取で勝負あったとみるのは早計
任天堂一人勝ちゲーム機バトルはソニー&MSと三つ巴の大乱戦へ
ジャーナリスト 西本頑司
ゲーム機に縁のなかった中高年層をも取り込んだのはニンテンドーDSの功績。任天堂は昨年末に
発売したWiiの販売も好調で一人勝ちの勢いだが、ソニーもマイクロソフト(MS)も追撃の武
器を持っている。

情報サービスでアップル、グーグルに遠く及ばず
修正ソフト不具合発生で露呈した巨大企業マイクロソフトの脆弱性
ジャーナリスト 井上学
マイクロソフトにとって栄光の90年代も今は昔。音楽配信やポータルサイトなど新たな情報サービ
ス分野では、いまだ有効策がなく“負け組”化してる。しかも、世界的な大企業となった今では、体質転換もままならない。

■「すくらんぶる」
松岡農水相自殺でも変わらず特捜部の本命“名古屋ルート”

いまや「負け組」三越を買収する企業はどこか

証券業界は激震必至「財務省人事10年構想始動」

東京地検が狙う「増資疑惑」事情聴取を受けた仕手関係者

ソフトバンクが首位奪取も利用者の不満も増加傾向

「ハニカミ王子」争奪戦でチャンスうかがう関係企業

中小企業買収は「腕試し」説スティールが狙う“次の標的”

規制緩和めぐり攻防激化官邸と国交省「仁義なき戦い」

トラック「中型免許」が新設された本当の理由

借金トラブルで2審も敗訴した華僑系外資の正体

部品不足でモノづくり危機大手企業と中小の「大きな溝」

参院選で自民「ボロ負け」説1人区では「15勝14敗」か

■連載
高杉良の「現代の眼」(第11回)
小泉内閣の“負の遺産”処理でのたうち回る安倍内閣

玉木正之の「スポーツと金」(第11回)
「IAAF世界陸上2007大阪」今年最大イベントはプロの頂点の大会

B.フルフォードの憂国(You)対談
評論家・副島隆彦
“覇権国家”アメリカの世界秩序はいま、大きく動揺している

佐藤優の「獄外日記」

クレーマーズレポート
初期不良のauケータイでダウンロードした音楽消失

六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」
&六角文庫の「お宝ご開帳」

情報のキーパーソン
作家・社会活動家
雨宮処凛さん

私の主治医
ミュージシャン
サンプラザ中野さん

CM広告が語る企業の台所事情
広告「裏読み」「ナナメ読み」 大量広告は信頼を損ねる

“ゴルフ会社社長”の「私のゴルフ」
マスダゴルフ 増田雄二社長

あの人の自宅
上原 明大正製薬社長


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  • 総合評価:★★★ 3.0
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毎号楽しみ
投稿日 2012/04/11
投稿者 えみりの父
会社員
★★★★★ 5.0

デジタル定期購読しています。紙で購読していた時のように新聞で見出しを見てから本屋さんやネットで購入する必要がなくなりました。PCのほかにIpadやIphoneでも見ることができ、読み終わった雑誌を処分する必要がなくなりました。独特の記事があり、毎号楽しみにしております。

中々おもしろい
投稿日 2011/01/31
投稿者 t11189t
会社員
★★★★ 4.0

取り上げているテーマが他の雑誌にはないものが多く年に数号購入している。特に専門職に関する特集がおもしろい。もう少しページ数があれば読み応えがあってなおよいと思う。

クレーマーズレポートが面白い
投稿日 2010/08/21
投稿者 peachjohn
会社員
★★★★★ 5.0

名前はクレーマーと銘打っているが、その実内容は面白い。クレーマー扱いされるからといって文句を言わない消費者よりも、適切な苦情を言ってくれるお客のほうが企業はありがたいだろう。私もサービス業だが、本当の信頼関係をお客様と築くためにはとても参考になる。

財界展望から・・・
投稿日 2010/05/02
投稿者 ほげほげ
会社員
★★★★★ 5.0

名前と大きさが変わりましたが。。以前と比べると、多少硬さが無くなった感じはいなめませんが、他の経済紙よりは深く追求しているところがあり、面白いと思います。

様々な経済模様
投稿日 2009/12/16
投稿者 底抜け落下傘部隊
パート
★★★ 3.0

『噂の真相』が廃刊してから何を購読しようかと思って購読したのがこれでした。まあ、当然ながら内容は『噂の真相』とは畑違いで全然違うわけですが、経済情報を裏から、あるいは斜めから読み解くという意味では通じるところがあるかもしれません。興味深い情報源になっていて毎号楽しみにしています。

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