ZAITENのバックナンバー
2008/06/01発売号 (7月号)
2008年7月

ZAITEN

刺激的な経済情報マガジン『ざいてん』

  • 出版社:財界展望新社
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■ZAITENの目次

■特集 公認会計士「激震」
約1万8000人いるといわれる公認会計士。10年後には3倍近い5万人程度まで膨れ上がる。国
家資格系では弁護士と並んで学生に人気の職業だが、そうとも言い切れない現実の波が押し寄せて
いる。
カネボウ、ライブドア、日興コーディアルグループなど相次いだ粉飾決算事件。事件をひとつの
きっかけに、国内最大手だった「中央青山監査法人」は解体に追い込まれた。いまや監査法人は大
手の再編が進み、中堅以下も吸収合併の動きが慌しさを増している。
粉飾決算で破たんした企業をめぐり、大手監査法人の賠償責任を認めた画期的な判決が下ったの
は今年4月のこと。厳罰化の流れは止まりそうもない。
会計士自身のモラル低下も著しい。インサイダー取引だ。粉飾決算は企業の悪事に加担した格好だ
が、インサイダーは会計士本人の犯罪で、より悪質性が高いと言わざるを得ない。
会計士を取り巻く不安材料は増え続け、業界は今後、ますます風当たりが強まるのは必至の情勢
だ。世論の目は厳しい。すでに難関試験に通っただけでは安心できない時代が始まっている。本特
集では、会計士、監査法人のさまざまな実態を報告する。

厳格化、過重労働、報酬は上がらず……
公認会計士を襲う「超・残酷物語」
ジャーナリスト 伊藤歩
エンロン事件や「中央青山」の解体をきっかけに、日本の監査法人を取り巻く環境は一変した。レ
ビューと称する監査法人へのチェック体制、四半期決算、内部統制などの影響で会計士は激務を強
いられている。人数は増えているものの……。
特集:「中央青山」以後 激変する「監査風土」
日本の監査法人は国際事務所(ビッグ・フォー)に侵蝕される!
弘前大学人文学部准教授 柴田英樹
性善説から性悪説へ転換する日本の「監査風土」。日本の監査法人は、ゆくゆくは世界の「ビッグ
・フォー」といわれる国際会計事務所の日本支部と化すだろう。一方、中堅以下の監査法人は、大
手に吸収されるか、中堅同士の合併で大きくなるかの選択を迫られている。

企業現場は大混乱
会計士も理解できない内部統制「狂騒曲」
ジャーナリスト 中井正巳
08年4月からスタートした「内部統制」の名の下に、企業現場が混乱しているという声を聞く。混
乱の元は、どうやら内部で行う統制のはずが、外部のいいなりになる統制となってしまっているか
ら、らしい。企業現場を取材してみると……。

監査法人大手「トーマツ」に賠償命令の衝撃
弁護士 山口利昭
会計士業界に激震が走った。粉飾決算で破綻した会社の管財人が監査法人を訴えた訴訟で、大阪地
裁が、粉飾を見過ごした監査法人に損害賠償を命じたのだ。上場企業の監査をめぐって監査法人の
過失を認めたのは初めて。判決内容を検討してみると…。

「名ばかり監査役」を即刻追放せよ!
本誌編集部
株主総会の決議で選任される監査役。公認会計士と違って独立した職業ではないが、経営陣をチェ
ックする重要な役目を担う。会計士業界に逆風が吹き荒れるなか、多くの企業にはいまだ旧態依然
とした「名ばかり監査役」がゴロゴロしている。

■企業解剖
「三井不動産」追撃する
三菱地所“出”丸の内戦略の焦燥
“丸の内の大家”こと、三菱地所。不祥事と失策で1990年代を丸々失った。“黄昏組”とも揶揄さ
れた同社がいま、三井不動産に攫われた業界の王座を奪回すべく、本丸を出て積極果敢な攻勢に転
じている。しかし、その焦りの陰に死角はないのか――。

■企業レポート
“コスト削減一辺倒”に燻る疑問
資生堂 代表取締役“経営企画部長”前田社長の「超合理化経営」の哀愁
ジャーナリスト 田中幾太郎
経営企画部長から14人抜きで3年前に資生堂社長に就いた前田新造氏は「すべてを壊す」と宣言
して経営改革に乗り出した。さまざまな改革に着手したが、真の狙いは徹底したコスト管理。改革
の陰で、ブランド企業が営々と築き上げた“文化資産”は打ち捨てられようとしている――。

半世紀ぶりの国家プロジェクトは成功するか・・・
三菱重工「国産ジェットMRJ」に蠢く経産省エネルギー人脈の捲土重来
ジャーナリスト 布目駿一郎
「YS-11」の初飛行から半世紀、再び日本の翼が世界を翔ぶ。三菱重工の小型ジェット旅客機
「MRJ」はわが国航空技術者の夢の結実だが、同社の売り込みを陰で支えるのは、連綿と続く「
経産省エネルギー人脈」である。

インド経済第一人者・小島眞教授(拓殖大学国際学部)に聞く
タタ財閥が狙う「日本の企業」
10万ルピーの低価格車を発表したタタ・モータース擁するタタ財閥。経営戦略の柱の一つがグロー
バル化だ。タタ・スチールが大手鉄鋼・英蘭コーラスを買収し、タタ・モータースがジャガー、ロ
ーバーを飲み込んだ。次のターゲットに日本企業を絞る可能性は――。

1600万人ユーザーを怒らせたミクシィの「無策経営」
ジャーナリスト 的場新一
1976年生まれの「ナナロク世代」経営者として、一躍スターダムにのし上がった笠原健治社長
。その笠原氏率いる会員制ネットワークシステムの「ミクシィ」はサービス開始から4年が経ち、
順調に収益を伸ばしているように見えたが、3月に発表した利用規約改定が思わぬ波紋を呼び、株
価も急落している。

■金融
企業トップが“頭を垂れる”
証券取引等監視委員会「市場分析審査課」のスゴイ実力
ジャーナリスト 大沢駿
世間の注目を浴びたのが06年のライブドア事件に、村上ファンドのインサイダー事件だった。それ
から2年。350人と大幅に拡大した陣容で証券市場に更なる睨みを利かせ、NHKや野村証券などのガ
リバーにもメスを入れた。佐渡委員長率いる「スゴ腕」たちの実状に迫る。

日銀人事で武藤氏再浮上
福田首相が狙う日銀副総裁゛仰天人事゛を暴く
金融ジャーナリスト 吉永 弘恵
副総裁2人のうち、1人がいまだ決まっていない日銀首脳部人事。渡辺博史・元財務官を当てる案
が参院民主党に拒否され不同意となったのは記憶に新しいが、福田首相はウルトラC級の秘策を練
っている。あとはいつ決断するかだ。

日銀総裁、地銀再編、ゆうちょ銀行対策も後手続き
「金融支配力衰退」財務省で始まった゛戦犯追放゛
ジャーナリスト 垂水 宏
日銀トップ人事ですべて敗退、地銀再編の大波でも大苦戦。かつて金融業界のすべてを仕切ってい
た、財務省の往年のパワーはまったくみられない。省内から大物OBへの不信感が。

「一時休戦」で責任問題には頬かむり・・・
失策打ち続く「みずほ」前田vs.齋藤“偽りの雪解け”
ジャーナリスト 春木一義
決算発表で首脳陣の処分にフタをした、みずほFG。それもそのはず。責任追及を前にして、犬猿
の仲とされる前田晃伸FG社長と齋藤宏CB頭取が“和解”していたというのだ。しかし、この和解劇
、あくまでも幕間でしかないようで・・・。


■経済・社会
役員室を使い、裏書にも名を連ね――
前田建設工業・元副社長「手形詐欺事件」で告訴される
ジャーナリスト 真藤聖
大手企業の副社長が目の前で約束をした。これがヨタ話だとは誰も思うまい。本誌は3年前この手
形事件をレポート、その後の推移を見守っていたが、捜査当局はようやく“本気”になった。真実
は1つのみだ。

国立大学だけではない文科省利権
文部科学省のもう一つの闇「私立大学助成利権」
ジャーナリスト 横田 一
国立大学の施設設備をめぐる汚職事件。もと文のいう施設企画部長の逮捕で文科省に激震が走った
。事件は一応、収束の塩梅だが、ここへ来て、私立大学をめぐる文科省利権が浮上してきた。

“国家破綻に備えよ!”投資の果て・・・
翳り見せる「ハルマゲドン・ファンド」
100億円「高橋誠ファンド」海外移転に困惑の声
ジャーナリスト 伊藤博敏
2002年前後に投資家の間で一世を風靡した「終末思想ファンド」。悪化の一途をたどる国家財政に
対する資産防衛を謳った、この手のファンドがいま、曲がり角を迎えている。その象徴的ファンド
マネージャーのひとり、高橋誠氏に現状を直撃した――。

勝者は現職か新人か
怪文書舞う「日大総長選」いよいよ決着へ
ジャーナリスト 外山雄作
190億円もの補助金を受け取るメガ学府のトップを選ぶ選挙が本選へともつれ込んだ。現総長vs副
総長の一騎打ちとなるが、その選挙戦の裏は相も変わらずナマ臭さが漂っている。


■社会
100メートルで0秒50違うというのに
NASA開発スピード水着を「気分の問題」で片付けた日本水連の「時代おくれ」
ジャーナリスト 三上柊
「スピード社製」の水着着用問題がにわかにあわただしくなってきた。これまで「水着の開発」と
いう現代スポーツには欠かせない「環境の整備」をメーカー任せにしてきた日本水泳連盟にその責
任がある。

著者インタビュー《特別編》
『連鎖する大暴落――静かに恐慌化する世界』著者 副島隆彦氏

■永田町・国際
李大統領が配慮した「三星スキャンダル」の〝幕引き〟
ジャーナリスト 井野誠一
李健熙氏が会長を退くことで、三星(サムソン)グループ内で揺れに揺れたスキャンダルがようや
く終息に向っている。「温存幕引き」の背景には、サムソングループに配慮した李明博大統領の意
向があった。

お茶を濁すだけでは命取り
「老人の反乱」が自公政権の命脈を絶つ
ジャーナリスト 白鳥洋一
ねじれ国会の攻防の焦点は後期高齢者医療制度に移った。自民党内からも批判が出る中で、首相・
福田康夫の定見のなさが混乱に拍車をかける。

■経済社会裏話:
暴力団逮捕劇で見えてきたインディックス“学研株流出”の真相
相楽総一

入管当局とのイタチごっこ韓国状勢不法滞留増加の理由
倉田大道

ココカラファインHDにも登場「最新宗教法人大株主事情」
九十九蘭

スルガコーポレーション「再出発」の正念場
淡路英司

サブプライム危機の後「資源バブル」が世界を襲う
橋本雅人

■ZAITENすくらんぶる:
北都銀と荘内銀の経営統合で富士通のシステムは風前の灯火

三菱UFJのシステム障害に業界から出る同情論の滑稽

98歳・安藤太郎氏の引退で住友不動産はどう変わる

経産省次期事務官選任で「内部抗争」再燃の懸念

「金融サービス士」創設に熱心な金融庁の本当の狙い

最終局面に入った防衛省汚職国会議員の逮捕はサミット後

平沼氏ら「第3極」勢力結集「大型新党」誕生が間近

小泉元首相が仕掛ける「福田・小沢の同時殺人」

「黄金の三角地帯」に新たな北朝鮮「対日覚醒剤ルート」

社内外に波紋が広がるキョーリン突如の社長交代

環境基準値の4万3000倍強まる築地市場移転中止の声

リーマン巨額資金回収不能事業の背後に議員秘書のサイドビジネス

シンガポール航空「巨大エアバス」満席にするのは至難のワザ

■連載
B.フルフォードの憂国対談
衆議院議員(国民新党)糸川正晃
“数合わせ”のチルドレンになったら
「議員バッヂ」は外します!

玉木正之の「スポーツと金」
新人の身体検査をしないプロ野球「スポーツビジネス失格」

クレーマーズレポート
トラブル連続のクライスラー「JEEP」

六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」
腐りきった国交省の惨状を告発

広告「ウラ読み・斜め読み」
広告費用1000億円の使い方

国際「パワー・ネットワーク」解体新書(2)
サブプラ危機で荒稼ぎしたファンドマネージャーの“ロンドン・コネクション”
副島国家戦略研究所研究員 中田安彦

情報のキーパーソン
現場支援労働者
生田武志氏

人気ゴルフ場「辛口スコア」
「武蔵丘ゴルフコース」の巻

マスコミ人御用達の極楽酒場
『セオリー』部次長
小口俊治さん

女性広報にこっそり聞いた「お勧めランチの店」
サントリー広報部
日色由紀子さん

あの人の自宅
前田新造・資生堂社長


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ZAITENの読者レビュー

  • 総合評価:★★★
  • 投稿数:36
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  • 投稿日

読者レビューは他のお客様によって書かれたものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。

中々おもしろい
投稿日 2011/01/31
投稿者 t11189t
会社員
★★★★

取り上げているテーマが他の雑誌にはないものが多く年に数号購入している。特に専門職に関する特集がおもしろい。もう少しページ数があれば読み応えがあってなおよいと思う。

クレーマーズレポートが面白い
投稿日 2010/08/21
投稿者 peachjohn
会社員
★★★★★

名前はクレーマーと銘打っているが、その実内容は面白い。クレーマー扱いされるからといって文句を言わない消費者よりも、適切な苦情を言ってくれるお客のほうが企業はありがたいだろう。私もサービス業だが、本当の信頼関係をお客様と築くためにはとても参考になる。

財界展望から・・・
投稿日 2010/05/02
投稿者 ほげほげ
会社員
★★★★★

名前と大きさが変わりましたが。。以前と比べると、多少硬さが無くなった感じはいなめませんが、他の経済紙よりは深く追求しているところがあり、面白いと思います。

様々な経済模様
投稿日 2009/12/16
投稿者 底抜け落下傘部隊
パート
★★★

『噂の真相』が廃刊してから何を購読しようかと思って購読したのがこれでした。まあ、当然ながら内容は『噂の真相』とは畑違いで全然違うわけですが、経済情報を裏から、あるいは斜めから読み解くという意味では通じるところがあるかもしれません。興味深い情報源になっていて毎号楽しみにしています。

独自の味があります
投稿日 2009/09/23
投稿者 NECORO
経営者
★★★

様々なジャンルの業界の内面、実情がわかりやすく取り上げていて毎号楽しみです。

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