■月刊アイ・エム・プレスの目次
特集
進化するケータイマーケティング
ネット対応ケータイの契約数は7,200万人に達し、個人の端末としては既にパソコン経由のネット接続数を上回る。こうした中、ケータイの特性を活かして、顧客とダイレクトに情報やサービスを提供する企業も増加してきた。
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総論
マーケティング・ツールとして
ますます重要な役割担う
◆端末の普及に伴いケータイ・マーケティング展開企業が増加
昨今、ケータイを活用したマーケティングやプロモーションが盛り上がりつつある。(社)電気通信事業者協会によると、2004年9月末現在、携帯電話契約数は8,383万件で、その8割を超える7,232万件がインターネット接続可能な端末となっている。このように、インターネットに接続できるケータイ端末の増加に伴い、ケータイ・マーケティングの導入企業が増加しているようだ。
◆端末の進化に支えられ多様化するアプリケーション
昨今、ケータイを活用したマーケティングやプロモーションが盛り上がりつつある。(社)電気通信事業者協会によると、2004年9月末現在、携帯電話契約数は8,383万件で、その8割を超える7,232万件がインターネット接続可能な端末となっている。このように、インターネットに接続できるケータイ端末の増加に伴い、ケータイ・マーケティングの導入企業が増加しているようだ。
◆DMは効果的にレスポンスが取れるメディア
ケータイの機能は、日々刻々と進化している。ケータイの歴史を振り返ってみると、1994年以前のケータイは生活者には"高嶺の花"で、リースやレンタルで提供されていた。それが1994年に買い上げ制度が開始されたことで、一般への普及が加速。それから5年後の1999年、iモードの登場で大きな変化を見せる。iモードの登場により、ケータイの利用法は、それまでの音声通話中心から、「使うケータイ」へと進化を遂げたのである。
現在もケータイは、急激な勢いで技術的な進化を遂げており、送受信できる情報量や機能の拡大などにより、今後マーケティング・ツールとしてますます重要な役割を担うものとなっていくことは間違いない。
カメラ付きケータイの登場は、2000年。今では発売される機種のほとんどにカメラが付くようになり、その普及が急速に進んだ。そして、2002年には、QRコードの読み取り機能が付いたケータイの1号機がボーダフォン(株)より発売された。その後、ドコモが505iシリーズで共通機能として採用し、さらにauでも対応端末が2004年から登場。QRコードは、「文字が小さい」「文字入力がしづらい」といったケータイの不便な点の解消に一役買う可能性がある。
また、2003年に発売された、ドコモの非接触IC搭載のFeliCa携帯電話の存在は、ケータイがリアルコマースに本格的に参入するという点でも見逃せないだろう。
◆ケータイ・マーケティング4つの特性
ケータイ・マーケティングには、いくつかの特性がある。ひとつは、利用者ひとりに端末ひとつという構図が成り立つので、一人ひとりのプロフィール、趣味・嗜好、購買履歴などに基づき、その人に最適な情報やサービスを提供することができるということ。
2つ目は、パソコンにおけるメール・マーケティングとは異なり、ケータイは個人が常に"携帯"していることが前提にあるので、「いつでも」「どこでも」アプローチが可能だ。例えば、クーポンなどもケータイに配信すれば、パソコンのように画面を印刷する必要もなく、そのまま店頭で見せるだけでいいので利用者サイドも便利で、新たな販促策として高い利用価値がある。
3つ目は、常時携帯しているという点を「時間」「タイミング」でとらえると、例えば、仕事の帰りに飲食店の情報を、株価がある一定の価格に達したらメールを配信するなど、有効なタイミングでのアプローチが可能である。
4つ目として、現在お客様がいる場所にあわせて、周辺のバーゲン情報やグルメ情報を提供するアプローチは、店舗などリアルな拠点を持つ企業のマーケティングに極めて大きな効果を発揮する。
つまり、ケータイはDMやパソコンのメールなどのパーソナルメディアの中でも際立ってその個別性が高い。従って、特定会員を対象に、差別化された商品・サービス情報を提供するのにも適している。例えば、会員限定商品や会員特別割引の案内メールを送信することで、来店促進を図ることもできる。
◆利用を誤れば受信拒否に企業サイドは細心の注意が必要
パーソナルメディアであるケータイには、上記で述べた4つの特性があり、DMやパソコンのメールなどと比べてより個別性が高いがゆえに、企業サイドはケータイ・マーケティングを実施する際には配慮が必要だ。つまり、利用を間違えると迷惑メールとなる可能性がある。
経済産業省と総務省の両省により、2002年に施行された「特定商取引に関する法律の改正」及び「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」によると、企業に対してメール送信の了承を得ていない場合は下記の表示義務を規定した。1.電子メール送信に使用したメールアドレスが表示されていること、2.受信したメールの件名欄の最前部に「未承諾広告」と表示されていること、3.メール本文の最前部に事業者及び送信者の氏名または名称が表示されていること、4.事業者及び送信者の住所・電話番号などの情報が表示されていること、5.メール本文の最前部に事業者及び送信者が受信拒否の通知を受け取るためのメールアドレスが表示されていること--の5つである。
これら表示義務によって、企業は顧客から受信拒否を受けないために、事前に顧客からケータイヘのメール送信の了承を得たり、件名に企業名や店舗名などを掲載することで、迷惑メールとの区別を図る必要に迫られている。
ケータイは、パーソナルメディアの中でも、最もダイレクトにお客様との関係を作ることができるツールである。それだけに、迷惑メールにより、せっかく築いたお客様との関係を崩すことのないよう、細心の注意を払うことが必要と言えるだろう。
弊誌では今後もコールセンター/コンタクトセンター、Web活用、データマイニング、ダイレクトマーケティング、One to Oneマーケティング、優良顧客の優遇、ブランディングなど、CRMを重視する企業の取り組みを紹介していく。
ケーススタディ
小田急百貨店
2004年5月より「木曜、5時」をキーワードに、主にOL層をターゲットにしたケータイを使った会員組織化を推進している。同社の「おだもく5GO」の位置付けと来店促進の取り組みについて取材した。
ぐるなび
日本最大級の飲食店情報検索サイトを運営する"ぐるなび"。2005年1月に、ケータイの高機能化と活用可能性を見据え、提供コンテンツを刷新。ユーザーと加盟店双方とのリレーション強化に注力している。
ゼータ・ブリッジ
テレビ・ラジオ放送とインターネット検索・ショッピングとをつなげるサービス「イーマイカー」のコンセプトを画像認識にも取り入れ、「フォトナビワイン」というサイトを開始。リコメンドエンジンを活用し、個人の嗜好に応じた情報を提供している。
日本コカ・コーラ
強力なブランドとマス・キャンペーンの豊富な実績を持つ同社が、購入チャネルである自動販売機を軸としたiモード会員性サービス「ClubCmode」を展開。消費者とのコミュニケーション強化を図っている。
インタビュー
ケータイの密着性・即時性を踏まえ、ユーザーのイニシアチブを演出
アイベックス・アンド・リムズ 代表取締役社長&CEO 辻井良一氏
DGモバイル 業務執行役員 事業開発担当 酒井康光氏
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【Top Interview】
お客様第一主義のもと 魅力的なコース作りに努める
はとバス 代表取締役社長 横溝清敏氏
【寄稿】
顧客ロイヤルティ向上に寄与するCRM活動
~CRM活動成功の要因分析~
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 MBA課程在学中 服部 慶氏
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本誌コメンテーターリレー連載/連載第2回
サービスから生まれた感動がブランドを創る
電通 統合マーケティング局 シニア・プランニング・ディレクター 藤田浩二氏
Theふぉーかす(編集部コラム)
・金融からメディアまで-増殖続けるライブドアの戦略/インターネット
・マジックフレーズではじまる気持ちの良い対話/コンタクトセンター
・"オンデマンド"と"オフデマンド"の上手な関係/店舗
・雑誌が試行する新しい姿、役割に企業も注目/ペーパーメディア
続・CRM(タッチポイント)の現場から コールセンター用語の基礎知識/連載第3回
RDS(ランダム・デジット・サンプリング)
NTTソルコ 第一営業本部 プログラムマネジメント部 シニアコンサルタント 菊地 聡氏
庭山流「売れる仕組み相談室」+相談編/連載第3回
続・マーケティング部門のマネージャーS氏がはまった落とし穴
シンフォニーマーケティング 代表取締役 庭山一郎氏
ダイレクトマーケティング嫌いのためのDM講座/連載第3回
理論って実はアイディアを生み出す便利なもの
さらば、ダイレクトマーケティングの理解を阻む4P、AIDMA、RFM
ニューロ・テクニカ 取締役社長 細野晴義氏
初心者から今さら聞けないベテランまで ダイレクトマーケティング再入門/連載第12回
価格哲学(戦略)
高齢化経済コンサルタント 野上憲一氏
CRM実践講座/第57回
CSの視点から見た
テレコミュニケータの教育・マネジメント
オフィス スズキ 鈴木洋一郎氏
コンタクトセンター最前線/第39回
KQRSで迅速かつ正確な対応を実現
消費者の満足度と知識の向上を目指す
キッコーマン
The Data -お客さまとの関係づくり支援市場- /第11回
バリアブル印刷サービス
ダイレクトマーケティング・グラフィティ/連載第11回
サービスされる側からする側へ
広告代理店でのカルチャーショック
テレマーケティングジャパン 国際ダイレクトマーケティング研究所 顧問 中澤 功氏
News File
・(社)日本ダイレクト・メール協会
・(社)日本通信販売協会
・(社)日本テレマーケティング協会
マーケティング&マネジメント
「見込み客の収集ツールとして見直されるポスティング・サービスを提供」
アドバンス メディア マーケティング 取締役副社長 村上浩一氏
Topics(新着ニュース)
3~4月のセミナー情報
Book Review
ポストモダンマーケティング
└スティーブン・ブラウン著、ルディー和子訳/ダイヤモンド社発行
ITIL入門―「ITサービスマネジメントの世界標準フレームワーク」
└プロシード、ITAMグループ著/生産性出版発行
おじゃら的 e-Life15
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読者レビューは他のお客様によって書かれたものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。
- スキルアップに活用
- 投稿日 2008/07/24
- 投稿者 kuro
- 部長
- ★★★★★ 5.0
通販関連の業務に携わっていますが、ダイレクトマーケティングの目線で、幅が広がってきます。また、様々セミナーも安く参加でき、内容も面白いので、コールセンターと言うよりCRMへのステップアップにつながっています。
- CRMに関心のある方は必読
- 投稿日 2007/10/31
- 投稿者 松尾 順
- 自営業
- ★★★★★ 5.0
顧客接点(特にインターネット、コールセンター)におけるコミュニケーションや事例に焦点を当てた記事が多く、類似の情報は他ではあまり読めません。専門的な内容ですが、CRM関連に関心のある方はぜひ読むべきだと思います。
- マーケター向き
- 投稿日 2005/11/06
- 投稿者 ozu
- 経営者
- ★★★★★ 5.0
マーケターにとっては読みやすく、実践向きの本。
最新事例も掲載されているので、読むべし。
- ユニーク
- 投稿日 2003/05/15
- 投稿者 ひろおみ
- 無職
- 評価なし 0.0
こういう雑誌があるとは今まで気がつきませんでした。上級者マーケター向きと思って読んでいます。
- ひと味違うビジネス誌
- 投稿日 2003/04/04
- 投稿者 TAKA
- 会社員
- 評価なし 0.0
ここ数カ月、毎号興味深く読んでいます。事例が豊富なことと、示唆に富んだ記事が多いので自分自身の仕事に照らして考えさせられる点が多く、実務にも役立っております。CRMは言葉だけが一人歩きしているような感がありますが、これを読むと、そういうことだったのか、と納得させられます。ひと味違うビジネス誌という印象を受けます。
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