■がんサポートを買ったひとはこんな雑誌も買っています
■がんサポートの目次
◇女性のがん特集
ひと口に婦人科がんといっても、それぞれ性格も治療法も大きく異なります。しかも、婦人科がんをめぐる治療の考え方や治療法は、ここ10年で大きな変化を遂げており、その影響もあって、病院や医師によっても、大きく異なっています。ここが婦人科がんの難しいところですし、また患者さんにとって注意が必要なところです。古い考えや医療に惑わされないことが大切です。
□これだけは知っておきたい 婦人科がん編
根治性ばかりでなく、治療後のQOLもよく考えたうえで
治療法を選びましょう
監修●関口勲 栃木県立がんセンター婦人科医長
婦人科がんの治療は、乳がんに比べて大きく遅れていました。しかし、最近は臓器の温存や術後の後遺症・合併症の軽減などにも目が向けられ、変わってきました。しかし、現状を見ると、まだ新旧が入り乱れて混沌としている状態です。ここに注意しながら、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの治療とケアについて、これだけは患者さんに知っておいていただきたい事柄を記してみます。
□婦人科がん治療を受ける上で知っておきたい
納得の医療にたどりつくための15のヒント
文●まつばらけい
婦人科のがんは、医師や医療機関によって治療法にばらつきがあるだけでなく、治療の選択肢や後遺症・副作用について十分説明を受けていないケースが多い。また、主治医とのコミュニケーションで悩む患者も多く、婦人科がん医療に満足していない患者は少なくない。そこで、今回は「子宮・卵巣がんのサポートグループあいあい」主宰のまつばらけいさんに、医師との付き合い方、治療法選択やメンタルケアなど、納得の医療をうけるためのポイントを提示してもらった。
□副作用を最小限に抑え、最大限の効果を受けるために―――
抗がん剤治療の賢い受け方
<PART1>治療法編
監修●
勝俣範之 国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科医長
松本光史 国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科チーフ
抗がん剤治療はここ数年で大きな進歩を遂げている。多くの臨床試験を経て、安全で使いやすい、すぐれた薬剤がいくつも登場してきた。しかし、すぐれた抗がん剤がどこの医療現場でも正しく使われているかというと、いささか疑問である。加えて抗がん剤治療には、必ず副作用もついてくる。多くの患者が訴える「つらい」心身の負担を最小限にとどめながら、同時に正しい抗がん剤治療を受けるにはどうすればよいか。パート1の今回は、婦人科がんの治療法をお届けする。
□患者にやさしい医療
子宮を温存し、妊娠・出産を可能にする
子宮頸がんの広汎性子宮頸部摘出術
監修●福地剛 慶應義塾大学病院婦人科講師
取材・文●菊池憲一
子宮頸がんは、ごく早期のものであれば、円錐切除術によって妊娠・出産は可能だが、1a1期を超えると子宮を摘出せざるを得ず、妊娠・出産をあきらめなければならない。しかし、今回紹介する「広汎性子宮頸部摘出術」だと、1a2期から1b1期の患者であれば、子宮を温存し妊娠・出産が可能となる。標準的な切除より切除範囲が狭いためだが、一番懸念される再発は、海外の報告では治療成績は標準的切除に勝るとも劣らないという。この治療について、日本で最も症例数の多い、慶應義塾大学病院の例をレポートする。
□がんが扉を開いて
「“去勢婦人”のゆううつ」
~子どもを産めなくなったことをどう受けとめるか~
文●まつばらけい
「去勢婦人における長期薬物療法のあり方」(*1)というタイトルの医学論文がある。「去勢婦人! え~ぇ、何それ!?」「ひど過ぎる」「うわぁ、落ち込む」「ショック!! なんか犬か猫みたい」etc.「去勢婦人」という表現に対する当事者たちの評判は、すこぶる悪い。「あいあい」で婦人科がんの治療による卵巣欠落症状(いわゆる更年期障害)の講演会を企画して、少しでも参考になる文献はないかと探していたときに、出会ってしまった。
□リンパ浮腫の改善は正しい知識と標準治療で
専門機関を受診し、適切な治療を受けることが重要
監修●佐藤佳代子(後藤学園付属医療施設リンパ浮腫治療室長)
文●館林牧子
がんの手術の後などに手足にリンパ液がたまってむくむリンパ浮腫は、全国で12万人、あるいはそれ以上の患者がいるとされています。適切な治療を受ければ症状が改善することが多いにもかかわらず、専門の治療機関が少なく、モ適切な治療モにたどり着けない人の声が後を絶ちません。そこで今回は、リンパ浮腫とは何か、そのケアの実際について、ご紹介します。
□体と心をケアする処方箋
□婦人科がん手術後の排便トラブル・便秘
上手にコントロールして気持ちのよい生活を
アドバイスと監修●神山剛一 昭和大学消化器外科講師
取材・文●池内加寿子
婦人科がん等で子宮全摘手術を受けた後、排便トラブル、とくに便秘で悩む方が少なくありません。ある調査では、「広汎子宮全摘術後の患者さんの3分の2が便秘傾向にある」との結果が出ています。排便のしくみと、便秘の原因および対策について、昭和大学消化器外科講師で数少ない排便障害の専門家でもある神山剛一さんに伺いました。
~~~~~~~以上特集~~~~~~~~~~~
□「がんばらない」医師鎌田實とがん患者のこころの往復書簡 ム第1回
私に奇跡は起こせないのでしょうか。
またプロセスがひとつ、前進したようです。
2004年2月号より開始した、松村尚美さんと鎌田實さんの往復書簡は、大きな反響を呼びました。しかし、2005年2月、松村さんはがんとの闘いを終え、連載は終了しました。松村さんの想いは、多くの読者の心を揺り動かし、心の奥底に染みわたりました。今月から、松村さんの想いを引き継ぎ、松村さんと親交のあった広島県在住の卵巣がん患者、金子淑江さんと鎌田實さんの往復書簡をお送りします。
□あなたの中にある力を僕は信じたい。
そしてその力を外へ引っ張り出す応援を、作戦を考えていきたい。
松村尚美さんを送る会で初めて金子さんと対面した鎌田さん。その後届いた金子さんからの手紙から病状を知り、いろいろな治療法を提示します。そして、病状の思わしくない金子さんに“必ず奇跡が起こることを信じたい”と語ります。
□情報戦を生き抜いて
告知
文●本田麻由美
2002年5月31日。日韓共催による「サッカー・ワールドカップ」開幕日。
読売新聞社社会保障部記者・本田麻由美さんは、お祭りムード一色の街並みを他所に、一人病院に向かっていた。検査結果の日。何かの間違いであってほしい・・・・・。ひたすら祈りながら、仕事に没頭してきたこの数カ月。だが、事態は驚愕の『告知』であった。千々に乱れる心を覆い隠すかのように、本田さんは必死になって取材ノートに医師の言葉を書きなぐっていた。
□腫瘍内科の第一人者、渡辺亨が医療サポートする 乳がん骨転移編-1
12年前の手術で「治った」と思っていた乳がんに、骨転移の疑い
チーム・リーダー●渡辺亨 浜松オンコロジーセンターセンター長
12年前に乳がんの手術を受けた小学校教員の村山佳代子さん(52)に、腰痛が起こった。接骨院で施術を受けたが一向に改善しない。「骨粗しょう症」の疑いが出て、整形外科医院を受診するが、やはり原因は不明のまま。そんなとき、かつて一緒に入院していた女性から「骨転移ではないか」と指摘された。はたして――。
□腫瘍内科の第一人者、渡辺亨が医療サポートする 食道がん編―1
胸のつかえに悪い予感を感じ、クリニックへ駆け込んだ
監修●大津敦 国立がんセンター東病院内視鏡部長
酒もたばこも好きな藤野憲一さん(56)は、ビールを飲んでいる時つまみが胸につかえるのを覚えた。近所のクリニックで内視鏡検査を受けたところ、モニターに茶色の壁の中に白っぽいものが浮いているのが見えた。藤野さんの背中にすっと冷たいものが流れた……。
□患者のための抗がん剤辞典
ティーエスワン(一般名 テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)
効果の増強と、消化器の副作用軽減を
同時に狙った経口抗がん剤
監修●畠清彦 癌研有明病院化学療法科部長
取材・文●水田吉彦
抗がん剤治療は、効果が高く・副作用の少ないことが理想です。そこで考案されたのがTS-1。消化器がんに使われる5-FUを土台に、いろいろな工夫がほどこされています。わが国における進行再発胃がんの治療において、約8割の医師が第1選択薬として使用しています。
□がんの痛みをなくす最前線レポート Part3
痛みを取るほうが、免疫力が高まりますよ
監修●池垣淳一 兵庫県立成人病センター麻酔科部長(写真1)
取材・文●塚田真紀子
従来、がん疼痛治療の方法は標準化されにくいと言われてきました。その常識を打ち破って、2日以内に6割の患者の痛みをとる「標準化されたがん疼痛治療」(クリニカルパス)を導入した病院があります。これを紹介します。従来のやり方に比べ、簡単で確実です。
□世界のガイドラインシリーズ
疲れの原因を見極め、対処法を見つけ出す
がんに関連する疲れと貧血のガイドライン
監修●岩瀬哲
文●佐鳥麻美
がんに関連する疲れとは、肉体的、精神的、感情的に疲れていると感じることを指します。この場合の疲れとは、がんそのものや、がん治療にともなう患者の継続的で主観的な感覚で、長く続くと、日常生活に影響することがあります。通常の疲れは一時的なもので、休憩によって癒されます。がんに関連する疲れは、もっと深刻で苦しいもので、休憩しても必ずしもその疲れがとれるわけではありません。人によっては、このような疲れは肉体的な痛み、吐き気、嘔吐やうつよりも苦痛になります。今回は、がん関連の疲れと貧血のガイドラインの内容を抜粋して紹介します。
□臓器別、進行別がん標準治療 胆道がん編
手術できるか否かが大きな分かれ目。手術できなければ放射線、抗がん剤治療
監修●木下平 国立がんセンター東病院外科部長
古瀬純司 国立がんセンター東病院肝胆膵内科医長
文●祢津加奈子 医療ジャーナリスト
肝臓でつくられた胆汁の通り道にできるがんが胆道がんです。大きく胆管がんと胆嚢がんに分かれます。胆汁の通り道の管にできるのが胆管がん、わき道の胆汁をためる貯蔵庫にできるのが胆嚢がんです。いずれも自覚症状がほとんどなく、早期発見が難しいがんです。しかし、早期発見ができなくても、治療は手術が基本で、手術できるかどうかが大きな分かれ目となります。
□ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です
ドクターハラスメント
もう黙っていられない。医師からの患者への暴言・暴力的行為
日本の医療界ではいまだに知識・技術偏重主義が蔓延し、メンタルケアやコミュニケーションの部分はなおざりにされているのが現状です。それが端的にあらわれているのがドクターハラスメントです。弱い立場の患者に、さらにムチを打つような医師の暴言・暴力は許されません。今回はこのドクターハラスメントについて学びます。
□いのちの食・養・卓
中心とすべき穀物を減らさない真夏メニュー
文・料理●柴田年彦 料理研究家 東海林いちえ 食空間プロデューサー
□八木田旭邦・元近畿大学教授に東京地裁が断罪
新免疫療法の「驚異的効果はウソ、効果はない」と認定、健康食品療法に警鐘を鳴らす
文●梅澤充 町田市民病院外科
健康食品はがんに効果があるのかないのか。そのゆくえが注目されていた医療裁判で初めて判決が下された。結果は「なし」。八木田旭邦・元近畿大学教授の「新免疫療法」を受けて亡くなった女性の遺族が、効果のない健康食品療法を勧められ適切な治療機会を奪われたとして賠償を求めた医療訴訟で、東京地裁は6月23日、元教授らに約5000万円の支払いを命じたのである。
□サバイバーの肖像 川島保徳さん(語り部)
2つのがんを体験し、4つの袋を身につけながらも、語り続けるプロの語り部
取材・文●崎谷武彦
全国各地を回って民話や昔話の口演を行うプロの「語り部」である川島さん。8年前に大腸がん、5年前には膀胱がんで手術を受けている。闘病の力になったのは、自分の話を待ってくれている人たちがいるということ。語りを通して自分が聞き手に与えるものよりも、逆にもらうもののほうが大きいと川島さんは話す。
□私が選んだがん治療 蛯名紘文さん(心理カウンセラー)
生きがいを持つことで不安、さらには死の恐怖から解放された
取材・文●福原麻紀
東京都在住の蛯名紘文さんは、4年前、結腸がんと診断され切除手術を受けた。再発を恐れ、術後に化学療法を受けたが、あまりの副作用に治療を中止してしまう。退院後は、病期への不安やストレスから生きる希望まで失っていた。そんな蛯名さんを絶望の淵から救ったのが、病期や人生の困難を乗り越える技術を学ぶ生きがい療法だった。
□私の生きる道 元岐阜県知事・梶原拓
自身のがん体験を活かして
県民のための医療改革を推し進めた元知事
取材・文●吉田建城
がん患者の中には自分ががんになって初めて知り得たことや、痛感させられたことを、ほかの人のために役立てようとする人が少なくない。それをもっとも大きなスケールでやってのけたのが、今年の3月まで岐阜県の知事を4期にわたって務めていた梶原拓さんだ。がんになる政治家はあまたいるが、これほど、がんという病気に旺盛な好奇心を示し、患者として痛感したことをダイレクトに政策に反映させていった政治家は過去に例がない
□がんに負けない安保免疫学実践講座
がんになった食生活の改善法
―人間本来の「穀物菜食」に近づける努力をしましょう―
文●柴田年彦 ヘルスプログラム研究所代表
前回、がんという病気では、生きるか死ぬかという局面の中で、患者本人が本音さえ出せば、周囲の本音との交流が出来て、心の問題が改善される可能性が高まる、という内容の説明をしました。がんを発病する人は、生まれ育った家庭の教えによって成人になってからも自分の魂が抑えられて本音を言えないのです。本音を出すのは自分の魂に沿って生きることにつながるということにも触れました。食事の問題も同じです。体の本音を引き出すようにすることが肝心です。
□インターネットで探るがん情報
「がんで死ぬ」ということ
肯定派、否定派ともに説得力のある意見
文●諏訪邦夫(帝京大学八王子キャンパス)
しばらく前に、『がんで死ぬのも悪くない』(1996年講談社、絶版) という本を書きました。趣旨は、「人は結局死ぬのだから、自分の死をある程度コントロールしたい。そのコントロール可能な死との点で、がん死は事故や血管障害のような突然死や、植物状態での死より優れている」ということです。今回は、このテーマがインターネットでどう扱われるかを調べました。キーワードは「がんで死ぬ」で、肯定と否定両方の意見が出てきました。
□がん相談
肝臓がん・乳がん・泌尿器がん・膵臓がん
ほか
■がんサポートのバックナンバー
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読者レビューは他のお客様によって書かれたものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。
- がん家族の身近なサポーター!
- 投稿日 2010/07/29
- 投稿者 ゲート
- 会社員
- ★★★ 3.0
家族のガンに直面したときに、今まで自分が見聞きしてきたガン情報がいかに表面的で部分的だったかと痛感しました。主治医から受ける専門的な説明のこと。日常的な生活問題のこと。様々なギャップを自力で乗り越えるには限界があります。がんサポートの記事を読むことで、ガンに対する家族の方向性が確認できて 本人はもちろん家族もしっかり応援してくれる身近なサポーターです。
- 嵐の中の一筋の光
- 投稿日 2009/10/24
- 投稿者 感謝します
- 会社員
- ★★★ 3.0
妻が卵巣がんで、介護をしているものです。がんサポートは、妻の手術後から読み始めました。嵐の大海をいかだで航海するような思いの患者や家族のことを考えながら編集されていることがページから伝わってきます。病院の売店で、今後も、大事な1冊として購入し続けたいと思います。
- 心強いです
- 投稿日 2009/07/13
- 投稿者 じゅぴこ
- 会社員
- ★★★★★ 5.0
父が前立腺ガンになり情報を探す日々。様々な情報が溢れている昨今、どれが有益な情報なのかを判断するのは素人には至難の業です。図書館で初めて手に取ったこの情報誌は、エビデンスに基づいた質の高い最新の情報が満載。免疫力アップレシピはとても参考になりますし、元気がでるチーム医療やシリーズがんと生きるなどは、大変勇気付けられます。最新号をいち早く、また繰り返し読みたいと思い、定期購読しました。おすすめです。
- 一度は目を通すべき
- 投稿日 2009/03/29
- 投稿者 しおばやし
- 主婦
- ★★★★ 4.0
がん情報が少ないと耳にしますが、こんなに手近にあるものです。特に部位の特集は関心のあるものはもちろん、一般的にも参考になると思います。ここから情報も知識も増え始められるのではと思います。
- 信頼できる情報源
- 投稿日 2009/01/12
- 投稿者 ぴぽくらてす
- 会社員
- ★★★ 3.0
病気に関する情報もインターネットや情報源の多様化により巷に溢れています。しかし,情報は玉石混淆。営利を追求し,不確かな情報を提供する意図が目立つものもあります。その中でがんサポートは,患者や家族のために誠実に編集されており,定期購読しています。思えば,この雑誌を見つけたのは,国立がんセンターの中の売店でした。
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