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5月号 がんサポート目次
前立腺がん総力特集
前立腺がんというものは、男性だけに起こる病気ですが、他のがんいはない特徴をもったユニークながんです。そのことからも、治療やケアを考えるにあたっては、患者さんの考え方や生き方が大きく左右するがんともいえます。そこで、特集のトップとして、まずは治療やケアを受ける前に、最低限これだけは知っておきたい基礎知識を示していきましょう。
これだけは知っておきたい前立腺がんの基礎知識
自分のがんはどんながんか、どんな状態にあるか、正しく把握し、きちんと向き合う
監修●松岡直樹 国立がんセンター中央病院泌尿器科医師
取材・文●半沢裕子
前立腺がんというのは、男性だけに起こる病気ですが、他のがんにはない特徴を持ったユニークながんです。そのことからも、治療やケアを考えるにあたっては、患者さんの考え方や生き方が大きく左右するがんともいえます。そこで、特集の第1弾として、まずは治療やケアを受ける前に、最低限これだけは知っておきたい基礎知識を示していきましょう。
最新標準治療 前立腺がん編
あなたはどう生きたいか、その生き方が治療法を決めます
新しいリスク分類の考え方に沿って、最適の治療法を見出すコツ
監修●鳶巣賢一 静岡県立静岡がんセンター病院長
前立腺がんといえば、高齢がん、ゆっくりがん、ホルモン依存、抗がん剤が効きにくい、塊を作らず散らばりやすい等々、他のがんとは一風変わった性質を持っています。それだけに患者さんが治療を受ける場合、その人の考え方、生き方が大きな影響を及ぼします。治療法を選択していく場合、このことを頭に入れて、悔いの残らないように、慎重にしてほしいものです。
体の内側から放射線を当て、負担少なく、効果が高い小線源療法
開始2年半。米国の治療成績では、治療後10年の非再発率は88%
監修●斉藤史郎 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター泌尿器科医長
取材・文●町口充
前立腺がんのピンポイント照射の放射線治療が注目されている。原体照射(または3次元照射ともいう)、IMRT(強度変調放射線治療)、陽子線、炭素線と様々あるが、中でも患者さんが殺到し注目されているのが、03年に認可された「小線源療法」と呼ばれる治療法。弱い放射線を発するヨウ素125という物質を前立腺内に挿入して、がんを死滅させようとするものだ。この道の先駆者で、国内で最も多くの症例を手がけている独立行政法人国立病院機構・東京医療センター泌尿器科医長の斉藤史郎さんに伺った。
進行前立腺がん治療のカギを握るホルモン療法
放射線と手術のどちらが優れているか、ホルモン剤は何がよいか、さまざまな疑問に答える
監修●赤倉功一郎 東京厚生年金病院泌尿器科部長
取材・文●林義人
前立腺にがんになった場合、前立腺という局所だけを治療するだけではすまない。局所進行がんと呼ばれるステージ3も、遠隔転移を来したステージ4も、全身療法であるホルモン療法が患者さんの予後を左右する。前立腺がん治療と最前線に立つ東京厚生年金病院泌尿器科部長の赤倉功一郎さんに聞く。
前立腺がんのテーラーメード・ペプチドワクチン療法
再燃がんに対し20カ月の延命効果。低用量抗がん剤との併用でさらに効果アップも
監修●野口正典 久留米大学医学部泌尿器科学講座助教授
取材・文●守田直樹
他のがんに比べて比較的穏やかな前立腺がんも、いったんホルモン療法が効かなくなり、再燃してくると、なかなかやっかいだ。現状ではいい治療法がない。その隘路を打破すべく国内外でさまざまな治療法が試行されているが、そのひとつが免疫療法の一種、ペプチドワクチン療法である。この治療の現状はどうなのだろうか?
体と心をケアする処方箋
前立腺がんの排尿障害に対するケア
原因に応じた適切な対策で、気持ちのよい排尿を!
監修●吉田利夫 日本大学医学部泌尿器科学教室助教授
取材・文●池内加寿子
前立腺がんでは、がんそのものの影響や手術、放射線などの治療の後遺症として、排尿困難、尿失禁などの排尿障害が起こることがあります。それぞれの原因に合わせた適切な治療法とケアについて、日大板橋病院泌尿器科科長の吉田利夫さんに伺いました。
対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
自らの存在を確認することが「幸福な時間」の共有につながる
ゲスト・小池眞規子 目白大学教授・臨床心理士
医療の現場において、いまだ軽視されがちな、心のケアの問題。
しかし、悩みや不安を抱えるがん患者、家族にとって、その重要性は論ずるべくもないことである。今回は、長年緩和ケア病棟のカウンセラーとして勤務されてきた、現目白大学心理カウンセリング学科教授の小池眞規子さんをお招きし、医療者側による精神面でのサポート、また患者自身の心のあり方について語っていただいた。
吉田寿哉のリレーフォーライフ対談 第4回 ゲスト・埴岡健一 医療ジャーナリスト
日本の医療を良くするには、アメリカの医療の良い面を取り入れるのが早道(メインタイトル)
「なぜベストな治療にまっすぐたどり着けないのか」という疑問から出発した医療改革の道
妻が白血病になったのをきっかけに、経済ジャーナリストから医療ジャーナリストに転身。いまやがん医療政策への提言やがん患者へのサポートなど、4つの顔を持つ埴岡健一さんは、最近も、アメリカのがん治療の最先端を2カ月間にわたって取材して帰ってきたばかり。その取材から得た日本の医療を良くするヒントの数々を語っていただいた。
生き方
連載 情報戦を生き抜いて 選択(下)
本田麻由美・読売新聞記者
医療
腫瘍内科の第一人者
渡辺亨チームが医療サポートする
炎症性乳がん編-3抗がん剤に続く、放射線治療により元の乳房に回復。髪も再生
監修●渡辺亨・浜松オンコロジーセンター長
取材・文●林義人
炎症性乳がんと診断された大橋真由美さん(38歳)は、腫瘍内科医のもとで半年がかりの薬物治療を受けた末、乳房を元の姿に取り戻すことができた。さらに5週間かけての放射線照射も始まる。が、その過程で抗がん剤により脱毛していた髪が次第に再生してきた。希望を持ち続けることの大切さを実感した瞬間だった。
膀胱がん編-3
再発予防のBCG膀胱内注入療法で、自信を得て社会復帰
監修●赤倉功一郎 東京厚生年金病院泌尿器科部長
取材・文●林義人
内視鏡を使った腫瘍切除術で表在性膀胱がんの切除を受けた佐々木秀樹さんは、再発予防のためにBCG膀胱内注入療法を勧められた。副作用の恐れは小さくないとのことだが、「今後も自分の膀胱を温存したい」との思いから、この治療を選択している。治療の結果、佐々木さんは、再発予防に自信を深めることができた。
がんの痛みをなくす最前線レポート Part6
痛みを取り除くのに大切なのは、医師と患者の信頼関係から
監修●目黒則男 大阪府立成人病センター泌尿器科医長・緩和ケアチーム医
痛みの治療は身体的な痛みを取り除けばいいだけではありません。痛みの原因には、他にも、精神的なもの、社会的なものなど、様々あります。その原因を取り除くには、医師と患者さんの信頼関係を築く必要がありますが、1人の医師だけでできるものでもありません。チームワークが大切です。早くから緩和ケアに取り組んできた大阪府立成人病センターでの取り組みを紹介します。
患者のための抗がん剤事典・5-FU(一般名フルオロウラシル)
様々ながんに広く適応があり、とくに消化器がんの化学療法における基本的な抗がん剤
監修● 畠清彦・癌研有明病院化学療法部長
患者にやさしい医療
肺がんの胸腔鏡手術&リンパ節温存
監修●木村秀樹 千葉県がんセンター呼吸器科部長
取材・文●高田昌彦
内視鏡技術が発達し、傷口が小さくて患者に負担の少ない手術が
盛んに行われるようになってきた。
肺がんの治療で行われる胸腔鏡手術もそのひとつだ。
従来の開胸手術に比べると、痛みは少なく回復も早い。
手術を受けるならなるべく負担の少ない手術方法にしてほしいと誰もが思う。
肺がんの胸腔鏡手術の実際について、
千葉県がんセンター呼吸器科の木村秀樹部長に聞いた。
がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です
第30時間目 がんと迷信
監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大医学病院付属青戸病院副院長
患者会活動レポート 「岩手にホスピス設置を願う会」
患者サポート
治癒力を引き出すがん漢方講座 福田一典 銀座東京クリニック院長
第3話 天然薬の複合効果で効き目を高める漢方
リンパ浮腫に悩む人の心と体の講習会
患者さんの側に立ったトータルケアに取り組む
私が選んだがん治療 連載14
篠田徳三さん・足尾双愛病院副院長
術後の合併症とQOLを考えて、放射線化学療法を選択
取材・文●福原麻希
食道がん病期分類2~3期の場合、治療法は進行によって、手術単独、手術+化学療法、放射線化学療法を選択する。手術には合併症、放射線化学療法には副作用が起こり、どちらもデメリットがある。今回は、元外科医の患者さんが自分の治療法を選ぶまでの経緯と、医師を職業とする家族のチームワークを詳しく話してもらった。
がん相談・
頭頸部がん・泌尿器がん・胃がん・白血病
がん体験
がんと生きる・平沼昇一(ジャズ・ベーシスト)
がんに背中を後押しされて、今、「本来の自分」を生きる
闘病を機にジャズマンとしての第2の人生をスタート
取材・文●塚田真紀子
神戸のアパレル企業に就職し、若くしてパリの現地法人社長に就任
アパレルビジネスの国際舞台で華々しく活躍していた平沼昇一さんが
早期胃がんを宣告されたのは、47歳のときだった
胃の全摘後、つらい後遺症に苦しんだ平沼さんは
ビジネスの第一線から退くことを決意し、ライブハウスをオープン
「ジャズ・ベーシストになる」という学生時代からの夢を実現させたのだった
読者投稿 膵がん闘病記体験・小川嘉子
【コラム&連載】
ヒーリングコラム
命を食べる季節を味わう 丹野清志
フォト・エッセイ 至福の時間
「がんサポート」の編集
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
がんが扉を開いて まつばらけい
イベントへの誘い
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バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記
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読者レビューは他のお客様によって書かれたものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。
- がん家族の身近なサポーター!
- 投稿日 2010/07/29
- 投稿者 ゲート
- 会社員
- ★★★ 3.0
家族のガンに直面したときに、今まで自分が見聞きしてきたガン情報がいかに表面的で部分的だったかと痛感しました。主治医から受ける専門的な説明のこと。日常的な生活問題のこと。様々なギャップを自力で乗り越えるには限界があります。がんサポートの記事を読むことで、ガンに対する家族の方向性が確認できて 本人はもちろん家族もしっかり応援してくれる身近なサポーターです。
- 嵐の中の一筋の光
- 投稿日 2009/10/24
- 投稿者 感謝します
- 会社員
- ★★★ 3.0
妻が卵巣がんで、介護をしているものです。がんサポートは、妻の手術後から読み始めました。嵐の大海をいかだで航海するような思いの患者や家族のことを考えながら編集されていることがページから伝わってきます。病院の売店で、今後も、大事な1冊として購入し続けたいと思います。
- 心強いです
- 投稿日 2009/07/13
- 投稿者 じゅぴこ
- 会社員
- ★★★★★ 5.0
父が前立腺ガンになり情報を探す日々。様々な情報が溢れている昨今、どれが有益な情報なのかを判断するのは素人には至難の業です。図書館で初めて手に取ったこの情報誌は、エビデンスに基づいた質の高い最新の情報が満載。免疫力アップレシピはとても参考になりますし、元気がでるチーム医療やシリーズがんと生きるなどは、大変勇気付けられます。最新号をいち早く、また繰り返し読みたいと思い、定期購読しました。おすすめです。
- 一度は目を通すべき
- 投稿日 2009/03/29
- 投稿者 しおばやし
- 主婦
- ★★★★ 4.0
がん情報が少ないと耳にしますが、こんなに手近にあるものです。特に部位の特集は関心のあるものはもちろん、一般的にも参考になると思います。ここから情報も知識も増え始められるのではと思います。
- 信頼できる情報源
- 投稿日 2009/01/12
- 投稿者 ぴぽくらてす
- 会社員
- ★★★ 3.0
病気に関する情報もインターネットや情報源の多様化により巷に溢れています。しかし,情報は玉石混淆。営利を追求し,不確かな情報を提供する意図が目立つものもあります。その中でがんサポートは,患者や家族のために誠実に編集されており,定期購読しています。思えば,この雑誌を見つけたのは,国立がんセンターの中の売店でした。
[がんサポート(2006/04/15発売号)のトップに戻る]







