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■Medical Bioの目次
◆【特集】Special Issue
神経変性の分子機構と治療戦略
<記事概要>
神経変性疾患とは,文字通り,神経が変性することで痴呆・運動失調・ふるえ・筋力低下などの症状があらわれる病気で,長らくその原因は不明とされてきた。しかし近年,共通の病態として,異常な構造をもつタンパク質の凝集体が神経細胞に蓄積することが突きとめられ,分子生物学的な解明が進みつつある。本特集では,筋ジストロフィー,筋萎縮性側索硬化症,酵素欠損筋疾患,アルツハイマー病,球脊髄性筋萎縮症などを例に,神経変性疾患の分子メカニズムを探り,新しい治療戦略を考える。(クリックすると消えます)
(1)総論:神経変性疾患の分子メカニズムと治療への新展開
…石浦章一:東京大学 大学院総合文化研究科
<記事概要>
脳に変性したタンパク質が沈着することで発症する神経変性疾患。近年,その病因,治療のための標的が明らかになってきたことで,難病といわれてきた神経変性疾患の新たな治療薬,治療法の開発が進みつつある。(クリックすると消えます)
(2)抗生物質とエキソン・スキップによる筋ジストロフィーの治療
…松田良一:東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系
<記事概要>
新生男児3500人に一人の割合で出現するデュシェンヌ型筋ジストロフィーは10代の少年を襲う致死的遺伝子疾患である。患者自身の欠陥があるジストロフィン遺伝子を活用しするリードスルー療法とエキソン・スキップ療法の進展状況について紹介する。(クリックすると消えます)
(3)筋萎縮性側索硬化症の新治療戦略
…田中一則 池田穰衛:株式会社 ニュージェン・ファーマ医薬開発研究所
<記事概要>
いまだ有効な治療法が確立されていないALS治療に対する最新の治療戦略と酸化ストレス性神経細胞死をターゲットとした新規ALS治療薬の開発へのわれわれの取り組みについて概説する。(クリックすると消えます)
(4)酵素欠損筋疾患の新しい治療
…門間一成 西野一三:国立精神・神経センター 神経研究所 疾病研究第一部
<記事概要>
現在,遺伝性の筋疾患のなかで根本的な治療法が存在するのは,酵素欠損による代謝性筋疾患のみである。ポンペ(Pompe)病,カルニチン欠損症など,現在,治療可能な酵素欠損筋疾患について述べる。(クリックすると消えます)
(5)アルツハイマー病の治療戦略あれこれ
…鳥海和也 石浦章一:東京大学大学院 総合文化研究科
<記事概要>
アルツハイマー病の治療として,3種類のセクレターゼのバランスをとることに焦点が当てられている。本稿では、セクレターゼの機能とその応用,そして新治療法である食物ワクチンについて詳述する。(クリックすると消えます)
(6)病因タンパク質を標的としたHsp90阻害剤による神経変性疾患治療
…和座雅浩 祖父江 元 ほか:名古屋大学 大学院医学系研究科 神経内科
<記事概要>
Hsp90阻害剤は,ポリグルタミン鎖が異常延長した変異アンドロゲン受容体の分解を促進し,球脊髄性筋萎縮症モデルマウスの表現型を改善する。Hsp90阻害剤による分子標的療法は,他の神経変性疾患にも応用できる可能性がある。(クリックすると消えます)
◆【解説1】Mining Column 01
in silico創薬によるアポトーシス制御性医薬分子の創製
…田沼靖一:東京理科大学 薬学部 ほか
<記事概要>
アポトーシスの制御機構研究にもとづいた新薬開発へのアプローチが精力的になされている。コンピュータシミュレーション技術を駆使して,理論的にアポトーシス制御性医薬分子を創製する新しい方略を紹介する。(クリックすると消えます)
◆【解説2】Mining Column 02
ガングリオシドが関与する新たなインスリン抵抗性のメカニズム
…井ノ口仁一:東北薬科大学 分子生体膜研究所 機能病態分子学教室 ほか
<記事概要>
ガングリオシドとよばれる糖脂質の増加がインスリンの作用を弱めていることが明らかになった。細胞膜の構造・機能の変化に着目し,2型糖尿病などの生活習慣病の発症メカニズムの新たな作業仮説を提唱する。(クリックすると消えます)
◆【カレント・レビュー】Current Review
<発生学>
卵子由来の核小体は哺乳類の初期胚発生に必須の因子だった
…大串素雅子:理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
<分子遺伝学>
配偶子の染色体数異常をふせぐタンパク質複合体のはたらき
…篠原 彰:大阪大学 蛋白質研究所 ゲノム-染色体機能研究
<免疫学>
ウイルス感染を防御するⅠ型インターフェロン産生を増強するしくみ
…渡会浩志:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター
<生理学・神経科学>
見たいものに視線を止める役割をGABAがになう?
…金田勝幸:自然科学研究機構 生理学研究所 認知行動発達機構研究部門
<イベント・展示会報告>
遺伝子検査の脱医療化・市場化に関する国際シンポジウム
…三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官
◆【技術コラム】Technology Column
電子増倍型CCDカメラ「ImagEM」
…伊東克秀:浜松ホトニクス株式会社 システム事業部
◆【新連載】Serial Articles
生命科学者のための創薬化学ABC
医薬とはなにか
…佐藤健太郎:サイエンスライター
◆【連載】Serial Articles
新ミクログラフィア
末梢神経の神経線維
…牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科
石浦教授のEnjoy!生命科学
目の色をうかがう
…石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科
人体再生に挑む
患者の手で再生医療の促進を(1)
…東嶋和子:科学ジャーナリスト
マウスを使って実験をしよう
ノックアウトマウスを作製しよう
…小久保 博樹:国立遺伝学研究所 発生工学研究室
プレカーサー(先駆者)
石井保之氏(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター)
…斉藤勝司:サイエンスライター
バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
細胞の遺伝子=がんウイルス遺伝子,明確に示す 花房秀三郎
…内村直之:ジャーナリスト
科学研究者になるためのサイドメニュー
サイエンスは越境する
…和田昭允:理化学研究所顧問
◆【社会との接点】Social Impact
医療・医科学政策,ここが焦点
アメリカ大統領選のゆくえと科学政策
…NPOサイコム・ジャパン
バイオベンチャー・ウォッチ
エーザイが国内の創薬バイオベンチャーとオプション契約を締結
…水月ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー
DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips
ライフサイエンスQ&A
肥満は病気ですか?/舌下減感作療法ってどんな治療法?
【書評】Book Shelf
『酸素のはなし』『がんはなぜ生じるか』『私のリハビリ闘争』『エピデミック』
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