デザインの現場のバックナンバー
2006/09/27発売号 (149号)
2006年10月号

デザインの現場

  • 出版社:美術出版社
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■デザインの現場の目次


■■
■■ 特集 書体の選び方

DTPで使える書体が少ないといわれていたのは、一昔前。今やフリーフォントも含
め、数え切れないほどのデジタルフォントが手に入るようになった。写植や活字
も加えるなら、その選択肢は無限に広がる。そんな状況の下、適切な書体をどの
ように選んだらよいのか。感覚だけで選ぶと迷うこともあるが、考え方や基準を
もって選べるようになれば、もう必要以上に迷うことはない。そうした指針を持
つためには、まず、それぞれの書体の特徴や文字の形をしっかり頭に入れること。
そして、それを十分に咀嚼した上で自分なりの選び方を見つけていくこと。今回
紹介しているデザイナーの実践例や考え方、知っておきたい基礎知識が書体選び
の参考になれば幸いである。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1. 有山達也 さりげなく、慎ましい文字

2. 岡本一宣 写真を引き立てる文字遣い

3. 永原康史 瞬時に“情報”を伝える文字

4. 菊地信義 選ぶこと、拵えること-菊地信義の文字

5. 品格と遊び心のある書体選び 追想 田中一光

6. マンガのフキダシが変わる! 『コミックファウスト』のフォントディレ
クション

7. 街にあふれる「書体」をチェックせよ フォント探検隊がゆく!-新宿編

8. 目で学ぶ 欧文書体見本帳博物館

9. 和文書体の選び方 工藤強勝

10. 欧文書体の選び方 小林章

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┃1. 有山達也
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さりげなく、慎ましい文字

生活雑誌や料理本、文芸書などのジャンルで今や引っ張りだこのAD、有山達也。
彼のブックデザインには、著者の思いを包み込んで、読者にそっと差し出すよう
な奥ゆかしさがある。それでいてその文字遣いには少しの迷いも感じられない。
書体の選び方・使い方はどのような視点に基づいてなされているのか。


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┃2. 岡本一宣 写真を引き立てる文字遣い
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写真を引き立てる文字遣い

岡本一宣の名を知らない人でも彼がアートディレクションを手がけた雑誌を
1冊や2冊はきっと読んでいるに違いない。麗しい誌面の中でも圧巻なのは、大胆
にして繊細なメリハリのある文字遣いだ。読者をひきつけてやまない世界観のあ
る誌面の魅力を文字の側面から探る。


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┃3. 永原康史
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瞬時に“情報”を伝える文字

ブックデザインなどの誌面にとどまらず電子メディアの制作やプロデュースも手
がける永原康史。文字の歴史やカタチの美しさを知り尽くしデジタルの可能性を
積極的に模索する彼は熱心な研究者であり、チャレンジを続けるイノベーターで
もある。


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┃4. 菊地信義
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選ぶこと、拵えること-菊地信義の文字

977年に装幀家として独立して以来菊地信義は装幀の最前線を駆け抜けてきた。物
語を絵解きするものではなく本や文字の物質性があらわになっていくようなアプ
ローチ。菊地の装幀は、テキストと拮抗するものとして、洗練の度合いを深めて
いった。現在に至るまで、1万点以上もの造本を手がけてきた菊地はとりわけ文字
の扱いにおいて、独自の方法論を模索し続けている。


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┃5. 品格と遊び心のある書体選び 追想 田中一光
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日本のデザインの歴史に大きな足跡を残した田中一光。自分の名前を冠した明朝
の書体「光朝」を用いた作品など王道感のある端正な仕事が私たちの記憶に残っ
ている。しかし、田中の文字の扱い方の魅力はそれだけではない。田中一光デザ
イン室に10年間在籍していたアートディレクターの木下勝弘が振り返った。


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┃6. マンガのフキダシが変わる!
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『コミックファウスト』のフォントディレクション

出版社を問わず、長いことマンガのフキダシに使われてきた「アンチゴチ」とい
うルール。活版印刷の時代に端を発し写植を経て、DTPになった今でも変わらず使
われてきたこのルールだが、ここにきて風穴をあけるコミックがついに出現した。
業界の暗黙の了解にあえて物申したその意図とは?


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┃7. 街にあふれる「書体」をチェックせよ
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フォント探検隊がゆく!―新宿編

ビルの看板や電車の中吊り広告を見ながら、「この書体なんだろう?」とか
「なんでこんなフォントを使ってるんだろう?」などと思ったことはないだろう
か? そんな疑問を自身のブログ「街でみかけた書体」で考察している書体デザ
イナーの竹下直幸とともに、新宿に繰り出し、街でみかけた不思議な書体の世界
を体験してみる。


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┃8. 目で学ぶ 欧文書体見本帳博物館
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クラシックな美しい書体見本帳は何かと聞かれたら多くのデザイナーは迷わず『
モンセン』の名を挙げるだろう。しかし、ほかにもまだまだ見ておくべき美しい
欧文書体の見本は存在する。書体見本の“目利き”たちの蔵書の中から特に優れ
た名品を特別公開。デザイナーがチェックすべきポイントについて語ってもらっ
た。


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┃9. 和文書体の選び方 工藤強勝
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和文書体の違いを見分け、使いこなせるようになるにはどうしたらよいのか。
ここでは和文の本文用書体を中心に、数々の雑誌・書籍を手がけてきた工藤強勝
に書体を選ぶ上でのポイントや使いこなすためのコツを聞いた。


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┃10. 欧文書体の選び方 小林章
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見出しや本文で使う欧文書体を選ぶとき本当にこの書体を使ってもいいのかどう
か、迷うことはないだろうか。書体の由来にとらわれすぎる必要はないが、最低
限の基礎知識は身につけておきたいもの。そこで、本誌連載執筆者でありドイツ
・ライノタイプ社タイプディレクターの小林章に書体選びのポイントを聞いた。



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┃ 特別記事
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■Lacroix meets Antoine et Manuel

世界のファッション業界が注目するパリ・コレクション。そんなパリコレに87年
のオートクチュールコレクションから参加し、今なお精力的な活動を続けるクリ
スチャン・ラクロワがコレクションごとに送付する招待状は、彼のウェア同様、
クリエイターとしての強いアイデンティティーを感じさせるもの。
力強さと繊細さが絶妙のバランスで共存するこのグラフィックワークを2002年よ
り手がけているのが、パリを拠点に活躍するデザインユニット、アントワーヌ&
マニュエルである。彼らがクリスチャン・ラクロワのために手がけたパリ・コレ
クションの招待状をご紹介する。


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┃ 連載
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■これ、誰がデザインしたの? no.40 渡部千春|紙おむつのデザイン

■先輩に聞け! no.15 酒井俊彦

■designscape no.58 松田行正|バタフライ・エフェクト

■定番書体徹底解剖 no.8 小林章|Shuriken Boy ヨアヒム・ミュラー・ラン
セイ

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┃ DESIGN MIX JUICE
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■WORLDWIDE MIX

・AMSTERDAM:カスティリオーニの名作に新たな息吹「ZEPPELIN」

・HELSINKI:環境に応じた家具「マルテラ」

・PARIS:デザインを喚起する素材 JEC主催のAtelier Design

・LONDON:傷、あざ、キスマーク…… 深層心理に訴えるプロダクト

・MILAN:「セレクト」の意味を再認識させる家具店

・CALIFORNIA:独断と偏見の優良サイト TechEBlog.com

・SINGAPORE:斬新な造本が話題の雑誌『WERK』

・TOKYO:香水との出会い方 「de la Rose」のパッケージ

・TOKYO:北川一成の印刷現場を間近に体験


■BOOK:『ブックアートの世界』、『Fが通過します』

■AWARD:第8回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2006受賞作決定、第19回コイ
ズミ国際学生照明デザインコンペ、ディスプレイデザイン賞2006発表

■PREVIEW:「勝手に広告」、「大竹伸朗 全景1955-2006」、「ジェニー・ホル
ツァー」ほか

■TRADE FAIR : スウェーデンスタイル2006



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デザインの現場の読者レビュー

  • 総合評価:★★★★ 4.0
  • 投稿数:57
  • 総合評価  
  • 投稿日

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デザイナー志望者も必見の書
投稿日 2010/07/29
投稿者 cocco3
★★★★★ 5.0

デザイナーの世界は、外からでは全く見えない部分が多くあります。現場を垣間見ることは将来デザイナーを目指す人にとってとてもプラスになるので、お薦めの一冊です。まずは関心のある特集を選んで手に取ってみてください。必ず参考になる記事に出会えますよ。

デザイナー必見
投稿日 2010/07/03
投稿者 KKKC
会社員
★★★★★ 5.0

写真はもちろんのこと、文字情報も多く、デザイン制作で参考になる。

毎号楽しみにしています!
投稿日 2009/12/31
投稿者 あっがい
会社員
★★★★ 4.0

デザイン関係(印刷・WEB)の仕事をしていますが、デザインというテーマで様々な業界のルールや雑学的なことが掲載されていて、仕事にも私生活にもとても参考になります。

良い。
投稿日 2009/12/05
投稿者 コロ吉
社長
★★★★★ 5.0

毎回勉強になるので、定期購読は止められません。美術館・展示会情報など必須。

デザイナーではない人にも
投稿日 2009/08/28
投稿者 砂狐
大学院生
★★★★★ 5.0

全くもって畑違いな電気情報系の研究者ですが,楽しく読ませてもらっています。どんな分野でもデザインというのは必要なものだと考えていますが,この雑誌は専門外の人間でも理解しやすく,またデザインについての広範囲な知識を得られるため重宝しています。直接デザインとは関係のない仕事をしている人にもお勧めできる雑誌だと思います。

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