美術手帖のバックナンバー
2005/06/17発売号 (2005年7月号)
2005年7月号

美術手帖

  • 出版社:美術出版社
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■美術手帖の目次

特集  

創業百周年記念特大号

◆◆◆   日本近現代美術史   ◆◆◆

 ”ビジュアルとテキストで読み解く日本近現代美術の100年”


水彩画家、大下藤二郎が『みずゑ』を創刊し、それに伴って美術出版社を創業したのが1905年。
以来、美術出版社は、『みずゑ』や『美術手帖』(1948年創刊)などの定期刊行物をはじめ、その時代を象徴するような評論書や画集、さらには技法書など、数多くの美術関連書を中心に刊行してきました。
そして今年、創業100周年を迎えることとなりました。それを記念して『美術手帖』では、日本の美術のこの100年を通覧する特集を企画しました。
この100年を七つの時代に区分し、各時代のアートシーンを、社会背景を参照しながら豊富な図版作品とともに解説。さらに、美術の歴史に大きな成果を残し、現在も活躍している5人のアーティストのインタビュー、主要なアーティストや動向の相関が一目でわかるチャートなどから構成しています。
これまで美術出版社を支えてくださった、アーティスト、評論家をはじめとしたたくさんの美術関係者、そして読者のみなさまに感謝を込めて、この記念号をお贈りいたします。


◆プロローグ

 ◇日本美術のミーム / 北澤憲昭

 ◇空から空虚へ / 椹木野衣


◆インタビュー 『時代の証言者』

 
 ◇李禹煥 / 時代と国境を越えた「出会い」を求めて

  反日問題、北朝鮮問題の一方での韓流ブームなど経済の進展や文化流入の密接化に揺れる東アジア。李禹煥は、1950年代に韓国から来日して以来長い間、海峡を超える文化と政治関係の間を歩んできた。1970年前後の変革期に「出会いを求めて」の宣言書とともに現れて、日本の現代美術を革新した「もの派」の司令塔にあらためて、バック・グラウンドから現在にいたる道のりを聞いた。


 ◇草間彌生 / スキャンダルの女王から世界のKUSAMAへ

  偏執的に反復していく網の巨大な絵画がある。無数に水玉が施されたソフトスカルプチャーや自分自身が鏡に囲まれた部屋の中でそこまでも無限に増殖していく。裸で街へ出て愛とセックスの開放をうたい、反戦を訴える。60年代のニューヨークでウォーホールらと競ってメディアを騒がせあらゆる表現を先取りした草間彌生に、当時を振り返ってもらった。

 
 ◇川俣正 / 海外とのコンタクトの取り方

  川俣正は、70年代末に展示空間全体を作品化するインスタレーションでデビューし、80年代には海外へと活躍の場を広げ、国際的な評価を獲得。以来20年、欧米と日本を股にかけて活躍してきた。「横浜トリエンナーレ2005」の総合ディレクターという大役を果たすことになったアーティストにこれまでの活動と、国際展のディレクションについて聞いた。


 ◇森村泰昌 / 「ART」の極点としてのセルフポートレイト

  60〜70年代的な「現代美術」という語が示したものを引き受け、80年代的なもっと自由で開放的な表現を同時代に見ながら、名画を独自の解釈で再現したり有名女優に扮したりするポートレート作品でオリジナルな作品世界を提示した森村泰昌。森村の話は《肖像(ゴッホ)》を発表した20年前のことから美術のコマーシャリズム、芸術と芸能の違いにまで及んだ。


 ◇村上隆 / 「おたく」を「美術に翻訳しつづけた爆走の14年間 

  2005年4月8日、ニューヨークのジャパン・ソサイエティで村上隆キュレーションによる「リトルボーイ」展が始まった。この展覧会をもって、「スーパーフラット」展(2000年〜01年)「ぬりえ」展(2002年)と続いた「スーパーフラット」3部作展は終わりを告げる。村上隆が日本画から現代美術の世界に照準を定め本格的に作家活動を開始したのは1991年。爆走の14年間を通して見えてきた地平とは、どのようなものだろうか。




◆A-Chart of Japanese Modern Art 日本近現代美術チャート

 このチャートは、1900年から2005年にかけての日本美術の動向を大掴みに可視化したものである。このスタイルは、アルフレット・バー・jrが近代芸術の発展史を弁証法的に説明したChart of Modern Artを批判的に継承した。(作成 暮沢剛巳、安立元)
 


◆図版&解説


 ◇1905 ― 1925 / 「表象=代表」の危機から「表象=再現」の回帰へ


 ◇1925 ― 1945 / リアリズムの「無意識」とシュルレアリスムの「物質」
 

 ◇1945 ― 1960 / 「空白」から「転換」へ


 ◇1960 ― 1970 / 反体制と半芸術 価値の反転


 ◇1970 ― 1985 / モダンの臨界点・ポストモダンの旋回


 ◇1985 ― 1995 / 冷戦・バブルの崩壊とネオポップの爆発
 

 ◇1995 ― 2005 / 日常/世界を超えていくマイナーな感性/言語





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◆境界線上の開拓者たち 13 村山留里子


◆画家たちの美術史 30 豊嶋康子 告白と恍惚〈エクスタシス〉と


◆アクリリックス・ワールド 28 坂本佳子


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美術手帖の読者レビュー

  • 総合評価:★★★
  • 投稿数:51
  • 総合評価  
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とても使える雑誌
投稿日 2011/11/03
投稿者 azusa
自営業
★★★★★

クオリティーの高さは数ある美術雑誌の中でダントツです。毎回はずれ無しのとても使える雑誌です。この金額で、これだけの情報料は絶対お得です。サイズも手になじみとてもいいです。

A5サイズがお気に入り。
投稿日 2011/03/06
投稿者 ほほえみ
会社員
★★★★★

気になる特集の時のみ購入していますが、他ではお目にかかれないレアな情報が載っており、いつもうれしくなります。コンパクトなA5サイズというのもいいですね。

迷った末に…
投稿日 2011/02/06
投稿者 tableau
教職員
★★★

5年て長いよな~と思いながらも割引率に惹かれ購読をポチりました。定期購読なら売り切れになって焦ることもないし。これから月一度の配達が楽しみです。

現在を生きる人、必読!
投稿日 2011/01/05
投稿者 サッカン
会社員
★★★★

美術をめぐる日本の『今』を一番ヴィヴィッドに伝えてくれる雑誌だと思います。

高い感度
投稿日 2010/11/30
投稿者 nomutase
会社員
★★★★

写真も文章もとても感度が高く、お気楽なおでかけアート雑誌ではない、良品な雑誌です。

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