■ハーバードビジネスレビュー日本版を買ったひとはこんな雑誌も買っています
■ハーバードビジネスレビュー日本版の目次
009-011-INDEX
Feature Articles
兵法のリーダーシップ
42
名将に学ぶ知の技法
知的リーダーの肖像
編集工学研究所 所長
松岡正剛
知的リーダーとは、どういう人物なのだろうか。高度な知識や
情報を得てマネジメントに生かす教養人、これが一般的なイメ
ージだろう。しかし、それだけでは十分条件とはいえない。「
編集工学」のパイオニア、松岡正剛氏は、知的リーダーとは知
(知識・情報)を可視化して、ハンドリングできる人だと言う
。本稿では、古今東西の数多い戦場のリーダーのなかから、「
言霊の知」「風土の知」「ユートピックな知」「対抗する知」
を代表する四人の人物を選び出した。彼らの知の方法論、すな
わち知の関係性を発見する技法は優れて今日的であり、みずみ
ずしさを失っていない。
54
アサヒビール再生を支えた兵法の教え
規律は組織の命脈である
アサヒビール 名誉顧問
中條高徳
兵法は規律の大切さを説いて「軍規は規律の命脈である」と言
う。規律の重要性が特に顕著になるのは、小(弱)が大(強)
に勝負を挑む時だろう。明確な規律なくして、勝利を得ること
は難しいからだ。占領政策による分割で地方ブランドの悲哀を
味わっていたアサヒビールは、顧客にとっての「正しい」商品
と、関係者の利得を勘案した「他利の旗」を規律と定め、業界
の巨人・キリンビールとの戦いに臨んだ。その過程を通じて、
一ミドル・マネジャーとしての、後には経営陣の一員としての
視点から、リーダーにとっての規律を考える。
64
曹操の実行力、劉備の人材管理力
『三国志』のリーダーシップ論
コンサルタント
成 君憶
中国には五〇〇〇年に及ぶ歴史と文化が多くの史書に残されて
いる。中国発の経営管理書『水煮三国』の著者である成君憶は
、なかでも『三国志』に登場する英雄たちの栄枯盛衰の歴史に
こそ、中国文明におけるリーダーシップの主流が証明されてい
ると言う。その真髄は、慈愛である。慈愛があれば寛容となり
、勇敢となって責任を持ち、創造力が生まれる。それは、人を
基とするマネジメントの価値を知ることにほかならない。慈愛
に満ちたリーダーたちの智慧は、長い時間を経ていまなお我々
に、新たなマネジメントの道を示してくれる。
78
信頼の「チェーン・オブ・コマンド」
強い軍隊はボトムアップで動く
いすゞモーターズ ヨーロッパ リミテッド ディレクター
矢澤 元
軍事における上位下達の命令は、絶対服従ではない。軍隊は、
信頼と権限委譲に基づく「チェーン・オブ・コマンド」によっ
て成立する。軍令だけでは軍は動かないのである。受容されう
る作戦計画とは、参謀の不断の努力と現場に対する理解、信頼
のうえに築かれる。その環境を整えるのが、軍政と教育の役割
だ。第二次大戦時の日米軍の決定的な違いもここに見て取れる
。戦力の実体とは、最高指揮官・幕僚長から一兵卒に至るまで
、各々が地味な信頼を得るための、小さな決心の積み重ねであ
る。すなわち、軍事のリーダーシップとは、ボトムアップなの
である。
94
怪物参謀、辻政信の心理バイアスを分析する
リーダーの心理会計
中央大学専門職大学院 国際会計研究科 教授
菊澤研宗
人は時として、余人には理解しがたい奇怪で独断的な行動に出
ることがある。その原因はこれまで往々にして、当人の異常な
パーソナリティに求められることが多かった。「極悪非道の参
謀」として昭和史に名を残した辻政信はその典型である。しか
し、経済心理学や行動経済学が説く「心理会計」(メンタル・
アカウンティング)に照らすと、取引コストや埋没コストを勘
案した合理的な論理が浮上してくる。そこでは過去の戦果と予
想される現在の戦果が、心理状態に大きく影響している。リー
ダーの問題行動が何に依拠しているのか、数字によって浮き彫
りになるのだ。
110
健全な批判精神と反省を育む
AAR:アメリカ陸軍の学習法
シグネット・コンサルティング・グループ パートナー
マリリン・ダーリング
シグネット・コンサルティング・グループ パートナー
チャールズ・パリー
シグネット・コンサルティング・グループ パートナー
ジョセフ・ムーア
アメリカ陸軍のOPFOR(常設仮想敵部隊)で培われてきた
組織学習法「AAR」は、ある出来事から得た教訓を他の場面
で応用するための方法だ。最近ではビジネスの現場にも利用さ
れ始めているが、使い方を間違えているため、期待どおりの成
果が上がっていない。本稿では、本家OPFORの活用法を徹
底解剖し、応用のコツを解説する。
OPINION
7
京都ボーン.アゲイン
スタンフォード日本センター 理事
今井賢一
Memorial for Peter F. Drucker
124
彼に学ぶことなくして
日本産業界の発展はなかった
ドラッカーとともに
ソニー 最高顧問
出井伸之
セブン&アイ・ホールディングス 名誉会長
伊藤雅俊
ものつくり大学 名誉教授
上田惇生
富士ゼロックス 取締役会長
小林陽太郎
作家・経済学者 早稲田大学大学院 ファイナンス研究科 教授
堺屋太一
松下電器産業 代表取締役社長
中村〓夫(なかむら・くにお)
伊藤忠商事 取締役会長
丹羽宇一郎
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授 カリフォルニア大
学バークレー校 ゼロックス知識学 特別名誉教授
野中郁次郎
134
【未訳論稿】一九〇〇年からの半世紀を振り返る
アメリカ社会のダイナミズム
[モデレーター]
フォード財団 理事長
ポール・G・ホフマン
[パネリスト]
クレアモント大学院大学 教授
ピーター・F・ドラッカー
ロックフェラー財団 理事長 ゼネラル・エデュケーション・ボ
ード 理事長
チェスター・I・バーナード
著述家・編集者
ラッセル・W・ダベンポート
ラジオ・フリー・ヨーロッパ 政策アドバイザー
ルイス・ガランティエール
ブルックリン大学 総長 ウッドロー・ウィルソン財団 理事長
ハリー・D・ギデオンス
コロンビア大学 教授
フランク・タンネンバウム
ピットニー・ボウズ 社長
ウォルター・H・ホイーラー Jr.
クリスチャン・サイエンス・モニター紙 編集長
アーウィン・D・キャナム
一九五一年四月一六日、ニューヨークのウォルドフ・アストリ
ア.ホテルで行われた討論会の抄録であり、ドラッカーに関す
る記録としては日本未発表のものの一つ。『経営者の役割』の
著者であるチェスター.バーナードや『星の王子様』の翻訳家
として一躍脚光を浴びたルイス・ガランティールなどと交じり
、ドラッカーが鋭い分析と洞察を提示する。討論会では、まず
ドラッカーが一九〇〇年からのアメリカ社会の進歩について概
観した後、進歩を実現させた一〇の要素を挙げた。その後、そ
れぞれについて議論し、学校教育の問題や、アメリカ型システ
ムの普遍性など、会場からの質問にも答えた。
HBR Article
24
右腕たる者の価値と言動のルールを検証する
経営参謀の心得
マーサー・デルタ・コンサルティング 会長兼CEO
デイビッド・A・ナドラー
CEOの参謀はこれまで語られることの少なかった存在である
。その影響力の大きさを考えれば、そのスキル、言動、倫理に
は、相当のリスクがつきまとう。過去二五年間、数十社にのぼ
る企業のCEOの参謀として実績を積み上げてきた著者が、そ
の経験から、陥りがちな落とし穴とその対処の方法を披瀝する
。
HBR Case Study
179
アイルランド人エンジニアの憂鬱
母国の未来に賭けるべきか本社での昇進を選ぶべきか
[コメンテーター]
ニルバーナ・ビジネス・ソリューションズ CEO
ラージ・コンダー
スペンサー・スチュアート シニア・ディレクター
ジェームズ・M・シトリン
サイエンス・ファンデーション・アイルランド
ディレクター
モーリス・トリーシー
ウェブスター大学ウィーン校 講師
アルノ・E・ハスルバーガー
ヨーロッパ安全保障協力機構 年報編集責任者
シャーマン・イサリー
[ケース・ライター]
HBR アソシエート・エディター
アイリーン・ロッシュ
BRAIN FOOD
15
専門特化する新興国
IBM バイス・プレジデント
スティーブン・サムズ
意思決定は大人数がよい
バブソン・カレッジ 特別研究員
ローレンス・プルサック
声は心の鏡
キャリパー CEO
ハーブ・グリーンバーグ
CMソングは死んだか
HBR シニア・エディター
リー・ブキャナン
BOOKS in REVIEW
191
社会に対する「応答可能性」
東京工業大学大学院 社会理工学研究科 助教授
土場 学
CHIEF OFFICERS
196
「ただ顧客のために考える」
これこそが原点
プルデンシャル生命保険 代表取締役社長 兼最高執行責任者
三森 裕
■ハーバードビジネスレビュー日本版のバックナンバー
- □ 1月号 2011/12/10
- □ 12月号 2011/11/10
- □ 11月号 2011/10/08
- □ 10月号 2011/09/10
- □ 9月号 2011/08/10
- □ 8月号 2011/07/11
- □ 7月号 2011/06/10
- □ 6月号 2011/05/10
- □ 5月号 2011/04/09
- □ 4月号 2011/03/10
- □ 3月号 2011/02/10
- □ 2010年8月号 2010/07/09
- □ 2010年7月号 2010/06/10
- □ 2010年6月号 2010/05/10
- □ 2010年5月号 2010/04/10
- □ 2010年4月号 2010/03/10
- □ 2010年3月号 2010/02/10
- □ 2010年2月号 2010/01/10
- □ 2010年1月号 2009/12/10
- □ 2009年12月号 2009/11/10
- □ 2009年11月号 2009/10/10
- □ 2009年10月号 2009/09/10
- □ 2009年9月号 2009/08/10
- □ 2009年8月号 2009/07/10
- □ 2009年7月号 2009/06/10
- □ 2009年6月号 2009/05/10
- □ 2009年5月号 2009/04/10
- □ 2009年4月号 2009/03/10
- □ 2009年3月号 2009/02/10
- □ 2009年2月号 2009/01/10
- □ 2009年1月号 2008/12/10
- □ 2008年12月号 2008/11/10
- □ 2008年11月号 2008/10/10
- □ 2008年10月号 2008/09/10
- □ 2008年9月号 2008/08/10
- □ 2008年8月号 2008/07/10
- □ 2008年7月号 2008/06/10
- □ 2008年6月号 2008/05/10
- □ 2008年5月号 2008/04/10
- □ 2008年4月号 2008/03/10
- □ 2008年3月号 2008/02/10
- □ 2008年2月号 2008/01/10
- □ 2008年1月号 2007/12/10
- □ 2007年12月号 2007/11/10
- □ 2007年11月号 2007/10/10
- □ 2007年10月号 2007/09/10
- □ 2007年9月号 2007/08/10
- □ 2007年8月号 2007/07/10
- □ 2007年7月号 2007/06/08
- □ 2007年6月号 2007/05/10
- □ 2007年5月号 2007/04/10
- □ 2007年4月号 2007/03/10
- □ 2007年3月号 2007/02/10
- □ 2007年2月号 2007/01/10
- □ 2007年1月号 2006/12/09
- □ 2006年12月号 2006/11/10
- □ 2006年11月号 2006/10/10
- □ 2006年10月号 2006/09/09
- □ 2006年9月号 2006/08/10
- □ 2006年8月号 2006/07/10
- □ 2006年7月号 2006/06/09
- □ 2006年6月号 2006/05/10
- □ 2006年5月号 2006/04/10
- □ 2006年4月号 2006/03/10
- □ 2006年3月号 2006/02/10
- □ 2006年2月号 2006/01/10
- □ 2006年1月号 2005/12/10
- □ 2005年12月号 2005/11/10
- □ 2005年11月号 2005/10/08
- □ 2005年10月号 2005/09/10
- □ 2005年9月号 2005/08/10
- □ 2005年8月号 2005/07/08
- □ 2005年7月号 2005/06/10
- □ 2005年6月号 2005/05/10
- □ 2005年5月号 2005/04/09
- □ 2005年4月号 2005/03/10
- □ 2005年3月号 2005/02/10
- □ 2005年2月号 2005/01/08
- □ 2004年1月号 2004/12/10
- □ 2004年12月号 2004/11/10
- □ 2004年11月号 2004/10/10
- □ 2004年10月号 2004/09/10
- □ 2004年9月号 2004/08/10
- □ 2004年8月号 2004/07/10
- □ 2004年7月号 2004/06/10
- □ 2004年6月号 2004/05/10
- □ 2004年5月号 2004/04/10
- □ 2004年4月号 2004/03/10
- □ 2004年3月号 2004/02/10
- □ 2004年2月号 2004/01/10
- □ 2004年1月号 2003/12/10
- □ 2003年12月号 2003/11/10
- □ 2003年9月号 2003/08/10
- □ 2003年8月号 2003/07/10
- □ 2003年7月号 2003/06/10
- □ 2003年6月号 2003/05/10
読者レビューは他のお客様によって書かれたものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。
- 流されない思考をもつため
- 投稿日 2011/11/13
- 投稿者 gari
- 会社員
- ★★★
日々の仕事に忙殺されているなかで、本質的な思考が何か考えるきっかけを与えてくれる良書。すべてを理解をするのは難しいが、自分の仕事に直接かかわる部分を精読している。
- おもしろビジネス誌
- 投稿日 2011/06/10
- 投稿者 富士ハーネス
- 課長
- ★★★★★
ハーバードビジネスレビューという、名称から少々底知れない格調の高さを想像した自分ですが、内容はなんと平易かつ親しみやすい雑誌でしょうか!以前聞いたことがある内容でも、再度あらためて執筆陣の絢爛な文章よりレビューすることにより、仕事にも日常にも、また思考にもすぐ反映できそうな内容ばかりです!
- 自信がつく!
- 投稿日 2011/06/03
- 投稿者 ひろきち
- 会社員
- ★★★★★
毎号楽しみにしています。複雑な現代社会を生き抜く自信がつきます。
- Do now what you can do for your future !
- 投稿日 2011/02/15
- 投稿者 しろくまくん
- 高校生
- ★★★★
この雑誌は単純におもしろい!企業経営の勉強にと読み始めたが、日常生活の場面でも大いに活用できることを発見。「思考のレベルアップ」が図れた。生徒会の運営戦略に応用するなどして、今では仕事の良きパートナーである。英語版の購読にも挑戦しようと決意した(笑)
- ビジネスマン、経済学者必見
- 投稿日 2011/01/27
- 投稿者 ウェーバー
- 学生
- ★★★★★
値段は高いですがこれからの時代を生き抜くうえで必読の書です。執筆陣も世界的学者です。
[ハーバードビジネスレビュー日本版(2006/01/10発売号)のトップに戻る]







