グループワーク、レンダリングを踏まえた制作とデータマネジメントCGWORLD 127号 発売日: 2009/01/29
制作環境に則した
制作スタイルを選択する 複雑なシーンを構築した後、モデルの修正を余儀なくされる事態は少なくない。 また作業時に軽量なデータを使用したり、LODのように距離に応じてレンダリング負荷やメモリ消費の少ないモデルに差し替えるなど、データマネジメントは作業の効率化において重要な要素である。 この項ではモデルをリファレンスモデルとして書き出し、データの差し替えとグループワークへの対応を念頭に3種類の解像度モデルを作成、それらをシーンの状況に合わせて差し替えるための設定を行なっていく。 筆者が使用するXSIには以前からリファレンスモデルという概念がある。 これは、モデルデータを書き出しリファレンスとして読み込むことで、モデルを随時更新可能にできるというものだ。 リファレンスモデルはモデルデータに変更が生じた場合でもモデルとして再度書き出しさえすれば、シーン上でも最新のモデルに置き換えることができる。 また解像度の設定を行うことで、個別に制作した解像度の異なるモデルを使用することも可能。 最近のバージョンでは“ Delta ”という機能拡張が行われ、アニメーション、コンストレイント、エクスプレッション、シェイプ等多様なパラメータをモデル間で継承させることができるようにもなった。 作品制作ではカットごとに様々な状況に応じたシーンを作成しなければならない。 このようなシーン制作時にリファレンスモデルを使用すれば、モデルに修正を施した際の反映が容易となる。 また、ネットワーク上でデータ共有を行うことで、絶えず最新のデータを共有しながらのスムーズなグループワークも実現することだろう。 さらに今回使用するモデル解像度により、モーション作成時にはローレゾ、レンダリング時にはミドル/ハイレゾに切り替えるなど柔軟な制作環境を確立することができる。 モデルをただそれだけで完結したものではなく、シーンを構成する要素の1つとして捉え、シーンをより扱いやすく構成できるよう努めることは重要なことなのだ。 1/3 似たもの記事
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