週刊誌からの情報収集が人生をおもろくする!「週刊ダイヤモンド」編集長などを歴任し、雑誌業界の酸いも甘いもかみわけたベテラン編集者、松室哲生が毎週発売される週刊経済誌の中からおもろい読みどころを厳選しお届け!

1414 松室哲生

株式会社ブイネット・ジャパン代表取締役
財団法人知的資産活用センター副理事長
元ダイヤモンド代表取締役… ≫続き

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世界最強ブランドの裏側に切り込む

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雑誌の特集に求められるのは、「身近さ」と「タイミングの良さ」です。これに「読者の多さ(市場の大きさ)」が加われば、ヒットになります。しかし、ときどきこの法則に則ってない特集が出てくるのもないわけではありません。今週号の『週刊ダイヤモンド』がまさにそれで、このニッパチの季節に「ディズニー」を特集しました。それも本家本元に乗り込んでの徹底取材です。季節外れではあっても、これだけ深堀りした特集はそれなりに面白く、編集後記に書かれた「数ヶ月前から準備を進めてきた」という副編集長氏の言葉に頷きました。

さて、タイミングと言えば、今問題になっている東電の問題です。政府による資本注入を求める東電。国有化するなら発送電分離へと舵を切りたい政府。そこにきていきなり電気料金値上げを発表して・・・・・・、と揉めに揉め、枝野大臣が激しく発言しているさまはテレビでも盛んに報道されていますが、今週の『週刊東洋経済』はこの問題を特集しました。
そして、『日経ビジネス』は日本の個人マネーが海外に流れているというお話。前に他誌でも特集しましたが、海外への投資や資産移転は本当に増えているようです。そして最後に『エコノミスト』です。31年ぶりに貿易赤字に陥った日本の実情を分析しています。

第1位
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季節外れの特集といってもいいだろう。大体ニッパチの頃はどこも人が入らない。本も売れない。興行もしかり。そこにきて「ディズニー」の特集を組んだのが『週刊ダイヤモンド』である。特集タイトルはズバリ「ディズニーの裏側」だ。これは一体どういうことか。しかも、「ディズニー」といっても、日本国内のローカルな話ではない。全世界400億ドルを超える総合メディア企業本体に多角的に切り込んだ特集なのである。現地取材あり、傘下のABC社長はじめグループ企業トップのインタビューあり、手に取れば「ディズニー映画の系譜」という綴じ込み小冊子まである。記事を読み進めれば、強大なブランド力、資本力、ビジネス展開力に完敗!といった気にもなる。しかし、である。うーん、である。

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