Kayak 関連記事

フリーホイール カヤック

ケルトの海~アイルランド一周記~

ケルトの海~アイルランド一周記~ 初めての遠征・アイルランドの旅は、西部から北西部へ。雨に打たれ、霧にまかれ、ミイラに呪われ、亡霊に教われる。そして、人の優しさを知り、胃袋が満たされたとき……人は旅で成長する。 亡霊とソーセージの西海岸編 2010年7月3日。旅を始めて 34日目。語学学校の友達と待ち合わせて、南西部のディングルにいる。横断中に迎えてくれたイルカのファンギはこの街のアイドルで、港には銅像まである。とても愛嬌があり、海辺からも跳ねる… >>続き Kayak 2011/10/29発売号 (vol.34)

風使いの旅

風使いの旅 海にカヤックを浮かべると、どこまでも漕いでいけそうな気がする。そんなカヤックが風を味方につけたなら、夢はもっとでっかく広がっていく。フォールディングカヤックに帆を張って海を渡る。九州から台湾を目指した旅の記録。文・大瀬志郎(グランストリーム)、写真・大瀬志郎、石田健二 「カヤックで旅をする」こととの出会いは一冊の本だった。「お前コレ読んでみろよ」。大学4年の時に友人から1冊の本を渡された。その本の題名は『日本の川を旅する』。言… >>続き

カヤック乗りの海浜生物記

カヤック乗りの海浜生物記 8月30日と31日に、南房総市千倉町から丸山町にかけての海岸線(太平洋岸)でスナメリを見ることができました。私にとって千葉県では九十九里以外で初めて出逢ったスナメリです。ずっと探している東京湾スナメリではありませんが、身近な海域にスナメリがいることが確かめられました。31日の発見時には岸から50mほどまで接近し、ボラの群れを追っていたことなどから、鈴野氏ほかの房総のスナメリに関する論文にある「秋に岸寄りでの発見が増加する傾向」… >>続き Kayak vol.31

「ダンパーでの上陸を検証する」

「ダンパーでの上陸を検証する」 やばい、やばいよ~、今回は。実験ネタが浮かばず(考えようともせず*編注)、伸ばしに伸ばした今回の実験だったけど、ついに編集長につかまりあえなく御用。懲罰の意味も兼ねてか、ダンパーでの上陸実験という、漂流実験の次にイヤな指令が出されたのだ。強制的に連行された実験場所は外房のとある海岸(激しい実験はここでやるのが慣例となっている*編注)。低気圧に吹き込む北東の風の影響で、波は沖合いから高く持ち上がり、パワーが… >>続き Kayak Vol.28

瀬戸内海の旅

瀬戸内海の旅 ずっと昔にカヤックで日本をぐるりとまわろうと思った時に、「瀬戸内海をどう漕ぐか?」でかなり悩んだ。旅はひと筆書きで終わるほうが好きだし、途中で一度帰るのは性に合わない。ビールは一気に飲みたいし、カツ丼はかっこんで食べたい。だけど、瀬戸内海をうまく組み合わせるコースがどうしても見出せなかった。 瀬戸内海に限らず、南西諸島や各地の離島も漕ぎ寄るには日程に余裕がなかった。だから、「旅八分目」と心に決め、「いつか漕ご… >>続き Kayak Vol.28

ダービルアイランド

ダービルアイランド この島へ行く交通機関はない。国道を外れ、複雑に入り組んだマルボロサウンズの先端に向かって車を走らせる。砂利道が深い森や牧場を突っ切っており、時折現れる羊が道を塞ぐ。テキサスゲートを何回通ったか忘れたころ、ダービルアイランドの玄関口、フレンチパスに到着する。フレンチパスは南島とダービルアイランドをへだてた海峡である。ニュージーランドでも屈指の潮の速い場所で、水路誌にはこの場所の潮流図が大潮小潮の最干満時からプラマイ5時間ごとに具体的に記載さ… >>続き Kayak vol.29

「海はみんなの家」編

「海はみんなの家」編 今年も3月に入るといつもの場所でハヤブサ夫婦がソワソワしはじめました。多分、毎年見ているツガイだと思いますが、足環をつけているわけではないので本当には分かりません。まあ、同じ巣が使われますので同じ彼らなのでしょう。巣の周りから小枝を持ってきては巣のベッドに足したりと、忙しそうです。数日後には巣の奥でしばらく留まっていたりしています。もう卵があるのでしょうか? 今年もヒナが見られる日を楽しみに、遠巻きに様子を観… >>続き Kayak vol.29

玄界灘・ 沖ノ島 巡礼の旅

玄界灘・ 沖ノ島 巡礼の旅 6月7日。昨晩から交代で車を走らせ、若宮で九州自動車道を降り宗像大社についたのは、もう昼過ぎだった。宗像大社で航海の安全祈願と、これから沖ノ島へ向かうことを神様に報告した僕らカヤックコマンドー(と称した遊び仲間)は、勝浦浜に面した一角にあるペンギーノの艇庫に車を置かしてもらい、ここから旅をはじめることにした。駐車場所が確保できると旅はいっそう気楽だ。ペンギーノは、田中洋二氏が主催するカヤック・ガイドで、最近はトレールランニン… >>続き Kayak vol.29

メコン河ファルト旅

メコン河ファルト旅 中国に発し、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムへと流れるメコン河、ここが今回の旅先となります。下流域のカンボジア~ベトナム流域を、カヌーやボートを使ってリバーツーリングしてきました。カヌーはファルトボートです。皆さんご存知のように、船体布という外皮、その中にフレームを入れ、船形を作ります。折りたたんでザックに入れられることから、携帯カヌーといわれることもあります。公共交通機関を使えるのが大きなメリットで、飛行機でも手荷物として扱ってくれ、もち… >>続き Kayak vol.27

おさんぽカヤック・ インプレッション

おさんぽカヤック・ インプレッション ポイント65(スウェーデン)のデザインには、最近流行の北欧家具などと共通するような、直線と曲面の作り出す独特の美しいフォルムを感じる。ハイスピード艇から、この「ネモ」のような入門モデルまで幅広くラインナップ。ネモは広い緩やかなハル(船底)を持ち、入門者が安心できる安定感を出している。【安定性・居住性】R(嶋崎亮介):足周りが広く、乗り降りが楽。Y(山本 勉):広いコックピットで、大きな人でも乗りやすく安定感がある。座り心地は悪くないが、シ… >>続き Kayak vol.27

男女群島横断

男女群島横断 休暇は美しい日ではじまった。僕らはまさに思い描いていた場所、九州の海岸線から40km西の沖合いにある、ふたつの諸島の間にいた。天候は完璧とはいえない。厄介な横風が吹き、空の大部分は雲が覆い隠していたが、空気は澄み切っている。水平線の向こうには、100km以上先の山の頂がかすかに見える。目と鼻の先には、僕らの今日の目的地である甑島の険しく切り立った崖が手が届きそうに見えている。ただ、目標とする断崖のふもとに… >>続き Kayak vol.24

屋久島、大忙しの旅。

屋久島、大忙しの旅。 羽田を出発した飛行機は、東西にのびる秋雨前線に沿うように飛ぶために、始終揺れていた。鹿児島空港で落ち合った上野さん(くまのエクスペリエンス)と、バスとタクシーで鹿児島港へ移動する。港は前線の影響でえらく風が強い。雨が止んできただけでもありがたい。鹿児島港からはジェット船の「トッピー」に乗って種子島経由で屋久島へ。港の外は白波が立っている。天気が悪く桜島も見えない。桜島は翌日、7カ月ぶりに噴火した。時速80㎞ものスピード… >>続き Kayak vol.26

来ちゃいました、渡島大島。

来ちゃいました、渡島大島。 関東もそろそろ梅雨に入るというころ、山もッちゃんと僕(野川)を乗せたハイエースは夜を貫いて北へ走った。断続的に襲いかかる雨雲を幾度かくぐり抜け、肌寒い空気の青森空港へと着いたのは、午前10時過ぎ。ここで初めて全員が顔を合わせた。初対面のものもいる。今回はコンコルド(4人乗りの特注カヤック)2艇を使うということで、足りない人員を急遽募集することとなったのだ。だけど、なぜだろう。まったく違和感はなかった。鰺ケ沢に住むヨ… >>続き Kayak vol.25