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林家正蔵師匠、「浅草洋食」の魅力を案内する

林家正蔵師匠、「浅草洋食」の魅力を案内する 浅草は流行や文化の最先端が集まる街だったわけですよ、かつては。新しもの好きが多いから、洋食なんてすぐに流行った。花街があり、見番があり、口が奢った旦那衆がいて、料亭なんかで働く人も食べに来る。旨くない店は生き残れない街だったんです。新宿や渋谷なんかと違って、開発されなかったから、うまい具合に孤立した。モダンレトロがそのまま残ったんですね。花街に愛される店、街場の大衆店、ちょいと離れた街角の店、これには… >>続き dancyu 2011/10/06発売号 (2011年11月号)

『鮎』好きの本懐

『鮎』好きの本懐 私の夏は、いつも鮎とともに訪れる。初めて天然鮎を口にしたのは、大学時代だったろうか。その清廉な姿と凄烈にして澄んだ肝の苦味にたちまち魅了されてしまったことをよく覚えている。以来、いったい幾千尾もの鮎を、この胃袋に収めてきただろうか。年間200尾以上の塩焼きを私は食べる。食べても食べても、まだ食べ飽きぬ。それどころか、食べるほどに深みにはまる鮎の魅力とは何か。東西の鮎の名店を訪ねつつ、今一度、振り返… >>続き dancyu 2011/06/06発売号 (2011年7月号)

「希望の酒」を醸す蔵元たち

「希望の酒」を醸す蔵元たち 大震災から1カ月を経た4月、宮城県石巻市の商店街や沿岸は瓦礫の山で埋め尽くされていた。巨大津波が美しい港町を廃墟に変えてしまったのだ。市内にある平孝酒造を訪ねると、仕込み蔵にはすっぱい匂いが漂い、タンク一面に米粒が張りついていた。清潔第一を旨とする酒蔵がまだこんな状態だとは衝撃だった。日頃、笑顔を絶やさない蔵元の平井孝浩さん( 48歳)も、この日は疲れを滲ませていた。「余震で眠れないんです。ガスは止まった… >>続き dancyu 2011年6月号 2011/05/06

「dancyu東日本応援団」を結成します!

「dancyu東日本応援団」を結成します!  宮城と茨城に行ってきました。 そこで見たものは、地震によって崩れた酒蔵、津波によって変わり果てた町や漁港、放射能の風評被害にあって廃棄された野菜……。 一方で、再起を誓う蔵元、農業に誇りをもつ若者、生かされたことに感謝する人たちに出会うこともできました。 被災地を歩けば、おいしいものを楽しむ状況には程遠いことを痛感します。しかし、東京で萎縮した心で自粛していても何も生まれない、進まな… >>続き dancyu 2011年6月号 2011/05/06

300年の伝統蔵の試練。

300年の伝統蔵の試練。 内陸部も大きな被害を受けた。蔵の町として知られる村田町の大沼酒造店を訪れると、赤紙が貼られ、蔵の一部は立ち入り禁止に。私が訪れた酒蔵の中でも五指に入る趣ある木造蔵が傾いて、倒壊寸前なのだ。崩れた壁や落ちた瓦を見て、やるせなさに涙が出そうになった。「地震の衝撃はすさまじく、駐車場に設置した冷蔵コンテナが跳ね上がるのを見ました。蔵の中にいたら命はなかった」と蔵元の大沼充さん(60歳)。従業員も鉄骨で補強した… >>続き dancyu 2011年6月号 2011/05/06