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人間邂逅 集い群れず

人間邂逅 集い群れず パーク・コーポレーション代表 井上英明×心臓外科医 須磨久善 六年前、知人の紹介で最初にお目にかかりました。経営者は相談する相手も少なく、ときに孤独。先生からは学ぶべき点が多く、お話をうかがうときは、私が質問攻めにしてしまいます。 先生は「集いて群れず」とおっしゃいます。超一流を目指すなら、個として集うのはいいけれど、群れから離れて孤独の中で自問自答することが大切だ、と。外に答えを求めず、一人で徹底的… >>続き PRESIDENT 2011/10/08発売号 (2011年10.31号)

悲観は不要! 日本経済は着実に改善へ向かう

東日本大震災の発生から、半年がすぎた。読者諸氏の多くは、日本経済はいまだ震災前の状態までは回復していないという認識ではないだろうか。最近のある調査によると、日本経済が震災前の水準に戻るまでにかかる時間を尋ねたところ、「永遠に戻らない」という回答が最も多く、「すでに戻っている」と答えた人はわずかだったそうだ。原発問題もあり、震災がマインドを相当冷やしたことが窺える。 だが実際の数字を追ってみると、すで… >>続き PRESIDENT 2011/09/26発売号 (2011年10.17号)

結婚式は「お披露目」から「絆の確認」へ

結婚式は「お披露目」から「絆の確認」へ 336.5万円この10年、結婚する人たちの数は概ね減少傾向で推移している。結婚や結婚式に関する調査・研究を手がけるリクルートブライダル総研によると、全国の婚姻組数が、2001年には約80万組だったが、ここに来て70万組を切り、10年後には60万組まで減ると予想される。同社の鈴木直樹所長は、その背景をこう解説する。「日本の婚姻率はあまり変わっていないことを考えれば、人口減少が一番の理由。過去10年の間には、団塊ジュニアが適齢期を迎… >>続き PRESIDENT 2011/09/26発売号 (2011年10.17号)

嵐の中を黙って首相に寄り添う"古女房"

嵐の中を黙って首相に寄り添う"古女房" 首相を超える大官房長官ではなく、女房役として裏方を守りたい」。官房長官としての初記者会見では、地味な野田佳彦首相よりさらに地味に裏方に徹する意向を語った。 閣僚経験ゼロ、テレビ嫌いで記者会見も苦手。これまでほとんど表舞台に顔を出すことはなかった。だが、水面下の根回しや交渉、調整に長けた実務派としての党内評価は高く、国会運営や政策決定の場でキーパーソンとなることは多い。先の民主党代表選では選対本部長として、… >>続き PRESIDENT 2011/09/26発売号 (2011年10.17号)

人間邂逅 イノベーションへの情熱

人間邂逅 イノベーションへの情熱 クアルコムジャパン会長兼社長 山田 純 × 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授 橋本和仁 東大に入学した最初のガイダンスで橋本と知り合い、彼が北海道、私が福島出身と、お互い地方出身で親しくなりました。その頃、私は都会のテンポの速さについていけず、今で言ううつのような状態になったのですが、社交的な橋本と人生を語り合い、精神面で支えてもらいました。 専攻は、彼が理学部化学科、私が工学部電気電子工学科に進… >>続き PRESIDENT 2011/09/12発売号 (2011年10.3号) 

「中国企業が買収」三洋社員の処遇はどうなるか

「中国企業が買収」三洋社員の処遇はどうなるか 甲南大学特別客員教授加護野忠男 中国のハイアール社が三洋電機を買収した。日本企業を買収した外資系企業が取るべきスタンスを、日本特有の経営と従業員の関係から紐解く。 米国におけるM&Aの半分は失敗? このところ、人々の注目をひくような合併案件が立て続けに報道されている。一つは、日立製作所と三菱重工業の合併である。少し前に発表された新日鉄と住友金属の合併と同様、超巨大企業同士がさらなる規模のメリットを求めた合併である… >>続き PRESIDENT 2011/09/12発売号 (2011年10.3号) 

ヒロシマ、ナガサキ 戦争の遺構

ヒロシマ、ナガサキ 戦争の遺構 震災・原発問題の解決が進展しない日本に今年も終戦記念日がやってきた。広島、長崎の被爆地を抱えるわが国だからこそ、「負の遺構」を後世に伝え続ける意義がある。原子爆弾が広島、長崎に投下されてから、また66回目の夏が巡ってきた。その爆心地に近い2つの遺構と、広島の沖合に浮かび"毒ガス島"と呼ばれ戦時中は地図からも消された、太平洋戦争下の化学兵器の実態を今に伝える大久野島などの負の遺構を訪ねた。旧日本銀行広島… >>続き PRESIDENT 2011/08/08発売号 (2011年8.29号)

125歳まで書き続けたい

125歳まで書き続けたい 大作のなかで、北方氏が書きたかったこと、そしてこれからも、125歳まで生きて書き続けたいという人間が生きて死んでいくなかで、一番大切なこととは。「僕の志は、一二五歳まで生きて、小説を書き続けることだ。書きたいテーマを数え上げて、年を取って書ける枚数が減ってくることも計算に入れると、その年齢まで生きなければいけないとわかった。でもそれは無理だから、毎回『この一作で一二五歳までの仕事をしたな』と思える充実感… >>続き PRESIDENT 2011年5.30号 2011/05/09

地方復興の鍵は「イエ経営」にあり

地方復興の鍵は「イエ経営」にあり 神戸大学大学院経営学研究科教授 加護野忠男世界と日本の家族の成り立ちを通して、社会と企業の本質が見える、と筆者は説く。 京都では女の子の誕生が喜ばれた 前号の時論で石井淳蔵さんは東アジアの商人家族の夫婦の一体感が強いことを指摘しこの夫婦労働が支えている産業や企業があると書いておられた。先端的産業態だと思われているコンビニエンスストアが夫婦労働によって支えられているという石井さんの指摘は私にとっては新鮮だった… >>続き PRESIDENT 2011.4.4号

トレンディドラマと映画の狭間で

トレンディドラマと映画の狭間で 今月11日に公開された『太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男』は、竹野内豊にとって、五本目の映画である。一九九四年に役者デビューして以来、何十本というドラマをこなしてきた俳優は、映画にはわずか四本しか出演していなかったのだ。竹野内自身、映画への愛着は人一倍強いにもかかわらず……。 竹野内が芸能界入りしたきっかけは、高校時代にアルバイトで始めた雑誌モデルだった。しかし、その当時から、映画への憧れは抜きがた… >>続き PRESIDENT 2011年3.7号

プレジデント言行録

中国では始業時間に一〇分や一五分遅刻してくるのは当たり前。それを咎めても、「交通渋滞でバスが遅れた」などと言い訳されるのがオチ。「中国人の操縦術」一〇七ページより日本は世界で一番関税が低く、貿易障壁が取り除かれている国だ「千葉の農家はなぜ、TPPに賛成するのか」九〇ページよりツイッター担当者は、ネチケットをわきまえていることはもちろん、消費者のコメントに誠実に対応するサービス精神と愛社精神を備えた人物を選ぶべき「『仕事… >>続き PRESIDENT 2011年3.7号

宮本文昭×宗次德二

宮本文昭×宗次德二 超貧乏生活をしていた一五歳のとき、やっと電気のある生活となった。直後に購入した中古の白黒テレビから流れてきたのがNHK教育の「N響アワー」。以来、クラシック音楽が大好きになりました。もちろん世界的なオーボエ奏者で指揮者の宮本さんのことは、一ファンとしてずっと前から存じ上げていました。そんな憧れの人の生演奏を聴くことができたのは、六年前が初めて。現役の経営者時代は大好きな趣味を封印していましたから、案外最近のことな… >>続き PRESIDENT 2011年1.31号

イノベーションが 生まれないのか

イノベーションが 生まれないのか このままでは日本の科学技術は衰退する二〇一〇年末には二人の日本人化学者がノーベル賞を受賞した。二一世紀になってから毎年のように日本人の受賞が続いている。日本人としては誇らしいかぎりだ。科学技術へのこれまでの投資が基礎科学の分野で果実を生み出しはじめたことを実感させる出来事だ。しかし、その陰で、今後の科学技術政策に関して危惧すべきことがいくつかある。一つは、最近の科学技術政策への不安である。現在の学術… >>続き PRESIDENT 2011年1.31号