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ISO26000の先駆者たち

ISO26000の先駆者たち 社会的責任に関する国際規格「ISO26000」が、2010年11月に発行された。企業だけでなく、行政や教育、医療機関、NPOまですべての組織にSR(社会的責任)が求められている。認証ではなく、あくまでガイダンスだが、早くも動き出した国内外のトップランナーに迫った。「守らなくて良い」のではない「認証ではないので、わざわざ守る必要はない」「当社はグローバルな事業をしていないので関係ない」 2011年11月に発行されたばかりのISO2… >>続き オルタナ No.24

コーヒースタンドが街をデザイン

コーヒースタンドが街をデザイン 代々木公園沿いの閑静な住宅街に、小さなコーヒースタンド「リトル・ナップ・コーヒースタンド」をつくった。最寄り駅は代々木八幡で、一軒家の一階部分だけを改装した20平方㍍ほどの空間。僕も企画と経営に参画している。 僕らがこだわったのは、カフェではなくコーヒースタンドであるということ。近所の人々が通勤途中にちょっと立ち寄って、短い立ち話をして、またそれぞれの目的地に散っていく。街のなかにポツンとあってコミュニケーションの基地になっているような場… >>続き オルタナ No.24

森林農業は アマゾンで生まれた

森林農業は アマゾンで生まれた 日本2つ分の森林が消失2010年12月末。ブラジルの首都ブラジリアから飛行機でアマゾン川の河口近くの大都市べレンに飛び、そこで自動車に乗り換えた。道中、熱帯雨林が広がる風景を想像していたが、見事に期待を裏切られた。 250㌔の道のりの間、国道の周囲は見渡す限りの平原が続く。気候や生態系は全く違うが、農地や牧場の広がり方はまるで北海道だ。 数十年前はこの辺りもジャングルだっただろう。それが農地や牧場開発のために皆伐… >>続き

キャサリン・ハムレット

キャサリン・ハムレット ─過激なメッセージを載せたプロテスト・Tシャツの発表以来、20年以上たった今も時代の最先端を走っている感があります。こういった活動をするきっかけは何だったのでしょうか。 セントラル・セントマーティンズカレッジでファッションの勉強を終えてまもなく、私の作品は世界中でもてはやされるようになりました。79年にレーベルを立ち上げると、信じられないほどの成功が待っていたのです。初めはそれだけで満足でしたが、次第に飽きてしまいました。 おりしも、79… >>続き オルタナ NO.22

吐き捨てガムには細菌がいっぱい

吐き捨てガムには細菌がいっぱい 都市の歩道、駅のホームなどには、500円玉大の黒い吐き捨てガムが数多く存在する。多い所では1平方㍍に50個以上の吐き捨てガムがある。美観を損ねるとして、観光地や学校でも処理に困っているという。 熊田教授は、2009年5月から1年以上にわたり、東京都新宿区歌舞伎町の約400平方㍍で毎月600個以上のガムを採取し、菌数測定を行った。その結果、吐き捨てられたガムには、100万個から1000万個の細菌が存在すること… >>続き オルタナ NO.22

ソーシャルビジネスは甘くないぞ

ソーシャルビジネスは甘くないぞ ソーシャルビジネスの開発や企画などを手がける仕事柄、社会貢献に関心のある若者と知り合う機会が多い。 彼ら彼女らは一様に「社会貢献を仕事にしたい」と口にする。社会セクターへの関心が高いのは良いことだが、しかし若者たちの思いと現実には大きな2つのギャップがある。1つは、世の中がNPOなどの社会セクターを十分に受け入れる状況に未だ至っていない事。これは企業の姿勢が不十分だったり、社会セクターの平均年収が200万円台と低迷した… >>続き オルタナ No.21

魂の声、現実を動かす力

魂の声、現実を動かす力 スタッフ・ベンダ・ビリリはコンゴ民主共和国の首都キンシャサの路上で演奏する障がい者たちのバンド。ポリオで半身不随となった彼らはシェルターで暮らし、動物園で練習する。空き缶に弦を張った楽器をもつ13歳のストリートチルドレンを加えたバンドはやがて録音のチャンスを得る--。映画はバンドが欧州で成功をつかむまでの5年を追ったドキュメンタリー。 その魅力は2点に集約される。 まず何より彼らの歌の力。 段ボールで寝てた俺が マットレスを買った/同じことが起こりう… >>続き オルタナ No.21

GOKAN KIZUNA GENKIな組織

GOKAN KIZUNA GENKIな組織 1.「会社のために」仕事をしない2.給料が高ければ良い訳ではない3.学歴やスキルは採用の決め手ではない4.社員には教えない5.結果よりもプロセスを重視する6.オフィスは都会になくても良い7.働きたい時間に働ける1.「会社のために」仕事をしない「これからは目の前にいる人を幸せにするために仕事をする」 都市計画コンサルティング事業を行うアネックス(東京都渋谷区)社長の今井隆は10年余前、社員たちの前でこう宣言した。 同社は1980年代の創業当… >>続き オルタナ No.21

岡田武史

岡田武史 --前号に登場したレスター・ブラウンさんは「風力や太陽光は米国や欧州が先行し、日本は遅れをとったけれど、地熱であればナンバー1になれる」と主張していました。 いや、太陽光パネルは、そんなに遅れていないですよ。技術はありますから。--日本が遅れた原因は、政策ですね。岡田さんはその辺りに詳しいとお伺いしています。 僕がやっている任意団体が、再生可能エネルギーを増やすための政策提言をしています。地球はまったく平気--GEINで… >>続き オルタナ No.21

もし新入社員がドラッカーとコトラーとポーターを

もし新入社員がドラッカーとコトラーとポーターを 「藤井さん、約束が違うじゃないですか。CSRをやってくれって言ってくれたじゃないですか」 本社講堂の外廊下で人事部長の藤井二郎の大きな背中を見つけると、みどりは辞令を入れたバインダーを胸に抱えながら、小走りで駆け寄った。 その声に振り返った藤井は、思いのほか明るい笑顔で、みどりの肩をポンとたたきながら、こう言い放った。「まあ、人生は長いんだよ。お前も商社の一員として、まずモノを売る苦労を味わってみろ。そ… >>続き オルタナ No.20

日本は地熱発電で世界のリーダーになれ

日本は地熱発電で世界のリーダーになれ ─2年前の石油急騰は、世界経済を大きく揺るがせました。いわゆる「ピークオイル」が視野に入ってきた感があります。 原油価格は今よりも確実にずっと高くなります。大手投資銀行は将来の原油価格を1バレル=120-200㌦までの範囲で予想しています。─それは何年後でしょうか。 誰も正確な数値は出していませんが、10年サイクルではかなり価格は高騰しているとされており、ドイツ銀行やゴールドマンサックスなども同様の予想をしています。 石油… >>続き オルタナ No.20

環境大臣 小沢鋭仁

環境大臣 小沢鋭仁 ”環境はコストではなく、付加価値”--スウェーデンのカールグレーン環境大臣は、「低炭素社会は成長条件」、つまり経済と環境は同軸であると言います。ところが日本の企業の経営者には「環境は成長の条件である」という考え方はまだまだ浸透していないと思うのです。 おっしゃる通りです。特に、日本のように、ある意味で成熟した経済では、付加価値で勝負しなければなりません。価格競争だけでは、新興国にはとても太刀打ちできませ… >>続き オルタナ No.19

宮沢賢治の「農」への思い

宮沢賢治の「農」への思い おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらいもっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたいわれらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあリ得ない『農民芸術概論綱要』序論から抜粋 新らしい時代のダーウヰンよ更に東洋風静観のキャレンヂャーに載って銀河系空間の外にも至って更にも透… >>続き オルタナ No.17

エネルギー自給率500%の水素社会

エネルギー自給率500%の水素社会 北極圏に近い大西洋の島国アイスランド。        人口は33万人。沖縄県の約5分の1にすぎない。しかし、電力の100%を再生可能エネルギーで賄い、エネルギー消費の5倍はあるとみられる余剰エネルギーから水素をつくっている。世界で最も進んでいるであろうR水素(Renewable Hydrogen)社会のモデルをご案内しよう。水素の製造方法は大きく分けて2つ。まずは、天然ガスなどの化石燃料から取り出す方法。最もコストが安く一… >>続き オルタナ No.18

アショカ代表 ビル・ドレイトン

アショカ代表 ビル・ドレイトン 「社会企業化の父」とも称されるドレイトンは、日本人もチェンジメーカー(変革を起こす人)になれると断言する。チェンジメーカーも社会起業家も必要だ-2月に東京工業大学で開かれたシンポジウムの題名は、「誰もがチェンジメーカー」でした。一方で、本当の意味での社会起業家に出会うのは100万人に1人程度の確率で、とても難しいと聞きました。これは矛盾ではないですか。 違います。社会を変革するためには「社会起業家」と「地域のチェンジメーカー」の両者… >>続き オルタナ No.18

宮沢賢治の「農」への思い

宮沢賢治の「農」への思い おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらいもっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたいわれらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない─『農民芸術概論綱要』序論から抜粋新らしい時代のダーウヰンよ更に東洋風静観のキャレンヂャーに載って銀河系空間の外にも至って更にも透明に深… >>続き オルタナ No,17

成熟した資本主義とは何か

成熟した資本主義とは何か これから資本主義に何が起こるのか―。今回の世界経済危機のさなか、多くの人が抱いているこの疑問に答えるために、本書を書きました。 人類の歴史を文明のスケールで見てみると、貧困や人種差別、戦争などさまざまな問題が残る現代は、まだまだ「前史」の時代なのでしょう。そう考えてみると、競争を旨とした市場原理で動いている資本主義は、未だ野蛮で未熟な段階だと思うのです。 しかし今、資本主義は進化する時期を迎えています。… >>続き オルタナ No.16

理知派女性監督の情熱

理知派女性監督の情熱 これまでインタビューした映画人で最も明晰な語り口だったのはアニエス・ヴァルダだと思う。1992年に自作「ジャック・ドゥミの少年期」の公開にあわせて来日したときのこと。抒情派の夫ドゥミとは対照的な理知派の監督らしく、言葉に澱みがなく、理路整然としていて、そのまま文章になる。さすがヌーベルバーグの才媛と、メモを取りながら心の中でうなった。 それが40分ほどたって突然転調した。急にしゃくりあげ、涙を流し始めた。取材はそこで終わり… >>続き オルタナ No.16

水素法 もう一人の生みの親

水素法 もう一人の生みの親 日系のえにしが紡いだ水素法米国が水素社会に向けて本格的に動き始めたのは2005年のこと。その年の8月8日に成立した「2005年エネルギー政策法(Energy Policy Actof 2005 )」の第8条。これが、世界初の再生可能エネルギーをベースとした水素社会を実現するための法律だと言われている。これが「2005年スパーク・マツナガ水素法(Spark M. MatsunagaHydrogen Act of 2005 )」。 別名「マツナガアクト」だ。この「マツナガアクト」作成のキーパーソン… >>続き オルタナ No.15

ラグジュアリーの未来が宿る森

ラグジュアリーの未来が宿る森 ラグジュアリーな世界でつねに先駆的なアクションを起こし続けているルイ・ヴィトンがまた、環境問題に新たな形で取り組むプロジェクトを始動させた。 その名も「ルイ・ヴィトンの森」計画。その調印式と発表の記者会見に出席するため、9月初め、長野に出かけた。 東京から新幹線で約1時間半。小諸の奥に「ルイ・ヴィトンの森」は作られている。その調印式が小諸高原美術館で執り行なわれたのだが、出席者は、当計画のリーダー、モア・トゥリーズ代表の坂本龍一氏を筆頭… >>続き オルタナ No.16