NHK趣味の園芸 関連記事

NHK出版 えぬえっちけーしゅみの

源氏物語の花々 第15回第二十八帖 野分

源氏物語の花々 第15回第二十八帖 野分 日本人は昔から春秋の優劣を争う時、秋をひいきにする人が多かったようです。源氏物語でも六条院を光源氏が営造した時、東南の邸を自分と紫の上の住居として、春の好きな紫の上の好みに応じて、庭の植物も春の花木を集め春の邸と呼びました。隣の西南の御殿は、秋好む中宮のお里邸として、中宮のお好みの秋の草花を集めつくし、朝夕にその花々をめでていらっしゃいました。千年昔も今と同じく秋のはじめに、この国は決って台風に見… >>続き NHK趣味の園芸 2011/10/21発売号 (11月号)

源氏物語の花々第13回 第三十八帖 鈴虫

源氏物語の中で、私の好きな帖に、第三十八帖「鈴虫」があります。ここには特定の花はあげられていませんが、源氏が必死にとめたのを振り切って出家してしまった女三の宮のために、尼宮のお住まいのお部屋の前庭を、一面の野原のような趣きに造園されました。その庭には秋草を隅々にまで植えて、そこに虫をたくさん放し飼いにされたのです。秋草とありますから、おそらく秋の七草、女郎花、尾花、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩、のすべ… >>続き NHK趣味の園芸 2011/08/20発売号 (9月号) 

源氏物語の花々

源氏物語の花々 第五十二帖 蜻蛉蓮はインドが原産で、古くに大陸より渡来しています。スイレン科の多年生水生植物で、泥中から生れるのに、蓮れん華げと呼ばれる花が清らかで美しいので、昔から珍重されてきました。仏教では仏が手に持ったり、仏の台座にされたり、お経の題になったりしています。阿弥陀経の中には、極楽の池に咲く蓮は車輪のように大きく、青、黄、赤、白の色の花が、それぞれの光を放ち、高い匂いを放って極楽を美しく飾っているとあ… >>続き NHK趣味の園芸 2011年7月21日(8月号)

美しきヘリテージローズの世界

美しきヘリテージローズの世界 ピーター・ボイド氏は英国のシュルーズベリー博物館の学芸員。チャールズ・ダーウィンについての研究が専門だが、バラの研究者としても知られている。 英国に自生する野生バラのひとつに、ロサ・スピノシッシマがある。「針のようなとげ( 英語ではspine)がたくさん」という意味の学名からもわかるように、枝は一面、細いとげだらけ。このバラと、このバラから選抜育種された園芸品種が総称として「スコッツ・ローズ」と呼ばれる。日本では、この仲間を「ハイブリッド・スピ… >>続き NHK趣味の園芸 2010年12月号