エレファントカシマシ 掲載ページ

Asahi Shimbun Weekly AERA 2010. 12. 6 42虚を突かれるタイトルだ。「悪魔のささやき〜そして、心に火を灯す旅〜」エレファントカシマシ、通称エレカシ 20枚目のアルバムが出た。再出発を意味する前々作の「 S T A R T I N G O V E R」、太陽に向かって踏み出す意志を込めた前作の「昇れる太陽」と、ストレートで前向きな作風が続いた。ところが、新作は、タイトルからしてどこか文学的なイメージだ。メンバーは、来年 3月で全員が 44歳になる。道の先に 50歳も見えてくる、 40代ど真ん中。作風の変化と、何か関係があるのだろうか。ボーカルの宮本浩次に、聞いた

、阪神大震災などの実情に迫る失敗やつらいことは努力が足りないことから起こるものと考えているので。努力の大切さと日々の積み重ねの重要さを思い出させてくれる『戦う男』(エレファントカシマシ) l落ち込んでいた

ミスチルを読み解くカギがあります」と言った。 20年あまり突っ走ってきた彼らだが、 20代、 30代の頃と同じようにはいかない。エレファントカシマシのように「枯れていく俺」を歌う選択もあるだろう。しかし

* THE ALL-AMERICAN REJECTS* MASTODON* HOLLYWOOD UNDEAD* BEYONCE 4* NE-YO*ユニコーン* KEANE*エレファントカシマシ* MUTEMATH

桜の花びらが舞う 4月中旬、 8年ぶりの日本武道館で歌い上げた。輝く時は今遠回りしてた昨日を越えて(「桜の花、舞い上がる道を」)ボーカル宮本浩次の圧倒的な声量。高音。ストレートな人生賛歌が、胸の奥に響いた。エレファントカシマシ、通称エレカシの影が薄くなって、 1 0年近くがたった。人々の記憶に残るメロディーは、 1 9 9 7年の連続ドラマの主題歌だ。くだらねえとつぶやいて醒めたつらして歩く(「今宵の月のように」)月夜に見え隠れする希望を歌った。 7 0万枚のヒットになった。バブル後の不況が本格化した頃。現在 3 0代半ばの「ロスジェネ」世代が、就職氷河期に苦しんでいた。「赤羽」に反骨の原点

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