■特集 大学経営の光と影
大学経営を破滅に追い込む文科省「改革プラン」の空理空論
ジャーナリスト 小島誠
大学数は小泉内閣による規制緩和で増加を続け、いまや私立大学の半数近くが定員割れ。田中真紀子前文部科学相の新設不認可騒動はこの問題に一石を投じたが、抜本的な解決には向っていない。文科省の「改革プラン」は実現できるのか。
【国立】
地方大学に迫る1法人複数大学の「統廃合」
ジャーナリスト 加藤 直人
2004年に法人化した国立大学。文部科学省は「改革実行プラン」の目玉として1法人複数大学化を打ち出しているが、実現までには課題が山積している。一方、「講義の英語化」など、大学側が独自の戦略を模索する動きも出てきた。
【公立】
「私大の公立化」で加速する゛再編地図゛
本誌特集班
私立大学の公立化が増加あい、近い将来、国立大学を数で上回る可能性が高い公立大学。法人化や道州制による「州立大学」構想によって生き残りを模索するが、財政規模や学部数など、地方の国立大学に対抗するには厳しい現実が続く。
道州制で「九州立大学」構想を提唱 矢田俊文・公立大学協会前会長に聞く
【私立】
いよいよ最終淘汰へ「生き残り戦略」勝敗の分岐点
ジャーナリスト 大熊忠之
定員割れが年々深刻化する私立大学。2012年は有名女優の出身校としても知られる伝統校が閉校を発表するなど、厳しい経営状況が続く。有名大学でも赤字経営が続く一方で、生き残り戦略が奏功し、成果を上げている大学も出てきた。
20年後の創立150周年で学生2割減らす早稲田大の「大風呂敷」
特集:
ルポ 大学ジャーナリストが「定員割れ」大学を歩く
大学ジャーナリスト 石渡嶺司
いまや「定員割れ」は「危ない大学」の代名詞。だが「定員割れ」と一括りにされがち
だが、現場を歩けば千差万別。職員に覇気がなく、オープンキャンパスでも人影がまば
らな大学もあれば、ウルトラCで再生した大学もある。
iPS細胞ノーベル賞で加速する「産学連携」の光と影
富士通総研主任研究員 西尾好司
iPS細胞の開発で山中伸弥京都大学教授がノーベル賞を受賞し、大学と医療関連産業の連携による今後の「実用化」が期待されている。だが、詐称騒動が象徴するように、国の予算も含めた産学連携の闇は深い。実態はどうなっているのか。
金融機関も見放す学費依存の「文科省護送船団」経営
ジャーナリスト 横関寿寛
収入の7割以上を学生納付金で賄う私立大学。大学は学生からの授業料と国からの補助金の単なる゛受け皿゛と化している。融資や資産運用を行う金融機関のメリットは、手数料収入だけ。改革すべきなのは、文科省の護送船団方式だ。
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■企業
自我に目覚めた〝組織の人〟
キリンHD「加藤時代」を葬る三宅社長〝前任越え〟の妄執
ジャーナリスト 福澤吉行
〝独り負け〟の様相を呈すビール業界のかつての雄、キリンホールディングス。サントリーとの統合破談を受けて着任した三宅占二社長も独自色を出すことに躍起だが、有効な施策は繰り出せていない。しかし、その野望ばかりは膨らむ一方のようだ……。
超優良企業の「2期連続赤字」
ローム「老いた変人創業者」が飛ばす澤村社長の首
ジャーナリスト 幅 耕平
〝日本のインテル〟と持て囃されてきた京都の超優良企業、ローム。カリスマ創業者、
佐藤研一郎氏の退任から2年が経つも、2期連続の赤字を計上。〝縮小均衡〟一辺倒の
現社長の経営手腕に疑問の声も上がる。いまだ大株主の佐藤氏はどう動くのか――。
「忠孝両立せず」か
伊藤忠「岡藤社長」を悩ます丹羽元中国大使の〝処遇〟
ジャーナリスト 江波 勝
媚中発言を繰り返し、事実上更迭された丹羽宇一郎元中国大使が帰国した。出身母体の伊藤忠は、慣例に従えば「理事」として迎えることになるが、同社の中国ビジネスに影響が出ることは必至。丹羽元会長に引き上げられた岡藤正広社長の悩みは深い。
「沢井製薬」は生き残れるか
「ジェネリックバブル」崩壊 後発薬メーカーの淘汰が始まる
ジャーナリスト 田中幾太郎
ブロックバスター特許切れの恩恵を受けてきたジェネリック業界だが、早くもバブルが崩壊しようとしている。テバをはじめ外資メーカーの世界トップ3が日本に上陸し攻勢を強める中、基礎体力ではるかに劣る国内メーカーの生き残りをかけたバトルが始まった。
九州電力「値上げ申請」の前に老害を排除せよ
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■企業ミシュラン:有名企業の職場環境・給料
セブン&アイ
コンビニを飛び回るモーレツ社員
MyNewsJapan 渡邊正裕
『ZAITEN』とMyNewsJapanのコラボでお送りします。
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■金
「天皇」細谷氏死去で火ぶた
三井住友FGVS.三井住友トラスト「りそな争奪戦」激化
ジャーナリスト 真野響介
細谷英二会長が急逝し、りそなHDは年明けにも新社長に東和浩副社長を起用する人事を断行する。独立路線で生き残りを図る方針だが、水面下では三井住友FGと三井住友トラストHDがりそな獲得を虎視眈眈と狙っている。
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■社会
高杉良×佐高信「新春いいたい放談」
嘆かわしいリーダー不在のニッポン
かつて魅力的なリーダーたちが強い日本を牽引してきた。しかし政治の世界を見ても、財界を見渡しても、今の日本に矜持を持つ人物はなかなか見当たらない。経済小説や人物評伝で取り上げるべき人物が不在の日本に、辛口の両者が警鐘を鳴らす。
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■Reprt Z:
PGMとの経営統合は回避できるのか
アコーディアに授ける〝TOB阻止〟の秘策
ジャーナリスト 伊藤 歩
11月、突如、PGMホールディングスによるTOB(株式公開買付)に晒されることになったゴルフ場運営最大手、アコーディア・ゴルフ。有効な対抗措置を取ることができず、過半を超えるTOB成立は必至の情勢だ。アコーディアにもう打つ手はないのか……。
畑中金融庁長官が安倍新総理に贈る
北朝鮮系金融機関の「黒いファイル」
ジャーナリスト 阿部 敦
「長距離弾道ミサイル発射」で国際社会にブラフをかける北朝鮮・金正恩体制。発射後の制裁強化は確実だが、わが国も北朝鮮の〝糧道〟を断つべく、水面下で動きを強めている。しかも、その主体は金融庁という。果たして、どんなシナリオなのか――。
全銀協「でんさいネット」システム導入で〝グレー手形割引業者〟は壊滅必至
ジャーナリスト 佐野冬彦
全国銀行協会が主導する新電子記録債権サービス「でんさいネット」。トラブルによる延期を経て、2013年3月末までのスタートが確実視される。手形取引に加え、売掛金取引も電子化される可能性から市場拡大が見込まれるが、「手形割引業者」にとっては決して僥倖ではないようだ……。
振り込み詐欺で資金豊富な「半グレ」が台頭するアングラ社会
ジャーナリスト 李 策
「松尾隆」逮捕で佐渡監視委〝資本のハイエナ〟ようやく掃討
ジャーナリスト 高橋篤史
新春付録「プリーズ、虫めがね!」NG集
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■広報
「素朴な疑問なんですが…」+「あきれた広報実話」
宇部興産&文藝春秋
「飲酒運転を堂々と記事にするのは大問題では」
「余計なお世話なんですが…」
クレディセゾン
「永久不滅ポイント」って不当表示だと思うんですが
クレーマーズレポート
タイガー魔法瓶
ミキサーの取扱説明書が不親切!これじゃ使えない
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あの人の自宅
国部 毅 三井住友銀行頭取
人気ゴルフ場「辛口スコア」
五浦庭園カントリークラブ
佐高信「今月の呆れた人物」
猪瀬直樹
横田由美子の
霞が関実名ファイル
今月の重役ウォッチング
大宮英明・三菱重工社長ほか
友里征耶の
ホテルレストラン勝手格付け
ウェスティンホテル「龍天門」
若手社員が見た
ブラック企業「目安箱」
著者インタビュー
橘 玲
『臆病者のための裁判入門」
自著PR15min
藤原章生
『資本主義の『終わりの始まり』
高橋利行の永田町コラム
プリーズ、虫めがね!
プリーズ、携帯電話!
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