●巻頭カラー
・羽生善治九段、大山超えの1434勝達成
―記録を更新してわかる大山十五世名人の偉大さ―
・「師弟」vol.4 勝浦修九段×広瀬章人竜王
「鷹揚流でつかんだ竜王位」 構成・写真/野澤亘伸
・第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負[第1局]豊島将之棋聖vs渡辺明二冠
「頂上決戦の大激闘」記/小暮克洋
●特集 タイトルホルダーが振り返る番勝負
・豊島将之名人が振り返る第77期名人戦七番勝負
「これからも積極的に」 構成/大川慎太郎
・永瀬拓矢叡王が振り返る第4期叡王戦七番勝負
「努力と感謝」 構成/大川慎太郎
●プロ棋戦
・第12期マイナビ女子オープン[第4局]西山朋佳女王vs 里見香奈女流四冠
「明日につながる勝利」自戦解説/西山朋佳女王
・第30期女流王位戦五番勝負[第4局]渡部愛女流王位vs里見香奈女流四冠
「目指すは女流六冠」文/相崎修司
●戦術特集
矢倉は怖くない!進化する右四間飛車
―相性抜群! 新時代は左美濃がトレンド―
Chapter1 基本講座「流行再び! 攻めて勝つ令和の右四間飛車」講師/池永天志四段
Chapter2 好局鑑賞「多様化する右四間飛車を盤上で体感」選局&解説/藤森哲也五段
●連載講座
・定跡最前線パトロール 第7回「相振り飛車 ―主流は角道オープン―」 講師/石田直裕五段
・イメージと読みの将棋観・Ⅱ 構成/鈴木宏彦
・強者の視点―棋士たちの藤井将棋論 構成/美馬和夫
第13回 ゲスト/佐々木大地五段&大橋貴洸四段「藤井将棋に進化を見た」
●連載読み物
・清廉―八木下征男と八王子将棋クラブの四十一年―
第6回「三十年の登攀」 文/北野新太
・「我が棋士人生」十六世名人 中原誠
第12回 修業時代の巻「四段に昇段」
・【新連載】戦国順位戦 ―歴史は棋士たちに何を望むのか!― 泉正樹八段
・戦火に消えた幻の天才棋士・関口慎吾六段 文/渡辺大助
・“将棋めし”いま、むかし 第9回「うなぎは将棋界の伝統」 文/小笠原輝
・江戸将棋・次の一手 名人たちの譜跡 文/田丸昇九段
第13回 番外編 大橋浪女
●付録 次の一手「新時代の右四間飛車【相居飛車編】」長谷部浩平四段
将棋世界の内容
- 出版社:マイナビ出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:[紙版]毎月3日 [デジタル版]毎月5日
- サイズ:A5
幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。
プロ・アマ問わず将棋界のすべてがわかる格調高い将棋総合雑誌。他誌に類をみない豊富なカラー頁で対局風景、棋士の表情、イベント等をビジュアルに描写。特にタイトル戦の解説は詳しく見やすくをモットーに時には自戦記、あるいは巻頭カラー頁で取り上げたりと趣向が凝らしてある。他にも公式棋戦の動向、初心者から有段者まで楽しめる多様な上達講座、人気棋士の自戦記、硬い話やくだけた内容の読み物等、バラエティーに富んだ連載・特集・企画の充実ぶりも見逃せない。
将棋世界 2019年8月号(2019-07-03発売) の特集を少しご紹介
羽生善治九段大山超えの1434勝達成
P.3~P.9
この通算最多勝の記録を達成しての気持ちを改めて教えてください。
「今年に入ってから、記録に少しずつ近づいていたのは気がついていましたので、ひと
つの目標として今年は目指してやっていこうと思っていました。大山先生の時代といま
とでは棋戦の数も違いますし、時代背景もかなり違うので比較することは難しいですけど、
数字の上では1つ先にいけたことは、棋士として大変ありがたいことだなと思っています」
●数字の上で大山十五世名人の記録を抜きましたが、大山名人をトータル的なものと見
て、いまご自分はどのぐらいまできてるなと思いますか。
「十代のときに晩年の大山先生と何局か公式戦で顔を合わせることがありましたが、六
十代の後半でも、本当に棋譜で見た昔の強さと違わないようなところ、迫力というもの
がありました。私自身はまだまだその領域といいますか、そういうところまではいって
ないと思ってますので、息長く活躍できるように頑張っていかなくてはいけないなと思
っています」
矢倉は怖くない!進化する右四間飛車
相性抜群! 新時代は左美濃がトレンド
P.95~P.109
矢倉の堅陣をものともせず一気に攻め倒す、一撃必殺の破壊力が右四間飛車の魅力だが、さまざまな対策が編み出されて一気の攻略が難しくなった。従来の布陣では、狙いがシンプルだけに攻めが途切れたときの反撃に対応できないのがネックだった。
しかし時代は進み、流行の左美濃と右四間飛車を融合させるアイデアによって、強い攻撃力と防御力の両方を兼ね備えた新型右四間飛車として甦った。現在では、流行の雁木への対策、またその雁木と右四間飛車をミックスさせた最新型など、右四間飛車の戦い方も多様化している。
新時代の右四間飛車を本誌がいち早くお届け。ライバルに差をつけよう。 右四間飛車はとても破壊力のある戦法です。プロの公式戦では多くは指されていませんが、戦法の狙いが分かりやすく、アマチュアの方には大変人気があります。
私も子どもの頃は、右四間飛車の強力な攻めに、痛い目に遭いました。
本講座ではそんな右四間飛車の破壊力を、分かりやすく解説していきます。なお、右四間飛車側の視点で解説するので、便宜上先後逆にして進めていきます。
師弟 Voi.4
勝浦 修九段広瀬章人竜王鷹揚流でつかんだ竜王位
P.10~P.21
羽生善治のタイトル通算100期達成の記録が懸かる大注目のシリーズとなった第31期竜王戦七番勝負で、竜王を奪取した広瀬章人。
記録達成を期待する報道陣が毎局押し寄せるアウェーの状況で、広瀬はなぜプレッシャーをはねのけて難敵に勝つことができたのだろうか。
広瀬という棋士が併せ持つ、人一番の負けず嫌いと、勝負に頓着しない鷹揚さという相反する一面に秘密がありそうだ。
カミソリ流といわれた師・勝浦九段の棋士人生と対比させながら、広瀬が歩んできた道をたどる。
カミソリと呼ばれた男
2011年8月19日、東京「将棋会館」。投了を前にして、勝浦修の瞼には熱いも
のがこみ上げてきた。奨励会入会から49年、長い現役生活も今日が最後になる。
「もうここで将棋を指すこともなくなるのかと思ってね。涙は堪えたけれども」。
今朝家を出るときには、妻には何もいわなかった。これまでも、そうだったように。
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