月刊おりがみ 461号 (発売日2013年12月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円
月刊おりがみ 461号 (発売日2013年12月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円

月刊おりがみ 461号 (発売日2013年12月01日)

日本折紙協会
特集「お正月」 

新年号ご挨拶 日本折紙協会理事長 大橋晧也
明けましておめでとうございます。
 昨年2013 年は、日本折紙協会設立40周年の記念の年を会員の皆様のご協力ですばらしい一年にすることがで...

月刊おりがみ 461号 (発売日2013年12月01日)

日本折紙協会
特集「お正月」 

新年号ご挨拶 日本折紙協会理事長 大橋晧也
明けましておめでとうございます。
 昨年2013 年は、日本折紙協会設立40周年の記念の年を会員の皆様のご協力ですばらしい一年にすることがで...

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月刊おりがみ 461号 (発売日2013年12月01日) の目次

特集「お正月」 

新年号ご挨拶 日本折紙協会理事長 大橋晧也
明けましておめでとうございます。
 昨年2013 年は、日本折紙協会設立40周年の記念の年を会員の皆様のご協力ですばらしい一年にすることができました。ありがとうございました。
 9月には、記念大会の折紙シンポジウムを東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターで行いました。台風の直撃という悪天候にもかかわらず400 名を超える参加者を迎えました。アメリカ、ロシア、スペイン、スリランカ、スウェーデン、タイ、韓国など海外からも参加され、国際色豊かな大会になりました。特にアメリカのオリガミUSA会長ウェンディ・ザイクナーさんからは40 周年記念の祝辞と盾をいただき、講演と「コロンブス・キューブ」(デイブ・ミッチェル作)というおもしろい作品の実技指導もしていただきました。また、長年、新潟支部長としてご活躍された津野ミエさん(元理事)の表彰も行いました。それぞれの分科会も充実した研修会となり、「世界のおりがみ展」の新シリーズ「地球家族」をテーマにした支部の共同作品の展示も力作揃いで大変好評でした。
 11月に行われた「第20回おりがみカーニバル」には、「あゆみ」という難しいテーマにもかかわらず多くの方から秀作を寄せていただき、質の高い展示会となりました。今年は第1 回目から会場だった「こどもの城」での最後の展示となりますが、「おりがみカーニバル」という名前にふさわしい、盛大でにぎやかな展示会にできたらと思っています。 出版事業では、松野幸彦さんの『干支とかぶとを折る』を刊行、『月刊おりがみ』誌上で活躍中の新作家を紹介するシリーズの4冊目です。年末には、過去の『月刊おりがみ』の中から鶴に関連する作品を集めた『鶴のおりがみ』も発行しました。
 また、WOC(世界折紙センター)のロゴマークが公募で決まり、「東京おりがみミュージアム」も一般の人に知られるようになり来場者も増えてきました。
 各地の支部やサークルでは、多くの方が折り紙を楽しまれ、盛んに普及活動をなさっています。京都には新しく3支部が生まれ、広い京都府にまんべんなく活動の基点をつくられて見事な計画だと思います。
 今年は41 年目の日本折紙協会となるわけですが、皆様と一緒にさらによい協会にしていけたらと願っています。より多くの人に折り紙の喜びを伝えましょう。今年は7 月に熊本県内で折紙シンポジウムが行われます。世界一の阿蘇カルデラを眺めながら多くの仲間との再会と新しい方との出会いを楽しみにしています。2014 年が皆様にとってすばらしい一年となりますように。

①春駒・田中具子
口絵の写真は『おりがみ173号』の「おりがみギャラリー」で紹介された田中具子さんの色紙作品です。この写真にあるように手綱を細い紙で折ってのりづけすると、より春駒らしくなります。

②☆はねる仔馬・河合豊彰
前足2本で立って、うしろ足をぴょんと蹴り上げている姿がかわいらしい作品です。作者の河合さんは、バリエーションでドンキー(ロバ)(『折り紙全書』1979 年主婦と生活社 発行/絶版』も発表されています。

③うま、こまいぬ・(うま)笠原邦彦、(こまいぬ)内山興正
ここでの折り方は体に紙裏の白がでるようになっていて、それもおりがみらしくてかわいいと思いますが、⑩図のところで、紙裏の白をぐるっと内側に折り入れますと、全体が紙表の色となります。やってみてください。

④三春駒・熊坂浩
「三春駒」という福島県に伝わる、木製の郷土玩具を折り紙で表現した作品です。平面作品としてまず仕上げてから、立体的にすることもできます。前足が自然に開いてきますが、前足の内側と体の間を軽くのり付けするとよいでしょう。

⑤福禄寿・笠原邦彦
七福神のひとりとしてくふうした「福禄寿」です。細長い別紙をねじるなどして「杖つえ」を作り、のりづけで持たせましょう。鶴を連れているそうですから、「おりづる」を一緒に飾るのもいいでしょう。

⑥絵馬カード・川手章子
カードにメッセージを書いたり、折り紙作品を貼り付けたりしてもよさそうです。折る工程も楽しみながら作品を仕上げていただけたらと思います。15cm角以上の少し大きめの紙で折ってみてくださいね。

⑦さんばそう・田中具子
おめでたい舞を踊っている姿を折り紙で表現しています。人物の22が少し難しいですが、23の形をよく見て、全体を半分に折りながら中の部分をずらして折りたたみましょう。

⑧ケース&かざり・川手章子
シンプルでスッキリと折り上がってくれたところがいいかな…と思います。実用としていろいろな折り紙で折って楽しめそうです。また、クルリッと逆にしてかざり台としても使えそうです。

⑨キスをする鶴の箸袋・稲吉秀尚
キスをする鶴をイメージしました。袋部分の折り方を変えると、結婚式用の席札立てにアレンジする事も可能です。左右対称に折るのは結構難しいので、大量生産の場合には36の羽の折りなどを省略してみてください。

⑩雅鶴・小宮はじめ
お正月の飾りに使ってもらえたら嬉しいです。

⑪☆鶴のミニ門松・藤本祐子
鶴の部分を松に、中心部分を竹に見立てました。お正月の食卓に「パーソナル門松」として飾ってはいかがでしょう。梅の造花の小枝をさすと松竹梅の飾りにもなります。いろいろな紙で折って楽しんでいただけたら嬉しいです。

⑫☆封書折り・石橋美奈子
この作品は平成5(1993)年2月28日付神戸新聞に、折り方が掲載されました。24cm 角や25cm 角の正方形で作ると、お札を広げたまま入れられるので、お祝い包みにもなります。

⑬桜のお皿(銘々皿、大皿)・山梨明子
銘々皿を少しほどいて組み合わせると大皿になります。引掛りが少ししかありませんが5枚を組むと安定します。大皿の上に少し小さな紙で折った銘々皿を乗せるのもいいです。いろいろと活用していただければ幸いです。

⑭花手箱・住田則子
箱をしっかりさせるためにざぶとん折りをしましたが、使う紙によっては省略してもいいと思います。省略すると、一回り大きな箱になります。ちなみに「花手箱」という名前は、日ごろ、折り紙には全く無関心な主人がつけました。

【ミニ知識】
○春駒…郷土玩具のひとつで、丸竹(切り出したままの竹)の先端に練り物(粉状のものを糊や樹脂などを混ぜて固めたもの)や張り子で作った馬の首をつけて、もう一つの先端に車輪をつけたもので、子どもがまたがって遊びます。初春の遊びに使われたので、春駒という名前がつきました。平安時代から、生竹に紐をつけて手綱に見立てまたがって遊ぶものを竹馬と呼んでいましたが、これが江戸時代に入って改良されたものと考えられています。

○馬…昔から人々は動物を人と神の間をつなぐものとみなしてきました。動物の競争や闘いは、姿の見えない神の意思をきくための手段で、競馬や闘鶏は吉凶をあらかじめ知るための方法でした。馬は、ヨーロッパの旧石器時代の洞窟壁画で牛とともに描かれたほど人間とのかかわりの長い動物で、農耕用、運搬用、軍事用、食用などさまざまに利用されてきました。日本語のウマはモンゴル語のモリンに由来するとされ、縄文時代の遺跡から馬の歯が出土することから早い時代に大陸から渡来していたと考えられています。

○絵馬…神社や寺に祈願やお礼のために、馬やその他の絵などを描いておさめる額です。馬は神様の乗り物として神聖視されていたので、神がやって来るのを願って生き馬を捧げる風習がありました。一方、土馬(土器の馬)や木馬(木製の馬)などの馬形を献上する風習もあり、それが簡略され、板立馬(板に馬を描いたもの)も献上されました。馬形や板立馬がさらに簡単になり、額状の板に描いた馬、すなわち絵馬が登場します。絵馬の奉納は奈良時代からあり、2006年に奈良市東部の日笠フシンダ遺跡で発掘された古代最大の絵馬(横27.8cm、横19.9cm、厚さ0.8cm)は、ヒノキ製で、斑点の付いた薄い灰色の馬が描かれ、737年に平城京で大流行した天然痘の災いを追い払う願いが込められていたと考えられています。

○三春駒…旧三春藩領内の福島県郡山市西田町高柴に伝わる、木製馬の郷土玩具です。土地では「三春の木馬」と呼ばれています。もともと馬産地で知られた三春地方の馬をかたどった木馬で、直線を生かしたたくましい形に、花模様の胸掛け腹帯、クツワや手綱が描かれ、棕櫚のタテガミと尻尾をピンと立てています。この玩具には、平安時代初めの坂上田村麻呂の遠征伝説と結びついた古い由来があります。坂上田村麻呂が苦戦していたとき、どこからともなく百頭の馬がやって来て助けました。その馬が実は戦勝祈願にもらった木馬だったというものです。ある村人がこの木馬を模して、人々に配ったところ、子どもたちが健やかに成長したので、子育木馬と呼ばれてお守りとされたそうです。もともとは黒ですが、白色も作られて、それは晩年のお守りとして親しまれています。

○福禄寿…七福神(大黒天、恵比須、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋)のひとりで、異様に長い頭とたっぷりとした白いヒゲが特徴の、鶴や亀を連れている仙人風の神様です。福禄寿と寿老人はしばしば混合されますが、この二人とも「南極老人星」という星を神格化したものだからです。「竜骨座」という星座の中に「カノープス」という明るい星があり、それが中国では「寿星」または「南極老人星」と呼ばれていました。福禄寿という名前は、「福」が家庭の幸福と子孫繁栄、「禄」は俸禄のことで財産、「寿」は寿命のことで健康と長生きを表し、道教(漢民族の不老長生を求める民間信仰)で理想とされる三つの徳を備えている神様とされています。

○三番叟…狂言の舞で「三番三」とも書きます。五穀豊穣(五穀とは米、麦、粟、黍、豆の5種類の穀物のことで、穀物作物の豊かな実り)を祈る舞です。「揉ノ段」と「鈴ノ段」の二段で構成されています。揉ノ段は、華やかに弾んだ囃子で始まり、「おおさえ、おおさえ、おお、喜びありや」と謡い出し、足拍子を踏みながら、力強く舞います。「揉む」とは激しい所作をするという意味です。鈴ノ段は「黒式尉」(黒い彩色の老人の面)をかけ、鈴を振りながら寿福を祈り、厳かに舞います。足拍子を小刻みに踏み、鈴で種まきを表しています。今月号の作品の「さんばそう」はこの場面を表現しています。なお、三番叟は、日本各地の民俗芸能や人形芝居の中にも、さまざまな形で祝の舞として残っています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『福神信仰』(雄閣堂出版)、『日本人と福の神』(丸善)、『図説七福神』(戎光祥出版)、『日本の神さまおもしろ小事典』(PHP研究所)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『年中行事事典』(三省堂)、『狂言ハンドブック』(三省堂)、『What is 狂言?』(檜書店)、『能・狂言を楽しむ本』(主婦と生活社)、『郷土玩具事典』(東京堂出版)、『日本郷土玩具事典』(岩崎美術社)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

【読者の広場】『458号』宛てのお便りをご紹介します

  『458号』を読んでいると、時のたつのを忘れます。中でも「折紙シンポジウム」、夏は第8回以降、参加回数も多く、お会いして今は故人となられた方の笑顔や、交わした言葉が思い出されます。また今もお元気で活躍、でもシンポジウムでしかお会いできない遠方の方々のことも。ここ数年、私は体調をくずし参加していませんが、「強く願えば叶う」と申します。2年後の東京大会では、ぜひみなさまにお会いしたいと思います。
神奈川県 野中陽子さん

 「ローズメダリオン」はさすがに難しい作品でした。手元に24cm 角の折り紙がなくて広告紙を使ったところ、折り目から破けました。紙の厚さ、張りなど作品により使いわけることの重要性を実感しました。『458 号』で日本折紙協会の歴史を知ることができました。世界の国々とのつながり、大切にしたいと思いました。世界中の方々と折り紙を通して交流できるように、英会話の学習に力を入れていきたいと思います。
鹿児島県 佐野由美子さん

 (リクエスト特集の)「ジャック・オー・ランタン」、なつかしい作品です。いつもハロウィンの頃になると、この作品の折り方を20年分の本から探してい
たのです。『458 号』は日本折紙協会40周年記念の喜びにあふれていました。表紙の目次の横に書かれていた「いろんなことがありました。これからも折り紙でひろげよう、やさしさの輪!」とあったように、設立当時の苦労が手に取るようにわかりました。「NOA年表」を読んでいて、第2次世界大戦後、創造性の重視から折り紙が教育課程より外される…とあって、そうなんだ!と初めて知りました。紆余曲折を経てきたのですネ。
東京都 磯野昌子さん

 『458号』は「40周年記念号」ということで、いつもと少し月刊『おりがみ』を楽しむことができました。本当におめでとうございます。「NOA 年表」はとても勉強になりました。設立日の10月27 日は両親の結婚記念日と同じ日なので、これも何かの縁だとうれしくおもいます。先日、30年くらい前の折り紙の本を見ていたら、大橋晧也理事長の名前が掲載されており、驚きと感動でいっぱいになりました。これからもずっとすてきな日本折紙協会に期待しています。
群馬県 畑村美由紀さん

 40周年記念折紙シンポジウムの懇親会でのスリランカ踊りは、教育里親支援事業を行っている団体のCPI(教育文化交流推進委員会)のかわいい里子たちでした。シンポジウム期間中の2013 年9 月14 日(土)~ 16 日(月/祝)まで一行は、築地本願寺に滞在。CPI の小西さんと私も一緒でした。宿泊中は毎早朝、全員本堂にてお経をサンスクリット語で唱えました。みんな真剣でした。その後お寺の朝食、おかゆ、うめ干し、たくあんをいただき、寺内を見学。大変有意義な旅となったようです。やはり母国のカレーを食べたくなり、やむなくカップヌードルカレー味を用意。大変喜んでいました。
千葉県 高嶋恵子さん


【支部だより】
メンバーの心ひとつに 折り紙展開催
 新潟支部「はまなす」支部長 杵鞭悦子/新潟県

私たち「新潟はまなす」の会では、2013年8月6日(火)~25日(日)、新潟県立植物園にて折り紙展を開催しました。
 この展示のために5月11日(土)に東京都の小宮はじめ先生に新潟までお越しいただき、講習会を開きました。小宮先生のユーモアたっぷりでお習いした「ハイヒール」を展示のメイン作品としました。また月刊『おりがみ』に掲載された長谷川太市郎先生創作の「数字」と「アルファベット」で8月暦にまとめてみました。愛知県の鈴木裕子先生創作の「音符」(『406号』掲載)を「花は咲く」の曲の一部に制作しました。他に、金沢での北陸コンベンションでの講習会作品を参考にまとめてみました。
 何しろメンバーはあちらこちら遠方より出席のため、みんな集まって制作する時間が限られて、宿題が多くなりました。こんなことで幹事はドタバタ状態になってしましたが、目的をひとつとしたメンバーの情や思いやりが深まり、熱情が伝わってくる作品展となりました。

松野幸彦先生をお迎えして
多摩支部「山鳩」(支部長 瀬田美恵子) 文:林 道子/東京都

 多摩支部「山鳩」では、2013年8月16日(金)、多摩市の関戸公民館で松野幸彦先生による折り紙講習会を開催しました。会場が狭いほどの30名近い方々の参加がありました。おりしもこの日は猛暑。
 最初は先生のオリジナル作で、背びれ、胸びれのあるかっこいい魚の登場でした。「次はむずかしいタコを折ります」とおっしゃるとみなさんから「ワァー」という歓声があがりました。私どもにできるのかと心配しながら折り始めました。8本の足を1本ずつ折り上げるのが大変でしたが、できあがった真っ赤なタコの足が開いたときには感動。足の間には水かきまでひろがっていて、その存在感は抜群でした。このような複雑な生き物も折り紙でシンプルに表現できるのだと感心させられました。子どもたちに見せたらどんなに喜んでくれるかしら、と思いました。
 3つ目の折り紙は四方に花びらがひろがり、載せたお菓子に花が咲くというかわいらしいお皿。お皿ができあがったところでもう少し時間が残ったので、先生はちょっと考えられて「ではゾウを折ります。まず鶴の基本形を折ってください」とおっしゃいました。「え、鶴がゾウに化けるの?」と思っているうちに、あっという間にゾウができあがりました。先生の教え方がとてもユニークで、「こんな風に折りなさい」という前に「鶴のこの部分でゾウの足を折りたいのですが」といわれました。そして私たちとともに一瞬考えた後に、折り方を教えてくださいます。先生の創作過程の1コマを見せていただいたようでうれしくなりました。
 最初から最後までおだやかなお人柄で会場をまわって、一人一人ていねいに教えてくださいました。創造の海を泳ぐ折り紙タコや魚たちに、しばし暑さを忘れた時間でもありました。

【ワールド オリガミ レポート】デリーでユニット! 明日仁見
2013年9月17日(火)・18日(水)、ユニットの大御所、川村みゆき先生がデリーへ!
 Japan Foundation(国際交流基金)ニューデリー事務所主催の文化行事で、Oritaiはそのお手伝いをしました。インド工科大学デリー校(IIT)、そしてお隣の都市ノイダにある、アミティー大学の理系の学生を対象に講義とワークショップをおこなっていただきました。私自身は理系の人間ではないので、先生の細かな専門的なお話には目が点になってしまいましたが、ワークショップの時には張り切ってお手伝いができました。他にも一般向けの講義、そして美術・数学の先生対象の講座もあり、どれも満員御礼で充実、満足感あふれる日々…。
 同じものをいくつも作ってできるユニット。インド人にその根気があるかどうか!? ちょっと心配ではありましたが、そんな気苦労はなんのその、どんどん作品ができ、満足そうな顔のオンパレードとなりました。折り紙でつながる「輪」と「和」。これからも大事にしていきたいです。先生、ありがとうございました!

【特報】
折り鶴の最古資料新発見! 「折鶴に松図小柄」
NPO法人 日本刀剣保存会 評議員、審査員補 中西祐彦

 この度は後藤栄乗作の小柄を紹介させていただきます。きっかけは私の所属するNPO法人日本刀剣保存会が発行している『刀剣と歴史』という機関誌に刀剣や刀装具を紹介するページがあり、今回ご紹介する小柄の説明文を書きながら、折鶴の歴史や成立は、いつ頃なのかという疑問が浮かんだことから始まりました。日本折紙協会にお尋ねしたところ、折り紙歴史研究家の岡村昌夫先生をご紹介いただき、ご教授を願った次第です。
 まず、小柄とは何かというところから説明させていただきますと、写真(2)のように小柄の小口に小刀を装着して、現代でいうペーパーナイフのように封書を開封するために使用したり日常の文房具として使われたと考えられています。テレビの時代劇などで小柄を手裏剣のように投げたりする場面を見かけますが、そのような使い方はしなかったようです。そして使用しない時は写真(3)のように刀の鞘さやの裏側に開けられた穴(小柄櫃びつ)に収納します。
 この小柄の作者の後藤栄乗ですが、この後藤家とは足利将軍家に仕える家柄でした。室町中期、後藤祐乗(1440-1512)という人が、どういう訳か金属細工の技術が優れていて、それが時の将軍足利義政の目にとまって側近となり、以降代々将軍の刀の外装を飾る刀装具を製作するようになったと伝えられています。
 後藤栄乗は天正五(1577)年に後藤宗家五代目の徳乗の嫡男として京都に生まれ、落語の「金明竹」で有名な、いわゆる「ユージョ」「コージョ」「ソージョ」※1の六代目にあたるわけです。この人は豊臣秀吉に仕え豊臣家の財政に携わり(大判金の製作や分銅役等)、また刀装具の製作を受け持ちました。豊臣家の敗亡後は徳川家から豊臣家の協力者として遠ざけられ没落の憂き目をみましたが、徳川家としても金銀の扱いに長けていて京都の三長者の筆頭で経済力もある後藤家は使い物になると踏んでいたのでしょう、程なく許されて二代将軍の徳川秀忠に仕えることとなりましたが元和三(1617)年、41歳で亡くなっています。
 後藤家の作品は刀装具類の中でも研究が進んでいる部類で、後藤家が書き遺のこした作品の図柄などに関する資料や後藤家が発行した折り紙(鑑定書)などもたくさん遺っていて、紋様の特徴や作り込みなどから無銘(製作者の名が記されていないこと)であっても時代の比較や代別は比較的容易であります。
 この小柄は金の袋着せで折鶴を彫り表し、折鶴の彫刻は端正で立体感にあふれて美しく、若松は赤銅に金色絵で彫り上げられ、無銘ではありますが紋様の彫りの特徴や作り込みの様子から栄乗作と鑑定されています。後藤家のこのような作り込みの小柄は当時は大名や高位の武士または公卿のような人しか所持できなかったようです。写真(4)に江戸初期の後藤家の作品ではない小鳥と粟穂図の小柄を紹介しますが、このような小柄ですと一般の侍でも所持することができました。表面の魚子(魚の卵のような小さな粒を刻んだ細工)が摩耗して、随分と愛用されたものと見受けられます。後藤家の小柄と見比べますと作品から滲にじみ出てくる品格の違いが見て取れると思います。また写真(5)は後藤悦乗(1642-1707)作の十二支図の小柄で、栄乗からみると大甥にあたる人の作品ですが、ようやく世の中からも戦争気分が抜けて作品に時代の華やかさが感じられます。彫刻の技術は細密工芸の極致を示して、幅10cmに満たない画面の中によくこれだけの仕事ができたものと感心させられますが、やはり作風のうえからも栄乗の折鶴小柄と比べると少し時代が新しいとの雰囲気を感じていただけると思います。これまで、折鶴の姿が文献に現れる最古の資料は1700年代の初め頃の本と知り、この小柄の出現で歴史が約百年遡さかのぼることは誠に感慨深く、想像するに折鶴が上流の武家社会で成立してから庶民の間に浸透するまで約百年の時間が必要だったのでしょう。そうして巷に舞い降りた折鶴は、その姿の可愛らしさや折る楽しさなどから堰せきを切ったように江戸の人々の間に広がっていったのでしょう。
 この度の『月刊おりがみ』に刀装具を紹介させていただくにあたり、思いもかけずに折り紙の世界と刀剣の世界につながりができましたことに喜びを感じつつこの項を締め括くくらせていただきたいと思います。

【新発見 折鶴の図の初出例】 岡村昌夫
 従来は、「折鶴」という言葉と図とが同時に現れる資料としては1700年刊の『常磐ひいながた』という「雛形本」(友禅染めのデザイン見本帳)が最も古く、図だけならその一年前の『百首歌入り名所ひいながた』に出ているのが古いとされていたのですが、今回紹介された小柄の折鶴図は、1617年に亡くなったという作者の、前期の製作というもので、一世紀も早まることになります。私も正直な所、半信半疑で他の数本の小柄と並べて実物を拝見させていただきました。しかし、製作上の技術的な特徴についても詳細な説明をお聞きしましたが、説得力のある「論拠」がそろっていて、「後藤栄乗作」とする「極」(鑑定)は動かしがたいようですし、桃山末期という時代の美術品としての、斬新でありながら、洗練された古雅な格調の高さも、否定出来ないと思いますので、ここでは、折り紙史の立場から矛盾なく説明できるかどうか、考えてみることにしましょう。
 この折鶴の図は、中央の折鶴に比べると、左右の、やや斜め横向きの鶴の図には不自然な所があります。背から尾にかけての形がおかしいのです。両翼の形も写実的ではありませんが、それは「図案化」の許容範囲であって、違和感はありませんが、この鶴の後半身の形は異様です。どうしてこういう形に彫ったのでしょうか。私は、その理由を、栄乗が下絵を描いたとき、折鶴の実物を持っていなかったからだろうと推測しました。鶴を折れる人もいなかったのでしょう。折鶴を見た事はあったとしても、細部までは覚えておらず、正面からの図だけを見て図案を描いたから、こうなったと解釈しました。もし、そうだとすると、これは、折鶴の発生時期を推定させる重要な史料になります。室町末期のころ、武家社会の礼法家の間で儀礼折紙の余技として鶴や船などの折紙が作られたという推測は極めて自然に納得できます。まだ折り紙が女性のものという偏見も無かったでしょうし、礼法が男性のためのものだった時代ですから、折鶴の図が、男性用の刀装具の中に現れた事も不思議ではありません。身分の高い武家か公家の若君の文房具として製作されたものだったとしたら、折り紙を使った事も納得されるでしょう。1世紀後の、女性用の友禅染めの衣装に折鶴が描かれた元禄時代とは全く違う状況だったのです。
 小柄の、横長の構図は、絵巻物や、障壁画※2の影響も大きいようですが、この小柄はシンプルな構図ですので、私は、当時武家社会でもてはやされていた、能楽の橋はしが懸かりの役者の姿を連想しました。ことに中央の鶴は、能装束の大きな両袖を左右に構えて直立するシテ※3の姿を彷彿とさせます。
 当時は、おそらく「折鶴」という言葉はまだなくて、「紙鶴」とか「紙折り鶴」とか、何と呼ばれていたかは分かりませんが、この折紙作品が「鶴」であったことだけは、松が配されているので明確です。実は「折鶴」は鶴の姿を写して作られたものではありません。正方形の紙の角の2等分線をさらに2等分し、という単純な折りをくりかえしている内に出来上がった形(4つの角がある星「四芒星」)をもとにして、最後に首を折り曲げた瞬間に「鶴」が誕生したのです。しかし、初めて見た人が誰でも「鶴だ」と思う形ではありません。20年程以前に季刊『をる』創刊号(双樹舎発行)に、外国人20人にこれを最初何だと思ったかという聞き取りをした記事が出ていましたが、「鶴」と答えた人は4人だけで、「鳥」の他「ドラゴン」「コンコルド」「蝶」というような状況でした。それがおそらく最初から「鶴」とされていたらしいことが、判明したことになります。大きな松に巣作りをするのは、実は「こうのとり」ですが、古くから「鶴」と混同されていて、丹頂鶴の姿で描かれ「松に鶴」が長寿の象徴とされたのですが、ここでは「若松に折鶴」で伝統の図柄をリニューアルさせた作者のセンスの良さに注目し、爛熟した桃山文化の斬新で洗練された美を鑑賞することにしましょう。良いものを見せて頂きました。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

月刊おりがみの内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

月刊おりがみの無料サンプル

436号 (2011年11月01日発売)
436号 (2011年11月01日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます
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