美術の窓 発売日・バックナンバー

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1,676円
物体や空間の暗くなる部分としての陰、物体で遮られた光が床や壁に現すシルエットとしての影。陰影によって、万物の実像は私たちの眼前に浮かび上がります。刻々と揺らぐその表情に人々は美を見出し、時には負の感情や抑圧された欲求など、様々な心的イメージを託してきました。本特集では、作家たちが陰影をいかに表現してきたのか、また表現するために陰影をいかに観察してきたのかを探ります!

【巻頭特集】実像(かたち)をあらわす陰影

◆寄稿 中村ともえ(静岡大学准教授)
「『陰翳』のあるところ─谷崎潤一郎と矢代幸雄」

◆寄稿 岡田温司(美術史家)
「影を慕いて 西洋絵画における影と陰」

◆陰影で奥行きをマスターせよ!
講師・髙梨芳実

◆作品をもっと魅力的にする! プロの陰影攻略法
◇水彩×風景編 あべとしゆき
 自然光下の明暗の移ろいを捉える
◇油彩×静物編 安彦文平
 明度と彩度を駆使し 立体を描き出す

◆グラビア 陰影を覗き込む
小尾 修/中尾直貴/羅 展鵬/高畠二三人/稲森伸治/髙橋雅史/井澤幸三/西房浩二/山本桂右/山田啓貴/髙橋 冴/中原未央/鳥越一穂/山本大也/小林聡一

◆寄稿 谷川 渥(美学者、批評家)
 「だまし絵の陰影表現」

◆光と闇のあわい─髙島野十郎の絵画について
文・高山百合(福岡県立美術館学芸員)

◆インタビュー 八島正明「生きた痕跡を影に託して」

◆インタビュー 末永蒼生「〈心の陰〉の解放を求めて」

◆グラビア 心の影を絵に
村上 早/林 銘君/石黒 光/尾崎里樺

◆インタビュー 諏訪 敦「薄暗さの中ではぐれてしまわないように」


【好評連載】技とアトリエ #1 塩谷 亮〈中篇〉/墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】全展、院展、主体展、二科展、水彩人展、AJAC展、新制作展、行動展、一水会展、新協展

《総頁数》360頁
1,676円
20世紀半ばから本格的に開発が進み、様々な表現に用いられてきたアクリル絵具。油絵具や水彩絵具と比べると歴史は浅く、画材としての評価はまだ定まっていないように思われます。今月号は、アクリル絵具の製造方法や歴史を踏まえつつ、その特質を自身の作品に活かすアーティストへの取材を通して、アクリル絵具の特性とその魅力を掘り下げます。他の画材と組み合わせた技法も紹介することで、秘められた表現の可能性に迫ります。

【巻頭特集】表現の可能性を広げる アクリル絵具

◆豪華画材 読者プレゼント

◆寄稿 加治屋健司
「アクリル絵具と美術史~メキシコ壁画運動からポップ・アートまで~」

◆インタビュー 末松由華利
「視覚化された不確かさ」

◆画材を組み合わせる
◇星 美加〈アクリル絵具×油彩・テンペラ〉
 絵具の特性を引き出す地塗りとマチエール作り
◇有吉宏朗〈アクリル絵具×雲母・パール〉
 油絵具の古典技法を現代の画材で再現する
◇辻本健輝〈アクリル絵具×岩絵具〉
 アクリルでの描画に岩絵具と箔の物質感を融合させる
◇ONOTAKU〈アクリル絵具×メディウム〉
 アクリルとメディウムの厚みで存在感を出す
◆支持体を自由に選ぶ
◇吉川 龍〈アクリル絵具×和紙〉
 和紙でアクリル絵具の滲みと発色を活かす
◇倉田明佳〈アクリル絵具×絹〉
 絹を染めるように絵具を薄塗りする

◆三浦明範と行く ホルベイン工業・枚岡工場 絵具工場潜入レポート

◆保存版 画材カタログ アクリル絵具編
◆貝殻とアクリルメディウムでオリジナル絵具を自作する
 解説・宝居智子
◆保存版 画材カタログ メディウム編

◆誕生からもうすぐ20年!改めて知りたい!アキーラってどんな絵具?
 解説・小川美菜子(株式会社クサカベ技術開発部部長)

◆人気作家の表現のヒミツ アキーラの重なりで表現する美しい光
 文・外田千賀

◆グラビア:現代作家の作例にみる 多彩なアクリル画
田中英生/釜 匠/小山久美子/佐藤 T/平 久弥/MOYAN/田村幸久/生田裕人/八太栄里/山本タカト/森口裕二/上野裕二郎/堤 岳彦/長谷川彩織/さとうたけし/硯川秀人/坪内嘉緒里/小池 悟/菊地 虹/畑山太志/門田光雅/曽谷朝絵


【中特集】奥谷 博
【新連載】技とアトリエ #1 塩谷 亮〈前篇〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】白亜展、白士会展、日本・フランス現代美術世界展、青塔社展

《総頁数》276頁
1,676円
昭和元年から数えて100年にあたる2025年。作家たちはこの100年、激動する社会や人々の心の在り様を、それぞれの視点で表現してきました。本特集では、これまでに生み出された芸術やそれに込められた思いを見つめ直します。また、戦後80年を迎えた今、当時の作家が第二次世界大戦にどのように対峙したのか深掘りし、芸術の力の功罪についても考えます。作家の生き様や作品から、激動の中でも希望を持って生きるためのヒントが見つかれば幸いです。


【巻頭特集】昭和100年・戦後80年 時代を照らすアート

◆美術は希望になりうるか?
文・石津智大(関西大学教授)

◆監修・インタビュー 山本浩貴(文化研究者)
現代アートでみる100年/社会、他者と繫がる美術

◆昭和ノ洋画 松本竣介の「昭和モダン」から
文・田中 淳(大川美術館長)

◆昭和ノ日本画 明治大正の集大成、そして転回
文・天野一夫(金沢美術工芸大学客員教授)

◆川端龍子──激動の時代を描く
文・木村拓也(大田区立龍子記念館副館長・主任学芸員)

◆インタビュー 大村 智(学校法人女子美術大学名誉理事長)
世界的科学者と画家との親交

◆寄稿 與那覇 潤(歴史家・評論家)
繰り返される昭和の「転向」 なんどもやってくる鮫島伝次郎のために

◆戦争と美術
◇従軍画家が「記録」した戦争
 文・大谷省吾(東京国立近代美術館副館長)
◇惨禍と傷跡を視覚化する
 文・森園 敦(長崎県美術館学芸員)

◆展覧会でみる戦争と日々

◆インタビュー 中村 宏
──銃後の記憶を描く

◆インタビュー ユアサエボシ
架空の画家と昭和を生きる

◆今月の表紙
野田英夫「車内」


【特集】アートに託す希望の光

奥谷博/絹谷幸二/速水史朗/能島征二/佐藤哲/千住博/西田眞人/石踊達哉/遠藤彰子

中島敏明/八島正明/呂忠平/谷貝文恵/田島功一/垣内宣子/渡邉祥行/岩本一子/恵後原好一/柴田邦彦/田邊哲人/

佐藤勤/皆川滋水/山岸光代/加藤博康/大石久美江/小野月世/緒方信行/紀井學/尾崎ゆき子/松木眞知子/小関くに子/田中和枝/高梨敬子/原田文子/田中寛美/竹本義子/髙橋勝
1,676円
人物画における手は、その表情によって人物の性格や心情を示すことができる、重要なモチーフの一つです。手のひらの大きさや指の長さ、爪のかたち、肌に刻まれた皺や浮き出る血管……人によって個性があり、様々なポーズを作り出せるからこそ、その形態を的確に捉えるのが難しく、もっと魅力的な手が描きたい!と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今月号では、様々な分野のプロの知見から手の造形への理解を深め、人物の感情の機微を伝えるような魅力的な手を描くためのヒントを探ります。

【巻頭特集】手 指先に宿る感情(こころ)の機微
◆現代人の手の能力─ヒトの手の進化・退化─
文・佐藤寛子(静岡産業大学経営学部教授)

◆手の記号学
文・松井裕美(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

◆美術解剖学者 加藤公太が教える 手の特徴
◆画家 森吉 健が教える 手の描き方

◆手を象る線
◇西洋編 巨匠の素描にみる手の表現
談・中田明日佳(国立西洋美術館主任研究員)
◇浮世絵にみる手の表現
談・日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

◆インタビュー
◇アニメーター 加々美高浩
効果的なデフォルメや誇張によって 感情的かつ美しい手を追求する
◇フィギュア原型師 白髭 創
ランダムな動きを意識して 指先の表情を追求する
◇漫画家 つるまいかだ
“メダリスト”の世界で描き出す 心を揺さぶる手

◆グラビア:現代作家の作品にみる心を表す手
塩谷 亮/中野淳也/松本貴子/長谷川満智子/植野 綾/坂根輝美/阿部清子/松永瑠利子/加地 守/藤松空良/掛田敬三/前田 潤/岡田正俊/成田朱希/川野美華

◆手と民具に魅せられて
談・神野善治(武蔵野美術大学名誉教授)

◆インタビュー 木下 晋
「合掌図に込める祈り─命そのものに触れる手─」

◆グラビア:現代作家の作品にみる手に委ねるイメージ
Brendle Joerg/寒 冰/笠井 哲/沼田順子/酒井かや子/渡邊愛子

【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】日洋展、第一美術展、現展、埼玉県美術展覧会、朱葉会展、日本画院展、新象展、女流画家協会展、新美展、日仏現代国際美術展、たぶろう展、国際墨画会展、国際美術大賞展、日本水彩展、板院展、全日本パステルアート展、東丘社展、晨鳥社展、閑輝会展、朱生会展
1,676円
【巻頭特集】祈りに呼応する芸術 キリスト教美術の現在

◆寄稿 島薗 進(東京大学名誉教授)
「現代社会における宗教と信仰」

◆キリスト教美術傑作選 芸術に顕現する神の光
文・瀧口美香(明治大学准教授)

◆インタビュー 森本あんり(東京女子大学学長)
「心を表出する信仰・芸術」

◆意外と知らない!? キリスト教の基礎知識7選
解説:島田裕巳(宗教学者)
イラスト:ツキシロクミ

◆近現代のキリスト教美術
◇フランス編「近代フランスにおける宗教画」
 文・喜多崎 親(成城大学教授)
◇日本編「神からカミへ」
 文・江尻 潔(足利市立美術館次長・学芸員)

◆展覧会で見る キリスト教美術
◇フランス編
デュフィが描く「信仰」 文・藤原啓(宇都宮美術館学芸員)
ユトリロの描いた教会 文・桑名真吾(SOMPO美術館学芸員)
◇日本編
坂田一男を支えた信仰 文・橋村直樹(岡山県立美術館学芸課長)
フジタと聖母子 文・シルヴィー・ビュイッソン(美術史家)

◆専門家が選ぶ あなたの知らないキリスト教美術
初期中世:加藤磨珠枝(立教大学教授)
ロマネスク:金沢百枝(多摩美術大学教授)
ゴシック:田辺幹之助(元東京藝術大学教授)
ラテンアメリカ:岡田裕成(大阪大学大学院教授)
キリシタン:阿久根 晋(東洋文庫研究部専任研究員)
現代美術:保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター)

◆インタビュー 藤森兼明(日本藝術院会員、日展顧問、光風会理事長)
「祈りとは何かを問いかけ 祈りに支えられて描く」

◆グラビア:キリスト教と美術の現在(いま)
M.A.池田宗弘/永山秀男/増田常徳/柴野純子/
眞野眞理子/福岡通男/堤 春生/塚崎聖子/小島隆三/
福井路可/安原容子/蝦名協子/安富信也/松平莉奈/
丸山國生/新生加奈/母袋俊也/近藤オリガ/熊谷亜莉沙

◆キリスト教美術協会座談会「描くことは祈ること」
續橋 守×早矢仕素子×竹内 一


【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】東光展、現代パステル協会展、大調和展、彩美展、二元展、国展、県展(神奈川県)、新世紀展、美術文化展、純展、日本新工芸展、太平洋展、三軌展、旺玄展、新興展、日府展、創造展、創型展

《総頁数》 370頁
1,676円
植物はあまりにも普遍的なモチーフゆえ、それを描く芸術家の意図や目的を深く考える機会は多くないでしょう。しかし、太古から存在する植物には人々の思想や感情が長い時間をかけて蓄積されているのではないでしょうか。本特集では、植物を育てる人々への取材を通して植物が人々を惹きつける理由を探るとともに、美しさや芸術性を目指したものに限らず、植物そのものへの関心に基づいた表現にも目を向けることで、植物に対して人々が委ねてきた幅広いイメージを紐解きます。

【巻頭特集】植物 イメージの依り代

◆巻頭インタビュー
いとうせいこう
「植物と想像する世界」

◆寄稿
絵画にみる植物
文・大場秀章(東京大学名誉教授)

◆県談
美術におけるバラの表象
御巫由紀(千葉県立中央博物館展示課長)× 鈴木一生(ふくやま美術館学芸員)× 中村麻里子(ふくやま美術館学芸員)

◆グラビア:現代作家のイメージ
PART1 花々の輝き

◆インタビュー
今村文(アーティスト)
思惑なきお花に憧れて

◆植物と前衛表現 綺麗を超えた
談・副田一穂(愛知県美術館主任学芸員)

◆─過去と未来を蓄える─ 多肉植物の魅力
談・小田康平(植物屋「叢」店主)

◆グラビア:現代作家のイメージ
PART2 生命の神秘

◆知恵の憩い場 ルネサンス期の庭園文化
文・桑木野幸司(大阪大学大学院人文学研究科教授)

◆若林奮の彫刻と植物の時空間
文・小泉晋弥(茨城県天心記念五浦美術館館長)

◆グラビア:現代作家のイメージ
PART3 旺盛な繁茂

【技法講座】山浦めぐみ 揉紙を古画に見立てて描く洒脱な日本画表現〈後編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】モダンアート展、光陽展、水彩連盟展、創元展、示現会展、人展、光風会展、春陽展、日本現代工芸美術展、日彫展、ベラドンナ・アート展、日春展、春季二科展

《総頁数》 358頁
1,676円
【巻頭特集】新人大図鑑2025

◆インタビュー 平野啓一郎
他者の存在を揺さぶる芸術を創造するには

◆インタビュー 注目の若手アーティストに聞く!
曽我祉琉/中川未子/林 銘君

◆全国13大学! 総勢279名卒業・修了制作展レポート
東京藝術大学/武蔵野美術大学/多摩美術大学/女子美術大学/東京工芸大学/東北芸術工科大学/金沢美術工芸大学/愛知県立芸術大学/名古屋芸術大学/京都市立芸術大学/京都芸術大学/広島市立大学/崇城大学

◆インタビュー この若手に注目!
市原えつこ/中津明優音/山本摩耶/大塚澪音/安藤結衣/髙橋侑子/YOUYOU/ナギソラ

◆インタビュー 木津文哉
画家として生きる

◆評論家・学芸員が選ぶ 注目の新人16
秋元雄史/岡部あおみ/木村絵理子/島 敦彦/清水 穣/住吉智恵/髙橋利郎/立島 惠/外舘和子/成相 肇/野口玲一/花里麻理/保坂健二朗/森 啓輔/森 孝一/藪前知子

◆レポート JOSHIBISION2024 ─アタシの明日─

◆画廊が選ぶ 注目の新人42

◆編集部が選ぶ 注目の新人15

◆「優しい関係」の先へ〜「翼の人」と「根の人」を架橋する〜
文・土井隆義(筑波大学教授)

◆創作と孤独 〜「違う国の言葉」で話すために〜
文・谷川嘉浩(京都市立芸術大学講師)

【技法講座】山浦めぐみ 揉紙を古画に見立てて描く洒脱な日本画表現〈中編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】白日会展/日本南画院展/独立春季新人選抜展

《総頁数》288頁
1,676円
【巻頭特集】想いを纏う ファッション

◆ファッションと美術が紡ぐ場所
文・平芳裕子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)

◆インタビュー
小泉智貴(ドレスデザイナー/美術作家)
「アートとファッションの境界」
長谷川彰良(衣服標本家)
「分解」で見える衣服の魅力

◆西洋絵画にみる華麗な服飾表現
◆服飾表現を堪能する西洋絵画10選
文・内村理奈(日本女子大学家政学部教授)

◆アール・デコの普遍性〜ラウル・デュフィを中心に〜
談・筒井直子(京都服飾文化研究財団キュレーター)
◇デュフィが描いたポワレのドレス
文・阿佐美淑子(三菱一号館美術館主任学芸員)
◆京都画壇と着物図案
談・大長智広(京都国立近代美術館主任研究員)
◇加藤 泉╳千總 進化する友禅

◆上村松園にみる着物の美
文・小川知子(大阪中之島美術館学芸員)
◆現代の美人画╳高島屋の装い

◆異性装の楽しみ
談・三橋順子(性社会・文化史研究者)
◆ファッションとは何か
文・井上雅人(武庫川女子大学生活環境学部准教授)

◆インタビュー
西田陽二「華やかな衣装を手に取り リアリティを感じながら描く」
◆グラビア
現代作家の描くファッション
◆インタビュー
藤井佳奈「ロリータファッションの『かわいい』魔法」

【技法講座】山浦めぐみ 揉紙を古画に見立てて描く洒脱な日本画表現〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】東方展、新槐樹社展、等迦展

《総頁数》288頁
1,676円
【巻頭特集】顔は語る

◆現代における顔を考える
文・藤岡俊博(哲学者)

◆寄稿:顔の表象
◇西洋編 「魂」を描く
─ 古代ギリシアからレンブラント、そして現代へ
文・尾崎彰宏(東北大学総長特命教授)
◇日本編 理想か現実か
─ 日本絵画の独自性と明治油画のとまどい
文・安村敏信(静嘉堂文庫美術館館長)

◆グラビア:現代作家による顔の解釈
PART 1 現代を映す
水巻令子/本木ひかり/町田結香/大島利佳/植野 綾/倉田明佳/佐藤 T/春日佳歩

◆子どもにとっての顔とは正面を向いた顔
─ 発達心理学の視点から
文・山口真美(中央大学教授)

◆インタビュー
石黒光二「イメージを伝える顔を探して」

◆寄稿:巨匠の描いた顔
◇鴨居 玲 心の暗い弱い部分を追い求めて
文・三宅礼夏(美術館「えき」KYOTO学芸員)
◇ルドン 「顔」の表現に見る画家の意図
文・農澤美穂子(公益財団法人ひろしま美術館学芸員)

◆インタビュー
服部しほり「苦悩をユーモアに変えて」

◆グラビア:現代作家による顔の解釈
PART 2 内面の表出
堀江 栞/宮北千織/吉岡正人/玉川信一/鈴木良治/筧 本生/大場吉美/市川伸彦/山内 透/稲垣考二

◆寄稿:逆説的に顔を考える
◇日本美術における顔を隠す表現
文・山本陽子(明星大学教授)
◇仮面──世界とつながる装置
文・吉田憲司(国立民族学博物館館長)

◆グラビア:現代作家による顔の解釈
PART 3 不確かな顔
阪東佳代/藤原由葵/川端健太/直井美穂/星 美加/竹淵直美/星野有紀/三輪瑛士/冨安由真/スクリプカリウ落合 安奈


【技法講座】美齊津匠一 厚い絵肌とコラージュで表現する日常の静物〈後編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか

《総頁数》220頁
1,676円
絵画において、人体の「動き」のイメージを伝えるにはどのような表現が効果的でしょうか? 西洋美術史を彩る名だたる巨匠、役者絵の名手の浮世絵師、さらには現代作家による、 多彩なアプローチの「動き」の表現を紹介。美術解剖学や視覚心理学の知見を交えつつ、 美術作品で身体の躍動感を表す方法を探ります。

【巻頭特集】身体の躍動を描く

◆「動き」を感じさせる美術
◆「動き」の名作10選
文/選・宮永美知代(人とかたち研究所所長)

◆イタリア未来派と踊る身体
文・横田さやか(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 特別研究員)

◆身体運動の彼方 イヴ・クラインの柔道
文・中尾拓哉(美術評論家)

◆視覚心理学から考える 「動き」の知覚と絵画表現
文・三浦佳世(視覚心理学者)

◆リアルな芝居の動きを伝える 豊原国周の歌舞伎愛
談・吉田恵里(静嘉堂文庫美術館学芸員)

◆「歩く」「走る」の今昔
文・谷釡尋徳(東洋大学法学部教授)

◆インタビュー
広田 稔「形と色のズレが動きをつくる」

◆インタビュー
柏本龍太「空気の振動をも描き出す」

◆グラビア
現代作家たちの描く身体の躍動
松尾奈保/芝 康弘/熊谷曜志/川﨑麻央

【技法講座】美齊津匠一 厚い絵肌とコラージュで表現する日常の静物〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】新構造展・元陽展・土日会展・大潮展

《総頁数》206頁
1,676円
【巻頭特集】世界と響き合う色彩

◆巻頭グラビア:現代作家が彩る 豊かな色の世界
森田りえ子/智内兄助/長谷川喜久/岩田壮平/福本百恵/弓手研平/寺久保文宣/直野宣子/小林孝亘/曽谷朝絵

◆インタビュー:岡﨑乾二郎
色彩の特質と画家の仕事

◆心理学からみる色彩 心と体に働きかける色彩
文・南 涼子(一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会 代表理事)

◆ルーツを知ると面白い! 色のトリビア 7選
解説・南 涼子

◆社会学からみる色彩 時代の気分を映す流行色
文・田中里尚(文化学園大学教授)

◆昭和「モダン」のカラリストたち
文・田中 淳(大川美術館長)

◆堂本印象の色彩 
文・松尾敦子(京都府立堂本印象美術館主任学芸員)

◆インタビュー: 佐野 壮(一般財団法人 nuit・company 代表理事) 
〈青の画家〉佐野ぬい
素直な思いを色と形に込めて

◆インタビュー:山田航平
空虚なカラフルと、執念の筆致の両立を求めて

◆地理学からみる色彩 ゴッホが求めたまだ見ぬ色彩
文・港 千尋(多摩美術大学教授)

◆作家たちの色彩の秘密
淺井裕介/津村果奈/西岡悠妃/吉川 龍/中村あや子/水野里奈/宮田みな美/吉住裕美

◆インタビュー:黒坂 祐
色で拡張する世界


【技法講座】美齊津匠一 厚い絵肌とコラージュで表現する日常の静物〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】
立軌展、都展、日展、太陽美術展、新芸術展、JAG展、中美展、現代童画展、日輝展、群炎展、現創展、清興展、日本版画会展、近代日本美術協会展

《総頁数》353頁
1,676円
毎年恒例の展覧会特集です!ビアズリーやクレー、ミロといった西洋美術の巨匠の回顧展、歌麿や写楽の浮世絵が見られる蔦屋重三郎展など、2025年も注目の美術展が続々開催。美術専門誌ならではのネットワークで展覧会の見どころを深掘りします!
今回は「国宝」「ゴッホ」「藤田嗣治」のキーワードごとに展覧会をピックアップするコーナーや、美術館イチ推しの新収蔵コレクションの紹介ページも新たに盛り込みました。
展覧会ダイジェストの件数も昨年よりも増量!さらにパワーアップした美術展特集をどうぞお楽しみください!


【巻頭特集】美術展 2025 圧倒的情報量

◆都道府県別 美術館早見表
◆豪華 読者プレゼント

◆スウェーデン国立美術館からヨーロッパの素描の名品が来日!
1,676円
蠟燭、提灯、ランプ、蛍光灯……その姿を変えながら、人々の営みを支え続けてきた灯り。刻一刻と変化する灯りの姿や明暗を捉えようと、芸術家たちは情熱を燃やしてきました。
今月号では、古今東西の灯りの美術をご紹介。専門家の寄稿や作家へのインタビューを通して、時代や地域によって多種多様な灯りの表現を明らかにします。また、芸術家が灯りに託した感情にも注目。一人ひとりの感性を深堀りし、灯りに照らし出された心や生き様に迫ります。


【巻頭特集】感性を照らし出す灯り


◆寄稿 人間と灯り ─その深い関係
大塚信一(元岩波書店社長)

◆灯りの科学
監修・牟田淳(東京工芸大学教授)

◆寄稿 灯りと美術
【西洋美術編】 画家たちが光と灯りに託した意味
文・大野芳材(美術史家)
【日本美術編】 絵師たちが挑む奇抜なる光と闇
文・金子信久(府中市美術館学芸員)

◆灯りを活かして描く
蠟燭の炎の灯りを生かした室内画 永瀬美緒
風景の中の人工灯を効果的に描く 広田稔

◆グラビア 現代作家が描く 灯りの美
村居正之/曽剣雄/早矢仕素子/篠田教夫/小森隼人/鈴木史帆/有吉宏朗/樋口奈穂/大橋純子/沖津達也/中西繁/中野日和/大城真人/寺本和純/安冨洋貴/大東忍/ギィ・デサップ/渡辺泰史/小林理恵

◆インタビュー 日野之彦の光 無機質で空虚な絵画空間を作り出す
日野之彦(多摩美術大学教授)

◆インタビュー 金銀に映る心 障屛画の灯り
裕人礫翔(箔工芸士、箔アーティスト)

◆対談 ストレートな灯りの表現を求めて
三宅一樹×石田淳一

◆寄稿 装飾と機能の探求 照明の美の歴史
木田拓也(武蔵野美術大学教授)

◆旧朝香宮邸で堪能!灯りと建築が織りなす 空間の美


【技法講座】牧内則雄 版表現、 墨流し、 油彩で板戸に描く花鳥風月〈中編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】日本・フランス現代美術世界展/白士会展/院展/主体展/二科展/水彩人展/全展/新院展/AJAC展/白亜展/新制作展/行動展/一水会展/新協展/渺渺展


《総頁数》362頁
1,676円
今月号は、美術におけるヌードの多様性に注目します。まずは、日本では近代化によって裸体観が変化したことを踏まえつつ、西洋からのヌード芸術の受容、日本で描かれたヌードの展開を振り返ります。さらに、現代作家の作品を紹介するグラビアやデッサン指南も交え、今に続くヌードの諸相を深掘りします。そして、京都の細見美術館で8年ぶりに開催中の春画展にも着目! 男女の身体をさまざまなものに擬える「見立て」を中心に鑑賞の楽しみ方も紹介します。


【巻頭特集】ヌード はだかの心


◆専門家が選ぶ 奇想のヌード
宮下規久朗/木下直之/田中修二/飯沢耕太郎

◆近代化における日本人の裸体観の変容
文・中野 明(ノンフィクション作家)

◆日本の「ヌード」のはじまり
◆ヌードの傑作
文/撰・山梨絵美子(千葉市美術館館長)

◆ルネサンス期における多様な裸体表現
文・小池寿子(國學院大學教授)

◆グラビア:現代作家の描くヌード PART1
小尾 修/島村信之/中尾直貴/松永瑠利子/中島あけみ/大木基彰/三嶋哲也/山本雄三/倉岡 雅/白藤さえ子/小金井ケイコ/三浦明範/建石修志/ジョージ・ジャービス/グェン・ディン・ダン/宮本絵梨

◆蔡 國華に学ぶデッサン 人体の造形を理解するためのヌードの重要性

◆グラビア:現代作家の描くヌード PART2
川田 龍/井原信次/春日裕次/山内知恵/松村浩之/甲 秀樹/六原 龍/木村了子/加藤ゆわ/ONOTAKU/伊豫田晃一/森 天飛/松林 淳/松平一民/弘中良子/安原容子/小川リヱ/石原七生/リ セイ

◆インタビュー:よでん圭子
描き続けて50年
ヌードを描くことは、生きること

「猥褻」とは、何か?─刑法の観点から─
文・園田 寿(甲南大学名誉教授、弁護士)

裸体や性をめぐる表現と規制 1868-2024

「見立て」を楽しむ 春画の見方
談・石上阿希(京都芸術大学准教授)

【技法講座】牧内則雄 版表現、 墨流し、 油彩で板戸に描く花鳥風月〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか


《総頁数》334頁
1,676円
【巻頭特集】アートのちから
  
  
◆インタビュー 千住博  
私たちは、一人ではない  
  
◆芸術を欲望する感性  
談・國分功一郎(哲学者、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授)  
  
◆白髪一雄 時代を超えるアクションの力  
アクションペインターを育んだもの 談・妹尾綾(尼崎市文化振興財団学芸員)  
白髪一雄の芸術的本質 談・平井章一(具体美術研究者、関西大学教授)  
天台密教の思想 文・木内堯大(大正大学仏教学部准教授)  
  
◆中畑艸人 馬に託す情熱─宝塚市所蔵作品から  
文・山口由香(宝塚市立文化芸術センター学芸員)  
中畑艸人さんの馬 文・千足伸行(広島県立美術館館長)  
  
◆人間を見つめる:網谷義郎が描いた「人間」のかたち  
文・小田有紗(BBプラザ美術館学芸員)  
  
◆人間を見つめる:舟越桂 彫刻が喚起する記憶と生きる力  
談・大岡玲(著作家、東京経済大学教授)  
  
◆社会とアートⅠ:インタビュー 田村能里子  
─壁画が紡ぐエネルギー  
  
◆社会とアートⅡ:伝承彫刻─第三者を当事者に  
談・山内宏泰(リアス・アーク美術館館長)  
  
◆エミール・ノルデとナチズム─芸術と政治の関係をめぐって─  
文・石田圭子(神戸大学大学院国際文化学研究科准教授)  
  
◆時代を映す、社会への叫び 高橋龍太郎コレクションにみるアートのちから  
談・藪前知子(東京都現代美術館学芸員)  
  
  
【特集】─不朽不変─アートのちから  
  
奥谷博/絹谷幸二/牧進/速水史朗/笠井誠一/能島征二/千住博/石踊達哉  
  
中島敏明/川村良紀/斎藤幸子/我妻正史/柴田邦彦/中島茂夫  
  
宇野孝之/小野月世/佐藤京子/須藤愛子/矢島ヒサ/セイ・ハシモト/中尾廣太郎/加藤良子/古閑博文/本田久一郎/渡邉祥行/久保田正剛/藤田典子/垣内宣子/原田文子/尾崎真実/皆川滋水/赤澤真寿美/渡邊惠子/丸山純子/岩本一子/酒井佳津子/鈴木源二/近藤麗子/岡村泰成/池田恵美子/高梨敬子/黒川英夫/松本信子/鈴木國男/田邊哲人/佐野弥夫/酒井真紀/久保井博彦/関島雄一郎/佐藤義光/成澤隆吉/梅野有紀/柏木久美子/中野広子/須田靖子/甲賀美智子/田代ユリ子/五島アサミ/南浦節子/上杉道子/居村敏子/今井優子/山岸ゆみ/関月子/大木研一/飯島奈保美/野上豊子/渡辺純一/大西恵美子/小島勇/大森光芳/和田依子/宮永勝/齊藤昌代/長尾のり子ほか  
  
  
【技法講座】舩岳紘行 色彩対比を用いて世界のまぶしさを表現する〈後編〉  
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか  
【公募展便り】蒼騎展/アート未来展/日象展  
  
  
《総頁数》334頁
1,676円
【巻頭特集】イメージを解き放つ 遠近法


◆遠近法とは何か?─西洋の空間表現─
文・布施英利(美術批評家)

◆プロの実践テクニック
あべとしゆき 自然の風景を描く
蛯子真理央 街並みの風景を描く

◆図学で考える 人間の視覚と空間表現
談・佐藤紀子(図学研究者、JIAS日本国際美術家協会会員)

◆現代作家が解き放つイメージ 巧みな遠近表現
青木敏郎/西房浩二/藤原秀一/有吉宏朗/池田竜太郎/石垣 渉/池末 満/杉浦幹男/秀島美代子/原 雅幸/小田野尚之/藤井路夫/棚町宜弘/生田裕人/士農 力/友清大介/柴田 治/Matthew Phinn

◆心理学の観点から考える 文化による見方の違い
文・増田貴彦(文化心理学者、アルバータ大学教授)

◆現代作家が解き放つイメージ 独自の視点と画面構成
伴戸玲伊子/奥村美佳/加藤良造/小山久美子/斎藤由比/松前眞奈美/中尾廣太郎/田中 充/井上 武/近藤 守/村山春菜/田島治樹/檜垣友見子/小川浩司/たかくらかずき/浦川大志

◆「タナパー」に学ぶ いきいきとしたパースの秘訣
談・田中智之(建築家、早稲田大学教授)


【技法講座】舩岳紘行 色彩対比を用いて世界のまぶしさを表現する〈中編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】朱葉会展/日本画院展/一創会展/新象展/日洋展/第一美術展/現展/女流画家協会展/新美展/日本自由画壇展/日仏現代国際美術展/たぶろう展/国際美術大賞展/日本水彩展/板院展/全日本パステルアート展/東丘社展/晨鳥社展/青塔社展/朱生会展


《総頁数》374頁
1,676円
【巻頭特集】物語を描く 心躍るファンタジー


◆生命誌の視点から 生きものとして紡ぐ物語の大切さ
文・中村桂子(生命誌研究者)

◆グラビア 現代作家が紡ぐファンタジー
I 神秘的な女性たち
II 伝承から創造へ
III 幻想的世界観

◆神話と美術
文・池上英洋(美術史家・東京造形大学教授)

◆神話を深堀り!~ギリシャ編~
古代ギリシャ人と神々のリアルな関係
談・藤村シシン(古代ギリシャ研究家)

◆神話を深堀り!~インド編~
インドで愛され続ける聖なる物語
談・沖田瑞穂(和光大学教授)

◆インタビュー 小灘一紀
日本人のこころ 古事記を描き続ける

◆北欧神話から『指輪物語』へ
─J・R・R・トールキンの物語創造
文・伊藤尽(信州大学教授)

◆ファンタジーを楽しむ心のしくみ ~ホラー漫画家・伊藤潤二の作品を例に~
文・阿部幸弘(漫画評論家・精神科医)

◆グラビア 展覧会で見られる日本の妖(アヤカシ)
~絵師たちの想像力~


【技法講座】舩岳紘行 色彩対比を用いて世界のまぶしさを表現する〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】東光展/現代パステル協会展/大調和展/彩美展/国展/新世紀展/美術文化展/純展/日本新工芸展/太平洋展/三軌展/旺玄展/新興展/日府展/創造展/創型展


《総頁数》370頁
1,676円
【巻頭特集】「日本画」史 明日へのまなざし


◆「日本画」とは何か?─言葉の誕生と展開─
文・佐藤道信(美術史家)

◆美術評論家・天野一夫が選ぶ 厳選グラビア43選
これが「日本画」だ!
監修・天野一夫(豊田市美術館学芸員)

Ⅰ.日本的様式美の彼方に
Ⅱ.社会の、そして外地という周縁において
Ⅲ.原始性、深淵へ

◆重要人物・出来事丸わかり! 日本画壇の系譜
監修・瀧 悌三(美術評論家)

【参考資料】日本画に関わる 美術団体変遷図

◆インタビュー 福田千惠(日本画家)
日本画を次世代へ繫ぐ

◆インタビュー 画材からみる日本画の歴史とこれから
談・荒井 経(日本画家)


【技法講座】市川光鶴 削り出しで質感を表現する幻想的な油彩画〈後編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】モダンアート展/光陽展/水彩連盟展/創元展/示現会展/光風会展/春陽展/二元展/日本現代工芸美術展/日彫展/べラドンナ・アート展


《総頁数》362頁
1,676円
【巻頭特集】新人大図鑑2024


◆インタビュー この若手に注目!
髙橋 冴〈油画〉/荻莊天馬〈日本画〉/サルチョード・イル〈彫刻〉/森 聖華〈工芸〉/浦野聖菜〈油画〉

◆全国12大学! 総勢197名卒業・修了制作展レポート
東京藝術大学/多摩美術大学/女子美術大学/東京工芸大学/東北芸術工科大学/金沢美術工芸大学/愛知県立芸術大学/名古屋芸術大学/京都市立芸術大学/京都芸術大学/広島市立大学/崇城大学

◆インタビュー 大学の在り方1
大学の成り立ちから考える 自由な知を育む美術大学の可能性
談・吉見俊哉(國學院大學教授、東京大学名誉教授)

◆インタビュー 大学の在り方2
フランス美術学校から考える 大学で学ぶべきメティエとメソッド
談・鹿島 茂(フランス文学者)

◆評論家・学芸員が選ぶ 注目の新人18
秋元雄史/岡部あおみ/木村絵理子/島 敦彦/清水 穣/住吉智恵/髙橋利郎/武田 厚/立島 惠/外舘和子/成相 肇/野口玲一/花里麻理/土方明司/保坂健二朗/森 啓輔/森 孝一/藪前知子

◆レポート JOSHIBISION2023 ─アタシの明日─

◆インタビュー SNSと著作権
談・鈴木里佳(弁護士)

◆画廊が選ぶ 注目の新人56

◆編集部が選ぶ 注目の新人20




【技法講座】市川光鶴 削り出しで質感を表現する幻想的な油彩画〈中編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】人展/白日会展/日本南画院展/独立春季新人選抜展/春季二紀展


《総頁数》276頁
1,676円
【巻頭特集】髪と毛 攻略のヒント  明暗/量感/色調/粗密

◆技法講座《人気作家が指南 毛を極める!》
古吉 弘 奥行きのある髪の描写で立体感を掴む
高梨芳実 白髪を極める

◆対談
髪は、こう描く!
高梨芳実×古吉 弘

◆技法講座《人気作家が指南 毛を極める!》
卯野和宏 リズムを意識して毛束のボリュームを捉える
河野桂一郎 生え際を極める
廣戸絵美 子供の毛を極める

◆案内人・東雅夫が送る 文学・漫画・映画のこわ~い「毛」
妖髪鬼談縁起
文:東 雅夫(アンソロジスト、文芸評論家)

◆専門家に聞く!毛の基礎知識
文:岩渕徳郎(東京工科大学応用生物学部教授)

◆技法講座《人気作家が指南 毛を極める!》
諸星美喜 動物の毛質を描き分ける

◆“毛がある感じ”を生み出す技 動物絵画の毛を覗く
文:金子信久(府中市美術館学芸員)



【技法講座】市川光鶴 削り出しで質感を表現する幻想的な油彩画〈前編〉
【新連載】美術の断層(武田厚) 【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】東方展・新槐樹社展・等迦展

1,676円
【巻頭特集】点と線の妙技 知られざるペン画の世界


◆インタビュー 池田学
極細のペンと挑む 雄大な空間

◆寄稿:ペンの美術史
文:森田恒之(国立民族学博物館名誉教授)

◆コラム:線の響きを求めて
小松 欽が語る 葦ペンの魅力

◆グラビア:現代作家のペン画 モノトーンの世界
緒方洪章/八島正明/増子博子/佐川忠邦/壷内健晶/吉田迪子/雨宮ひかる/深津和泉/楠森道剛/柳沼有希/米田称侑/池田俊彦/光宗 薫/サガキケイタ/ MARINA /田島大介

◆対談:知られざるペン画の神様 椛島勝一
森園 敦(長崎県美術館学芸員)×椛島良介(椛島勝一孫・編集者)

◆インタビュー:渡邊裕公
ハッチングと点描で紡ぐ 色鮮やかなペン画

◆グラビア:現代作家のペン画 色彩と広がる可能性
末次広幸/大本幸大/大矢龍洋/中村智哉/にしざかひろみ/遠藤 学

◆ペンをもっと使いこなす!
ペン彩画編:五十嵐吉彦
 ペンと水彩の特性を生かし現地の光を表現するスケッチ
インク水彩編:サトウヒロシ
 染料インクと顔料インクを使い分け、ぼかしと線描で質感を表現する
万年筆画編:古山浩一
 キャンバスやパネルに万年筆で描くための2種類の下地作り

◆ボールペンの進歩と現在
文:納富廉邦(フリーライター)

◆お気に入りの1本を見つけよう! ペン大百科

【中特集】美術賞完全ガイド

【技法講座】中村祐子 截金技法を活かして装飾文様を描く〈後編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか


《総頁数》282頁
1,676円
【巻頭特集】とらえどころのない現象(すがた)を描く 水、霧、雲、火、煙、土埃……


◆形の限界を超えた現象(すがた)の美術史
西洋の画家たちが探求した「形の定まらないもの」
文:富岡進一(郡山市立美術館主任学芸員)

◆目利き 佐藤康宏が選ぶ
技巧が光る 日本の名品
文:佐藤康宏(美術史学者)

◆インタビュー
原 雅幸
中村賢次

◆水彩テクニック
水を捉える! 小林啓子
火を捉える! 春﨑幹太
土を捉える! 茅野吉孝

◆水蒸気の種々相を描く
─日本文学に見る〈形無き物〉
文:林 望(国文学者)

◆グラビア
巨匠の眼と手が捉えた 刻一刻と変化する現象(すがた)

◆日本画家たちの写生帖から
福田平八郎を中心に
文:林野雅人(大阪中之島美術館主任学芸員)



【技法講座】中村祐子 截金技法を活かして装飾文様を描く〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】新構造展・秀彩展・元陽展・大潮展・土日会展
1,676円
【巻頭特集】心ときめく 装飾美


◆日本人と装飾 かざりへの欲求と「日本美術の装飾性」
談・玉蟲敏子(武蔵野美術大学教授)

◆グラビア:現代作家の作品で堪能する装飾美 Ⅰ ──装飾された女性
長野 剛/森 萌衣/市川光鶴/黒木美都子/山科理絵/福田季生/染谷香理/池田 茂/加藤美紀/入江明日香/牧 弘子/森川琴美/中園ゆう子/中島華映/中島 潔

◆インタビュー:石踊達哉が語る 装飾の極意

◆グラビア:現代作家の作品で堪能する装飾美 Ⅱ ──金・銀の絢爛
絹谷幸二/平松礼二/智内兄助/牧内則雄/榎 俊幸/岩田壮平/鴻崎正武/堤 春生/間瀬静江/喜多祥泰/塩崎 顕/張 媛媛/若佐慎一

◆「文様/オーナメント」 の芸術人類学 装飾は生命力の源
文・鶴岡真弓(多摩美術大学名誉教授、ケルト文化&装飾芸術史研究家)

◆グラビア:現代作家の作品で堪能する装飾美 Ⅲ ──文様の魅力
岩本かずえ/森本愛子/田島周吾/水野里奈/中谷 晃/山本真澄/足立絵美/曽我祉琉

◆インタビュー:わたしと文様
(Ⅰ) 紺野正博「建築図面の視点から生まれた 錯視と文様の装飾的画面」
(Ⅱ) Apsu Shusei「『装飾』は国境を越える 文様で世界を繫ぐ夢」

◆キラキラ画材 描き比べ

◆インタビュー:谷原菜摘子「装飾が持つ闇と、闇に抗う力」


【技法講座】藤島大千 東西の伝統技法に学ぶ神秘的なマチエール 〈後編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)/作家行路(立島惠) ほか
【公募展便り】立軌展/都展/日展/太陽美術展/新芸術展/JAG展/中美展/現代童画展/群炎展/清興展/日本版画会展/近代日本美術協会展/日輝展/現創展 


《総頁数》373頁
1,676円
【巻頭特集】編集部厳選 美術展2024


◆総勢1000名様以上に大盤振る舞い!豪華 読者プレゼント

◆都道府県別 美術館早見表

◆混雑必至!24 年のマティス展はここを見よ!
 マティスの見方とすごさを知る  談:米田尚輝(国立新美術館主任研究員)
 〈コラム〉マティスの日本人弟子 硲 伊之助  文:硲 紘一(硲伊之助美術館館長)
 マティス展の見所 小品にこそ魅力あり!  談:佐藤泰生
 ☆「マティス 自由なフォルム」国立新美術館

◆世界を謎めかせる デ・キリコの絵画一本道
 〈漫画〉しりあがり寿「デ・キリコってこんな人?」  監修:髙城靖之(東京都美術館学芸員)
 5つのキーワードで解き明かす デ・キリコの魅力  特別対談:泉谷淑夫×金井 直
 ☆「デ・キリコ展 Giorgio De Chirico: Metaphysical Journey」東京都美術館ほか
 
◆90歳を迎える宇野亞喜良の幅広い仕事を振り返る
 時代を超越した魅力を放ち続ける─宇野亞喜良の世界  文:松本育子(刈谷市美術館館長代理)
 4名の目撃者が語る 宇野亞喜良の仕事  横尾忠則/甲 秀樹/山本タカト/祖父江 慎
 ☆「宇野亞喜良展」東京オペラシティ アートギャラリーほか

◆雪舟の画聖(カリスマ)伝説
 展覧会の着目点はここ!/雪舟と13名のキーパーソン生没年  監修:福士雄也(京都国立博物館主任研究員)
 水墨画家の“すごさ”を知る!  談:小林東雲
 ☆「特別展 雪舟伝説─「画聖(カリスマ)」の誕生─」京都国立博物館 平成知新館

◆遠征の価値あり! あの若冲作品を発見!?
石崎光瑤 絢爛たる花鳥画の世界
 古画研究と自然が生んだ 光瑤の理想郷  文:植田彩芳子(京都文化博物館主任学芸員)
 観の目つよく、見の目よわく 石崎光瑤展で学ぶ日本画の極意  談:土屋禮一
 ☆「生誕140年記念 石崎光瑤(仮称)」南砺市立福光美術館ほか

◆俳人にして吉原の太鼓持ち、島流しからも奇跡の帰還
英一蝶のここがすごい!  談:安村敏信(北斎館館長、静嘉堂文庫美術館館長、国際浮世絵学会常任理事)
 ☆「没後300年記念 英一蝶(仮称)」サントリー美術館

◆展覧会入場者数ランキングTOP50

◆編集部厳選!! 日本全国 展覧会ダイジェスト106


【技法講座】藤島大千 東西の伝統技法に学ぶ神秘的なマチエール 〈中編〉

【好評連載】墨縁談議(島尾 新)/知られざる傑作(鹿島 茂)/作家行路(立島 惠) ほか

【公募展便り】亜細亜現代美術展・創展・青枢展・自由美術展・一陽展・一期展・現水展・日本表現派展・東京展・版画展・新日美展・新作家展・独立展・二紀展・創画展・一線美術会展・蒼樹展・南画院公募展

1,676円
【巻頭特集】人体を感得し 肌を制する

◆グラビア
肌を描いた名作選
文:池上英洋(美術史家・東京造形大学教授)

◆プロの技術公開
小尾 修「油絵具の特性を活かした重層的な表現で 肌の質感と色を制する」
王 培「多彩な岩絵具を取り混ぜて 透明感と深みのある肌の色を制する」

◆お肌のプロ、ポーラに聞く!皮膚のふしぎ
談:大島 宏(ポーラ化成工業株式会社)

◆プロの技術公開
塩谷 亮「皮膚の厚さと質感を表現して 性差や民族による肌の違いを制する」
小林宏至「暖色と寒色のバランスを意識して 部位ごとの肌の血色感の違いを制する」

◆肌もストレスを感じ取る?! 皮膚と心の関係
文:傳田光洋(皮膚科学研究者)

◆プロの技術公開
宮本絵梨「タッチやストロークで 年老いた肌のシミ、シワ、タルミを制する」
田村幸久「グレーズを重ねて 生々しい傷のある肌の表現を制する」

◆絵画にみる 日本の化粧史
文:平松隆円(化粧心理学者)

◆プロの技術公開
植野 綾「実際の化粧の工程を意識した手順で メイクアップした肌を制する」
本木ひかり「ハイライトで艶を表現し 水に濡れた肌の質感を制する」

◆インタビュー:石内 都
皮膚に現れた「時間のかたち」を撮る


【技法講座】藤島大千 東西の伝統技法に学ぶ神秘的なマチエール〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾 新)/知られざる傑作(鹿島 茂)/作家行路(立島 惠) ほか


《総頁数》328頁
1,676円
【巻頭特集】不安と希望のメッセージ


◆愛しみの窓
文:若松英輔(批評家・随筆家)


◆グラビア
画家たちが描いた災難 関東大震災から100年

◆竹久夢二が見つめた災難
文:徳重美佳(竹久夢二美術館学芸員)

◆メディアが伝えた災難
談:
菅長佑記(ニュースパーク[日本新聞博物館]学芸員)
吉田律人(横浜都市発展記念館主任調査研究員)


◆鎮魂と生きる喜びⅠ
シベリアの記憶を喜びの歌へ──宮崎進の生き方
文:有田順一(周南市美術博物館館長)

◆鎮魂と生きる喜びⅡ
軍事郵便絵葉書とシベリア抑留絵画
談:田中晴久(平和記念展示資料館学芸員)


◆「希望」とは何か──キリスト教神学に学ぶ
文:山本芳久(東京大学大学院総合文化研究科教授)

◆田沼武能と子どもたち 写真に託す明日の希望
談:関次和子(東京都写真美術館学芸員)

◆絵画は証する 被爆地の洋画家 池野清・巖
談:福満葉子(長崎県美術館学芸監)

◆作品の記憶を繋ぐ 石巻市・文化財レスキューのあゆみ
談:泉田邦彦(石巻市博物館学芸員)

◆希望の標 ランドマーク ─喪失から再生のシンボルへ─
文:津川康雄(高崎経済大学名誉教授)


◆インタビュー 加藤翼
不安から立ち上がる 人が集まる力



【特集】アートに託すメッセージ

奥谷博/絹谷幸二/速水史朗/笠井誠一/能島征二/土屋禮一/千住博/石踊達哉

鬼頭恭子/垣内宣子/忠隈宏子/我妻正史/渡邉祥行/岡村泰成/堀田常央

矢島ヒサ/サイトオビン/山岸光代/加藤良子/福長弘志/皆川滋水/石丸康生/金井順子/小島由美子/小野月世/松浦正博/大石久美江/結城智子/長谷川光一/菊地史津/君島安子/伊藤進/関島雄一郎/木村保夫/中島茂夫/戸田みどり/佐藤緋呂子/正路ユキ/田邊哲人/松本信子/黒川英夫/竹津昇/牧田満知子/大森光芳/田島榮/成澤隆吉/藤井智子/川原重子/居村敏子/南浦節子/飯島奈保美/柏貴夫/吉田成美/泊景子/溝渕泰史/雨宮正子/山下春代/関月子/河島真規子/村山晴美/岡田寛/上杉道子/野沢嘉昭/山岸雄美/辰村浩子/津田則子/甲賀美智子/柏木久美子/中野広子/和田依子/齊藤昌代/小島勇ほか


【技法講座】美濃寿則 色合いにこだわって描く瑞々しい風景〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】蒼騎展・アート未来展・日象展・世界絵画大賞展


《総頁数》332頁
1,676円
【巻頭特集】不安と希望のメッセージ


◆愛しみの窓
文:若松英輔(批評家・随筆家)


◆グラビア
画家たちが描いた災難 関東大震災から100年

◆竹久夢二が見つめた災難
文:徳重美佳(竹久夢二美術館学芸員)

◆メディアが伝えた災難
談:
菅長佑記(ニュースパーク[日本新聞博物館]学芸員)
吉田律人(横浜都市発展記念館主任調査研究員)


◆鎮魂と生きる喜びⅠ
シベリアの記憶を喜びの歌へ──宮崎進の生き方
文:有田順一(周南市美術博物館館長)

◆鎮魂と生きる喜びⅡ
軍事郵便絵葉書とシベリア抑留絵画
談:田中晴久(平和記念展示資料館学芸員)


◆「希望」とは何か──キリスト教神学に学ぶ
文:山本芳久(東京大学大学院総合文化研究科教授)

◆田沼武能と子どもたち 写真に託す明日の希望
談:関次和子(東京都写真美術館学芸員)

◆絵画は証する 被爆地の洋画家 池野清・巖
談:福満葉子(長崎県美術館学芸監)

◆作品の記憶を繋ぐ 石巻市・文化財レスキューのあゆみ
談:泉田邦彦(石巻市博物館学芸員)

◆希望の標 ランドマーク ─喪失から再生のシンボルへ─
文:津川康雄(高崎経済大学名誉教授)


◆インタビュー 加藤翼
不安から立ち上がる 人が集まる力



【特集】アートに託すメッセージ

奥谷博/絹谷幸二/速水史朗/笠井誠一/能島征二/土屋禮一/千住博/石踊達哉

鬼頭恭子/垣内宣子/忠隈宏子/我妻正史/渡邉祥行/岡村泰成/堀田常央

矢島ヒサ/サイトオビン/山岸光代/加藤良子/福長弘志/皆川滋水/石丸康生/金井順子/小島由美子/小野月世/松浦正博/大石久美江/結城智子/長谷川光一/菊地史津/君島安子/伊藤進/関島雄一郎/木村保夫/中島茂夫/戸田みどり/佐藤緋呂子/正路ユキ/田邊哲人/松本信子/黒川英夫/竹津昇/牧田満知子/大森光芳/田島榮/成澤隆吉/藤井智子/川原重子/居村敏子/南浦節子/飯島奈保美/柏貴夫/吉田成美/泊景子/溝渕泰史/雨宮正子/山下春代/関月子/河島真規子/村山晴美/岡田寛/上杉道子/野沢嘉昭/山岸雄美/辰村浩子/津田則子/甲賀美智子/柏木久美子/中野広子/和田依子/齊藤昌代/小島勇ほか


【技法講座】美濃寿則 色合いにこだわって描く瑞々しい風景〈前編〉
【好評連載】墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】蒼騎展・アート未来展・日象展・世界絵画大賞展


《総頁数》332頁
1,676円
【巻頭特集】光のコントロール

◆対談
光をどう捉えるか
三浦明範×岡田温司

◆描くときにちょっと役立つ 光の法則10

◆3ステップで理解する 光が生み出す現象の描き方
名画解説:宮下規久朗(神戸大学大学院人文学研究科教授)

 ステップ1 屋外と屋内の光
 技法講座:中土居正記「屋外と屋内の光」

 ステップ2 透過・反射・屈折
 技法講座:福井欧夏「光の透過・反射・屈折を描き分ける」

 ステップ3 構造色
 対談:島村信之×本山 雅(SHARP)「構造色の光沢の謎とリアリティ表現の秘密」

◆民間伝承の中の光物をめぐって
文:小松和彦(国際日本文化研究センター名誉教授)

◆光の表現様式を振り返るPart.1
中世の窓にみる聖化された光
文:高野禎子(元清泉女子大学文学部文化史学科教授)

◆光の表現様式を振り返るPart.2
光線画の味わい
文:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

◆グラビア
現代作家が描く 光のアプローチ
山本大貴/永瀬美緒/本木ひかり/池上わかな/渡邊正博/小野仁良/原 崇浩 /藤崎孝敏/坂本藍子/榎 俊幸/諏訪 敦/和田直樹/福本弥生 /桑嶌美代子/赤木範陸/田中英生/牛嶋直子 /河村純正/和田 貢/吉村誠司/長谷川 仂/山口牧子/宮廻正明 /牧野 環/上原正治/吉川 龍/石居麻耶/鈴木ヒラク


【技法講座】ナカジマカツ 金箔と油彩で表現するリアリズム〈後編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記〈最終回〉/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】朱葉会展・日本画院展・一創会展・新象展・FAA富士美術展・日洋展・第一美術展・現展・女流画家協会展・大翔展・新美展・日本自由画壇展・日仏現代国際美術展・たぶろう展・国際美術大賞展・日本水彩展・板院展・全日本パステルアート展・東丘社展・晨鳥社展・青塔社展

《総頁数》396頁
1,676円
【巻頭特集】デッサン キーワードは存在感!

◆鼎談 美大で教鞭を執る、具象絵画のスペシャリストが集結
デッサンは必要だ!
石黒賢一郎(広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻准教授)
小尾修(武蔵野美術大学造形学部油絵学科教授)
山本雄三(女子美術大学短期大学部造形学科美術コース教授)

◆存在感を描くデッサン
大谷郁代 画面全体のヴァルールを意識し、明暗をコントロールするデッサン
六原龍 線で対象の形を捉え、陰影で肉感を感じさせるデッサン
久保尚子 描き込みのバランスを意識し、やわらかな質感を表現するデッサン

◆グラビア 巨匠が描くデッサン
西洋編/日本編

◆インタビュー
アンリ・マティス 色彩とデッサンの均衡
談・天野知香(お茶の水女子大学基幹研究院人文科学系教授)

◆寄稿
生きた画に籠る魂 甲斐荘楠音のデッサン
文・梶岡秀一(京都国立近代美術館主任研究員)

◆インタビュー
「セツ」出身のファッションイラストレーター 森本美由紀が追いかけた線
談・内田静枝(弥生美術館学芸員)

◆対談
制作と繫がる純粋なデッサン
三宅一樹×石田淳一



【技法講座】ナカジマカツ 金箔と油彩で表現するリアリズム〈中編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】東光展・現代パステル協会展・大調和展・彩美展・国展・新世紀展・美術文化展・純展・日本新工芸展・太平洋展・三軌展・旺玄展・新興展・日府展・創造展・創型展

《総頁数》362頁
1,676円
【巻頭特集】見て、描いて、学ぶ 水彩の達人

◆グラビア
専門家が選ぶ オールドマスターの名品
案内人:富岡進一(郡山市立美術館主任学芸員)
西洋編/日本編

◆テクニックに着目! プロの技法&混色パターン
Part.1:森吉健 基本のテクニックを押さえてバラを描く
Part2:笠井一男 塗り重ねと塗り残しの絶妙なバランステクニック
Part3:西房浩二 情景が移り変わる屋外スケッチのコツ
Part4:李志宏 透明水彩ならではの美しいグラデーション
Part5:岡田髙弘 モデルを速写する水彩クロッキー
Part6:渡抜亮 水彩でリアルな質感を探求
Part7:徳田明子 こだわりの一手間で水彩の風合いをチェンジ

◆気になる疑問を解決! 水質で描き味や発色は変わるのか
解説:岩﨑友敬(株式会社クサカベ 技術開発部次長)

◆絵具×紙 編集部が塗り比べてみた!
定番&人気商品相性比較

◆今、水彩用下地材が熱い!
パルプベース(クサカベ )/紙肌ペースト(ホルベイン)

◆インタビュー
こんなところにも!保存修復家が見た水彩画の世界
談:岩井希久子(絵画保存修復家)

◆今月の表紙 小野月世

◆水彩画材読者プレゼント


【技法講座】ナカジマカツ 金箔と油彩で表現するリアリズム〈前編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】モダンアート展・光陽展・水彩連盟展・創元展・示現会展・流形展・日本現代工芸美術展・べラドンナ・アート展・日彫展・光風会展・春陽展・二元展
1,676円
【巻頭特集】新人大図鑑2023

◆美大の教育は何をもたらすか
文・喜始照宣(園田学園女子大学経営学部准教授)

◆全国14大学 総勢407名 卒業・修了制作展レポート
東京藝術大学/武蔵野美術大学/多摩美術大学/女子美術大学/東京工芸大学/文星芸術大学/東北芸術工科大学/金沢美術工芸大学/愛知県立芸術大学/名古屋芸術大学/広島市立大学/京都市立芸術大学/京都芸術大学/崇城大学
◎インタビュー:津絵太陽/田村日佳/マツシタユキハ。/石山遥香

◆東京藝術大学買上制度から見る 卒業制作の在り方
談・古田 亮(東京藝術大学大学美術館教授)

◆評論家・学芸員が選ぶ 注目の新人17

◆トピックス:「絹谷幸二芸術賞」創設‼
◆レポート:JOSHIBISION2022 ─アタシの明日─

◆公募展で見つけた! 期待の若手
酒井 華/丹羽 啓

◆編集部が選ぶ 注目の新人15

◆画廊が選ぶ 注目の新人72



【技法講座】山嵜雷蔵 石膏の下地に岩絵具で描く〈後編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/鹿島茂 知られざる傑作 ほか
【公募展便り】人展/白日会展/日本南画院展/从展/独立春季新人選抜展

《総頁数》282頁
1,676円
古今東西の作家が描いた野菜・果物の名作が大集結!身近な存在でありながら、あまり注目されてこなかった野菜画・果物画に焦点をあて、その歴史や魅力をご紹介します。豊かに拡がる実に奥深い世界を、様々なエピソードと共にお届けします。
1,676円
巻頭特集は、幅広い対象に用いられており、捉え方も人それぞれな「かわいい」という言葉に注目。工学・美術史学・国語学・ポージングなどの専門家にご登場いただき、その概念を徹底研究しました! 猫や犬などの動物、表情豊かな子どもたちなどを表現した80名以上による作品で「かわいい」美術を堪能しながら、その真髄に迫ります。
中特集は「美術賞完全ガイド」。今から応募できる募集要項と昨年一般公募・推薦の各賞でグランプリに輝いた作品と作家を紹介します。

【巻頭特集】「かわいい」大研究

◆工学的に「かわいい」を読み解く
文・大倉典子(芝浦工業大学SIT総合研究所特任教授)

◆グラビア 1
石井清子/鈴木靖代/鷹濱春奈/小林東雲/田島周吾/伊勢田理沙/原田麻理/芝 教純/スズキヨシカズ/金木正子/海老 洋/荒井克子/田村研一/中村勇太/竹原美也子/保坂有美/福本百恵/中村美穂/小野孝一 /津絵太陽/大谷郁代/清水 航/富永晃代/鳥越奈美路/玉井伸弥/川又 聡/菅野静香/東野穂澄/山口 圭/中村あや子/古家野雄紀/杉山 佳/古屋麻里奈

◆インタビュー:齋藤 将
誰も気がつかない「かわいい」を描く」

◆言葉の歴史から探る「かわいい」の今昔
文・小野正弘(明治大学文学部教授)

◆みちのくの民間仏はなぜ「かわいい」のか
文・須藤弘敏(弘前大学名誉教授)

◆グラビア 2
籔内佐斗司/早川髙師/中村弘峰/中村 萌/堀内有子/境野里香/田畑 功/はしもとみお/玉田真理/土屋仁応/若佐慎一/新谷一郎/エサシトモコ/平戸亜海/遠藤良亮

◆「カワイイ」へ/からの逃亡─現代社会の「カワイイ」を再考する
文・須川亜紀子(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授)

◆ポージングディレクター 中井信之に聞く!
絵画にみる「かわいい」仕草

◆英国の「かわいい」美術 ファンシー・ピクチャー
文・佐藤直樹(東京藝術大学美術学部芸術学科教授)

◆グラビア 3
古吉 弘/川邊りえ/横田美晴/遅野井梨絵/岡田富士子/森本礼子/高松和樹/浅村理江/ONOTAKU/呉 亜沙/高木美希/小柳省三/川﨑麻央/島田絋子/さわだれいこ/うめだたかし/逢坂清悦/山本真澄/王 培/佐藤陽子/牧野康子/藤原 光/小野彩華/本多功身/中村妃菜/水野洋子/中村龍介/高松三智子/山口 保/奈良涼子

◆コラム:わたしの「かわいい」オンリーワン
山田雄貴…恐竜/平良志季…妖怪/藤井佳奈…ロリータ/加藤美紀…着物

【中特集】美術賞完全ガイド


【技法講座】新旧の画材の特性を活かし異界を描く〈後編〉鴻崎正武
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂)ほか
1,676円
人間が人間を描いて表現し、そしてそれを見る。本特集では、長い間繰り返されてきたこの芸術活動を通して、改めて人間の根源のようなものに迫ってみたいと思います。歴史的名作も振り返りながら、現代作家の作品や言葉を通じて、人物画あるいは人物像という永遠のテーマを読み解きます。


【巻頭特集】人物画 ─我表現する、ゆえに我在り─


◆人間には「芸術」が必要だ
文:安藤礼二(文芸評論家)

◆インタビュー
諏訪敦
絵画を通して何度でも出会う

◆グラビア
作家が見つめる人物像
小野月世/岡啓介/松本貴子/稲森伸治/児玉沙矢華/池田茂/ナカジマカツ/小林宏至/近藤オリガ/中島あけみ/山本佳子/小金井ケイコ/寺久保文宣/新生加奈/大久保綾子/佐藤朱希/芝康弘/李志宏/中尾直貴/松村浩之/安原優/青山英和/日野之彦/川田龍/三輪瑛士/川嶋陽介/嶋中俊文

◆ショートインタビュー
西岡悠妃 /谷貝文恵

◆インタビュー
安藤正子
身の回りの変化の中で制作を続ける

◆インタビュー
佐藤 哲
自然に学ぶ──人物を見つめるまなざし

◆座談会
何でもござれ! 人物画談議
高堀正俊×森吉健×三宅一樹×塩谷亮

◆美学者・谷川渥が厳選 魅惑の人物画

◆人と大地の関係性に立ち返る~アントニー・ゴームリーの彫刻を見つめて~
文:石崎尚(愛知県美術館主任学芸員)


【技法講座】鴻崎正武 新旧の画材の特性を活かし異界を描く〈中編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】新構造展・秀彩展・元陽展・大潮展・土日会展
1,676円
子どもから大人まで手軽に扱える身近な画材、色鉛筆。本特集では人気作家が水彩色鉛筆の芯を濡らして描いたり、あらかじめ紙の表面に凹凸を作って細部を表現したりと、多彩なテクニックを披露! 他の画材と併用した表現についても解説します。さらに国内外の様々なメーカーの色鉛筆の使い心地の検証、色鉛筆愛溢れる漫画家やアーティストへのインタビューなども収録。色鉛筆でこんなこともできるのか?!色鉛筆の持つポテンシャルと魅力を発掘します!


【巻頭特集】色鉛筆の底力(ポテンシャル)

◆色鉛筆を極める!
広田 稔「色鉛筆の芯を濡らして抑揚のある線を描く」
小木曽 誠「紙の凹みやにじみを生かして緑豊かな自然の表情を描く」

◆インタビュー:桑井利美「みんなの心を明るくしたい!3メートル超の色鉛筆画」

◆色鉛筆×画材
伊豫田晃一  色鉛筆×水彩「綿棒を擦筆のように使って馴染ませる」
樋口典子 色鉛筆×パステル「水に溶かして水彩画のように描く」
有吉宏朗 色鉛筆×アクリル「下地に色鉛筆を使って質感を出す」
石田淳一 色鉛筆×ダーマトグラフ「ダーマトグラフの白を活かした明暗表現」

◆インタビュー:漫画家・星野 桂に聞く あふれる色鉛筆愛


◆色鉛筆の定番商品 徹底比較!

◆メーカーに聞いた!色鉛筆・色鉛筆画保存の注意点

◆色鉛筆読者プレゼント

◆コーナー担当による 描き比べレポート


◆インタビュー:春田紗良「色鉛筆の点描で描く 傍らにある異世界」

◆お気に入りを見つけよう!紙の描き味比べ


【中特集】絹谷幸二

【技法講座】新旧の画材の特性を活かし異界を描く〈前編〉鴻崎正武
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】立軌展・都展・日展・ハマ展・太陽美術展・新芸術展・JAG展・中美展・現代童画展・群炎展・清興展・日本版画会展・近代日本美術協会展・日輝展・現創展・i.m.a.展
1,676円
「美術の窓」毎年恒例の美術展特集、2023年版。編集部が自信を持ってオススメする展覧会を200件以上集めました! 今回は特に注目する6つの展覧会をクローズアップし、美術史家・宗教学者・ミュージシャンにそれぞれの着眼点から展覧会を読み解くのに役立つエッセイもご寄稿いただきました。2023年版も他の追随を許さない圧倒的な情報量でお届けしますので、展覧会の予習に是非お役立てください。

【巻頭特集】美術展2023 圧倒的情報量

◆総勢2300名様以上に大盤振る舞い!
 豪華 読者プレゼント

◆都道府県別 美術館早見表


◆見逃せない!Best.6
 ☆「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」
  フランスから約150点、約20年ぶり大回顧展!!
  談:高橋明也(東京都美術館 館長)/藪前知子(東京都美術館 学芸員)…「マティスが辿り着いた絵画」

 ☆エッセイ「画家とミューズ」
 文:池上英洋(東京造形大学 教授)

 ☆「ルーヴル美術館展 愛を描く」
  ルーヴル珠玉の愛の絵画が一堂に!
  談:宮島綾子(国立新美術館 主任研究員)…「絵画に描き出される愛の表現とは?」

 ☆エッセイ「“愛”をめぐる断章」
 文:福嶋裕子(青山学院大学 宗教主任・教授)

 ☆「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 」
  情熱と葛藤のうちに28年で生涯を閉じた天才画家の人生を追体験する
    文:小林明子(東京都美術館 学芸員)…「『自分は何者か』を問い続けた夭折の天才の生涯」

 ☆エッセイ「世紀末の異端児  エゴン・シーレ」
 文:千足伸行(広島県立美術館 館長)

 ☆「佐伯祐三 ─自画像としての風景」
  東京18年ぶり大阪15年ぶりの回顧展 「大阪」「東京」「パリ」短くも鮮烈な画業が結集!
  文:冨田 章(東京ステーションギャラリー 館長)…「駆け抜けた生涯の中で……3つの街で出会う風景と人々」

 ☆コラム「表現者として生き抜くこと」
 談:吉野 寿(eastern youth エレキギター・ボイス)

 ☆「甲斐荘楠音の全貌─絵画・演劇・映画を越境する個性」
  あやしいだけじゃない!越境する情熱と探究心に迫る! 
  文:梶岡秀一(京都国立近代美術館 主任研究員)…「画家として、映画人として…… 多面的な表現を貫く精神性」

 ☆エッセイ「「越境」寸見 ─海を超えジャンルを横断する」
 文:島尾 新(学習院大学 教授)

 ☆「特別展 東福寺」
  “伝説の絵仏師”明兆「五百羅漢図」現存全47幅 修理後初一挙公開!
  談:高橋真作(東京国立博物館 学芸企画部特別展室 研究員)…「中世禅宗美術の至宝 トーハクに降臨!」


◆注目の芸術祭&アートスポット

◆2023年こそ海外へ! 歴史を刻む トルコ アートスポット巡り

◆入場者数ランキング TOP50(2021.10-2022.9)

◆展覧会ダイジェスト 日本全国200



【技法講座】児島新太郎 寒水石のマチエールで描く句歌の情景〈前編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】亜細亜現代美術展・創展・青枢展・極美本展・自由美術展・一陽展・一期展・現水展・日本表現派展・東京展・版画展・新日美展・新作家展・独立展・二紀展・創画展・一線美術会展・蒼樹展・南画院公募展
1,676円
無限に広がる世界を一つの画面にぎゅっと閉じ込めることで、濃密な小宇宙が表現されたミニアチュールや版画。対象に接近して観察し、髪の毛一本あるいは葉脈の一筋まで緻密に描き出す写実絵画やボタニカルアート。作家たちがそれぞれの視点から見つめ、生み出した「細密」な描写は、いずれも見る者を惹き付ける強い引力を持っています。 本特集では美術史家やコレクターなどの専門家にも登場いただきながら、現代作家へのインタビューやグラビアを交えて細密アートを紹介。奥深い「細密」ワールドへと、読者の皆さまをご招待します!

【巻頭特集】マクロとミクロ 細密の引力

◆目利きが選ぶ 至高の細密アート
高階秀爾/辻惟雄/桝屋友子/秋元雄史/笠井誠一

◆好奇心、爆発! 細部に肉薄する江戸の眼差し
解説・内山淳一(宮城学院女子大学特任教授)

◆インタビュー
小林敬生──版と向き合い、ひたすら彫り描く

◆グラビア
圧巻の引力 現代作家の細密描写
塩谷 亮/石黒賢一郎/河野桂一郎/濵田尚吾/遠藤 学/楠森道剛/土田圭介/山口英紀/山田彩加/並木秀俊/葉山有樹

◆日本における細部への執念とアニミズム的感性 生人形、そして由一、劉生から、現代の細密描写まで
文・土方明司(美術評論家・川崎市岡本太郎美術館館長)

◆インタビュー
小柳吉次──自然を精密かつ美しく描き出すボタニカルアートの世界

◆グラビア
現代作家が選ぶ! 極上の細密アート

◆インタビュー
アッツー──名作漫画を支える背景作画の極意

日本人のミニチュア愛
談・林 直輝(日本人形文化研究所所長)


【技法講座】児島新太郎 寒水石のマチエールで描く句歌の情景〈前編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
1,676円
2020年より巻き起こったコロナ禍で、日常生活から群集が解体され、人々は社会不安に陥ったといえます。今日の私たちは、それぞれが生まれ育った環境の違いはあるものの、ごくごく自然な流れとして集団的な社会生活に身を投じています。そうした人間の営みの歴史は、時代や国を問わず現存する古今東西の「群像画」の存在からも垣間見ることができます。
本特集では、絵画や写真作品として残る「群像画」や現代を生きる作家が描く「群像画」を手がかりに、「群像」という言葉で、人の営みを今一度見つめ直します。なぜ人は群れで生活するのか?という根本的な疑問から出発し、数々の「群像画」の表現や魅力を紐解くことで、現代の社会不安の理由も見えてくるのではないでしょうか。
かつてない「群像画」だけを集めた誌面から、コロナ禍の数年、なかなか体感することのできなかった群像パワーを感じてください。


【巻頭特集】今こそ読み解く 群像画


◆人は群れる 「群像」がもたらす安心と不安、情動との関係
文:釘原直樹(大阪大学名誉教授)

◆グラビア
古今東西の群像から人の営みを見る
日常と休日/食事と宴会/労働/祭事/婚礼/戦争/災害/葬儀
解説:宮下規久朗(神戸大学大学院人文学研究科教授)

◆群像画はどのように描かれてきたか
文:石鍋真澄(成城大学名誉教授)

◆土門拳が見た 戦後・昭和の群像
文:千葉 潮(安芸市加納美術館館長)

◆インタビュー
水上泰財 ──社会を見つめ、時代を生きる人々を描く

◆グラビア
現役作家の群像表現
筧 本生/田村公男/北本雅己/宮崎雄樹/野原都久馬/谷敷 謙/柏本龍太/広田 稔/蔡 國華/宮北千織/上野英里/松尾奈保/岩永 純/山川さゆり/潤inoue./古家野雄紀/小林翔己/大西茅布

◆インタビュー
中谷ミチコ ──物語や感情の揺らぎを表象する群像

◆朝倉摂の群像表現 ~ピカソから学んだもの
文:増渕鏡子(福島県立美術館学芸員)

◆今月の表紙
石原七生  群像奈良ではの賑々しさ


【技法講座】小沢 一 スパッタリングを駆使して明暗を描く〈後編〉

【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
1,676円
先人の作品や異文化から得た衝撃、師匠や友人の言葉による刺激、旅先で受けた感動など、様々な出会いが作家の創作意欲を高め、時に重要なターニングポイントとなります。また社会への違和感や不安、溢れ出る複雑な感情を作品に昇華することが生きていくよすがとなり、執念とも言えるエネルギーを生み出すこともあるでしょう。作家たちを制作へと駆り立てる「衝動」をキーワードに、創造活動の根源へと迫ります!


【巻頭特集】作家たちの衝動


◆ヒトが創作する心の動き
談:岡田猛(東京大学大学院教育学研究科・情報学環教授)

◆岡本太郎の芸術人生
岡本太郎を突き動かした「衝動」
文:大下裕司(大阪中之島美術館学芸員)
TARO NEWS:若き日のパリでの苦悩を物語る新発見の3点が来日!
私が見た岡本太郎
1刺激的カラリスト 文:大下裕司(大阪中之島美術館学芸員)
2世界で戦うために日本を再発見した旅人 文:赤坂憲雄(学習院大学教授)
3縄文時代の救済者 文:譽田亜紀子(文筆家)
4未来を予見した芸術家 文:ヤノベケンジ(現代美術作家)

◆草間彌生 描くために生きる、生きるために描く
談:松本貴子(ドキュメンタリー映画監督)

◆インタビュー 塩田千春
「生きることを問いかける─場所の記憶を紡ぐ糸」

◆人間の芸術への衝動
文:齋藤亜矢(京都芸術大学文明哲学研究所教授)

◆インタビュー 宮田亮平
「喜ぶ顔が原動力─イルカと歩む作家道」

◆青木繁×坂本繁二郎 朋友(ライバル)の存在こそが名画を生む
文:伊藤絵里子(石橋財団アーティゾン美術館学芸員)

◆版画家・棟方志功を生んだ川上澄生
文:原田敏行(鹿沼市立川上澄生美術館学芸員)

◆インタビュー 入江明日香
「時空を超える表現」

◆画塾─創作の共同体
文:中野慎之(文化庁文化財第一課[絵画部門])

◆衝動が生み出すアール・ブリュット
文:服部正(甲南大学文学部教授)

【特集】それぞれの作品に見る 作家たちの衝動

奥谷博/絹谷幸二/速水史朗/笠井誠一/平松礼二/千住博/村居正之/石踊達哉

中島敏明/鬼頭恭子/垣内宣子/嶋田明子/渡邉祥行/丸山東子

山岸光代/加藤良子/矢島ヒサ/サイトオビン/須藤愛子/加藤博康/島栄里子/小野月世/三橋文彦/玉上佑子/森川静江/伊藤進/古閑博文/皆川滋水/中尾廣太郎/松本信子/高梨敬子/上杉道子/池田恵美子/入手朝子/稲葉彰/川原重子/田代ユリ子/加藤増男/大津明/田邊哲人/村山晴美/加藤瑞恵/関月子/辰村浩子/合阪奈保子/関島雄一郎/大森光芳/植田恵子/飯田照美/小濵節子/片野栄子/花田佐智子/中野広子/柏木久美子/竹内君恵/津田則子/岡村泰成/田中嘉弘/南浦節子/正路ユキ/板倉みのる/板倉好子/齊藤昌代 ほか



【技法講座】小沢一 スパッタリングを駆使して明暗を描く〈前編〉

【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/知られざる傑作(鹿島茂) ほか
【公募展便り】蒼騎展/アート未来展/日象展/世界絵画大賞展
1,676円
絵画のトラブルでお悩みではありませんか? 絵具や支持体の破損・劣化、カビ、シミ、額縁のアクリル板と作品がくっついた! など、作家へのリサーチで多く聞かれたトラブル体験に基づき、その原因とトラブルを防ぐための対策について、専門家が解説します。また、起こってしまったトラブルへの簡易的な対処法や、プロの修復現場のレポートも掲載。この機会に、作品の制作方法や保管環境を一度見つめ直してみてはいかがでしょうか?

【巻頭特集】絵画のトラブル(破損・劣化) 保存版 原因・対策・修復を知る


◆作品のトラブルはこうして起きる!
今すぐできる対策から気をつけたい応急処置まで
お悩み解決5選
1絵具のひび割れ・剥落
2ワニスの変色
3支持体の破損・劣化
4作品と額縁やアクリル板がくっつく
5カビの発生
取材協力:ホルベイン工業株式会社/株式会社小島美術/絵画修復工房YeY/鳥越一穂

◆修復現場レポート1
修復工房に依頼してみよう!
福井欧夏、プロの技術を初体験!
取材協力:株式会社アイケイ横浜美術修復工房

◆古典絵画を科学する
どうすれば「長保ち」する絵画をつくれるか
文:鳥越一穂(大牟田美術工房専属画家)

◆グラビア
これからの展覧会で修復後が見られる! 修復Before→After
徳川美術館/すみだ北斎美術館/福田美術館/奈良国立博物館/静岡県立美術館/山口蓬春記念館/沖縄県立博物館・美術館/真鶴町立中川一政美術館/香月泰男美術館/平塚市美術館/大分県立美術館

◆保存修復の歴史的展開─「ワックス裏打ち」をめぐる問題を中心に
文:田口かおり(保存修復士・東海大学教養学部芸術学科准教授)

◆修復現場レポート2
約1ヶ月半! 新収蔵作品の修復現場に密着
取材協力:平塚市美術館/株式会社アイケイ横浜美術修復工房

◆インタビュー
日本の洋画修復誕生期と洋画家たちとの交流 経年変化の「味」を繋ぐ
談:浅尾空人(浅尾拂雲堂四代目店主)

◆修復現場レポート3
保管に大切なのは清掃・換気・記録
折れた支持体を補修する
取材協力:文化財保存修復スタジオ ノア/永井潔アトリエ館



【新連載】墨縁談議(島尾新)

【技法講座】入江明日香 一版多色刷り銅版画のコラージュ絵画〈後編〉

【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/ /芸術家のある日の食卓 (林綾野) ほか
【公募展便り】朱葉会展、日本画院展、一創会展、新象展、日洋展、第一美術展、現展、女流画家協会展、大翔展、国際美術大賞展、日本自由画壇展、日仏現代国際美術展、たぶろう展、日本水彩展、板院展、全日本パステルアート展、東丘社展、晨鳥社展、渺渺展、青塔社展
1,676円
古来より日本人は幽霊やお化けなど、得体の知れない存在に対して恐怖を抱いてきました。本特集では「恐怖の表象」と題して、私たちが恐怖に怯えながらも霊的存在をいかに知覚し、そして視覚化してきたのかを深く掘り下げます。現代作家の描いたゾッとする作品や、今夏に展覧会で見られる怖~い絵の数々を迫力のグラビアでご紹介するほか、お化け屋敷プロデューサー、怪異妖怪研究家といった多彩なジャンルの専門家にも取材し、怖いのになぜか惹きつけられる「恐怖」の魅力に迫ります。
夏本番を迎える前に、読者の皆さまにいち早く納涼をお届けします!



【巻頭特集】恐怖の表象 幽霊、お化け、怨霊、呪物


◆グラビア
あやしくてゾッとする女たち


◆生誕100周年記念 大展覧会開催! 解剖! 水木しげる
※「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」(7月8日~9月4日・東京シティビュー)
〔インタビュー〕妖怪ワールドの全貌 談・風間美希(東京シティビュー企画担当)
〔寄稿〕表現の源/妖怪研究の凄さ 解説/文・御田鍬(妖怪事典収集家)
〔グラビア〕現代作家に与えた影響


◆新聞は記録した! 明治時代の人々と怪異
談・工藤路江(日本新聞博物館学芸員)
※「近代日本のメディアにみる怪異」(4月23日~9月4日・日本新聞博物館)
◆恐ろしい日本の怨霊と鎮魂の歴史
文・山田雄司(三重大学教授)

◆世界の幽霊
文・朝里樹(怪異妖怪愛好家・作家)


◆インタビュー 五味弘文(お化け屋敷プロデューサー)
恐怖のクリエイターに聞く! 怖~いお化けの創り方

◆美術と不気味の心理学
文・山田祐樹(九州大学基幹教育院准教授)


◆インタビュー 冨安由真
心霊を知覚させる違和感をつくる

◆中村正義、星野眞吾 “怖い絵”の二人
文・大野俊治(碧南市藤井達吉現代美術館特任学芸員・人人会代表)
◆この夏見られる! 豊橋のこわい絵
文・丸地加奈子(豊橋市美術博物館学芸員)
※「びはく移動展I こわい絵 in HONJIN」(7月2日~8月28日・二川宿本陣資料館)

◆グラビア
こわ~い絵、続々! 展覧会で視える幽霊や化け物たち
※「怖~い浮世絵」(7月16日~9月14日・安城市歴史博物館)
※「ひゅうどろどろ 怪奇まつり 歌舞伎に出てくるオバケだぞ~」(7月16日~9月4日・逸翁美術館)
※「月岡芳年 新形三十六怪撰」(6月11日~8月21日・川崎浮世絵ギャラリー)


◆いわくつきの「ガチ呪物」大集合! 祝祭の呪物展


【技法講座】入江明日香 一版多色刷り銅版画のコラージュ絵画〈前編〉

【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/芸術家のある日の食卓 (林綾野) ほか
【公募展便り】東光展、現代パステル協会展、大調和展、彩美展、純展、国展、新世紀展、美術文化展、日本新工芸展、太平洋展、三軌展、旺玄展、新興展、日府展、新洋画会展、創造展、創型展
1,676円
日常生活の中で何気なく私たちの真上にある空は、光によるコントラストや色、雲の形、によって移り変わり、季節や天候、時間によって様々な表情を見せています。そんな空に注目し、8名の画家がそれぞれの空の特徴を挙げてその描写のポイントを解説! また、画家だけでなく、アニメーション美術監督や写真家など現在活躍する様々なジャンルのクリエーターへのインタビューや、気象予報士による絵画の空の解説なども収録し、知られざる空の秘密に迫ります!


【巻頭特集】空の描き方 決定版 変化する光と雲を捉える


◆インタビュー
入江 観 ─空を刻む


◆技法講座
〔四季の空の表情を描く〕
小野月世 …春霞の空
武井 浩 …夏の晴れた空
滝浪文裕 …秋の夕焼け空
池上わかな …冬の雪空

〔天候ごと空の表情を描く〕
長船善祐 …雨空
岩下慎吾 …雷空

〔時間ごとの空の表情を描く〕
山本耕造 …月夜の空
水野晃一 …昼・夕・夜の空を描き分ける


◆対談
佐々木恭子(気象予報士)×日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)
気象学の視点で浮世絵の空を見る!
★「北斎とライバルたち」(4月22日~6月26日・太田記念美術館)

◆対談
画家・永井夏夕と写真家・HABUが語る!
好きな空をどう描く/撮るか


◆インタビュー
空に恋する映画「ブルーサーマル」美術監督・山子泰弘に聞いた!
背景美術として「空」をつくる


◆西洋の画家たちが捉えた空を流れる時間
文・陳岡めぐみ/新藤 淳(国立西洋美術館主任研究員)
★「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」(6月4日~9月11日・国立西洋美術館)



【技法講座】髙橋雅史 風景を遠近の対比により美しく表現する〈後編〉

【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/芸術家のある日の食卓 (林綾野) ほか
【公募展便り】モダンアート展、光陽展、水彩連盟展、創元展、示現会展、光風会展、春陽展、二元会、流形展、日本現代工芸美術展、べラドンナ・アート展、日彫展
1,676円
毎年恒例の人気特集「新人大図鑑」! 全国17大学の卒業・修了制作展のレポートを中心に、評論家・学芸員、画廊、編集部が注目する、気鋭の若手アーティストたちが続々登場。その数、「新人大図鑑」特集史上最多の461名! 新人発掘のプロへのインタビューと共に、ボリュームたっぷりでお届けします。


【巻頭特集】新人大図鑑2022

◆全国17大学 総勢349名 卒業・修了制作展レポート
東京藝術大学/多摩美術大学/武蔵野美術大学/日本大学/女子美術大学/東京造形大学/東京工芸大学/筑波大学/東北芸術工科大学/金沢美術工芸大学/愛知県立芸術大学/名古屋芸術大学/京都市立芸術大学/京都芸術大学/広島市立大学/九州産業大学/崇城大学

◆評論家・学芸員が選ぶ 注目の新人 19

◆編集部が選ぶ 注目の新人 24

◆デパートの新人発掘術!
日本橋髙島屋/日本橋三越本店/松坂屋上野店

◆トピックス:「星と海の芸術祭」
◆レポート:JOSHIBISION2021 “アタシの明日”

◆画廊が選ぶ 注目の新人 69

◆新人を発掘して56年 レスポワール展の歴史
談・串田光子(銀座スルガ台画廊)


【技法講座】髙橋雅史 風景を遠近の対比により美しく表現する〈中編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/芸術家のある日の食卓 (林綾野) ほか
【公募展便り】人展、白士会展、白日会展、日本南画院展、日輝展、春季二紀展、独立春季新人選抜展
1,676円
魅力的な作品には絵肌へのこだわりが詰まっており、マチエールは美しさの源泉ということができると思います。そうした名画の絵肌をグラビアから体感し、さらに現代の作家たちによる独自のマチエール表現の技法も大公開! プロ直伝のあんな方法やこんな画材まで、絵肌へのアプローチを学ぶことで作品の可能性を拡げましょう!


【巻頭特集】美は絵肌(マチエール)に宿る プロのワザ大解剖

◆浮かび上がるマチエール
文・山梨俊夫(全国美術館会議事務局長)

◆グラビア
マチエールに大接近! 美術館珠玉のコレクションで絵肌の近現代史を体感!
アーティゾン美術館/泉屋博古館東京/宮城県美術館/愛知県美術館/香月泰男美術館
宮廻正明が語る「思い入れのマチエール」(大藪雅孝・有元利夫)

◆コラム
海から出ずる絵画
文・松久保修平(長崎県美術館学芸員)
※「テクテクテクネー:技法でひらく想像世界」4月9日-6月5日・長崎県美術館

◆注目の素材とその活用法 マチエールとテクスチュアの可能性
文・小杉弘明(ホルベイン工業株式会社技術顧問)

◆素材は抵抗するジュアン・ミロのテクスチュア
文・副田一穂(愛知県美術館主任学芸員)
※「ミロ展 ─日本を夢みて」開催中-4月17日・Bunkamura ザ・ミュージアム、4月29日-7月3日・愛知県美術館、7月16日-9月4日[予定]・富山県美術館


◆プロのワザ大解剖
榎 俊幸
弓手研平
川嶋陽介
財田翔悟
市川光鶴
佐々木良三
竹内 一
足立絵美
谷口ナツコ

◆対談
財田翔悟×川嶋陽介「独特の表現で活躍中の2人が本音で語り合う」

◆対談
内田あぐり×岡村桂三郎「マイナスの作業を効果的に行う日本画のマチエールの魅力」
※「けずる絵、ひっかく絵」4月9日-6月12日・平塚市美術館


◆世界堂スタッフに聞いた
おすすめ! 売れ筋! マチエール画材



【技法講座】髙橋雅史 風景を遠近の対比により美しく表現する〈前編〉

【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/芸術家のある日の食卓 (林綾野) ほか
【公募展便り】東方展、新槐樹社展、等迦展
1,676円
ふんわりとした布、金属の光沢、果実のシズル感……絵画表現において、形や色とともに重要な要素となる「質感」に大注目!
ヒトの視覚が質感をどのように感じ取るのかについての科学的な解説を踏まえ、名画における巧みな質感描写を参照しつつ、質感を描き分けるためのテクニックを人気作家が披露します。

【巻頭特集】絶対質感 知覚の謎に迫る

◆インタビュー「私たちは『質感』をどのように感じ取るのか?」
本吉 勇(東京大学大学院総合文化研究科教授)

◆安彦文平が挑戦 白い立方体の質感を描き分ける!

◆名画にみる珠玉の質感表現
文・千足伸行(広島県立美術館長)

◆質感を表すオノマトペ
文・小野正弘(明治大学文学部教授)

◆質感を描き分ける
〈人物画〉塩谷 亮
柔らかさを伝える襞の形を捉え、シルクの質感を表現する
〈静物画〉小森隼人
混色とグラデーションを駆使して、果物と磁器の質感を表現する

◆岸田劉生の絵画における「内なる美」と質感の表現
文・梶岡秀一(京都国立近代美術館主任研究員)

◆この質感を描くには?
濱元祐佳の描く“ぬいぐるみ”
山田啓貴の描く“塩”
石黒昭の描く“大理石”

◆宝石のキラキラの秘密に迫る
(国立科学博物館 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」)

【技法講座】木村佳代子 モチーフを引き立たせる混合技法下地の作り方〈後編〉
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/芸術家のある日の食卓(林綾野)ほか
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  • 出版社:生活の友社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月20日
旬のアートを追い続けて36年、現代作家のパートナー雑誌。
人気作家が自作の秘密を明かす技法講座に加え、国立新美術館と東京都美術館における毎月の公募展レビューや、日本美術や現代美術の連載も充実。他にも話題の展覧会や月間の展覧会スケジュールなど毎月盛りだくさん…にアート情報をお届けします。

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