週刊英和新聞Asahi Weekly （朝日ウイークリー）

2012/1/22号

This Week
On the Cover


「大空高く」

今週号の表紙は、オーストリア・インスブルックで開催中の第１回冬季ユース五輪のスキー・ジャンプ女子で、１月14日に優勝を果たした15歳の高梨沙羅選手です。北海道・上川中３年の高梨選手は、８日にドイツで開かれたワールドカップ（W杯）では２位に入っており、2014年にロシアのソチで開催される冬季五輪での活躍に期待がかかります。

◇今週の注目記事　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

◇ ニュース英語の森を歩く
NHKラジオ「基礎英語 1」で講師をつとめる田邉祐司先生による初心者向けの英語学習コラム。ニュース記事に登場した英文を素材に、中学生でも知っている基本的な単語や語句の意外な意味を探ります。今回は「systemの隠れた用法」がテーマです。「コンピューターがシステム障害を起こしている」などの形で使われる system ですが、「系統、組織網、体制、体系」以外の意味もあるのです。Cheese is good for the system.や、Cigarettes poison the system.の意味がわかりますか？

◇ デイビッド・セインのビジネス英語修理します
これまで、200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさんが、ビジネスの現場で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授します。今回は上司の署名が入った書類をもらおうとした部下が使った、I need your prints. という表現が招いた誤解。カタカナの「書類（プリント）」＝print ではないのです。

◇ インタビュー
映画『デビルズ・ダブル』原作者のラティフ・ヤヒア氏が、映画のプロモーションで来日しました。イラクの独裁者サダム・フセイン元大統領の悪名高い長男ウダイの影武者だったヤヒア氏。インタビューでは、イラクを泥沼の内戦状態に陥れた欧米こそが「知られざる悪魔」だと強い口調で指摘しました。

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ Say It Right　英語でどう言う？
言えそうで言えない日常表現をマスターしましょう。今回は「記憶」に関係した表現を取り上げます。「聞き覚えがある」や「物覚えが悪い」を英語でどう言えばいいのでしょうか。

◆ People
芸能やスポーツなどが中心の、初心者でも楽しく読めるやさしいニュースのページ。今週は「ベルギー国王が給与据え置き　国の財政赤字圧縮に協力」ほか。

◆ The Greenville Story　やさしい英語で英会話
人気の長寿連載。米国オレゴン州の架空の田舎町、グリーンビルを舞台に様々な人々の生活を描くドラマ英会話。

◆ On the Keyboard　リレーエッセー
日本で暮らす外国人による「日本発見」エッセー。３カ月ごとに筆者が変わります。１～３月は、英国生まれの米国人建築家で千葉県在住のアラステア・タウンセンドさんが担当します。第３回目は、多くの外国人が称賛する日本の多機能トイレのお話です。日本の自動洗浄トイレは、実は世界屈指のハイテク・トイレなのです！

◆Translating business talk
ビジネス場面でよく使われる、日本語独特の表現の英訳方法を解説します。今回取り上げるのは、「そこまでの余裕はない」というフレーズ。「経済的な余裕」や「時間的な余裕」など、文脈に適した自然な英訳を作るためのコツを伝授します。

◆ News Glossary　ニュース英語のキーフレーズ
国内外のニュースから、話題のキーワードを取り上げ、その意味と背景を解説する連載です。今回はelectability（勝てる候補であること）という言葉に注目します。米国ではオバマ大統領に対抗できる、共和党の大統領候補指名争いが本格化しています。アイオワ州の党員集会とニューハンプシャー州の予備選では、どちらもロムニー前マサチューセッツ州知事が勝利し、勝てる候補（electable candidate）という認識が高まりつつあるようです。

中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ Movies　最新映画の解説とシナリオ対訳
ハリウッドを代表するエンターテイナー、ベン・スティラーとエディ・マーフィーが共演する『ペントハウス』。爆笑コンビが「負け組」の代表として超リッチな詐欺師に戦いを挑みます。

◆ Annie’s Mailbox 　十人十色の人生模様
アメリカの人生相談。こなれた口語英語とアメリカ文化が同時に学べます。

◆ 連載小説・ローランド・バンス探偵事務所 The Missing Bullet
ロンドンのおしゃれな私立探偵、ローランド・バンスが、難事件を次々と解決します。どこか怪しげな美術コレクターから中国の国宝級のつぼの捜索を依頼される『The Stolen Vase』の第二話。

◆ 英語で話すニッポン
日本の伝統や習慣を英語でペラペラ説明しよう。今回のテーマは冬の風物詩「かまくら」です。日本独特の雪で作った「家」を英語で伝える際に役立つ表現を学びましょう。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ News
「ミャンマー政府が全政治犯を釈放」、「野田首相が消費増税に向け内閣改造」「台湾総統選で馬英九氏が再選」ほか。

◆ 英訳・天声人語で英文読解
朝日新聞の連載「天声人語」の英訳をもとに、大学入試向けの読解問題を作成。洗練された英文を使って、名門予備校・河合塾の実力派講師が読解術を伝授します。今回は「雑煮とグローバリズム」です。

全レベル対象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ Weekly Pop Quiz　週刊英語クイズ（初級～上級）
英検３級から１級まで、週ごとに難度が変わります。気軽にチャレンジするうちに、自然に実力がつきます。今回は英語の定義文を読んで、何の職業を指しているのかを答える英検２級レベルのクイズ。Someone who owns or works in a store that sells flowers.なら、florist（花屋）です。

◆ Astrological Forecast　星占い
よく当たると好評の星占い。今週のあなたのラッキーカラーと運勢は？

◆ Crossword with helping hand　クロスワードパズル
じっくり英文記事を読んだ後の頭の体操に最適。縦（down）横（across）のカギをヒントに英単語を埋めていってください。正解者の中から、朝日ウイークリー特製ロゴ入りLEDブックライトをプレゼントします。

Power English ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ TOEICテストトレーニングジム
スコアアップのための特訓ジムを想定し、個性豊かな４人の研修生に、２人の講師が週替わりで指導していきます。今回はTOEIC Part 7（リーディング：読解問題）に頻出する同義語問題の対策法です。出題者のわなに陥らないための心得をしっかり学びましょう。

◆ 成功するプレゼンの極意
英語によるプレゼンテーション（プレゼン）技術を磨くためのコラム。今回のテーマはプレゼン会場で求められる「聴衆への気配り」です。マイクの音量や照明の明るさ、適切な資料の配布方法など、快適な環境でプレゼンに耳を傾けてもらうためのテクニックを伝授します。
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★★次号予告★★

★Grammar Without Tears
大学受験のために丸暗記させられてきた英文法を、わかりやすい理論で徹底的に解説していきます。次回のテーマは「疑問否定文の正しい答え方」です。Aren’t you going to eat the pie? のような否定で始まる質問に対して、迷うことなくYes / No で答えるための秘策が学べます。

★Dera on the Job
米国系企業の日本支社で働く小野デラさんが、英語の職場ならではの失敗を４コママンガでつづるシリーズ。次回は「Sleep on it」。同僚との会話で耳にしたこの言葉、どういう意味でしょう？

★Time to Twitter・英語で世界とつながろう
英語でつぶやけば世界とつながることができる、簡単便利な Twitter を英語学習に活用しましょう。次回のテーマは「もし～だったら」をつぶやこうです。

★海外メディアで読み解くグローバル経済
英米の一流経済紙の記事を引用しながら、ひと味違う角度からの最近の世界経済の動きを分析します。次回は「非伝統的金融政策は有効か？」がテーマ。中央銀行が長期国債などの債券を市中から買い上げて資金を放出する、量的緩和に代表される政策の是非を解説します。

★Travel
ペルー共和国の二つの都市、リマとクスコを訪れます。

★Movies
ユアン・マクレガー主演『人生はビギナーズ』。

★英訳・社説で英文読解
朝日新聞の社説の英訳を素材に、英文読解力を磨く。次回の素材は、「若者と高齢者と政治　世代をつなぐ分かち合いを」です。

★週刊英語クイズ
2010年度第２回英検の過去問題から、英検準２級～１級レベルの「語い問題」を出題。

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