1-総論
臨床的時間論――生きた時間の回復と治癒 森岡正芳
2-臨床の時間論的転回――臨床の〈現場〉で起きていること
「深い関係性(relational depth)」と時間 中田行重
「素の時間」の現在の臨床的効果について 三脇康生
支援現場における交わらないリズム 村上靖彦
3-臨床と時熟――クライエントとの〈あいだ〉に起きていること
風景構成法に通底する風景巡礼の時間 坂中尚哉
「わからないこと」が育む時間――キンダーカウンセリングでの出会いから 森岡理恵子
不登校の臨床から時間を見る 草野直子
時に訪れる支援の姿――離島カウンセリング 楠本和歌子
地域精神医療・支援における時間と偶然――施設と地域でみられる「素の時間」の異同に着目して 高木俊介
身体の時間を取り戻す――トラウマ,解離,自傷,摂食症 野間俊一
ダイナミズムとシンクロニシティ――ひきこもりとデス・ドライブ(死の欲動)と精神分析 加藤隆弘
あたかも時が止まった人――社会的処方=福祉的ケア 山本智子
その人の生が浮かび上がる瞬間――法務施設にて 松本佳久子
「なじみの関係」が生み出すE系列の時間――認知症を有するいちさん(仮名)との会話 田崎みどり
*
特別鼎談|みんなのジェンダー入門――新しい現実に新しい言葉を 大嶋栄子・信田さよ子・熊谷晋一郎
投稿
原著論文:聾学校自立活動の授業における生徒の「困りごと」の認知プロセス――対話的自己論を援用した分析から 西垣正展
原著論文:キャリアコンサルタントの視点から見た失業者の心理的ストレス――継時的変化から見たCOVID-19の影響 高橋美保
特別鼎談
みんなのジェンダー入門――新しい現実に新しい言葉を 大嶋栄子・信田さよ子・熊谷晋一郎
リレー連載
臨床心理学・最新研究レポート シーズン3
第48回 トラウマ・インフォームド安定化治療(TIST)――自殺企図・自傷などの自己破壊的行為への新たなアプローチ 浅井咲子
主題と変奏―臨床便り
第69回「他人の痛みと組織開発」 小林百雲子
書評
佐々木淳 著『こころのやまいのとらえかた』(評者:丹野義彦)
シドニー・ブロックほか 編『共生社会のための精神医学』(評者:小畠秀吾)
ガリト・アトラス 著『欲望の謎――精神分析は性,愛,そして文化多様性にどう向き合うのか』(評者:鈴木菜実子)
岩壁 茂 監修/工藤由佳 著『愛着トラウマケアガイド――共感と承認を超えて』(評者:浅井伸彦)
アントニーノ・フェロ 著『物語と治療としての精神分析』(評者:福本 修)
臨床心理学 2024年09月10日発売号掲載の次号予告
「信じたい」という心理 心の病から陰謀論まで 石垣琢麿[編]
1 -序:信じること
信じること―心の病から陰謀論まで (東京大学)石垣琢麿
ラポール再考―臨床心理学的考察 (淀川キリスト教病院)出崎 躍
〈信じる〉とはいかなる認知か?―宗教心理学的考察 (南山大学)西脇 良
2 -〈信じてしまった人たち〉―心理社会的考察
基本的信頼とその欠損 (慶應義塾大学・群馬病院)工藤由佳
自己啓発の甘美な誘惑 (大妻女子大学)牧野智和
スピリチュアリティの盲信 (関西学院大学)柳澤田実
3 -〈信じたい心〉は暗躍する―社会性と匿名性
身を滅ぼすまで信じること―カルト (北海道大学)櫻井義秀
「私は騙されない」―特殊詐欺 (立正大学)西田公昭
無理筋を信じること―陰謀論 (鹿児島大学)大薗博記
4 -〈信じたい心〉は暴走する―対人性と加害性
「これはしつけだ」―DV 加害者の心理 (原宿カウンセリングセンター)中野葉子
「相手は自分を愛している」―ストーカー加害者の心理 (岡山県立大学)小畑千晴
「私はまちがっていない」―ハラスメント加害者の心理 (神奈川県立保健福祉大学)津野香奈美
5 -〈信じたい心〉は失踪/疾走する―病理から回復へ
「いつも誰かに狙われている」―妄想様観念 (東京大学)石垣琢麿
「自分は絶対に太っている」―神経性やせ症 (神戸学院大学)竹田 剛
「わたしは特別……」―自己愛性パーソナリティ障害 (筑波大学)斎藤 環
ゆずれないもの・手放さないもの―ASD・こだわり・固定観念 (公益財団法人 慈圭会精神医学研究所)青木省三
リレー連載
「臨床心理学・最新研究レポートシーズン 3」 (都留文科大学)藤井翔太
「主題と変奏―臨床便り」 (一般社団法人 Spice /千葉大学大学院)郡司日奈乃
書評
ジュディス・L・ハーマン=著『真実と修復―暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策』(みすず書房)
(兵庫県こころのケアセンター)亀岡智美
クリストファー・ボラスほか=著『こころの秘密が脅かされるとき―心理臨床における守秘義務と倫理の問題』(創元社)
(こども・思春期メンタルクリニック)山崎孝明
津川律子ほか=編『まちにとけこむ公認心理師―ひろがる心理支援のかたち』(日本評論社)
(NPO 法人カウンセリングオフィス SARA)山口剛史
鈴木大介ほか=著『不自由な脳は続く―高次脳機能障害に対する支援再考』(金剛出版) (大石記念病院)福田由利
スティーブン・ハップほか=著『本当は間違っている 育児と子どもの発達にまつわる 50 の迷信』(金剛出版)
(立命館大学)篠原郁子
1 -序:信じること
信じること―心の病から陰謀論まで (東京大学)石垣琢麿
ラポール再考―臨床心理学的考察 (淀川キリスト教病院)出崎 躍
〈信じる〉とはいかなる認知か?―宗教心理学的考察 (南山大学)西脇 良
2 -〈信じてしまった人たち〉―心理社会的考察
基本的信頼とその欠損 (慶應義塾大学・群馬病院)工藤由佳
自己啓発の甘美な誘惑 (大妻女子大学)牧野智和
スピリチュアリティの盲信 (関西学院大学)柳澤田実
3 -〈信じたい心〉は暗躍する―社会性と匿名性
身を滅ぼすまで信じること―カルト (北海道大学)櫻井義秀
「私は騙されない」―特殊詐欺 (立正大学)西田公昭
無理筋を信じること―陰謀論 (鹿児島大学)大薗博記
4 -〈信じたい心〉は暴走する―対人性と加害性
「これはしつけだ」―DV 加害者の心理 (原宿カウンセリングセンター)中野葉子
「相手は自分を愛している」―ストーカー加害者の心理 (岡山県立大学)小畑千晴
「私はまちがっていない」―ハラスメント加害者の心理 (神奈川県立保健福祉大学)津野香奈美
5 -〈信じたい心〉は失踪/疾走する―病理から回復へ
「いつも誰かに狙われている」―妄想様観念 (東京大学)石垣琢麿
「自分は絶対に太っている」―神経性やせ症 (神戸学院大学)竹田 剛
「わたしは特別……」―自己愛性パーソナリティ障害 (筑波大学)斎藤 環
ゆずれないもの・手放さないもの―ASD・こだわり・固定観念 (公益財団法人 慈圭会精神医学研究所)青木省三
リレー連載
「臨床心理学・最新研究レポートシーズン 3」 (都留文科大学)藤井翔太
「主題と変奏―臨床便り」 (一般社団法人 Spice /千葉大学大学院)郡司日奈乃
書評
ジュディス・L・ハーマン=著『真実と修復―暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策』(みすず書房)
(兵庫県こころのケアセンター)亀岡智美
クリストファー・ボラスほか=著『こころの秘密が脅かされるとき―心理臨床における守秘義務と倫理の問題』(創元社)
(こども・思春期メンタルクリニック)山崎孝明
津川律子ほか=編『まちにとけこむ公認心理師―ひろがる心理支援のかたち』(日本評論社)
(NPO 法人カウンセリングオフィス SARA)山口剛史
鈴木大介ほか=著『不自由な脳は続く―高次脳機能障害に対する支援再考』(金剛出版) (大石記念病院)福田由利
スティーブン・ハップほか=著『本当は間違っている 育児と子どもの発達にまつわる 50 の迷信』(金剛出版)
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