Ⅰ アディクションに対する心理社会的支援 総論
今あらためて問う,「アディクションとは何か?」:松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
1)支援者の課題
1.アディクション支援における偏見―私たち支援者はいったい何と戦わされているのか:片山宗紀(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
2.専門職支援者はいかにあるべきか―孤立無援だったACE(逆境的小児期体験)サバイバーのオピニオン:風間暁(特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物関連問題全国市民協会))
2)さまざまな心理療法
1.依存症心理療法総論:村瀬華子(北里大学医療衛生学部)
2.SMARPPとは本来何なのか?:今村扶美(国立精神・神経医療研究センター病院臨床心理部)
3.CRAFTの考えを応用した依存症家族支援:吉田精次(藍里病院)
4.マッピングを用いた依存症治療:橋本望・兼信宏恵(独立行政法人岡山県精神科医療センター)
5.マインドフルネスを活用した依存症再発防止プログラム:吉田篤史(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)・佐藤嘉孝(地方独立行政法人岡山県精神科医療センター)・小砂哲太郎(国立精神・神経医療センター病院精神リハビリテーション部(前所属:久里浜医療センター))
6.女性のためのリカバリー・プログラムSeRA(Seeking to Recover from Addiction):近藤あゆみ(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
7.依存症専門作業療法プログラム「Real生活プログラム」:村田雄一(埼玉県立精神保健福祉センター社会復帰部・埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科)・山元直道(国立精神・神経医療研究センター病院精神リハビリテーション部)
8.依存症に対する治療共同体エンカウンター・グループの実際と意義:引土絵未(日本女子大学人間社会学部社会福祉学科)
9.依存症に対する運動療法の実際と意義:山下悠毅(ライフサポートクリニック)
10.心理支援提供主体としてのAI―「軽さ」ゆえの強みと弱み:宋龍平(岡山県精神科医療センター)
3)さまざまな心理社会的支援
1.併存性障害・重複障害を抱える者にリカバリー支援を提供するためのEBPツールキット(ITCOD:Integrated Treatment for Co-Occurring Disorders)について:池田朋広(高崎健康福祉大学健康福祉学部社会福祉学科)・石川亜弓(法務省法務総合研究所)・江島智子(高崎健康福祉大学健康福祉学部社会福祉学科)
2.民間回復施設「ダルク」での依存症回復支援の実際:加藤隆(特定非営利活動法人八王子ダルク)
3.ODでも覚醒剤や大麻でも,社会のウラ側で尊重されること―ハームリダクション実践のはじまり・いま・これから:ことうごろう(ハームリダクション東京)
4.ハウジングファースト―トラウマとアディクションからの回復のための安全な居場所:熊倉陽介(東京大学医学部附属病院精神神経科)
5.自分流の自助グループ作りのすすめ:横道誠(京都府立大学文学部国際文化交流学科)
Ⅱ 物質使用症
1)アルコール
1.一般診療科におけるアルコール問題の評価・介入・支援―SBIRTSとは何か?:小松知己(沖縄協同病院)
2.今日のアルコール使用症治療―断酒治療と減酒治療:湯本洋介(国立病院機構久里浜医療センター精神神経科)
3.ストロング系アルコール飲料は本当に危険なのか?:吉岡貴史(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室HTA公的分析研究室/昭和大学臨床疫学研究所)
4.アプリを用いた飲酒量低減治療の研究開発と社会実装:宋龍平(岡山県精神科医療センター)
2)覚醒剤
1.医療機関における覚醒剤使用症の外来治療:沖田恭治(国立精神・神経医療研究センター病院精神診療部)
2.HIV感染症を併存する覚醒剤使用症の支援―Chemsexに対するハームリダクションの可能性:山口正純(長寿リハビリセンター病院 内科)
3.更生保護施設における薬物依存者支援における退所後の地域連携について:森田展彰(筑波大学医学医療系)・山口玲子(筑波大学附属病院小児科)
4.刑事司法と地域精神保健をつなぐ地域支援システム―Voice Bridges Project:高野歩(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
5.わが国の大麻政策の課題と大麻使用症治療の実際:松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
3)医薬品
1.ベンゾジアゼピン受容体作動薬使用症の治療:宇佐美貴士(国立病院機構肥前精神医療センター)・松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
2.医療用麻薬の不適切使用に対する治療:山口重樹(獨協医科大学医学部麻酔科学講座)・武村尊生(獨協医科大学医学部麻酔科学講座)
3.十代における市販薬の乱用,依存―当院における実践:矢島達朗(多摩あおば病院)・中島直(多摩あおば病院)・森秀徳(多摩あおば病院)
4.救命救急センターにおける医薬品過剰摂取に対する介入:臼杵理人(国立病院機構災害医療センター救命救急科)
5.医薬品乱用当事者に対する新しい自助グループの試み「OD倶楽部」:倉田めば(大阪ダルク)
Ⅲ 嗜癖行動症
1.ギャンブル障害の治療―医療機関にできることとすべきこと:常岡俊昭(昭和大学附属烏山病院)
2.精神保健福祉センターにおけるギャンブル行動症への介入:小原圭司(社会医療法人正光会松ヶ丘病院)・佐藤寛志(島根県立こころの医療センター)
3.ゲームの問題を抱える子どもたちの治療と回復支援―ゲームで繋がる子どもたち:辻翔太(医療法人横田会向陽台病院)・比江島誠人(医療法人横田会向陽台病院)
4.インターネット依存に対する心理療法:三原聡子(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)
5.eスポーツ活動とゲーム行動症:城野匡(熊本学園大学社会福祉学部)・杉本啓介(希望ヶ丘病院)
6.性加害行動アディクションに対する心理療法:毛利真弓(同志社大学心理学部)
7.クレプトマニアからの回復に必要なこと:高橋悠(特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物関連問題全国市民協会))
Ⅳ 座談会
アディクション支援―この四半世紀で変わったものと変わらないもの
松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)・信田さよ子(原宿カウンセリングセンター)・大嶋栄子(NPO法人リカバリー)
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