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映画芸術の内容

数々の受賞歴を誇る脚本家、荒井晴彦が編集・発行人をつとめる日本で唯一の映画批評誌。
日本映画界の最前線で活躍する監督、プロデューサー、脚本家などのインタビューや対談、話題作についての批評・論考を掲載。作り手の本音や業界の実情を知ることができる唯一の映画雑誌です。「情報」ではなく「肉声」が聞きたい、「タテマエ」よりも「ホンネ」が知りたいと考える本質志向の映画ファンにお勧めします。

映画芸術の商品情報

商品名
映画芸術
出版社
映画芸術
発行間隔
季刊
発売日
1,4,7,10月の30日
サイズ
B5
参考価格
1,572円

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映画芸術 493 (発売日2025年10月30日) の目次

『星と月は天の穴』を語る
 咲耶 映画も、ラブシーンもほぼ初めて。『卍』の若尾文子さんの声を参考にしました
 荒井晴彦放談番外篇
  必要なことは全部シナリオに書いてある。役者がそれをどう読んでくるかということだと思っている
 安井国穂 星と月は天の穴、か?
 渡辺葉子 1969年、細部に沁みる時代の面影
 いまおかしんじ 「まだ電車に乗っているのか」
 野崎有以 妖怪 綾野剛─誰がとろかし草を渡したのか?─
 竹田正明 制作日誌
 大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から

『旅と日々』そして、つげ義春
 三宅 唱 言葉の手前に留まったり、挫折したり、発見したりすることが自分の生の実感になるのだと思います
 桑原杏奈 風景のあわいと融ける人間
 上野昻志 映画になった、つげ義春作品を巡って

『アジアのユニークな国』
 監督 山内ケンジ プロデューサー 野上信子 聞き手=荒井晴彦、井上淳一
  カウンターとしての映画を作る、それが今回の試みでした。日本映画のシステムも嫌いです


新作レビュー
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
 深作健太 僕たちは世界を変えることができないのか?
『プラハの春』
 城戸朱理 史実に基づくアナログ・サスペンス
『ホーリー・カウ』
 洪先恵 母の乳房を求めて
オスロ、3つの愛の風景
 田中千世子 ベルイマンもロメールもちょっと太刀打ちできない
『てっぺんの向こうにあなたがいる』
 緒方伶香 阪本順治と怖いもの知らずの女たち
『次元を超える』
 素潜り旬 俺の心を飛ばす力学が働いた……
『アフター・ザ・クエイク』
 中尾太一「ビフォア・ザ・クエイク」の時代のために
『秒速5センチメートル』
 相田冬二 何のための誰のための実写化なのか
『恋に至る病』
 田中さとみ 大切な人のために何ができるのか

『ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ』展
 菊井崇史

新連載
 原一男 妄想ドキュメンタリー風雲録1『よみがえる声』 が照射する心の闇

追悼 
 堀越謙三
  田井 肇 戦争の疵痕を思い続けた人
  塩田明彦 その声を心地よく思い出すことができます
  川口敦子 その仕事の成果を、いま噛み締める
  村山匡一郎 アクティブで多彩な映画人生を追悼
  筒井武文 映画美学校、東京藝大映像研究科 堀越さんが拘った「小型の撮影所」
 渋谷陽一
  なおこ 渋谷さんを追悼して
  樋口毅宏 非情な哲学経営者
  神谷弘一 白いティッシュになぐり書きされた渋谷陽一の言葉
 吉行和子
  松井久子 万華鏡のひと 吉行和子さんに捧げる 「極私的女優論」
 ロバート・レッドフォード
  渡辺葉子 ニューシネマの継承者、変革の人

特別インタビュー パトリシア・マズィ 取材 ・ 構成 魚住桜子
 人間の心理の深みへ進むこと、そしてフィルム・ノワールの現在性を再解釈する目的もありました

映画たちよ! 私たちのディスクール
 川口敦子 藤原奈緒 近藤希実 岩槻 歩

短期連載
 中島丈博 遠景の京都4 風船爆弾と縁故疎開

映画日誌 井上淳一、荒井晴彦、田中託未、岩槻 歩

映芸ジャーナル
 サラバ、 さらんへ、 サラバ/雨花蓮歌/蘭島行/グランドツアー/ひとつの机、ふたつの制服/ぼくらの居場所/旅人の必需品
  荒川求実 菊井崇史 桝田 豊 吉田晴妃 武隈風人 角田哲史 田中託未

書評
 佐藤佐吉 丸山昇一著『生きている松田優作』
 髙田龍太郎 蓮實重彦著『日本映画のために』
 風元 正 絓 秀実著『一歩前進、二歩後退』
 村木恵里 村山憲太郎編『桜映画の仕事 1955→1991→2025』
 渡辺 考 大重潤一郎著 高橋慈正編『映画監督大重潤一郎著作集 われらが海民』
 花咲政之輔 樋口毅宏著『新版 中野正彦の昭和九十二年』
 編集部の一冊 高島 都写真・著『京都撮影所案内』

連載
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 雀の涙
 編集子雑言
 荒井晴彦ノート

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映画芸術のレビュー

  • 総合評価: ★★★★☆ 4.00
  • 全てのレビュー: 13件
荒井晴彦編集長
★★★★☆2025年09月10日 スパパーン その他
文字量が多く、読み応えがあり、硬派で鋭い唯一無二の映画批評に唸る。季刊誌のため、待ち遠しいです。
硬派
★★★★★2024年08月31日 フーリガン 公務員
最新号から文字ポイントを若干、大きくしたようだが、紙面一杯の文字量で情報量が多く読み応えがある硬派な雑誌である。
荒井さん
★★★★★2022年09月18日 rollers 教職員
荒井晴彦編集長がデンと構えている安心感と、ただ広告代が欲しい出来レース的な紙面作りでは無いのが良いです。 季節刊の為、やや追悼記事が多いのも、歴史を振り返るには良いです。 もう少しミニシアターで活動する若手の作品も取り上げてバッサバッサと斬りまくって欲しい気もします(笑)
映画芸術の存在意義
★★★★☆2022年06月23日 映画芸術ビギナー 無職
ここ二年ほど定期購読しています。編集長の自画自賛ぶり、寄稿者の編集長への忖度(映画ベストで編集長の映画がベストワンになる奇妙さ)、アニメーションの排除など、批判することにはことかかないですが、それを差し置いても、辛辣な映画批評を行うという、他の提灯映画雑誌(失礼!)には太刀打ちできない魅力があります。辛口の映画批評をもとめている方には必読かと思います。
硬派評論の最後の砦
★★★★☆2020年12月19日 komo 会社員
読み応えのある記事が記事が多く、毎号楽しみにしています。年のせいか、活字が小さくて読みづらいのがつらい。
定期購読者です
★★★★★2020年07月06日 BTR 会社員
地方在住の身で、昨今の書店閉店も相まって なかなか「映画芸術」のような雑誌を店頭で見かける機会が減ってきていたこともあって、確実に入手できる定期購読を申し込んだ次第です。割引価格?というのもお得感があって、満足。
ユニークな立ち位置
★★★☆☆2020年05月24日 映画好き 無職
年間ベストテンはよくあるが、ワーストテンはめずらしい。しかもベストテン一位が自作なんたから、自画自賛にもほどがある。そういう意味で映画界において他にない孤高の存在。
ユニークな立ち位置
★★★☆☆2020年05月24日 映画好き 無職
年間ベストテンはよくあるが、ワーストテンはめずらしい。しかもベストテン一位が自作なんたから、自画自賛にもほどがある。そういう意味で映画界において他にない孤高の存在。
この雑誌で知る映画がある喜び
★★★★☆2020年04月29日 torofu 自営業
取り上げる映画の本数は、それほど多くないが、ミニシアター系の注目したい作品をこの雑誌で知ることが多いです。 映画芸術で紹介されて初めて知って、その映画を観に行くこともあります。 映画を観た後に、他の人の感想や批評を知りたいときに、けっこうな分量の文章を読めるのが良い。 追悼記事も読みごたえがあります。
邦画の深淵
★★★★☆2018年11月27日 ジャック野郎 会社員
この雑誌を読んで映画を観て、映画を観てこの雑誌を読む。日本映画の真髄に触れられ、現実からの逃避、濃密な非日常がここにある。
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