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美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。
資料性の高いヴィジュアル・マガジンとして海外からも熱い注目を浴びている。1948年の創刊以来、たえずアートシーンをリードしつづけるオピニオン雑誌。
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美術手帖はこんな雑誌

最新号:2025年4月号 (発売日2025年03月07日) の目次

18世紀後半のスウェーデンに生まれた画家ヒルマ・アフ・クリントは、その81年にわたる人生のなかで1000点を超える作品を残した。20世紀初頭に流行したスピリチュアリズム、宗教、自然科学、科学技術などの影響が見て取れるその作品群は、きわめて体系的そして計画的に制作され、その膨大で高度な仕事は驚くべきものである。しかし、同時代に生きたヴァシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンのような抽象画家が美術史に輝かしい名声を残すいっぽうで、彼らに先駆けていた彼女の抽象表現やその活動が、美術館で紹介され始めたのは近年になってからである。

2013年ストックホルム近代美術館での個展を皮切りに、その衝撃はさざなみのように広がり、2018-19年ニューヨークのグッゲンハイム美術館の回顧展では同館史上最多の約60万人の来場者を記録する。日本ではドキュメンタリー映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』(ハリナ・ディルシュカ監督、2019)が、作品に先立つかたちで2022年に公開されるとひそかな話題となり、日本で展示の実現が切望されていた。そしてこのたび、東京国立近代美術館で大規模展覧会が開催されることとなる(3月4日~6月15日)。

この展覧会に合わせた本特集では、「神殿のための絵画」をはじめとする代表的作シリーズや水彩画、ノートブックなどの解説、人生の軌跡を追うクロノロジー、スピリチュアリズムやスウェーデン・フォークアート、ジェンダーと性など多彩な切り口からなる論考、そしていち早くアフ・クリントの重要性に言及してきた造形作家・岡﨑乾二郎と本展キュレーター・三輪建仁の特別対談から、彼女の思想や作品の核心へと迫る。「美術史」や「抽象絵画」という枠組みを超えた、あらゆる物理現象、生物の生成やその様相、宇宙や自然界の成り立ちを理解するために描かれた体系図のような作品群から、私たちはいま、何を見ることができるのか。

アーティスト・インタビューでは、映像やインスタレーションを通じて、フェミニズムやジェンダー、植民地主義などの支配的言説や権力構造にアプローチしてきたウェンデリン・ファン・オルデンボルフを紹介。2度目となる日本での個展を開催中の作家に、作品の背景にある問題意識や制作プロセスについて、キュレーターの原田美緒が話を聞いた。


SPECIAL FEATURE
ヒルマ・アフ・クリント
「全宇宙」を理解するために異能の画家が描いたものとは?

ヒルマ・アフ・クリント代表作 徹底解説
 神殿のための絵画
 Works on Paper and other
 Notebooks
中島水緖、高嶋晋一=文

ESSAY
未知の力、隠された知を描く
沢山遼=文

魂の明け渡し
江尻潔=文

すべて緑になるときまで──スピリチュアリズムと図示の隘路
高嶋晋一=文

ヒルマ・アフ・クリントとスウェーデン・フォークアートの復興
ヴィヴィアン・グリーン=文 田村かのこ=翻訳

私的な抽象:ヒルマ・アフ・クリント作品におけるジェンダーと性の主題
井上絵美子=文

CHRONOLOGY
Hilma af Klint Chronology──旅と同志とともにあったその人生
齋木優城=構成

INTERVIEW
ユリア・フォス
齋木優城=聞き手・構成

SPECIAL DIALOGUE
岡﨑乾二郎×三輪健仁
ヒルマ・アフ・クリントを見るとは、どのようなことか?
今野綾花=構成

========
ARTIST IN FOCUS
サエボーグ
松本千鶴=取材・文

谷中佑輔
遠藤水城=取材・文

玉山拓郎
大岩雄典=取材・文

WORLD REPORT
New York/London/Düsseldorf/Hualien,Taipei

ARTIST INTERVIEW
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ
原田美緒=聞き手 石川賀之=通訳

REVIEWS
「浮茶:利休とバーのむこう」
椹木野衣=文

「北川一成、山本尚志、日野公彦|文字と余白 仮称」
清水穣=文

青柳龍太「我、発見せり。」(36)
安藤裕美「前衛の灯火」第13話
プレイバック!美術手帖 原田裕規=文
BOOK
月刊美術史
18世紀後半のスウェーデンに生まれた画家ヒルマ・アフ・クリントは、その81年にわたる人生のなかで1000点を超える作品を残した。20世紀初頭に流行したスピリチュアリズム、宗教、自然科学、科学技術などの影響が見て取れるその作品群は、きわめて体系的そして計画的に制作され、その膨大で高度な仕事は驚くべきものである。しかし、同時代に生きたヴァシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンのような抽象画家が美術史に輝かしい名声を残すいっぽうで、彼らに先駆けていた彼女の抽象表現やその活動が、美術館で紹介され始めたのは近年になってからである。そしてこのたび、東京国立近代美術館で大規模展覧会が開催される(3月4日~6月15日)。
この展覧会に合わせた本特集では、作品解説、人生の軌跡を追うクロノロジー、スピリチュアリズムやスウェーデン・フォークアート、ジェンダーと性など多彩な切り口からなる論考、そしていち早くアフ・クリントの重要性に言及してきた造形作家・岡﨑乾二郎と本展キュレーター・三輪建仁の特別対談から、彼女の思想や作品の核心へと迫る。

SPECIAL FEATURE:ヒルマ・アフ・クリント 「全宇宙」を理解するために異能の画家が描いたものとは?
ヒルマ・アフ・クリント代表作 徹底解説:神殿のための絵画
ヒルマ・アフ・クリント代表作 徹底解説:Works on Paper and other
ヒルマ・アフ・クリント代表作 徹底解説:Notebooks
ESSAY:未知の力、隠された知を描く 沢山遼=文
ESSAY:魂の明け渡し 江尻潔=文
ESSAY:すべて緑になるときまで──スピリチュアリズムと図示の隘路 高嶋晋一=文
CHRONOLOGY:Hilma af Klint Chronology──旅と同志とともにあったその人生 齋木優城=構成
INTERVIEW:ユリア・フォス 齋木優城=聞き手・構成
ESSAY:ヒルマ・アフ・クリントとスウェーデン・フォークアートの復興 ヴィヴィアン・グリーン=文 田村かのこ=翻訳
ESAY:私的な抽象:ヒルマ・アフ・クリント作品におけるジェンダーと性の主題 井上絵美子=文
SPECIAL DIALOGUE:岡﨑乾二郎×三輪健仁 ヒルマ・アフ・クリントを見るとは、どのようなことか?
展覧会情報
ARTIST IN FOCUS:サエボーグ 松本千鶴=取材・文
ARTIST IN FOCUS:谷中佑輔 遠藤水城=取材・文
ARTIST IN FOCUS:玉山拓郎 大岩雄典=取材・文
エスパス ルイ・ヴィトン大阪 ウラ・フォン・ブランデンブルク「Chorsingspiel」展
Sigmaフォトウォーク
国立映画アーカイブ「映画監督 アンジェイ・ワイダ」展
WORLD REPORT:New York
WORLD REPORT:London
WORLD REPORT:Du?sseldorf
WORLD REPORT:Hualien,Taipei
ARTIST INTERVIEW:ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 原田美緒=聞き手、石川賀之=通訳
REVIEWS:「浮茶:利休とバーのむこう」 椹木野衣=文
REVIEWS:「北川一成、山本尚志、日野公彦|文字と余白 仮称」  清水穣=文
青柳龍太「我、発見せり。」(36)
安藤裕美「前衛の灯火」第13話
プレイバック!美術手帖 原田裕規=文
BOOK
月刊美術史
バックナンバー常備店

美術手帖のレビュー

総合評価: ★★★★☆ 4.33
知らない世界が広がる
★★★★☆2024年07月21日 Kuma 会社員
以前は興味がある時に買っていたが、最近は定期購読にしている。自分が知らない作家が出てくるので知らない世界が垣間見え、新たに興味が出る作家が見つかったりするので楽しい。
総合評価: ★★★★☆ 4.33
全てのレビュー:118件
知らない世界が広がる
★★★★☆2024年07月21日 Kuma 会社員
以前は興味がある時に買っていたが、最近は定期購読にしている。自分が知らない作家が出てくるので知らない世界が垣間見え、新たに興味が出る作家が見つかったりするので楽しい。
クリエイティビティを刺激する
★★★★★2024年06月25日 Orange00 会社員
これからの社会はどんなビジネスでも個人のクリエイティブセンスを発揮していく必要があると思います。現代美術は難しいものとばかり考えていましたが、その背景にある考えに思いをめぐらせて、自身のクリエイティブセンスを磨くための肥やしになると思い購読を始めました。実際に美術館等にも足を運んで本を有効活用しようと思います!
最新のアート状況が分かる雑誌
★★★★★2024年03月29日 レイ 自営業
40年くらい購読してますが、常に最新のアート情報を発信しており他ではえられない情報です。60年以上この姿勢をキープしてるのは凄いことで時代とともにアートが変化していくさまがよく分かる。
内容が濃い
★★★★★2023年05月29日 とと 会社員
以前は、月刊だった美術手帖だったが、その終盤は展覧会案内がメインで、なんだか内容がしっかりしなかった、数年ぶりに定年購読した1回目がブラック特集。 キュレーター、作家、学者などの見解を読ませていただいた。時間かけた特集だだ感じた。 次号も期待。
作家のひととなりを知る
★★★★★2022年12月15日 kotogara 公務員
美術展に行く前に読めば作家について少しでも知識を入れておくぶんにちょうどいいと思います。このことか、と作品を見てより興味もわくものです。
大事な情報源
★★★★★2022年10月26日 和川京朔 無職
美術館巡りが好きなので、拝読させてもらってます。知らなかったこと、最新の情報があるので良い刺激があります。これからも読み続けたいです。
美術の世界に足を踏み入れました
★★★★☆2022年08月29日 Yoshi コンサルタント
美術手帳の定期購読を始めました。最初の特集は「Gerharrd Richter(ゲルハルト・リヒター)」でした。東京国立近代美術館の同展を見に行き、ビルケナウの絵の前に立った時には、美術手帳での詳細な説明を思い出し、絵に対する見方が一層深まった気がします。会場での説明では、写真を下絵にしていること等の詳細な作成経緯の説明はありませんでした。美術手帳の記載内容の一部は初学者には難解で、これから理解を深めたいと思います。
迷走中だが…
★★★☆☆2022年08月29日 lssah 無職
1980年代末から継続購入しているが、展覧会情報がネットで参照できる時代になって必要性は低下気味。一時は時流に合わせた特集でムック的な需要を狙っていたようだが、思った程効果が無かったのか〜近年は作家に絞った誌面作りに戻りつつあるようだ。部数は低迷するかもしれないが今後に期待したい。ただリベラルに走り過ぎるの記事が見られるのはいただけない。PCに拘るのでは無く、その外側から眺めるのが現代美術だと思うからだ。
土壌を豊かにする。
★★★★☆2022年08月08日 畑 公務員
パラパラとめくって読む雑誌ではない。美しい画像を堪能する雑誌ではない。でも、最新のアートシーンを知るだけでなく、社会と芸術のあり方や、課題への向き合い方を考えさせられる雑誌である。仕事に直結している訳ではないが、読み終えると間違いなく自分の中の土が耕されているのがわかる。 大変な時代だと思うが、頑張って欲しいと思う。
参考になる記事が多数
★★★★☆2022年06月10日 k 課長
人事異動に伴い、これまで縁のなかった文化芸術分野の業務につくこととなったが、その分野の“旬”の情報や動向が入手できてとても参考になる
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