特集/身体感覚――ボディイメージをつくるには
スポーツ選手の身体感覚あるいはボディイメージはどのようにして生まれているのだろうか。牛山氏には神経生理学的な立場から、ご自身の剣道を通した理解も交えて語っていただいた。また、若井氏には、ラグビーの指導現場での実感とともにスリングエクササイズの有用性について話していただいた。宮澤氏は理学療法士というバックグラウンドを活用しながら選手といかに共有するかについて、三宅氏には、カウンセリングにおいて選手が自分自身の全身を描くことの意味についてお聞きしている。
1.伸張反射回路の運動への影響
牛山潤一・慶應義塾大学体育研究所助教
2.意識させることの重要性――スリングトレーニングの有効性
若井正樹・サントリーサンゴリアス コンディショニングコーチ、CSCS、JATI-AATI
3.選手とともにつくる身体感覚
宮澤俊介・理学療法士、M’s PT Conditioning代表、箕山クリニックチーフPT、関節運動を考える会代表
4.自分の身体を描いてもらう――スポーツカウンセリングの現場から
三宅紀子・首都大学東京人間健康科学研究科助教
連載
●スポーツ現場で知っておきたいクスリの話――4
ADME
原田知子・千葉大学アメリカンフットボール部アスレティックトレーナー、薬剤師、ATC
●映像分析から考えるトレーニングメニュー――最終回
映像分析者の心得――選手と「最高のチーム」になる
村田祐造・NPO法人日本eコーチング協会副理事長、元ラグビー日本代表テクニカル
●データで見るプロ野球選手の身体的特性――17
プロ野球選手の体力(7)――視力
中山悌一・立命館大学客員研究員
●トレーニングプログラムを考える――21
女子チームへの指導について
小平健太郎・東京工業大学アメリカンフットボール部ストレングスコーチ
甲谷洋祐・武富士バンブー(女子バレーボール)アスレティックトレーナー兼ストレングスコーチ、元全日本女子バレーボールトレーナー、ATC、CSCS
渡邉秀幹・日本女子体育大学バドミントン部コーチ
●共鳴できるコンディショニングプログラムづくり――25
行動や考えに深く同感するために――戦術的思考における具現化へ向けた取り組み
南川哲人・立命館大学ストレングス&コンディショニングコーチ、日本トレーニング指導者協会(JATI)近畿支部スタッフ、JATI認定トレーニング指導者
●海外スポーツ医科学情報――カナダ・トロントからの便り(5)――34
研究の方向性を示すキーワード
政二 慶・トロントリハビリテーションセンター(カナダ)研究員
●投稿――コンディショニングにおいて大切な評価の眼
古川容司・とよたま手技治療院院長
【その他の連載】
●ある一日/現役選手、鍼灸按摩マッサージ指圧師の相互の刺激
●ON THE SPOT/現場から
●話題の新刊/書評:書評:板井美浩・自治医科大学医学部保健体育研究室准教授
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