『コロナで検診に行かなくなっている』40代以降は誰もがみんな乳がん予備軍

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美的GRAND(グラン)

『コロナで検診に行かなくなっている』

40代以降は誰もがみんな乳がん予備軍

 
乳がん検診を受けていますか?
『グラン』読者へのアンケートでは、およそ90%が受けたことがある、
または定期的に受けている、という結果になりました。
年齢的なこともあってか、乳がんへの関心は非常に高いようです。
一方、日本全体で見ると、乳がん検診の受診者は、欧米に比べてまだまだ少ないのが現状。
 
さらに、コロナ禍で検診を受ける人が大幅に減っています。
昨年がん検診を受けた人は前年に比べ約3割減となったという事実も。
 
これは深刻な事態と話すのは、乳がん治療専門の片岡明美医師。
「コロナ禍に見舞われてから、超早期のステージ0(ゼロ)で発見できる人がかなり減ってしまって、代わりに病気が進行してから駆け込む人が増えています。かつて日本は受診率を上げることが課題でしたが、ピンクリボン運動などにより、検診を受ける人が順調に増えていました。それが、コロナ禍で一気に10年分くらい逆戻りしてしまった感じです
 
乳がんは早く発見し早く治療するのがベスト。
不要不急の外出が控えられていますが、乳がん検診は誰がなんと言おうと必要火急。
今のところ自覚症状がなくても、検診は可能な限り続けていきたいものです。
 


9人にひとりが乳がんになる時代!?その原因はハイカロリーな食生活


 
乳がんにかかる人は年々増加していて、現在、日本人女性が生涯で乳がんにかかる確率は10.6%です。
ざっくりと9人にひとりは可能性があるといえます。
日本人の女性がかかるがんで最も多いのが乳がん。
 
「ピンクリボン運動が日本で始まった20年前は、23人にひとりといっていましたが、あれよあれよという間に9人にひとり。急激に増えています。それが、このコロナ禍でさらに急増しているのです」(片岡先生)
 
原因はいくつかあるそうですが、最も注意しなければならないのが食生活の欧米化
脂質や糖分がたっぷりの高カロリーな食事です。
アメリカでは乳がんは6人にひとりと非常に多いですが、
日本も食事の欧米化によって猛烈に追い上げている状況だそうです。
 
いつ誰が乳がんになってもおかしくはない数字。
さらに、40代後半から50代前半は乳がん発症年齢のピークだといいます。
その後、60歳代で再び増加。
 
「乳がん増加の大きな原因のもうひとつが女性のライフサイクルの変化です。今の女性は出産が高齢化し回数も減っています。出産機会が少ないまたはないことで、女性ホルモンの影響を受ける時間が長くなると、乳がんリスクが上がります」
 
また閉経後は女性ホルモン分泌はなくなりますが、
皮下脂肪で女性ホルモンが作られるようになり、
脂肪をたっぷり蓄えているということは、がんにエサを与えているようなものだそうです。
乳がんにならないためにも適切な体重コントロールは必要ですね。
 


 
本誌では、ウィズコロナ生活でも乳がんを予防する方法や
検査で早期発見ができるようにおすすめする理由、
世の中に出ている噂がホントかウソかの回答もしています。
こちらからお読みいただけます。