【戦国~江戸時代の建物構造】お城を囲む400年以上崩れない『石垣』のヒミツ

  • 更新日
  • 記事の有効期限 2022.07.17

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かつて日本には4~5万ものお城があり、お城は戦うための要塞であり、城主が政治を行う施設でもありました。

迫り来る敵を撃退する知恵と工夫があちこちに隠され、
城主の威厳を示す豪華なお城にするための技術がたくさん詰まっています。

 

今回は『子供の科学』で紹介されているお城を囲む400年以上崩れない『石垣』のヒミツについて紹介します。

 

400年以上崩れない『石垣』のヒミツ

 

 

お城を囲む石の壁『石垣』は、ただ石が積み上げられているのではなく、内部に小石がびっしり詰まっています

こうすることで、雨水が抜けやすく、表面にかかる圧力が軽減

地盤が軟弱な場所では、不同沈下しないよう、最下段の石の下に木材の土台『胴木』がつくられました。

石垣の隅角部は、ファスナーのように石と石をかませる『算木積み』で、
上に乗る建物の重さを分散させて強度を高めています。

 

地震の多い日本では、石垣に緩やかな勾配があるのが特徴で、垂直にそそり立つ石垣よりも安定します。

 

石はどこからどうやって運んだの?

 

 

石垣に使う石は、お城のある場所や近くの岩盤を切り崩して用意しました。

石が採れない場合や足りないときは、離れたところにある採石場から切り出して運ぶこともありました。

 

石は、『矢穴』という長方形の穴を石の表面に等間隔に掘り込み、その穴に楔を打ち込んで金づちで叩き割ります。

矢穴が石の筋に沿ってないと、石は割れません。

石の表面にときどき見られる歯形のような跡は、石を割ったときにできる矢穴の断面です。

 

500kg~2tもの巨石を運ぶときは、『修羅』という木製のソリを使いました。

『コロ』という丸太を地面に並べて、その上に修羅を乗せて滑らせます。

積み荷を押し引きすれば、コロが回転して移動する仕組みです。

 


 

本誌では、お城の石垣だけでなく、地下構造や使われている材木など様々な構造部分をピックアップしています。

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