
PRESIDENT(プレジデント)
【1分で「伝わる」話し方】
大阪府・吉村知事の一文一義スタイルから学ぶこと
仕事でもプライベートでも、コミュニケーションを取る上で 話し方や伝え方はとても重要ですよね。 政治家の方々はテレビや新聞などの報道を通じて、自らの信条や理念、 政策を大勢の有権者にわかりやすく伝え、理解してもらう必要があります。 政治家の発信力のスキルはリモートで相手とコミュニケーションを取る場合にも 大いに活用できるはずです。 今回はカリスマリーダーのパフォーマンス力について長年研究してきた ハリウッド大学院大学教授で国際パフォーマンス研究所代表も務めている 佐藤綾子さんが大阪府の吉村洋文知事について分析しています。
吉村知事が5月5日にSNSで公表した緊急事態宣言による店舗の休業要請などを判断するための 大阪府独自の指針「大阪モデル」に関するTwitterの投稿について。
自粛緩和を独自に進めていくこと、 第2波や第3波も想定した長期的な視点にも立った指針であることが明快に伝わってきます。 府民からも「わかりやすいし、これなら自粛も頑張れる」との声が多く寄せられたそうです。大阪モデル、詳しく言えばこういうことです。報道では出口戦略ばかりですが、第二、第三の波が来ることも想定する必要があり、それに備えた、出口戦略と逆の入口戦略も策定しました。入口戦略は重症病床使用率ではなく、感染源不明の新規陽性者前週増加比率を採用してます。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 5, 2020
また、佐藤さんは吉村知事が『ウイルスとの共存』や『コロナ追跡システム』といった具合に わかりやすく相手の関心を引くような言い回しを使うのが上手だと言います。 オンライン会議のように情報伝達の手段が制約される環境では、 パッとわかる言葉を選び、言葉の数もなるべく少なくすることが 相手に話をわかってもらうためのコツです。 本誌ではさらに詳しい、吉村知事の表現について解説されています。 話し方、伝え方を良くしたい方はぜひこちらからお読みください。
