家庭画報

『並んでも食べたい』

ふっくら白肌・もちもちの和菓子「しあわせ大福」

 

ふっくらとした肌に白い粉をまとった大福。

ふだんのおやつにも、手土産にも愛されている和菓子です。

 

室町時代の「鶉餅(うずらもち)」や江戸時代の「腹太餅」と呼ばれる

塩餡入りのお餅をもとに、明治初期、東京・小石川に住んでいたおたよさんが

砂糖入りの餡を詰めた餅を「おた福餅」「大福餅」として

売ったのが大福の原型といわれています。

 

東京ではとりわけ豆大福の人気が高く、人気店では朝から行列ができることも。

今回は、大福の人気店『松島屋』の大福について紹介します。

 


開店から行列ができる『松島屋』の大福


 

 

塩のきいた餅に3時間以上やわらかく蒸した赤えんどう豆がたっぷり、

やや塩がちの黄ざら糖も入ったコクのあるつぶし餡が3代続く『松島屋』の決まり。

赤えんどう豆は本来の甘味だけで蒸し、包まれた後に餅の塩気を吸って程よい塩加減になります。

 

ご主人の文屋弘さんは

「祖父が始めた頃、この辺りは馬込から野菜を積んだ馬車が通る道だったの。帰りに一服してもらう庶民のお菓子がこの大福。だからちょっと塩がきいてね、甘くてしょっぱいのがよかったんだよ」

と話します。

 

もち米は初代夫妻の出身地、宮城の「みやこがね」、

つく機械は100年前からある石臼と杵で、つぶし餡も昔ながらの木の水きり桶で絞るなど

すべてが手作業です。

 

豆大福も、草大福も、きび大福も本当に美味しそうです。

並んででも、一度味わってみたいという気持ちがわかりますね。

 

大福は、長い間にわたりその美味しさで日本人を幸せに包んできました。

ぜひこの幸せを再度体感してみてください。

『松島屋』や他の大福の紹介はこちらからお読みいただけます。