コロナで変わる食生活『料理YouTuber』が人気!若者に"内食ブーム"到来

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週刊エコノミスト

コロナで変わる食生活『料理YouTuber』が人気!

若者に”内食ブーム”到来

  コロナ3年目で見えてきた『内食』の定番。 外食産業にとっては実はビジネスチャンスともいえるといいます。 センスクリエイト総合研究所代表の藤原裕之氏のリポートより一部を紹介します。  
好きな動画チャンネルの3位が『料理』
  若年層への調査・リサーチを専門とするテスティーが実施した『YouTubeに関する調査(2021年版)』によると 20代女性の好きな動画チャンネルの3位に『料理』が入っています。   彼女たちに人気があるのは、料理系ユーチューバーの動画チャンネル。 『料理研究家リュウジのバズレシピ(登録者数247万人)』 『きまぐれクックKimagure Cook(登録者数461万人)』 『1人前食堂(登録者数81万人)』など、 料理系ユーチューバーの動画は丁寧なレシピ解説と圧倒的なエンタメ性で調理の楽しさを伝えます。 若いフォロワーは、動画を見て作った料理をSNSにアップして楽しんでいるそうです。   そして有名料理人も動画配信を始める人が増え、フレンチ、イタリアン、和食など さまざまなジャンルのプロたちが視聴者に作りたくなる料理を紹介しています。  
外食産業はむしろ好機
  お店では、おいしい料理に見合う代金を支払うことで「ギブ・アンド・テーク(交換の理論)」が成立します。 しかし動画配信の場合、視聴者は料理人から有益な情報サービスを一方的に受け続けるため そこでは交換の論理は成立していません。   視聴者は交換の論理が成立していないことで「健全な負債感」がたまり、 ある時点でその負債を「来店」で解消しようとします。 ここで初めてビジネスが成立。   「動画を見て予約する新規顧客が増えた」(フレンチ料理・三國清三シェフ) 「レシピにトライした人が正解を求めて来店してくる」(イタリア料理・日高良美シェフ)   つまり、フォロワーは来店することで『動画によって頂いたギフト』のお返しをしているのです。   結果、有名料理人のいるお店は動画配信によって『価値ファースト・収益アフター』という 新しいビジネスモデルを手に入れています。 動画配信を通じてフォロワーのキッチンにアクセスして調理支援を行い(価値ファースト)、 新規顧客と常連客が来店してお金を落としてくれるのを待つ(収益アフター)。   コロナ禍という”ブラックスワン”が、外食ビジネスを新しいステージに押し上げ、 内食市場と外食市場を行き来しながら価値を高めています。  
  本誌ではさらに外食と内食がクロスオーバーをしてできているさまざまなビジネスチャンスを紹介しています。 こちらからお読みいただけます。 ]]>